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12月のsuolo

January 21, 2011

12月12日。宮崎でお世話になった松下亮子さんが上京「おいしいものが食べたいわ〜」でランチをご一緒に。suoloへ行きました。ひと皿目はビーツのスープ。

suoloは静かで清潔なお店。壁も鍋の底もピカピカに磨きあげられて、カウンターが広くて気持ちいいのです。お肉抜き、乳製品抜きもOK。感じいいのです!

パンとイタリアの白ワイン。

イカと野菜とハーブが爽やかに組み合わされた一品。
亮子さんと一緒だった神亀酒造の小川原さんが「これには大吟があうんだがな」とつぶやいた。(小川原さんは蕎麦屋に行くつもりでブツブツしていた)
そこで偶然持っていた(!?)大吟醸を「これですか?」と見せる。
顔をクシャッとさせる小川原さんであった。

そんなわけで大吟を持ち込みさせていただきました。

神亀酒造・ひこ孫の純米大吟醸・ブルーボトル。次に温かいお皿が届くと、もちろんお酒も温めたいわけで、小川原さんに温度を聞いて、suoloさんに温めてもらいました。

丁寧に湯煎してくれました。こちらのお店はこういうところがホント感じよくて助かります。
●思い出し話。意固地にお燗しない居酒屋があるのはなぜだろう。酒が燗に合わないといいながら本心は面倒だからといった四谷のO!「せっかく冷やしているのに」という店もあった。お燗をつける道具がないという店も、君の店には鍋も湯もないのか?おいおいだった。どっちが酒を生かすのだ。どっちが料理にあうと思うのだ。なにより客の好みを優先させた方がトクだぞ…っと思う。たくさん飲むし。もちろん冷やして飲んだ方がいいお酒があるのも事実。そんなお酒にはムリいいません。おいしく飲みたいですから。でも、山廃や生もと系のお酒は燗したほうがおいしい! そんな融通がきかない店には2度と行きません〜。ですが、その一瞬がもったいなくてねえ。閑話休題。

パスタの時間。

青のりの手打ちパスタに牡蠣。ここの青のりパスタ大好き!野菜も付け合わせじゃなくて味にボリュームがあって嬉しい。

今回もきれいな味で満足!オリーブオイルと野菜は神亀のお酒とも相性good。シェフと小川原さん2ショット☆

●suolo
〒154-0001 東京都世田谷区池尻3-18-16 ハイツ旭1F
電話 03-3795-1002
*シェフのブログ

12月20日。久しぶりに急遽、ベラビスタのケニーさんと会うことになり、suolo再び。

ビーツのスープに野菜たっぷりのお皿。白身魚が巻いてありました。

手打ちパスタとサバの冷製。2人で行くと必ず違うパスタとメイン、デザートが出てきます。面白いな〜。

私は甘いものが得意ではありません。猫に小判、豚に真珠状態です。甘いもの好きな方は私と行くと2皿食べられます(笑)。(右)の緑色はバジルのアイス。香り爽やかcool sweetシェフ工夫ありです☆
ベラビスタ訪問blog
→2010Jan
→2010July

蟹にあう純米酒

January 18, 2011

境港市商工会議所さんに贈っていただいた松葉蟹です。美しい! いたくらさんの商品です。

誰しも生まれ故郷の味が一番とおもいますが、私にとっての蟹は山陰沖でとれる松葉蟹と紅ずわい。これが最高!上品な甘さと身のしっとり加減、香りともに世界一
そんな松葉蟹にあうお酒となると、これは昔からの課題 もっとも忙しくて飲むどころではありませんがっ
焼いた松葉蟹とピノノワールのロゼがあう!と教えてくれたのは順子さん。試してみたら互いのよさを生かしあう関係でした。そう聞いて試した会2009も。ピンポイントで合わせる面白さがワインにはありますね。2010Feb

兄の知人、純米酒好きのM田さん(鳥取県倉吉市在住)から「境港で蟹を食べるのでお酒を選んでほしい」とリクエストが。お酒に詳しい方なので、地元山陰、中国地方はパス。会のメンバーには普段、日本酒を飲まない人もいるという。本人は獺祭が好き。となると傾向がみえてきた!
それならと、アイテムの多さではピカイチの町田鶴川・酒舗まさるやさんに日曜日の夜、車でビューンと行ってきました。こういう時はリアル店舗で生情報を聞きながらでないと。

