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« Previous Entries Next Entries »吾妻橋*ニシザワさん忘年会
December 8, 20086日、浅草は吾妻橋のニシザワさんの忘年会が魚屋の「うめさん」でありました。
席につくと真ん前は あれ? 神奈川県の蔵元、昇龍蓬萊の大矢さんじゃないですか (HP更新してくださいっ)
や「今、一番、忙しいんじゃないですか?」
大「たまには外に出ないと〜」
うめさんの小肌の〆め方が好きなんだとか。
初めは神亀の活性にごりが。お次は神亀の大吟醸のぬる燗が登場。なんと贅沢な!(写真中)チェイサーはお白湯。西澤さんおすすめ。(写真右)うめさんJr.アツアツ鍋。
大矢さんのお酒「昇龍蓬萊」で、西澤たかおくんとサシツササレツ「おつかれさまでした〜」
乾杯の音頭は神奈川県の蔵元、川西屋酒造店の露木さんです「かんぱ〜い」 かんぱ〜い。
「丹沢山」は赤ラベル。
宮城県綿屋の三浦さんも参加! 綿屋さんのお酒は農家こだわりの米「院殿」です。
藤田千恵子さんとたっぷりサシツササレツ。いい人、いい酒、いい肴でHappy!なひととき。一升瓶は三重の天遊琳・タカハシ酒造さんの「三重の新嘗」茶瓶バージョン。高橋さん今宵は茶瓶をいただいてます。
小笹屋竹鶴(たかおくんの秘蔵品らしい)「今、最高においしい温度!」とニシザワの三浦さんが持ってきてくれました。
ビッグな純米銘柄ばかり。右から奥播磨、丹沢山、ひこ孫純米吟醸7号酵母、酔右衛門、神亀小鳥のさえずり、神亀ひこ孫、昇龍蓬萊、長珍……。こんなに開けたんですか。飲んでないお酒もある。お燗番は三浦さん!ほんとにぴったりの温度でつけてくれます。
〆の挨拶をする西澤さんです。ニシザワファミリーは皆な楽しくおだやかなお人柄。だから集まる人も会もなごやかになるんでしょうね。楽しい時間ありがとうございました!
(右)リボンのごっちゃんとDのふじもっちゃんにはさまれてニンマリ笑顔の露木さん。ぷっ。
● ニシザワ
東京都 墨田区吾妻橋2-6-2
電話 03-3625-2438
塩かりんとうを売る酒屋。世田谷升本屋三代目
December 5, 2008料理通信編集長、君島佐和子さんに「かりんとうを売る酒屋さん」を教わりました。「考え方が素晴らしいのです!」と熱く語る君島さん。酒屋さんが考えるかりんとうってナニ!? というわけで先日、お邪魔してきました。
升本屋三代目の梅田知行さん!
最寄りの駅は笹塚駅で、小さな、ほんとに小さな商店街の一角にありました。この日は雨ざあざあだったので車で行きましたが、店の前の道は車2台がすれ違えない(だから一方通行?)……といえば雰囲気伝わりますかね。
ポップな赤い色が基調になった升本屋さんのインテリア。
店内中央に置いてあるコレコレこれです! 噂の塩みつかりんとう
塩はシーサーミネラル21塩を使用。説明書きを読むと、ぬちまーすに似ている!と思ったら、そうなのだそうです。
塩かりんとうに合うお酒を教えてもらいました。いちおしは升本屋さんが企画した本格芋焼酎「無題」。白麹を使ったきれいな味の焼酎。グラッパ感覚。
塩けがほどよくきいた甘いかりんとう、カリッと食べ、ひと口飲むと印象がそれぞれに変化。甘みが爽やかに引き立てられて、大人の味わいに。あと口の息まで爽やか〜な感じ。なるほど、この組み合わせはあとをひくかも。
おすすめ商品は他にもいろいろ。ひとつは無農薬のオリーブオイル。青いフルーティな風味+ふくよかさも充分。天然酵母パンに、蕪にふって味わいたいオイルです。(右)ポン酢にごま油、みりんなど、おいしい食事に欠かせない調味料も多種! 君島さんが「あそこに行くとつい、いっぱい買っちゃうんです(笑)」というの、わかります。
レジの奥にはこじんまりした冷蔵庫。選び抜いたという卵に豆腐に納豆が。あ、弓削多醤油の生醤油が! これは珍しい…というか、なんであるんですか?
