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May 14, 20104月21日『新世代栃木の酒 新酒発表2010』が北千住シアター1010(初めて行った駅の上の丸井11階)で開催されました。なんでもこの会は栃木県酒造組合若手一同ヤンチャーズによる手造りイベントらしい。この日は夜藤田千恵子さんの出版記念パーティもあってダブル日本酒day★GO GO!
はい!「旭興(きょくこう)、たまか」を醸す渡邊酒造の渡邊英憲さんと「澤姫」を醸す井上清吉商店の井上裕史さんです。二人は農大の先輩、後輩。「醸造両科統一本部」というサークルも一緒。「え〜けん先輩には一生頭があがんないんです」と井上さん。「酒造組合じゃ永遠の下積み生活爆走中(笑)」なんだそうだ。そんな栃木のnice兄弟!
井上さんに聞いた話
「醸造両科統一本部には、1個上に白藤さん、2個上に「南部美人」の久慈コースケさん。1年後輩にゃ「京の春」の向井久仁子ちゃんがいました。当時から先輩方にはよく呑みに連れてってもらってましたねえ。ちなみに所属期間はカブってませんでしたが、「龍力」の本田龍ちゃんも同じサークルの後輩なんだそうです。彼は僕が本部の先輩だと知ったとたん、ガラッと僕に対する接し方が変わりました。カワイイ後輩です。はっはっは」。
そうか!相関関係がみえてきたぞーっ。
旭興さんのお酒ラインナップ。実力派だと思います。まさに栃木新世代の蔵元杜氏でしょう。しかし、旭興=きょくこうは読みが難しい。
「きもと磨き八割八分」。渡邊さんは以前より、きもと造りに取り組み、味に定評あり。このお酒、値段極安。一升瓶で1995円ですと。「2000円切りたくて」…って渡邊さん、儲けがあるんですか? お米は「とちぎ酒14」を88%で使用。
お燗に最適!「たまか」のきもと純米吟醸→山田錦使用。特別純米酒→地元大田原で契約栽培した五百万石を使用。
この「たまか」を教えてくれたのは掛田商店さんです。おだやかまろやか、味わいじっくり。お燗酒にするとすこぶる美酒に味のりするけど、キレの良さも併せ持ついいお酒。しかし、「たまか」の名じゃよくわからない…と昔から思う。高尚すぎて。
どうしても一瞬、「またか」に見えてしまう…。ごめん。味はいいのになあ。え〜けん先輩。
え〜けん先輩、ちゃっかり美人妻もゲット。(右)生の雄町!純米吟醸無濾過生。じゅわ〜っ、じゅわっわわわ〜と背後からダークダックスの歌声がする(気がする)お酒。
いいものあるのに覚えきれないから、渡邊さんHPつくってください。
そして!「真・地酒宣言」の澤姫さん。
メッセージがはっきり!明確な澤姫。酒づくりの陣頭指揮をとる蔵元・井上裕史さんの元気ブログ蔵人ひろし!は楽しい〜。
こちらのお蔵では、普通酒から大吟醸鑑評会出品酒まですべて地元・栃木県の米を使用。地域に根差した「究極のとちぎ地酒」造りを追求!
それが「真・地酒宣言」
蔵人ひろしのトライはまだあり。
癒し、香、爽…。こちらはまったく同じ米、精米歩合による純米吟醸です。な・に・が違うかいいますと、ペンペン♪
酵母! 3種類の栃木酵母を使った3本なのです。味わうと、確かに、癒しだし、香りだし、爽快感だし…という違いがハッキリ。面白いもんですね。米で味が変わる、精米歩合で変わる、そして酵母でガラリと性格変わっちゃう。日本酒が難しく、また奥深〜いところでしょう。
井上さんの奥様も美人!なのですよ。栃木めんくい団か。
↑蔵人ひろしのブースで試飲中、見慣れた二人が。
そして
惣誉(そうほまれ)を醸す惣誉酒造です。『料理通信』5月号で取り上げられたページも展示。
こちらも、きもと造りのお酒があります。すべて山田錦100%使用。蔵元のメッセージは「11名の蔵人が、酒づくりに励んでいます。兵庫県特A地区(東条、吉川)産の山田錦を使用した、きもと造りに力を注いでいます。飲んで、ほっとするような酒、くつろぐことができるような酒こそ完成度が高いと考えています」。ふむふむ!
その昔、松崎晴雄先生の勉強会(「いざ、窯蔵(かまくら)!」という器と酒を巡る企画。参加の半分が外国人)でお邪魔したことがあります。大谷石をふんだんに使った蔵はひんやりと広く。そして蔵元の英語があまりにも堪能でたまげたのでした。日本人に見えるけど英国人かと(笑)。聞けば東大卒、海外留学の経験あり、聞いてなるほど納得。あー、懐かしい〜。10年以上前のこと。
惣誉、山廃仕込みの7年熟成酒もあり。
松の寿さん
蔵元メッセージは「ベストハピネス!日本酒にかかわるすべての人の幸せを願い愛情込めて醸しております」。
酒米は山田錦、雄町、美山錦、五百万石、とちぎ酒14などを使用。酵母はK1801+Newデルタ、Newデルタの2種。
そして久しぶり〜! GO GOアイノサワちゃん。
真ん中の相澤酒造の相澤晶子さん、栃木県初の女性杜氏です!以前のメルアドが「ゴーゴーアイノサワ」だったので今もフルで口からついてでます(笑)。左の女性が、栃木のお酒に愛情たっぷりで接する掛田商店の薫さん。
愛乃澤のメッセージは「米を愛で、水を愛で、心で愛でる手造りの酒」安政元年1854年創業です。
その隣に、出た〜っ。つかさくん。なんで君がそこにおるねん。
「桜川」を醸す辻善兵衛…の蔵元ではありません。今日はお手伝いなんだとか。そんなバサバサしたロン毛の蔵元はおるまいよ。それでも今日は襟のあるシャツを着てきただけマシ!? この日のblogに詳細が。
辻善兵衛でもきもとあり。その名は「きもと九十九麹」。
蔵元のコメントに「濃厚なお酒を造りたいと思い、きもと99%麹仕込みという内容で試験仕込みした参考出品酒」とあり。
チャレンジいっぱい! 栃木の日本酒。がんばれヤンチャーズ!