ついた〜!まさるやさんです。秋田の酒の会2010以来なので1年ぶりの訪問。いろいろあります。目移りします。

蟹はうま味が多いので、味の多いお酒だと難しいことも。甲羅酒には向きますが!
ムフフ

冷蔵庫をのぞくと新酒がちらほら。きれい系の豊盃、醸し人九平次、山形正宗、満寿泉、墨廼江や、宝剣、くどき上手、貴、七本槍…。そして十四代もあり。対極にある神亀、るみこの酒その系列も揃ってます。

あれに、それに、これに、どれに、いったい。

お正月らしいラベルもたくさん。このウサギラベルは三井の寿さん。ゆきの美人の姿も。当然、Next5のメンバー酒も。へ〜っいろいろあるな〜。今飲むならコレか?…と違うこと考えだしたり 品揃えに感心している場合じゃない。選ばなくちゃ!松葉蟹にあうお酒です。

それはそうと、気になるウサギ顔のパッケージ。中身はイタリア製のボトル入。グラッパでも入っていそうでした。
さて、今回のリクエストは蟹が主役。そこでまさるやの園部さんと話しながら、万人がおいしいと思うきれい系でまとめてみることに。正雪の天満月(あまみつき)=ほんとにきれいな美酒! あんまり売っていませんね。それから安全パイの醸し人九平次、クリアーな酒質の山形正宗など。アフターがいいお酒中心。いろいろあった方が楽しいから4合瓶で。一升瓶しかないお酒は見送り。

口開けのスパークリングも必須。獺祭の他に御湖鶴をチョイス。

醸し人九平次2009純米吟醸

神沢川酒造場の天満月 純米大吟醸
山形正宗

そして最後に鍋でお燗ならと園部さんがすすめてくれたのは山口県の中島屋酒造場のカネナカ。初めてのチョイスです。

M田さんが宴会するお店へ直送。活性にごり酒があるので「すぐに冷蔵庫へ。立てて静かに収納してください」と注意書きを大きく

というわけでM田さんの松葉蟹宴会用のお酒ラインナップ。同じ状態のものを味わってみないくちゃ…というわけで、同じセットを購入

まさるやAll Star☆園部さんご夫妻と左がお店の名前になった、息子のまさるさんです! お世話になりました。
→後日談。日本酒を普段飲まない人は活性にごりに感激してくれたそうです。泡の功績は大きい。

●酒舗まさるや
〒195-0061 東京都町田市鶴川6-7-2-102
電話042-735-5141
定休日/木曜日
営業時間/9:00〜19:30

12月食べたもの記録2+wine

January 15, 2011

永福町の松坂屋酒店さんでニッポンワインを買う。四恩醸造など日本のいい和イン(獺祭、七田など日本酒も)揃ってます。この日はタケダワイナリーのサン・スフル 「山形県産ぶどう100%。良質な部分だけを発酵させてつくった酸化防止剤不使用、無濾過で仕上げたナチュラルなワイン」という応援したい個性派の微々発泡。意気込み買います!
松坂屋酒店 東京都杉並区和泉3−46−7
電話03−3323−2266
そしてもう1本は

店主・池田さんイチオシのイタリアの白!
「濃いですよ」と言われたけど本当に濃かった 濃縮りんごジュース色。ベークドした粉ものと相性良し。

↑これはちひろさんが焼いた国産小麦のシュトーレン。私には粉糖ナシで送ってくれました。心づかいありがとう! 不思議な風味のワインは和食にも良し。

12月4日暮らしのうつわ花田へ。新婚さんへのgiftを購入。

12月6日affの原稿を書き上げてからカナリアの徳田祐司さんとランチ。いろはす、サントリー、鳩カフェなど多種多用なデザインを手がけるクリエーティブディレクターの徳田さん「ポジティブなコミュニケーションデザイン」が信条。オランダでの壁を使ったメッセージ、そしてretired weaponsのストーリィをいっぱい聞く。
デザインは「救える!」が可能になる(かもしれない)。可能の可能性。デザインひとつでどうして?なぜ?というハテナが、国籍問わず瞬時に伝えることができる。デザインの力はすごいと思う。もっとも優れたデザインに限りますが!

retired weapons
そして

グリル調理をよくするので耐熱容器は必需品。こんな取手つきの白を発見!新品の器は楽しい嬉しい。ですが、イカにオイルをかけてグリラーで焼いたら、縁が一発で黒ずみましたとさ。美人薄命。丈夫さには問題ありません。ブスは強い。ちょと違う!?