「味わっておいしくて感動して取引をお願いしました」と知行さん。
以前、やまよも本で紹介させてもらったことがあります。取り寄せの場合、クール宅急便。送料を考えるとまとめて買いたいし、冷蔵庫にはたくさんおきたくないし…。こうして1本から売っていると気楽に買えます。
やさしいお人柄のママ、洋子さん。素敵な親子です。家業があるっていいな。親子っていいな!を感じました。
升本屋さんのセレクト基準は「旨健珍」=うまけんちん! おいしくて身体によくて珍しい、にあり。
またお邪魔させてください! (右)お店の外観です。外から中が覗けます。なんともキュート! 沖縄のオリオンビールの生ビール一杯350円も。ご近所さんが楽しそうにふらりと寄って、店内で品定めしながら飲んでました。いいなあ。
商店街を出たところ。こんな感じです。あなたの町にもありそうな光景?
知行さんがワイナリーに通うというココファーム。 「農民ドライ」という白があったのでお持ち帰り。かるくすっきりした和食にあうワイン。「農民ドライ」ネーミングがありそうでなかったですね。
升本屋さん、筋が通った品揃え。料理通信08年10月号に詳しい紹介記事があります。
ガイア新蕎麦の会&三の酉
November 30, 2008ガイア食堂で新潟県津南町で蕎麦栽培をする通称"笛吹き高波さん"の新蕎麦を味わう会がありました。高波さんは蕎麦を4町歩、大豆を4町歩栽培する農家さん。ご本人も蕎麦を打つという。
ちょっと遅れて店に行くと、ひるちゃんとcafe8のレイコさんとアッキーはすでにいい感じ。王祿酒造の山田錦80%をガイアの清水さんがお燗ガンガンつけて持ってくる。
今宵のラインナップ
清水さんお手製の白菜漬物。酸味ほどよく、ひね味なしと、上手なつけ加減。重石たっぷりとか。(右)カボチャ、カリフラワー、揚げ里芋 粒蕎麦くずあんかけ。お燗にあうあう。
そして「いい組み合わせを思いついたんだよね!」 と清水さん。熱い鍋を持って登場。
蓋をあけると蕎麦がき&湯豆腐!
とろりん、ふわんのおいしい組み合わせ! 蕎麦がき湯豆腐これはいけます。
さて↑高波さんの蕎麦現物です。実物はもっとフレッシュなグリーン色。「蕎麦が青いっていうでしょう。これを見るとわかるね!」と清水さん。(右)蕎麦打ち人、トットちゃん。超美肌です! すっぴんですよ!
香りもいい! みずみずしいきれいな味〜! さすが高波さん、さすがトットちゃん。
清水さんの弟↑やっさん。魚の卸業に長く関ってます。魚の目利きで料理上手。今宵は小柱と牡蠣の天ぷらを担当。
牡蠣天ぷらが大皿にどんっ。ひるちゃん皿を見つめて微妙な視線。牡蠣アレルギーなんです。
旬ごぼうのかき揚げ。(右)ガイア名物のコロッケ。今宵のお芋は里芋が2でさつまいもが1の割合とか。じゃがいも不使用。コロッケといえばミホさん。エプロンはご近所のfog製。
「まだ食べられる? 高波さんが打った蕎麦があるんだけど食べ比べてみる?」
すでに膨満感ありでしたが、ちょっとだけならと皆なで少しずついただきました。ごぼうの葉をつなぎに混ぜるのが津南町風とか、色が黒いです。シコシコ感があります。
…ということはごぼうの葉は食べられるってことですか。
今宵は酉の市。昨年の熊手を返しにいかねば。時計を見ると23時まわってます。一番近いお酉さまへgo!
無事滑り込みセーフ。お掃除して帰りましたとさ。熊手本来の使い方をしてきました。
三重県白子の酒菜屋さん
November 26, 2008三重県・津にきています。県庁職員であり神主でもある山戸さんからタカハシ酒造さんの非売品のお酒をいただく。神職関係者しか入手できない二段仕込みのお酒です。
瓶は関係ない蔵のものに詰め替えてきてくれました。
白子の「酒菜屋」さんで持ち込みさせていただき皆で試飲! 酒菜屋は安田屋の安田さん推薦のお店です。
いろいろいただきましたが、珍しいのは素麺入りのぬた(ナポリタンではない)。ご主人のふるさと、鈴鹿の平野町ではぬたには素麺が必須なんだそう。いけます! そしてつるんぷるんの冷やし納豆餃子。
もちろんこれも!