ふむふむ。
お燗に力を入れるのも好感もてます! このお燗酒コーナーでバッタリ。
いよいよお店OPENまでカウントダウンの菅原雅信さん。酒庵 酔香(すいこう) 5月21日開店。「100本のネクタイを捨てて開業」という意気込みです。全酒400 円。「まず最初に季節の酒肴3品と自家製みその味噌汁をお出しします」それは嬉しいおもてなし! 場所はスカイツリーが見えるコチラ。菅原さんは元、日経レストランの編集長。いよいよ自ら実践!というわけですね。楽しみです。
会終了後、「日本酒セミナー」がありました。
講師は友田晶子先生。allabout連載中。この道20年以上!
日本料飲ビジネス研究会でも活躍中。女性ぽくて、エレガントです〜。こんな先生に教わりたい〜と女のワタクシも思います。
はなゑちゃんを送る会
April 29, 20103月は行く人来る人、移動の月。われらがアイドル!秋田県庁東京事務所の農業(果樹専門)技師・加藤はなゑちゃんが本国、秋田県庁に戻る事が決定。寂しいっすな。でも秋田、いや日本のために!ドスコイがんばってほしい。 3月29日、musmusで送る会がありました。
はなゑちゃんとmusmus佐藤としひろさん、コンちゃん。まずは濃いこのメンバーでスタート。お酒は秋田の「雪の茅舎」。
●はなゑちゃんとの思いでアルバム
はなゑちゃんmusmusデビューの夜
はなゑちゃんに見せたかったお茶農家へgo
秋田のお酒の会では本を売ってくれました。
たくさんの思い出ありがとう! 今度は秋田いくっすべ。
まずは食べて飲んで。
(左)食べた事あるちりめん山椒だと思ったら、月の桂・増田トクビーさん経由という。(右)そしてガッコいろいろ。
炙り鯖。お酒は秋田の地酒。阿櫻をはなゑちゃん持参。
すごい漆器製クーラー。musmusの名入り!はなゑちゃんが寄贈した川連(かわづら)漆器という。川連漆器は秋田が誇る伝統工芸品です。
(左)イカの一夜干し。(右)ハラペコ(yohko&hanae)が騒ぐのでおむすびも早々登場。手前はふきのとうみそ。秋田ではふきのとうのことを「ばっけ」といいます。
みんながだんだん集まってきました。(左)うかたま編集長。(右)丸の内ハウスの玉田泉さん。月の井酒造店のおり酒。
なんとなんと全員に川連漆器の酒器を用意していたはなゑちゃん。名前の「ゑ」入り。
ひるちゃん、野々山さん登場。
(左)油揚げの味噌漬け焼き。『純米酒BOOK』から内藤料理長がアレンジして提供してくれました。じゅわっとコクあり香ばしい、おいしい〜。(右)秋田の酒がなくなり、新潟へ南下「鶴齢」。
店内に色彩色が楽しいなんとも顔形がユーモラスな土人形が飾られていました。佐藤さんにいわれをお聞きすると、山形の大石やゑさんというおばあちゃんが手作りしているものだとか。佐藤さん、少しずつ集めているそうです。
(左)そしておつまみは伊勢のひじきサラダ。(右)お酒はさらに南下し、山口県の獺祭へ。
大石やゑさんの作品より。ポーズが楽しい!金太郎の下の熊くん、むぎゅっの目サイコー!
いよいよ全員集まってきました。記念品と色紙の贈呈です。
大石やゑコレクションはまだまだ続く。
「うぉ〜っ、いいっすなあ」を連発するはなゑちゃん。パチパチ。
新丸ビルで玉田さんがお見立てしたイマドキのスカーフ。首に巻くと、丸の内のOLさんみたい!? かっこいい、はなゑちゃん。これで秋田さ、もどってください。
終電までmusmusで名残を惜しんだのでありました。はなゑちゃんはその後、来夢来人で朝5時!までだったという(byコンちゃん情報)
後日、秋田から届いたメール(原文ママ)
みなさま
昨日は本当に忘れられない思い出となりました。
本当にありがとうございました。
こんなにも、ありがたい会はねっす。
本当にうれしがったです。
言葉でうまく書けませんが、このつながりは、
何にも代え難い大事なものだす。
このことが、秋田に帰ってからも、自分の気持ちを支えてくれるものになりまし
た。がんばります。
また、東京来るときは、音っこしますので、またやるっすべ〜。
まんず、秋田さもきてけれっすな〜。
本当にありがとうございました。
「また会う日まで」(笑)
アラエッサッサー。ん!? これはどじょうすくいでは。山形にもある?わけない。
大石やゑさんのサインです。
そうだ、はなゑちゃんにはリンゴのことも教わりました。
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●業務連絡
今、丸の内ハウスでは3周年! チャリティーイベントが行われています。
丸の内ハウスにつながりのある153人がメッセージやイラストを描いたTシャツを丸の内ハウス内に展示し、オークション形式で販売。売上はすべて、ハイチ大地震・チリ大地震の復興支援金として寄付されます。
もちろん!メッセージは「1日1合」。なんと、お隣の超上手いイラストは山本「容子」画伯ではありませんか。おののきました。
構想はバッチリだ!の図。
↓ しかし
縫いつけたところ性格同様、ゆがんでしもた。申し訳ないのでお買い上げの方にはイニシャルをアップリケします(笑) アフターフォローも万全ということでチャリティー参加お願いしますね。
第4回若手の夜明け2010報告
April 28, 2010『第4回 若手の夜明け 2010 in こまばエミナース』の案内を出したのが、随分前のようです。この時差ブログ。いよいよ3月も終わりに近づきました。28日(日曜日)の会ご報告。ホントに3月はせきを切ったように日本酒の会が目白押しでした。各蔵元、新酒で登場。
白隠正宗の高嶋一孝さん。そうです2日連続(笑)で会ってます。
富田酒造・七本鎗を醸す富田さん。今をトキメク1975杜氏。料理通信5月号でも登場!