12月に入るとクリスマス月間

2010のテーマはワイン!ブルゴーニュで素晴らしい生産者さんに会いました(blogで書いてません。じっくりと思うとなかなか )

好きなクリスタルも!好きなものを木の枝に飾る機会は普段ないので嬉しい。子供の時、1年中クリスマスならいいと思ってました。
12月7日三重県出張へ。こちらも、どこもかしこもツリー三昧

夜はホテル ドーミーインへ。このホテルのキャラクター、ドーミーいんこが「ボクといっしょに写真を撮ろう」だって、ばかばかしい〜っ

っと思ってましたが、夕ご飯食べて一杯飲んで楽しく戻ってきたら、撮ってました(笑)梅原真さんと。
その一杯(いっぱい!)飲んだ夜。初めてのお店で一杯だけ飲んで(はずしたらすぐ出るに限る)、もう一軒の候補だったお寿司屋さんへ。地酒で純米酒とオーダー!

伊賀の蔵元・森喜酒造場「るみ子の酒」があるという。 良かった。それお願いします! 阿波山田錦、新潟五百万石、9号酵母の四合瓶。
お店の人がボトルとグラスをドンと置いて去ってしまう。自分でつぐの?どういうシステム? 飲み放題??(な、わけない)。
手酌の2杯目が終わるころ、あのーっと聞いたら「ボトル売りです」あ、そうですか。じゃ、遠慮なくってか。
NEXT!

元坂酒造さんの酒屋八平衛。山廃純米。「ええっ?お燗するんですか?」と言われながら負けずにお燗してもらう。るみ子もお燗してもらう。

紅葉おろしの着色レッド。生姜のはじかみ着色ピンクがご愛嬌。お寿司屋さんはあぶったり、煮たり揚げたりが自由自在にオーダーできるのがいいですね。米もあるし、肉はないし。

初めてのお店でしたが何でも心よくしてもらえて助かりました。ピース!
翌日の昼。Tさん&Mさんが一生懸命考えて連れて行ってくれた(と思う)ランチの店。

おもろいな〜。
とある蒲鉾屋さんが始めたというレストラン。外観はおしゃれなシンプルモダン風。箸置きが埴輪と予想外。

その予想外は料理にも。お寿司ランチを頼んだら前菜に登場したミニ小鉢が妙。小さな器に蒲鉾と卵焼、コンニャク、昆布巻が積み木のように積み重なって登場。小さな器が安定悪いためか、見栄えのためか、白い器にのってます。
頂上にONされた目玉オヤジのような丸いもの、何かと思ったら甘い求肥  自社製品を重ねてみた?とみた。味の組み合わせはこの上なく不思議。もっとも見た目も不思議。よくこんな妙なこと考えたな〜とある意味感心。お寿司にはイクラがチャラリラ…なくてもいいと思いますだよ。ワタクシは。

イクラない方がスッキリ。太巻きは二重になってボリュームあり。具にも自社製品蒲鉾がモチロン。大きいし海苔が噛み切れないので外輪から食べることに。そこには具がないので途中、中の具をつまむ。だんだん妙な姿になる。同じものを注文した梅原さんが「どうやって食べとんねん」と私の皿を見て、笑う。年輪はバームクーヘンに限る。

夜、この日は仕事終了が遅く、試食もあってかあまりお腹がすいてない状態。居酒屋さんへ。

初めての居酒屋さん

ダークブラウンのつまみ2品。蛍イカ沖漬け。おでんよく煮しまってました。丸丸四角四角。

三重県は牡蠣が有名。鳥羽浦村産の牡蠣という。そこで牡蠣フライ、牡蠣ホイル焼きも注文。The 居酒屋つまみ!
最後は「きれいなところできれいなものが飲みたい」と、この町の最後の砦、Wine Bar「壱」へ

この夜は4年間の事業の最終日でした。
「絶対おいしいワインが飲みたい!」と意見一致でブルゴーニュをチョイス。シャンボール・ミュジニー村!
次、モレ・サン・ドニ村。ブルゴーニュ祭だ! ベリーやすみれ、ローズのような香りにうっとり。ひとくち飲むと口中から幸せがあふれてくるよう。繊細な層が積み重なってできるおいしさ。発酵することでこんな素晴らしい変化が!すごいなあ発酵。こんなワインを飲むとつかれもふっ飛び、目がさめます。