親子で見送ってくれました〜。料理も雰囲気も最高!の「酒菜屋」さんです。試験勉強に飽きて店を手伝いにきた!?息子さんも一緒(お父さんの体重と身長を超えてしまった中学二年生)
●飲んだお酒記録
1 亀治好日 亀の尾 純米吟醸 (山形県)
2 天遊琳 松風 純米吟醸 (三重県)
3 独楽蔵 山田錦 純米吟醸 (福岡県)
4 鯉川 美山錦 純米 (山形県)
5 天遊琳 山田錦 純米吟醸 (三重県)
6 松露 白麹 無濾過と濾過した焼酎2種類(宮崎県)
ガイアでロケコミ忘年会
November 18, 2008ロケコミオフ会(兼忘年会)がありました。お店をまかされたのでガイア食堂をチョイス! ガイアは各地の生産者から直送の安全かつおいしい野菜が勢揃い。食堂ではその野菜の力を生かしたメニューがいっぱい。オフ会メンバー全員、初ガイア食堂!
まずはミーティング。今後のロケコミについて協議を重ねる。マスタツさん、えんまさん、きくりんさん、本田さん(昨夜LAから戻ったばかり。時差ボケする間もなく下北沢へ)
今宵は「王祿」! 店主の清水さんが王祿、石原丈径さんに惚れ込んで大人買いしてくれました。本生と80%。お料理は最初にアツアツに蒸された野菜がセイロにどん! みんなが「おいしい〜〜!」を連発。
里芋、じゃがいも、ビーツ、カリフラワー、かぼちゃ、さつまいもと盛りだくさん! ほっこりした甘みがそれぞれにあり、なんとも味が濃い。甘酒のドレッシングも格別。
ロケコミ事務局の永野さん。お店の人状態(笑)。気配り、テキパキくんで、去年まで大学生だったとは思えない働きぶり。今の会社は怪しいようだけどがんばってね。
14人、ぎゅうぎゅう楽しく大テーブルを囲む。おいしい野菜とお酒でリラックス。何を皆なで食べるかで雰囲気は変わりますね。
皆ないい笑顔!
お料理は里いもの揚げ春巻き。揚げ蓮根+ワカメが入ったサラダ。このあとお鍋へと続く。
千葉まで帰る人やらでいったんお開き。清水さんから「鍋にうどんを入れましょう」と提案あり。まだまだ食べる居残り6名。ヘルシー、おいしい、楽しい、安い。忘年会ならガイア食堂おすすめです!
清水さん遅くまでおつかれさま! ありがとう。またよろしくね。
境港の大吉にて
November 16, 2008境港の実家から歩いて55秒のところにある「やきとり 大吉」。全国展開するチェーン店です。気にはなるものの入るチャンスは今まだかってナシ。
「モルツの生ビールはおいしい」というので夕ご飯のあと覗いてみることに。
このあたりは夜になると真っ暗。
シーン……。何もない暗闇にオアシスのように真っ赤な提灯、そこが大吉。人通りもなく、誰がいったい行くんだろう…と扉を開けたら
店内には人ぎっしり! 外は誰も歩いていないのに、ここだけ人口密集! 写真は元町町内会の幹部会議中の皆さん。
元気な大将が焼いてる焼いてる。元町町内会の野球大会にはその腕が買われてピッチャーとして参加とか。町のアイドル? 笑いをこらえてポーズをとる大将。
「カレーバンバン」「焼きおにカレー」など見慣れぬ品も多々あり。ベジメニューもあり。
じゃん。大吉のベジ串。エリンギ、玉葱、長ネギの3種。
この玉葱の串デザインなかなか。
葱のいかだ。こうやって食べるとあっという間に消費可能。目の前に火がある店は楽しい!を実感した夜。
ごちそうさまでした。さよなら大吉。
「ありがとうございました〜〜〜っ」
ふりかえって見る。真っ暗闇の中、ここだけ真っ赤。
家の前でもう一度振り返って見る。そこだけ赤い。真っ赤な提灯は夜の店の基本とわかる。
同じ角度。朝の風景。何事もなく朝がくる。
島根 東出雲町 松浦珈琲[お取り寄せd(>_・ )]