←コレ、この特集。左上が富田さん。
ちなみにページ左下は広島軍団の…。
特別登場!広島軍団の皆さんです。パチパチ。ということでした。はい。
話し、元に戻りまして、七本鎗の精米80%の純米生原酒です。
そして日輪田を醸すこのオトコ
そうです。何度も紹介してます。独身の佐藤曜平さんです。
しぼりたて純米生原酒。この時季は出来立ての生原酒が多いですね。若いですからね。
山和(やまわ)を醸す伊藤大祐さん。「ヒネとは絶対無縁!」のきれいでクリアーな酒質が特徴です。
特別純米は蔵の華を使用。
純米吟醸は美山錦を使用。山和はこの他、山田錦を使った純米大吟醸の3種類。わかりやすいラインナップ、覚えやすくていいな〜。
はい! 福禄寿酒造・一白水成で彗星のごとくあらわれた爽やか渡邊康衛さん。
純米大吟醸・愛山!酒米各種で醸しています。
楯の川酒造の佐藤淳平さん。
このあたりからだんだん酔って!? あとは記録アルバムということで一気にご紹介。
と、若手のお酒はいろいろあるのでした。
清酒以外にもリキュールや焼酎を紹介するコーナーもありました。
高嶋さん自信作「梅枇杷」
平和酒造さんの「ゆず」
伴野酒造さんのそば焼酎!
これは貴重な地元産そば使用、プレミアムなそば焼酎。
fire 山和さんの粕取り焼酎はシェリー樽とかめ熟成。ほ〜。
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ご当地から持参↑か。若手だけに手作り感が漂います。
参加蔵元等々はコチラを参考に。
終了間際でホッとした表情の佐藤さん。クマジュン、なぜここに。
*2008年の様子
会場のこまばエミナース、なんと、この日がラストday.
あら〜、ビックリ。
そんな3月28日でありました。
こまばエミナースから帰る途中の遊歩道。桜満開!の夜でした。
静岡県東部新酒お披露目会
April 27, 2010というわけで3月27日(土曜日)は『静岡県東部新酒お披露目会』へ。会場は沼津東急ホテル。4階からの眺めです。
白隠正宗の高嶋一孝さんの開会挨拶。
日本酒セミナーでお話させていただきました。
「1日1合 純米酒!」 以下、省略 ヽ(^。^)丿
セミナーのあとは!
会場を移動して新酒お披露目会がスタート!静岡県東部蔵元会(富士正酒造・富士高砂酒造・富士錦酒造・牧野酒造・渡辺酒造・高嶋酒造・根上酒造店・万大醸造)さんたちのできたてホヤホヤ新酒がズラリ登場。
「誉富士普及推進協議会」の試飲ブースもあり! 誉富士(ホマレフジ) は静岡県で初めて育成されたオリジナル酒米です。
広く知ってもらうために県酒造組合、県卸酒販組合、JA静岡経済連、県など8団体で「誉富士普及推進協議会」を設立。というわけでこのブースでは県下で醸された誉富士100%使用のお酒が並びました。
誉富士の開発に関わった静岡県農林技術研究所の宮田祐二主任研究員です。おすすめの1本、神沢川酒造場の「正雪」を手に。
誉富士について熱く語る宮田研究員、そして生産者代表「焼津酒米研究会」元気いっぱいの梅原利浩会長です!
生産者さんも日本酒セミナーに参加してくれました。皆さん、楽しく明るい!人ばかり。気候の温暖な静岡県東部ですが、風土が人格を形成する…と思った次第。揃いの法被もいいじゃありませんか。誉富士を思わすような白くてすがすがしい法被。酒米生産者さん自らがこういうお酒の会に積極的に参加されるのがいいですね! こちらもいろいろ質問することができ勉強になりました。お米の作り手+蔵元+飲み手が一緒に集う会は、本当にいいな〜っと思います。
誉富士は「山田錦の良いところを受けつぎ、短稈種化した品種」だそうです。
静岡県酒造組合のホームページより
誉富士の特性
出穂、成熟期は「山田錦」と同等の晩成熟期です。
稈長が「山田錦」より24cm短く、穂長もわずかに短い、穂数はほぼ同じです。
下位節間が短く、稈質がやや硬いため極めて倒伏しにくい品種です。
止葉は「山田錦」と同様になびき、穂は穂軸が柔らかくなびきやすい傾向です。
玄米の品質・粒大は「山田錦」と同等で、収量性は「山田錦」より高いと推測されます。
「山田錦」と同様に、いもち病に弱く、穂発芽しやすいが、脱粒性は、やや難に変化しています。
たんぱく含有量は「山田錦」並みで低く、優れます。
心白の発現は「山田錦」よりも多く、玄米断面における心白の形状は線状です。
精米特性は、ほぼ「山田錦」並みで、高度精白にも耐えられます。
なのだそうです。詳しくはコチラ
もちろん、誉富士以外のお米の酒も勢揃い。なにっ「げんこつ」ぅ?イタッ。
高嶋酒造さんのブース。(右)「少汲水純米酒」は、昔ながらの汲み水歩合で仕込んだお酒。
というお酒。個性はっきり。企画力に拍手!