長いようで短かった4年間に乾杯!
↓ブルゴーニュで出会った生産者さんとワイン

先祖代々受け継いだ土地への誇り!愛。感動する話をたくさん聞きました。
農産物は土を食べると同じことであると言われますが。水を一滴も加えないワインだからこそ、まさにそう。
ワインの葡萄は一度も洗わない…だからオーガニックであることは絶対条件。ただ最近は売れるからオーガニックというインチキな味(濃縮果汁で造る、火入れする、ミクロフィルターを通すetc.=まずい)ワインが増えました。オーガニックは特有の香りがすると言われますが、下手な人が造ればマズいんです。日本酒も最高の山田錦を使っているのに、おいおいというお酒があります。同じです。オーガニックだらかうまいまずい論ではなく、上手な人が造ればうまい。ワインは単発酵。葡萄の質が味にイコール。ゆえに葡萄の選別、製法がとってもデリケート。スペックではなく、味で価格が決まるので値段と味が比例するのです。
売れるからではなく、土地を健全に守ること。そこで最高級のワインができれば後継者に悩むこともない。未来永劫、自分の土地が守り続けられるという事。
そんな最高のワインを仕上げるためにはオーガニック栽培が不可欠。そのための努力は最大限にする。マイナーチェンジの繰り返し。今回お会いしたスペシャルおいしいワインを造る3箇所のワイナリーの方から、「なぜ、ここで自分がワインをつくるか」という哲学を教えてもらったように思います。
となると、日本酒の「地力」とはなんだろう。味と価格はイコールになっているのか。
なんちゃって。
口にするものはなんといっても、味で感動すること! 疲れが吹っ飛ぶおいしさ! 気分がアゲアゲになる味じゃなくちゃ飲む意味なし。
「ねえ、あのお酒あけちゃう?」「あけちゃうあけちゃう!!」といってる互いの目が「へ」の字になっちゃうようなお酒 が一番。

今年も行きたいブルゴーニュ!

12月食べたもの記録1

January 12, 2011

ON THE CORNER内にあるNO.8 BEAR POND
BEAR POND Espressoのアメリカーノが渋谷で飲める! 川口葉子さんの記事に詳しい紹介あり。

家飲みVOUVRAY。ABマークの泡試し。

三重ブランドの伊勢ひじき。ひとつひとつは小さく見えてももどすとビックショック(ふるっ。いや、そこまでは大きくもどりません)一番のビックリは戻しても弾力がしっかりあること。味が濃いこと。緻密です。乾物は戻してが勝負!オリーブオイルであえてもうまいひじき♥北村物産さんの製品。

そのひじきは餃子の主役になってもらうのが好き。(左)なぜひっくり返っているのかというと、反対面が焦げているからです。(右)お弁当にも入れました。焦げているバレ。

大丸ピーコック下北沢店はお魚がきれい。生鮮食品売場は毎日ガラリと表情が変わるので見るの大好き。中でも好きなのは魚のアラを売るコーナー。ここに時々出るのが平目。お刺身の残りですがきれいに処理してあってそそられます。しかも遅くなると半額。300円が150円!そうなると自分が買わずに誰が買う?となってお持ち帰りに。だいたい鍋の出汁に利用。この出汁がなんともね〜っ上品で美味!しかも時間がまったくかからないっ。脂肪分の多い魚は苦手ですが、白身の平目は別格!こういうの小さな幸せ。ちいせぃちいせぃ、人間ちいせぃ。

おつまみその1。秋田のいぶり人参。オリーブオイルに白胡椒がけ。静岡の酒の矢田・匠さんにいただいたタタミイワシさん。こういうのが冷蔵庫にあると幸せ。ちいせぃ。

独楽蔵・杜の蔵さんの「玄」は円熟型純米吟醸酒。温めて真価を発揮。
そして

下北沢にできた樽屋。若い人なのに(ってこの言い方、すでにおばちゃんの域。あ、おばちゃんか)日本酒が各種あり、お燗酒も! やかん燗ほか、なんでもお燗してくれます。若いっていいな(まだ言ってる)。寒い夜は(寒くなくても)お燗が嬉しい!
前回来た時、墨廼江があったのにこの日はナシ。地上のお品書きにもナシマークつけておいてください。

樽酒は秋田清酒さんのお酒「秋田櫻」という。初めて飲んでみました。そして年末年始はやっぱり「開運」!!

鶴齢もあり。普段みないパッケージ。味もであった。

この日の小鍋メニューにあった、ふわふわとろろ白雪仕立ての牡蠣鍋。興味津々で注文。表面をすくうと牡蠣が。すった山芋と泡立てた卵白だそうです。青のりもかわいい。若いのにがんばるねえ(ってまだ言ってるよ)
12月は出張あり、取材あり、忘年会あり、お歳暮あり、お友達の入院ありで盛りだくさんの月でした!すべてOKの新年を迎えられてhappy ☆