November 16, 2008先日、帰省したさい、松浦珈琲さんに久しぶりに寄りました。前回行った記録はこちら。
松浦珈琲さんから直接、お取り寄せもしますが、名人、松浦さんが実際に入れると家とは段違いのうまさ! 豆の力を最大限に発揮したクリアでコクがある真実のコーヒーが味わえます。
(左)兄がミニを貸してくれたので車でgo!。(右)松浦珈琲全景。
松浦珈琲店内。木がふんだんに使われています。コーヒーの香りと湯気で壁も床もカウンターもいい感じになじんできました。珈琲が飲めるのは土曜日の午後だけです。
↑コーヒー豆と↓メニュー
飲み頃の豆をいただく。
松浦さん。小刻みにネルを動かすの図。東出雲にこんなすごい人がいるなんて…その事にビックリするレベルの高いコーヒー。澄んでいるのです。
「なぜ、大手の有機JAS認定のオーガニックコーヒーがまずいのか」疑問に思っていた事を松浦さんに尋ねる。業界のカラクリを教わる。
おいしいものを飲ませたい…その気持ちがなくちゃクオリティ高く、美味なものはありえない。それはどのジャンルも同じ。逆手に取った有機があるとは残念な限り。
ヽ(^。^)丿お取り寄せ情報
●松浦珈琲
自家焙煎珈琲豆販売店 松浦珈琲〒699-0101 島根県八束郡東出雲町揖屋2686番地Tel. 0852-52-9170(火~土9:00~18:00)Fax.0852-52-9171e-mail.matsuura_coffee@mub.biglobe.ne.jp
コンラッド東京「風花」11月のマクロビオティック
November 8, 20086日はコンラッド東京「風花」でマクロビオティック・クッキングサロンに参加。齋藤料理長の腕に改めて感動した次第。素材はまだまだ生かせることを痛感。
お品書きです。なによりも楽しみな「摺り流し」。この日は加賀蓮根。
月の井酒造店の無加糖のオーガニック梅酒。潔い酸っぱさに身体がシャキ−ン! 甘いのが好みの人にはメープルシロップが。
トップバッター「先付」。「蕪と原木椎茸、納豆掛け」という面白い組み合わせ。摺り流しは「加賀蓮根摺り流し」。とろみ感、甘みともに充分。
お椀の飛龍頭は丹波の栗入りです。作り方を教わりました。長鹿尾菜、軸菠薐草、金時人参、柚子添え。
一段、二段、三段…。
お弁当三段スタイルで登場。一段は、つくね芋湯葉巻き、割醤油、山葵。二段は野菜寿司。三段は焼き柿、赤蒟蒻辛煮、茸白和え、さつまいも羹、百合根おかき揚げ、海老芋空揚げ。
二段目の野菜寿司とは玄米です。マクロビオティック調理なので白砂糖は一切使われていません。米酢と塩のみで炊かれた寿司飯です。左側の細巻きはなんと「下仁田ねぎ」。葉の部分は海苔と一緒にくるりと巻かれ、野菜の美しさ滋味深さがじんわりと味わえました。
炊き合わせです。透明なごま油でいったん揚げ、油抜きしてから煮含めたという大根。口に入れると精進出汁のこく、そして身がほろり。大根の茎は隠し包丁を縦に細かく(はものように)入れてあり、「一物全体」をスマートに美しく生かす工夫が。高野豆腐、春菊とともに。
炊きたての釜炊き玄米ご飯を茶碗によそう齋藤料理長。
玄米ご飯にはごま塩と香の物が。
そして〆は、茶懐石スタイルで湯桶が登場。玄米ご飯をさらりと食べる提案です。湯桶には煎り玄米と塩がいい塩梅で。
広島からわざわざ参加してくれたケニーさんの奥さん。納豆を生まれて初めて食べたそうです「おいしい!」を連発。齋藤料理長のマジックです。これが↓その納豆がかかった一品。一瞬、蒸すのだそうです。なるほどの技!
10月最後の日
October 31, 2008ぐっと寒くなりました。床暖房入れてます。
30日はかれこれ20年の付き合い、ひるちゃんの誕生日。
深夜に駆けつけ、とっくり形のキャンドルを点火してプレゼント!