(左)金明を醸す根上酒造店さん。(右)高砂を醸す富士高砂酒造さん。他のお蔵のお酒もどれもきれいで欠点が見つかりにくい。静岡はレベルが高いな〜を実感。
この会で面白いのは入場料には料理は含まれず、その場でチョイスして購入できること。
例えば鰹のたたきとか、小さなイカを丸ごと煮たものとか。さすが沼津、魚メニューが豊富。どれもそそられました(笑)
(左)食べやすそうな↑これをチョイス。(右)このお祭り風イカの焼いたものも手が出そうになりましたが、ちょっと食べにくそうで断念。
静岡大学 農学部 共生バイオサイエンス学科 農学博士の小嶋睦雄教授に静岡大学オリジナル日本酒「静大育ち」をプレゼントしていただきました。どんなこだわりのお酒かはコチラ!
丸茂芹澤酒店の芹澤直茂さん(左。隣が弟の孝茂さん、そして田辺さん)に神亀・活性にごりの17年古酒を! 活性にごりの古酒ですから、とってもカワリダネ…。(これはF千恵子さんと開けたいと思います)。芹澤酒店さんは古酒が充実のよう。なんでも「るみ子の酒」の10年前の古酒もあるという(杜氏はるみ子さんではなく、前杜氏が醸したものとか)すごいっ☆
Mr.たたみいわしクンこと、酒の矢田・矢田匠さん。秋田の会でもお会いしました〜。
鈴木酒店さんの鈴木誠(blog紹介あり)さんも『純米酒BOOK』をご持参いただきありがとうございました。
というわけで静岡バンザイな一日! 会長と2ショット ~(^Д^~)
*chirosanoさん、さっそく試してくれてありがとう!
春の宵 生であう 美酒で逸盃
April 24, 2010
3月26日(金)リーガロイヤルホテル東京で『春の宵 生であう 美酒で逸盃』会あり。4月11日の打ち合せを兼ねて参加。控え室に神亀酒造の小川原さん、ホテルの仮谷さん、西條さんと話していると、会参加の蔵元さんがぞくぞく登場。綿屋の三浦さんが蔵人の苦労話を始めました。そんな事実があるのかと驚いたら、丹沢山の露木さんが「うちも同様なことが…」とまたびっくり話を。蔵元の苦労を感じた午後(…って内容書かなきゃわかんないですね。でも言えない話でありました)。
ガンバレ!ニッポンの蔵元!!
蔵元さんのブース。北から南から25蔵。お客さまぎっしり!
三重県のタカハシ酒造の高橋さんが「伊勢の白酒の秘密兵器」と満面笑顔で見せてくれたのが保冷バックに入れた白酒とドライアイス。これで噴き出すこともなく、安心して保管管理OKで移動可能という。白酒ファンの皆さん、デリケートな白酒の移動はこの方法でどうぞ。
この会は蔵元さんがご当地つまみを持参することになってます。高橋さんは答志島の蛸。
埼玉県は神亀酒造の小川原佳子さん。お化粧まったくせずともこんなにキュート!超美肌です。そして独身。酒肴は川越の鰻屋さんにオーダーした特製鰻パイ。
今宵の神亀酒造ラインナップ! ありすぎて目が定まりません(笑)
初参加の新政酒造の佐藤祐輔さん。山ユ、85%など変わりだねラインで勝負!
南部美人の久慈浩介さんです。全麹仕込み純米酒を使った、まったく砂糖を入れない糖類無添加梅酒もあり。
この時初めて、南部煎餅の正しい使い方を教わりました。南部煎餅はお皿!なのだそうです。煮物をのせたり、
見本にお隣の新政さんが持参したいぶりがっこをのせてくれました。堅くて丈夫。多少の汁けもOK。立食パーティの時に便利ですね。商品は「南部田舎ごま」小松製菓(岩手県二戸市)。原材料は小麦粉、胡麻、でん粉、食塩、重曹。
リーガロイヤルホテルの中川智子さん(同い年)。この会、1回目から担当し、仮谷さんと一緒に育てあげたのです。今は大阪のリーガで宿泊部長を務めます。というわけでこの日はわざわざ大阪から参加! 懐かしの再会です。
初参加の岡山県・御前酒の辻さん。奥様とふたりで仲良くブースでサービス。
鳥取県の諏訪酒造・東田さん。鵬をお燗に! 酒肴は鳥取名物の豆腐ちくわとするめの麹漬け。
三重県伊賀上野の蔵元、「るみ子の酒」を醸す森喜酒造場のもんどさん。
銘柄は、妙の華、るみ子の酒、はなぶさ…。
パチリ。堅い表情だったのでもう1枚パチリ。
阿波山田錦、7号酵母使用。山廃づくり。
京都は月の桂、増田トクビーさん。なぜ「ビー」かはこのblogをじっくり読むとどこかに(笑)書いてあります。
京都といえば「ちりめん山椒」。山椒の入り方が上品。メーカー記録。
今西清兵衛商店・春鹿の今西清隆さん。木桶で、四段仕込み。旨口の生原酒。奈良県産の特別栽培米ヒノヒカリを使用。
甘みも酸味も盛りだくさん!