つづく

テレビが飛びつくPR

January 10, 2011

友人の殿村美樹ちゃん(同い年)が本を出しました!そのタイトルは『テレビが飛びつくPR―予算9万円で国民的ブームを起こす方法』。今までの仕事の集大成とも言えるノウハウを紹介した本です。
今や年末行事となった「今年の漢字」をブームにしたのも美樹ちゃん。当時は、これからはパソコンの時代という風潮で、誰も漢字を振り返らなかった頃。協会も予算がなく、頭をひねった美樹ちゃんが考えたのが・・・詳しくは本をどうぞ。

アイディアあふれ てとっても明るい美樹ちゃんですが、じつはとっても苦労人。「父は年収50万円の貧乏画家だった(本人談)」で、昔からありとあらゆる仕事を経験したといいます。
大学進学するも、学費と生活費をかせぐため、朝4時から働いていたとか。そんな早朝どんなバイトがあったのか聞くと、豆腐の製造という。ほほー。
そして豆腐がすむと、その足で病院事務および受付のバイトへ。その後はハンバーガー店という具合だったそう。
「”ありがとうございますっ”ていわなあかんンのに、つい”お大事に”っていうてしもて、店長にえらい怒られたもんやわ(笑)」
そのときの仕事がすべて今の仕事に生かされているという。

↑最終の新幹線で帰るというので東京駅前新丸ビルのmus musで会いました。全国から届く地方素材を蒸したり焼いたりシンプルに味わうお店です。
阪神大震災のとき、神戸に住んでいた美樹ちゃん。買って1ヶ月目のマンション、ドアがあかなくなりベランダに出たら対面の古いマンションがぐしゃりとつぶれていた。
ベランダに出たお隣さんと初めて言葉を交わしたという。
大地震を体験し、生かされていることに感謝したという美樹ちゃん。
「これからは日本のいいものをPRする仕事にしよう!」と決意したという。

知り合って15年くらいたちました。お互い人生いろいろありました〜っ。
美樹ちゃんは5年ほど前、医療ミスで長期入院したことも。その時の体験もすごかった。

朝起きたらいきなり人工肛門になっていたという。
その時「何を食べたら腸が震えたか」話は実話だけに説得力ありましたとさ。→このブログでもちょこっと書きました 2010May・blog

さて新著「テレビが〜」という本のタイトルですが、物事や商品を ”可視化する” ということに意味があるということなんだ!と。
魅力がなんであるか、シンプルに伝わらなければ人は振り向いてくれないということ。
私(やまよ)は全国行脚で漁師さん、農家さん、豆腐やさん、お菓子やさん、パン屋さん、酒蔵さんetc.とお会いする機会が多いのですが「うちのは食べれば(飲めば)わかる」という人多し。
「口にする前にどうやって選んでもらうのか」
そこが課題。

この本の目玉は!

このシートかもしれません。

この本を読むうち、そしてシートを仕上げるうちに、だんだんわかってくるのです。
自分は何を売りたいのか!
何をどうしたいのか。どうやってモノづくりをしていったらいいのか。自分で気づく!ここが重要。
しかも今はインターネットという便利なものがある。地方でも予算がなくても、大丈夫。自分でできる!

美樹ちゃんは笑うと目が細い糸状態になるため、きちんと顔を撮影しようとテラスに出てもらいました。東京駅のあかりはザ・大都会!

これからも日本のいいもの発掘して、磨き上げてください!(左)やっぱり糸目。(右)ようやくちょっと開いた!
今、美樹ちゃんは「畳」というこれまた瀕死の業界を救うべく、挑戦を始めています。がんばれ美樹ちゃん。今年は大台だ(関係ない!?)

『テレビが飛びつくPR―予算9万円で国民的ブームを起こす方法』
●とのねこblog

料理通信1月号で「件」へ

January 5, 2011

「あれ!と言われたら、これ!」
酒と料理が即、対応するカードを手の内に持つという、学芸大学・件(くだん)オーナー料理長の川邊さん。
『料理通信』・1月号で取材させてもらいました。

「件」は10坪正方形という小さなお店。そこに爽やか系からコク系まで、日本酒70種、料理100種がぎっしり勢揃い!

川邊さん「30歳でぜったい独立を決めていました」
メニューを開けば野菜、魚介、肉、珍味までもが手書きでびっしり9ページ!

お酒のメニュー。東北の蔵から並べる店が多い「そうすると九州の蔵元は、行きつかなくてかわいそう」と、件では西から紹介しています。

件の酒の柱は3本
初めの一杯や日本酒初心者向けに選ぶのは、香り系や発泡酒。これらはワイングラスでスッと提供。
そして、おでんに合わせる酒となれば、ふっくらまるいタイプの酒をチロリで温め盃で。
到着点というべき〆の酒(別名、困ったときの1本、または決め技1本!)は、うまみと余韻がある”太ボディ酒”を大きなぐい飲みでドンと出すのが特徴。
「トップ、ミドル、ラストの変化を楽しんでほしいから」

↑休店日に行われた撮影。詳しくは誌面でどうぞ!