そして、春の次は秋
大阪の秋鹿酒造さん。全量純米蔵を目指す会のお酒。阿波山田錦100%。
よっ! 高知の司牡丹酒造の竹村昭彦さん。「龍馬からの伝言・日本を今一度せんたくいたし申候」を手に。龍馬がらみのお酒は最近出たわけではなく、むか〜しからあったものだとか。この1年間はヘアもファッションも龍馬スタイルでイベントに出ているという。でも本日はノーマル?「初めての会で様子わからず、浮いたら困るっと思って(笑)」
悦凱陣の丸尾さん。秋鹿さんも丸尾さんもラベルはご自身による手書きです。すこぶる上手です。そしてそそられるデータがぎっしりと書いてあります。
お酒の会で会えて嬉しい三菱地所・CSR部の寺坂琴美さん(以前、日本酒のセミナーをさえずり館でさせていただきました)、そしてみゆきさんです!
福島県会津の天明さん。酒肴は郷土料理の鰊(ニシン)の山椒漬け。
会津産の亀の尾で醸したお酒。地元の力ある米の酒。「天明 会津産 亀の尾 純米瓶囲い」火入れと生あり。「一生青春」もあり。
いづみ橋酒造の橋場友一さん。最近、地元の大豆を使った地味噌も手がけています。詳しくはコチラ
その名も吟醸味噌!
そして
宮城県の金の井酒造の三浦さん。
一俵5万円!近くもするというスペシャルな雄町米を使用した純米大吟醸。悦凱陣の丸尾さんに勧められて購入しているお米とか。
貴重な味わいでした。意識の高い農家さんのお米を買い支えることで応援。われわれはその大切なお米で醸されたいい純米酒を買うことで応援です。これぞ純米の循環。
川西屋酒造店の露木さんでーす。
豊富なラインナップ。こちらも阿波山田錦100%のお酒あり。
地元の「若水」を使ったお酒もあります。お米にこだわる蔵元が増えています。
以上、飲んだもの記録(一部)でした!
0411純米酒BOOK出版記念Party5 LAST!
April 19, 2010
宴たけなわ。礼儀正しい山中基康さんは正座好き。この時も正座(でも畳の間だった)。
その正座の輪に加わる秋鹿の奥さん、森喜酒造場のるみこさん、新政の佐藤くん。それを俯瞰で撮影する神亀酒造の小川原さん(笑) それをまた上から頭頂部を入れて撮影を試みる尾瀬あきら先生(爆) その写真くださいっ★
坂戸屋の武笠さん、綿屋の三浦さん、月の井の坂本Jr.くんが加わり、天の戸の柿崎さんも。そして小川原さんが座り出して。
蔵元トークshow!愛ちゃんも亮子お姉様も。ホテルとは思えない座談会はじまりはじまり。
こんな感じ。日本人だな〜っ(笑)
進行が台本どおりにはまるで進まず。会の途中、鳳楽師匠(酔っぱらい)から
「ご挨拶をいただくのは、途中は止めましょ。最後にババッと一気にね。その方がしまるから」
「はい! わかりました」
←そして呑む呑む。
楽しい時間はあっという間。ホテルの仮谷さんが「蔵元挨拶は…」と心配顔で2度ほどこられましたが。「大丈夫です! 師匠が最後にババンとしめるといってますからっ」
そんな時間、あるわけない。しめりゃしない。
そして、すぐにでも終わらなくちゃならない時間に。
どうしてもひとことお願いしたかった編集担当の横田佳子さん。
彼女が日本酒のことを知りたいと思ったときに、山本洋子に教わりたい!と思ってくれたことがこの本誕生のきっかけに。連絡先がわからないので探偵事務所のように探してくれたのです。
料理通信の君島編集長から、最新号の日本酒特集について!
撮影/田中あづささん
君島佐和子さんblogでこんなコト
〆になってまいりました。師匠がひとこと「山本洋子とかけて……」
大爆笑!いいな〜、落語って。そして、皆なで日本酒って。
最後に三本〆。
これは師匠に是非とも!とリクエストしていたのです。最近、「関東の1本〆」といって意気揚々される方がいるのですが、三本じゃなくちゃいけないのです。その理由を今、いちど師匠にお願いしたのです。
「最近は ”関東の一本じめ” とかいって一本しか手を打たない人がいますけれど、一本ではだめなんです。
さざんがきゅー。ちょんでまる。九にちょんで丸という字になるんです。これですべてが丸くおさまる。
だから三本でなくてはならないんです。最近は間違えて ”さんだんじめ” で、なんていうひともいますけど、ちゃんと覚えてください」
漢字をイメージしなくちゃいけません。余談ですが、その昔、浅草の太鼓屋さんが嘆いていました。御神輿の時は「わっしょい」ですが、近年「せいやっ」と掛け声する人たちが多いと。みんなで「和」をしょう(背負う)から「和っしょい」であり、たんなる掛け声では言う意味がない…と。意味ごと、継承していかねばなりませんね。
そういう理由であらためて、本物の三本〆です!
そして慶応のオチケン出身、辻均一郎さん登場。学生時代、鳳楽師匠に直に教わったという師匠の弟子(それって何年前の出来事? しかし辻さん太りました〜)
ありがたいお言葉拝受(壇上でも撮影中)
よーっ。シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャン+シャン × 3セット。
さざんがきゅーで、丸くおさまる!
めでたしめでたし。
皆様ありがとうございました。
記録アルバム
アシェット婦人画報社の野々山豊純さん、泰文館の石川紀美子さん(妹の伊藤宏子さんと姉妹でご参加)、堀さんご夫妻、JUNKOさん、田村安さん、ニシザワの西澤さん。小川原さん(なぜこの位置に)。
二次会にて。本のデザインをしてくれたデザイナーのダブルオーエイトの(左)清野玲子さんと(右)川村明子さん。通称アッキー、この日声がかすれ声で、レーコさんに伝えて話すの図。レーコさんいわく「昔はパフィといわれたこともある二人です」って…ちょっと古っ。
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日の丸醸造の佐藤譲治さんからいただいたお写真。
横田さんと鏡開き中。ご挨拶中。
卓上風景。
佐藤さんがおさえてくれた嬉しいショット。昭和58年醸造の神亀酒造の大古酒です。ヘーゼルナッツやキャラメルのようなナッティで甘いフレーバーのある穏やか〜な味わいの純米古酒。
時がたつほどに角がとれ、やわらかになって複雑味を帯び、だんだんに価値を深めて円熟していく。
そんな純米酒のような人生をおくりたいと思います。皆さん、ありがとうございました!
この前掛でどこでも行きます。樽酒バックに煮干しのリース!
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●三遊亭鳳楽師匠 情報
年に2回、国立演芸場で「三遊亭鳳楽国立演芸場独演会〜円生百席に挑戦」が。また毎月、日暮里サニーホールで独演会もあり。4月は22日木曜日です。
0411純米酒BOOK出版記念Party4 来賓の皆様
April 18, 2010ご来賓の皆様をご紹介。なんだか同窓会みたいで楽しかった! (前列右)王祿酒造の石原丈径さん、やまよ、高木酒造の高木顕統さん。(後列右から)石原ちあきさん、山中酒の店・山中基康さん、マガジンハウスの松浦立依さん、掛田商店の掛田薫さん、ホテルベラビスタのケニー・亘さん、オレンジページの比留間深雪さん。
2番目のテーブルは(前列右)萩の鶴のプントくん=今はMAZDAくんこと佐藤曜平くん、高嶋酒造の高嶋一孝くん、(後列右から)月の井酒造店の坂本敬子さん(同い年)、GAIAの小林里和子さん、元CONRAD東京・齋藤章雄料理長、cafe8/ダブルオーエイトの川村明子さん、清野玲子さん、辨天娘の太田陽子さん、稲垣知子さん。
10テーブルの皆さん全員と記念写真撮りたかったのですが、この2テーブルで幕切れ。あとは呑んで話して呑んで話して…気がつくと皆さん席の大移動あり+かつ時間切れとなりましたーっ(残念)。
松崎晴雄先生、典子さんご夫妻とタカハシ酒造の高橋さん。伊勢の白酒で乾杯。
小暮料理長の春らしい和食膳! 師匠が呑む呑む話す話す。
料理はいいし、お酒はいいし、話しも面白いし、写真も撮りたいし、笑いたいし、とってもビジー。
大塚屋の京子さん、新政の佐藤祐輔くん、musmus佐藤としひろさん、秋鹿の奥裕明さん。
6号酵母発祥蔵の佐藤祐輔さんは6号を上手に使ってくれている奥さんや、るみ子さんに会えて嬉しかったそうです。いい出会いがたくさん!良かった。↑天洋酒店の浅野さんから「岩木のしずく りんごジュースが!
「隆」を醸す露木さんです。(右)こちらは美山錦。ジューシーなお酒。↑スペックです。
岡山県から丸本酒造の丸本仁一郎さん。赤峰さんに会って大感動!米づくりの疑問質問いろいろ中。(右)赤峰さんの畑に訪問したことがある齋藤料理長。再会です!
発起人!神亀酒造の小川原専務夫妻と師匠。後ろはリーガロイヤルの仮谷副総支配人。お世話になった方々です。
前列左から尾瀬あきら先生、新八の佐久間さん、ひるちゃん、松下亮子さん、るみ子さん。
怪しい地べたサークル。尾瀬先生が神亀専務の頭頂部を撮影中。
右から佐藤くん、白瀑の山本友文さん、料理通信編集長の君島佐和子さん、鈴木三河屋くまじゅん、奈良萬の東海林さん、高木さん。
右から酒販ビジネス館の小島稔さん、新潟県鶴齢の青木貴文さん、酒舗まさるや園部松男さん、秋田県白瀑の山本友文さん、虎ノ門マスモトの篠原さん、高木さん。
面白い組み合わせでパチリ。左から丈径さん、友文さん、祐輔さん、ケニーさん!