↑おすすめは毎日違います。
メニューはいっぱいあるけれど、中でも真骨頂は「酒が進む!だし汁自慢のおでん」!!

↑撮影させてもらった自慢の肴。
川邊さん、日本酒との衝撃の出会いは10年前。

初めての酒蔵訪問は「丹沢山」
そこで蔵元の露木さんに飲ませてもらった一杯だったという「あの感覚、今でもハッキリ覚えています。今までの日本酒って何だったの〜って?」この感動を皆に伝えたい!その思いから”料理と日本酒どちらも最高の店構想”がふくらんだそうです。

↑王祿酒造「丈径」新ラベルに移行したのでこれが見納め。(右)栽培農家、山田の案山子の皆さん。この犯人みたいな写真も見納め。

「酒は単体じゃないです。人がいて、料理があって出会いがあるからおいしくなる。器、温度も大事。酒の味はひとつじゃなく、育てるものだと思っています」

若いと感じた酒は栓を閉めて時間をおく。
燗酒は酒によって温度を変える。秘技「差し水燗」(水を極少量足したお燗)、そして「差し酒燗」(65℃まで上げ、同じ酒を常温で足す)など、家飲みに出来ない味の追求に励むオトコカワベであった。

渾身の力で選ぶ酒の中には、応援したい同世代の蔵酒もあり。それは利益度外視で出すエコヒイキ酒。どれが何かはお店で発見ください!(書いてありませんよ。写真の酒は無関係)

冷蔵庫内のお酒。よく見るとラベルにちょこちょこ手書きの文字が。

喜久醉は定番。1本のお酒を育て方違いで3種類あり。驚きました。

試飲させてもらった3種類の喜久醉・特別純米。
酒は愛し愛されてこそ。

川邊さんと奥さん、生まれたばかりのお嬢さん♥

昔の事故で足がちょっと不自由(障害者手帳を持っている事を初めて知りました)。そんな身体も考えぬいた将来を見据えての店づくり、そして日本酒とそれに合わせるお料理。 工夫に技がそれはいっぱい!「件」一代記で1冊書けそうでした(ね。編集部八木さん)
「酒と料理、最高の店構想」は進行中。やりたいことでまだまだいっぱいの川邊さんです。

↑日本酒初心者からトコトン飲みたい派、太い酒とびきり燗好きまで、すべてに対応!するラインナップ。懐が深い件であります。
●『料理通信』・1月号

醸造半島・南蔵商店さん

December 29, 2010

澤田酒造の澤田郁子さんが一押し!の豆味噌が南蔵商店さんの3年もの。この蔵へ連れて行っていただきました。
豆味噌とは麦や米を使わず、大豆と塩だけで仕込む中京圏独特の味噌です。カカオのような香ばしい風味があり、うまみが濃いのが特徴。南蔵商店では木桶で3年間熟成。郁子さんいわく「そのままでお酒にあうんです。煮込む料理に向くので、味噌おでんや大根の抜き菜の味噌炊きなど、なんでもこの味噌なんですよ(笑)」
↑写真説明=豆味噌は、麹と塩水、まき塩を入れて踏み固める作業を繰り返した後、重石をのせる。蒸し暑い夏と乾いた冬の寒さを2回越すことで、うまみと風味が増すという。

豆味噌が熟成中の木桶。

海外の自然食品店へ輸出もしている南蔵商店さん。有機JAS認定の商品もあり。

こちらは、たまりの桶。にじんだ部分がなんともおいしそう〜!

「たまりませんから、たまりかも…」とオジさんギャグを心の中で叫ぶ。

南蔵商店当主、青木弥右ェ門さんです!
以下はaff原稿+αより

●古き道具に味わいが宿る
南蔵の名は本家の南に蔵を建てたから」と笑うのは南蔵商店当主、青木弥右ェ門さん。最盛期は蔵の数が多く、差別化のために屋号が必要で、それがそのまま店名になったという。
蔵には100年前の木桶が並ぶ。その桶でみそとたまり醤油を仕込むが、どちらも原料は大豆と塩。最近は味の評判に加え、小麦アレルギーの人にもいいと、国内外から注文が増えた。

アメリカから毎年、ユダヤ教のラビが視察にくるという。「この場は生きている!」と喜んで帰るのだとか。おだやか〜な空気。いろんな菌さまたちがウヨウヨ楽しく生きているまさに心地いい空間です。

こちらは新しい桶。最近はいい竹が手に入らず、タガは鉄で締めているそうです。

重石になる石たちがゴロゴロ待機中。安定よく、運びやすく、重ねやすそうです。

買って帰った豆たまり2種。「つれそい」と「なじみ」。その差とは!?