赤峰さんを囲む女子。左から。稲垣知子さん、三菱地所丸の内ハウスの玉田泉さん(同い年!)。赤峰勝人さん。清野玲子さん。musmusコンちゃん。
(左)SBSの北澤征夫さん、村田会長、価格.com取締役の藤原謙次さん。(右)高嶋さんと御前酒の辻さん。ジャズと落語で盛り上がる! 辻さん顔小さくみせようってムダかも。
←七田ケンスキー氏。飛行機間に合ったかな。
つづく
0411純米酒BOOK出版記念Party3 蔵元さんのお酒
April 17, 2010こんなにたくさんのお酒が!!! ビックリしました。
贈ってくださった蔵元さんのお酒を一部紹介します(撮りきれませんでした。涙)
三重県森喜酒造場森喜英樹&るみ子さんから「はなぶさ」「るみ子の酒 10年古酒」。0807酒の会blog
←陽気なるみ子さん。姉妹とも(笑)
島根県王祿酒造の石原丈径&ちあきさんから「純米吟醸 丈径」が。これは地元、上意東地区で栽培された農薬不使用の山田錦で醸したお酒。
秋田県天の戸柿崎秀衛さんからは「天黒」、「亀の尾仕込 天の戸」の2種類が。
秋田県福禄寿酒造の渡邉康衛さんからは「一白水成 ささにごり」。通称いっぱく白ラベルは、麹米に吟の精、掛米に秋田酒こまち(どちらも秋田県産)です。
←渡邊くん
兵庫県の田治米合名会社・田治米博貴さんから、兵庫県産山田錦38%精米「超特撰 純米大吟醸 田治米」、山田錦の純米酒で仕込んだ甘さ控えめ梅酒「竹泉 梅酒」も。
山形県鯉川酒造佐藤一良さんから「鯉川 阿波山田錦」全量純米蔵を目指す会シリーズです。蔵紹介コチラ。
静岡県青島酒造青島 孝さんから「純米吟醸 松下米50 喜久醉」。これは地元の篤農家・松下明弘さんが手がけた無農薬かつ有機肥料栽培による有機JAS認定取得・山田錦のお酒。
←青島さんも独身でした。
三重県タカハシ酒造さんから「伊勢の白酒」「天遊琳 秘蔵純米」「天遊琳 特別純米酒」の3種が。0903お酒の会blog
岐阜県白扇酒造加藤孝明&成美さんから「花美蔵 純米大吟醸 馥」!
←美人の成美さん。マヴィの田村安さんと。
秋田県日の丸醸造佐藤譲治さんから「まんさくの花」、そして「美郷」の2種。父が美山錦、母が山田錦という酒米「美郷錦」を使用した美郷。爽やかジューシィ。酒米、多種多様!
←HP内”蔵日記”でこの日の紹介あり
山形県高橋酒造店高橋千賀さんから「純米大吟醸 東北泉」うっわ〜っ千賀さん!
秋田県齋彌酒造店さんの「雪の茅舎」 山廃純米吟醸と山廃純米が。
↑齋藤浩太郎さんです。お蔵は登録有形文化財、のぼり蔵が特徴。
岩手県川村酒造川村直孝さんから酔(酉へんに与)右衛門(よえもん)。
山形県羽根田酒造羽根田修さんから「羽前白梅 山廃 純米吟醸」「羽前白梅 純米吟醸」、「ちろり 純米吟醸」。蔵は池田屋酒店さんのページに詳しい紹介あり。
宮城県金の井酒造三浦幹典さん「綿屋 特別純米酒」。0808お酒の会blog。
福島県夢心酒造東海林伸夫さんから「奈良萬 純米酒」
←東海林さんデカイです。
福島県仁井田本家仁井田穏彦さんから「金寳 自然酒」蔵の理念、そして夢はコチラ。蔵元blog
←ザ・純米!
富山県満寿泉を醸す枡田酒造店・枡田隆一郎さんから「満寿泉 純米」潔いラベルです。長身の枡田さん着物似合います→コチラ
大阪府秋鹿酒造の奥裕明さんから「純米吟醸 秋鹿」と「秋鹿」が。
↑奥さんは山田錦を自ら栽培。そのお酒は「一貫作り」と命名。お酒コチラにいろいろ。
広島県藤井酒造藤井善文さんから「龍勢 雄町きもと生原酒」こんなお酒醸していたとは! ふんわりやわらか甘いフレーバーな美酒。蔵元blog
鳥取県諏訪酒造東田雅彦さんから「満天星 純米吟醸」
↑自らお燗つけする東田さん! 蔵訪問→09blog →08blog
島根県李白酒造田中さんから「大吟醸 李白」
田中裕一郎さんの発案のCARO など、新しい李白もスタートしてます。蔵元日記
島根県旭日酒造寺田栄里子さんからは「純米酒 旭日」お燗向きのぽっちゃり太めのタイプ。
←白いスーツが栄里子さん。
香川県丸尾本店丸尾忠興さんから「悦凱陣 山田錦 純米大吟醸」、「悦凱陣 純米吟醸 八反錦 興」の2種が。
*丸尾さん、この日はおそ〜くまでおつきあいいただきありがとうございました。蔵紹介にふさわしいページが見当たらないのが難。しいていえばココ、商品がわかるのはコチラ!
福岡県杜の蔵森永一弘さん、溝口晴夫さんから「独楽蔵 特別純米 無農薬山田錦」が。地元、福岡県糸島で農薬不使用栽培の山田錦60%のお酒。こちらの杜氏さんは全国でも珍しい「親子杜氏」なんですよ!