↑なんだそうです。

原材料だけ見ても違いはわかりません〜。

商品説明です。しかとお読みくださいませ。
たまりを使ったおせんべいがとってもおいしかった!ですが、あっというまに食べてしまって写真がありませんべい(←よせっ)

まさに日本の宝!というべき南蔵商店さん。たまりも豆味噌もとってもおいしい。豆味噌は完璧に熟成されているせいかそのままで美味。煮込む料理に向くのも嬉しい。とはいえ、アメリカ人はどうやって食べるのか? 青木さんにたずねると、味噌汁の他、パンに塗って食べるという(見たわけではないという)。ふうむ、今度やってみよう! 練りゴマと混ぜたらいいのかも。
澤田郁子さんが酒の肴にこの豆味噌をあわせてくれたことから、この素晴らしい味噌とたまりに出会うことができました! 発酵から発酵へ素晴らしいつながりに感謝でいっぱい★
南蔵商店(株)
愛知県知多郡武豊町里中58
TEL.0569-73-0046
http://www.minamigura.com/

マカイバリ@plain people

December 22, 2010

青山のplain peopleでマカイバリ紅茶を販売する石井道子さんの話を聞く会がありました。ナチュラルなスイートも一緒。
マカイバリ紅茶は私が毎朝、一番に飲むお茶です→2009april*blog

マカイバリ紅茶を販売していますが、紅茶は味わってみなくちゃわからない。そこでデザイナーのジャンさんが試飲イベントを開いたのです。石井さん指導のもと、紅茶をいれるスタッフ。

石井さんの話を聞きながら味わいました。ダージリン・マカイバリ茶園は「自然との調和」を理念に30年以上、化学肥料、農薬を一切使わわず茶葉を栽培。もちろんall手摘み。フェアトレードにも力が入ってます。

インドの伝統的な木版プリントの袋に入ったヴィンテージ・マスカテル。

夏摘みの説明が入った裏ラベル。

中身はアルミ袋に。プリント柄は色違いもあります。

お菓子はGAIAよりTANTO矢島さん手作りのオーガニックスイーツ。卵・乳製品・白砂糖不使用。やさしいおいしさ同士。(→彼女は私の出版社時代、編集アルバイトにきてくれたことが。10年以上たって、またこうして近いところにいるのが面白い)
…と、plain peopleがカフェではないかと思った方へ。ファッションブランドです。店長!お写真HPから拝借しました。

すでに春のコレクションが…。

特別紹介。旅立った三郎くん。

___________________________

オテル ドゥ ミクニのオーナーシェフ三國清三さんは昔からマカイバリのファン!
●ミクニゴーゴーゴー! で石井さん親子の詳しい紹介あり。

10月に飲んだもの記録その2

December 20, 2010

「日本酒の日」フェアが新丸ビルの7階、丸の内ハウスで開催されていました。10月6日の夜に行ったらこのような美酒一升瓶がズラズラ〜★とテーブルに(撮影するといったらハウス中のお酒を集めてくれたのでありますが)

「さあ、どれからいきますか〜。これから?(笑)」と瓶を差し出すmus mus佐藤としひろさん。なんたるちあ〜さんたるちあな状態(なんじゃそりゃ)。
すごいのがありすぎても人間、迷うものです。
あの○○○、いや、知らないあの○○○…
3秒ほど(それだけかっ)悩んだ末に、口あけは、やっぱりあのあれ!をいただきました(幸せ)
ラインナップの一部を紹介

安定した美味しさを感じる九平次。「日本酒ダメなんですぅ」という人を開眼させるにはバッチリな1本。飲ませると「なんですかっこれ日本酒ですか!?水みたい!」とクイクイ飲み干す現場を何度もみています。いわば”日本酒嫌いを返上する酒”。きれいなのに味の層あり。炭濾過バンババンした薄い酒とは異なります。蔵の清潔感も伝わってきます。

田酒の純米大吟醸!

宝剣の純米吟醸!

磯自慢の特選!
さて、どれをいただいたでしょう。はたまた拡大写真にはないあの酒か。ぷふふ。

じつは出張帰りでハラペコ到着。

今宵のmus mus野菜。蒸す蒸すした野菜をいただいてから

近藤けいこさんの無農薬生姜、サツマイモを菜種油で揚げた天ぷら。

油揚げの味噌漬け焼き、ネギの塩炒め。

左は牡蠣ごはん。右は初めて見ました。小指の先ほどの小さな小さな牡蠣の塩辛。広島の「かなわ」の社長さんが来店中で、牡蠣もいろいろあることを教わりました。

かなわの社長さん熱く語るため顔ぶれぶれ。服部先生と玉田泉さん、佐藤さん。こちらもぶれてますが。

おいしい日本酒がちょっぴりあれば、その日が幸せにしめくくれます!

*この日のラインナップは「日本酒フェア」の銘柄です。

mus musは定番のお酒のほかに、おぉ〜っという酒もあり。この時は白瀑 純米にごり生酒「ど黒 」も! ○白瀑さん蔵訪問

_______________________

●近藤けいこさん情報!

けいこさんとお姉さん。けいこさんの段ボールが新しくなりました。

今までは近所のスーパーでもらってきたバナナの箱でした…。

氷見の宝もの

December 16, 2010

氷見の話地元の宝もの紹介もれで続きです。この風景は鎧高さんに案内してもらったhimming の2階から。

加藤チャコさんのスローアートを開催中。himmingだからか、作品は〜ing!? まだ未完成。

himmingの建物は、醤油屋さんの蔵だったとか。

未完成ってどういうこと? アーティストの加藤チャコさんHPより「私が下書をして氷見のみなさんに託してきた、草のドローイングによる壁絵作品の制作過程がブログで閲覧できます。アート系の学生さんから漁師のおじさん達まで、地元の方々の底力で着々と制作が続けられています。息の長い、細かい仕事です。いやはや本当に感激です」
チャコさんが下書きをし、完成させるのは地元の皆さんというわけです。

下書きされた絵にそってピンを立て、草をまきつけていきます。絵は氷見の風景。

絵の具ならぬ、画材はこの草! 壁面いっぱいのアートになる予定。

お題は『草と花の氷見』なるほど。

himmingにはカフェスペースも。地元の麩屋さんとコラボしたスイーツ。

醤油蔵の面影が残ります。そして町へ。

藤子不二雄A先生の出身地とあって

にんにんにも会える〜。

民家を改造したというかわいいアクセサリーやさんeMu.
ボッシーニグッズも製作。

にんにんとは違う世界も着実に。
そして前回も行った、フィッシャーマンズワーフ海鮮館

魚だけじゃなくてお餅やさんも。前回2009も買ったアンコが入っていない、まったく甘くない豆餅。できたてやわやわ。行動が変わらん。
もちろん魚三昧!

イキのいい日本海の幸!あっ川の幸、鮎もいる。

お刺身も充実しているのは便利。醤油が20円で売っている!すぐ食べられますわ。

焼き魚もあった。いたれりつくせり。人気の理由わかります。

漁港の前を通り、町歩き(人通りはほとんどありません)。とあるレストランの前で目が止まる。
ややっ

随分詳しい〜情報が! プライスカードの上に料理内容が箇条書きに!氷見うどん定食、地元自給率高し!

そしてミートソース!
「ボルカノスパゲティ」知らんなあ、と思ったら下の段に「昔懐かしい太麺」と。なるほど。そして「デミグラ、トマトソース、ケチャップをブレンドしたコクのあるソース」ふむ。650円。安っ。
興奮してガラスにぺたりと張り付き(怪しいですよ。まったく。人がいないのをいいことに)撮影していたら同行の鎧高さんが「あ〜、こんにちは!」と声を出す。出前から戻ったお店のご主人が!

こんにちはっ! 「面白いので撮らせていただきました!」正直に言う。笑ってくれました。地元をとことん愛するごよしだや本店主人です。氷見に行ったらぜひどうぞ!

(左)カツ定食。(右)コーヒー。ただのカツ定食ちゃいまんよ。ただのコーヒーちゃいまんのよ…がよくわかります。

信号待ちした車からふと角の店を見ると「ぶり」看板!
情報出すのは大事です。ナニ売ってるかわかりますからね。

鎧高さんが是非!というお麩やさんへ。

「ふ」大館屋さんです。麩がずら〜り。

上品な奥さま。

生麩もあります。

ベーグルじゃありません。車麩の端っこ。ベリーキュートです。そしてごま麩も。お麩大好き!氷見の宝いろいろ。

対面からhimmingを望む。柿太水産の皆さんありがとう。

柿太の加工場。3匹のイワシのモニュメントが目印。

もちろんイワシの種類が違います!

サカナくんさんも!

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