お酒の間に煮干しのオブジェが(笑)。by 柿太水産のへなちょこ店長せっちゃん作。あ、椎茸が落下。
ありがとうございます!北から順番でいただきました。背後に見えるのは煮干しのリース!? こちらもせっちゃんの力作。
0411純米酒BOOK出版記念Party2 赤峰勝人さん
April 16, 2010受付の3人娘。musmusコンちゃん、稲垣知子さん、愛ちゃん(新店舗準備中)です。
鳳楽師匠の大ファンという白隠正宗を醸す高嶋一孝さんと村田会長。(右)久保本家の久保順平さん、藤沢とちぎやの平井順一さん。坂戸屋の武笠陽一さん。
(左)「隆」を手に登場!川西屋酒造店の露木雅一さん。蔵と酒はこのblogに詳しく。(右)「伊勢の白酒」を醸すタカハシ酒造の高橋伸幸さん。醸終祭blog
三遊亭鳳楽師匠の司会でstart
「最近、襲名でお騒がせしております鳳楽です(笑)」
発起人の神亀酒造、小川原さんからご挨拶いただきました。
年々、お顔が温厚な亀さんそっくりになってきたように思います。
そして、この本で伝えたかったことをお話させていただきました。どうして「1日1合 純米酒」なのか。
「お忙しい皆さんに遠路はるばるお越しいただき恐縮しています。北は秋田、そして南は宮崎、そして大分。大分からは最も尊敬するお百姓さん、赤峰勝人さんが参加してくれました(「百人の女をイキイキさせるから百姓なんじゃ」by赤峰さん)
赤峰さんのことをちょっと紹介させてください。
畑と田んぼが12町歩。農薬も化学肥料も一切不使用。循環農法を唱って30年。特徴は「雑草、害虫、ばい菌」という発想がないことです。しかも、田んぼは”1本植え”で台風も関係なし。見事に実らせています。
すべては必要があるから現れるといいます。例えば、草は土壌の状態を現し、イネ科の草はミネラル不足、特にカルシウム不足のサインだと。だから草がはえたからと抜いて捨ててはダメ。土に返さねば永久に解決しないと。
草を土に返していくとだんだん土壌が整い、ハコベ、ナズナがはえてきます。草は土からのサイン。赤峰さんがよく言われるのが「敵はおらん」ということ。「大切なお草さまに除草剤を使うなんてとんでもないっ」
そして、虫も菌もすべては必要だから現れる。それを敵だ!にくいヤツめ…では、まったく解決にならないこと。悪いものが出たからやっつける農法では本当の循環農業はできないこと。「虫が喰うほど安全な野菜とよく言うが、それはまったく違う」=虫が喰う野菜は苦くて喰えんよ by赤峰さん。
日本の農家さんが全員、赤峰さんなら安泰ですが、そうではありません。米価が下がりつつある今の現状。米が余るから米粉に……そんな米づくりでは未来が危ぶまれます。
誰もが喉から手がでるようないいお米、高値で引き取られるようなお米を作ってもらいたい。
いいお米を一番欲する酒蔵さんに、いい米が渡り、美味しいお酒が納得いく価格で販売してもらいたい。今の日本酒は安すぎます(いいお酒に限りますが)。
そのいいお米がどんどん、つながる循環をつくるためにも、まずは、誠実な酒蔵が醸す、いい純米酒を飲む事だと思っています。
減反の面積分をカバーする簡単なことは「国民20歳以上が1日1合の純米酒を飲む!」これで減反分の面積でつくられるお米とピッタリの数字になります。飲めない人は1日1膳多く食べるのでもOK=まさに1日1善!
テーブルに料理通信5月号を置いています。記事のお手伝いをさせていただきました。今の日本酒には見方を変えることも必要だと思っています。本の話は後ほど君島編集長からいただこうと思います。今日は1日よろしくお願いします!」
てなことをお話させていただいたと思います。
農と蔵は密接な関係。今回、ご参加いただいた蔵元さんは米づくりにも関わっているところが多く、そういう意味でも意識の高い方がたくさん集ってくださいました。
赤峰勝人さんの講演会blog・0805
そして乾杯へ。
日本の酒と食の文化を守る会・村田淳一会長の乾杯!大笑いエピソードをいっぱい盛り込んで。
樽酒は四斗樽。最近、祝い事でもなかなか見る事ができません。今は発泡スチロール製の樽だったり、中に洗面器が入った上げ底樽が主流ですからね。
ぜ〜んぶお酒です。スペックは
「神亀酒造 純米吟醸 ひこ孫 阿波山田錦100% 2006年」
爽やかな樽香とやわらかなコク。四斗ですから、飲みであります!
が、しかし!
まだまだ、こんなにたくさんのお酒が!!!
つづく
0411純米酒BOOK出版記念Party1 お祝い花
April 15, 20104月11日。神亀酒造・小川原良征さんが発起人となって『純米酒BOOK』出版記念パーティがリーガロイヤルホテル東京で開かれました。本で紹介した蔵元さんをご招待しようということで、酒造りが一段落する4月になったのです。
次々に記念撮影。(中)日本の酒と食の文化を守る会村田会長、(右)三遊亭鳳楽師匠
人生初めて!スタンド花のプレゼントあり。もぉ感激しました! 鳴門のスーパー漁師・村 公一さん(顔はコチラ)より。
開運を醸す土井酒造場・土井清幌さんも!
そして奥能登の白菊を醸す白藤酒造店・白藤喜一さん&たまか・旭興を醸す渡邊酒造・渡邊英憲さん(2人は連名で。農大の同級生同士、サークルや研究室も同じとか)
思いもしないビックリ嬉しいサプライズ☆★☆普段、お花とまるで縁のない人生ゆえに感激の嵐。
澤姫を醸す井上清吉商店・ 井上裕史さんからもラブリーなpinkのブーケが! 先生はカンベンしてくださいっ。
受付にはキュートなカエルさんが〜っ! カエル好きを知っているのは……と差出人を見たら奈良の久保本家・きもとのどぶを醸す加藤克則杜氏と弘美さんからでした♡♡なごみました〜。
小川原さんと。お雛様状態の2人です(ってどこが)小川原さん宮崎での顔。
コサージュはお友達の大谷ひろ子さん作。photo by asami san
つづく