とっくり形をことのほか喜んでくれました。 めでたし、めでたし。素敵な1年にね!
いくつになっても誕生日はいいもんだ! 山口県の獺祭の活性にごりで〆の乾杯。
あづささんとチクテカフェ。リョクさんとディーン&デルーカ。
28〜29日は三重県津市出張。「寅とさくら」で森喜酒造さんのお酒をいただく。さやかさんおすすめは「英(はなぶさ)」の生もとづくり、純米無濾過あらばしり。
「英」のシリーズは伊賀上野で栽培した無農薬の山田錦を使用。
しかし、グラスを皿に乗せて注ぐスタイルは手がべたついて超苦手。悪しき風習だと思います。撲滅運動委員会を結成せねば(会長は小島 稔さん!)
「寅とさくら」のメイン酒は森喜酒造なのです。店のスタッフが蔵に行き、蔵元もくるという間柄。お酒は鈴鹿の安田屋さん経由。
一緒に行った玉さん、和さんも同じものを。その後、にごり好きの玉さんは「花垣」を注文。和さんは「すっぴん るみこの酒」を。
そしてお燗へ。同じブランドで、山廃と速醸もとを飲み比べてみる。 いい感じのお燗温度でやってきました。
なぜかとっくりは「杜の蔵」。バーナーを笑いながら使うさやかさん。いつもスマイル。
27日は「海の精」さんへ。「岩塩は嗜好品としてなら悪くないけれど…」。日本人なら日本の塩!という話を社長の村上さんから伺う。
日本に"精製塩しかない"という非常事態に立ち上がった運動が海の精の前身。30年前の出来事です。今は規制緩和でさまざまな塩が流通していますが、本当にいい塩ってなんだろう?という議論はないまま、いろんなメーカーがいいたい放題というのが現実。真面目に塩問題を考える3名に伊豆大島出身の寺田さんが独演会状態で話そうとする(笑)。ふと沖縄の宮城さんを思い出すやまよであった。
静岡県の高砂を、このあと福島の大七をお燗で。冷蔵庫でギンギンに冷えていた大七「これは冷やして飲むのよ〜」という女将さんを口説いてとっくりを重ねるのでありました。
新宿・船場にて。
日本酒っていいな!米子の「ひさ」
October 30, 2008ヤマモトヨウコの場合、ブログで書く内容はその日の出来事 ではない ことが多いです。「岡山に毎日行って、合間に沖縄に行ってまた岡山に行ったんですか?」と言われてびっくり。ちゃいまっせ。思い出し日記。今日ご紹介する「ひさ」は先週22日の話です。
21日の最終便で米子空港へ。お気に入りB737-800! 窓際がとれず通路席でしたが、出発間際になっても隣に誰もこない。やった〜っ窓際に移動だ!と笑いを噛み締めながら左を向くと、やや、あるべきはずの窓が……ない。
あ…、そういうこと。ヌカヨロコビ。
翌日、米子コンベンションセンターへ境線で向かう。
会議が終わり、米子の商店街を視察。ほとんどがシャッターで、想像以上に寂しい状況。そんなうす暗い商店街の中、ところどころ遺産ともいうべき店が!
松原ボタン店! 30年前から品揃えが変わっていないかも。とっておきが見つかりそう!
廃屋と見まごうばかりの店が多いなか、リノベーションして成功したおしゃれな店も。
とはいえ、こんな感じの店もドッコイ生きてる「ケイ食喫茶 キャープ」。キャープってなに?
1年間にいくつ売れるのだろう…の琴やさん。古い銀行をリノベーションした人気の「ドドド」
そんな米子の商店街で日本酒の素晴らしい品揃えの店が。その名は「ひさ」。以前から噂は聞いていたものの機会がありませんでした。最終便の飛行機まで持ち時間は1時間半。扉に準備中と札があるもののそうは言ってはおられない。
「何時からですか〜〜」と、入れてよモード全開で扉を開けて言うと、ご主人が奥でお品書き作成の真っ最中。
「まだなんですが…。でも、どうぞ!」
「やりましたね!!」同行してくれた鳥取県庁 Sさんと指ガッツポーズ。女子ふたりの眼力でしょう!(じょしか?)
十四代に九平次に磯自慢に雑賀に神亀。なんとなんと、全国の美酒が! 好みがいっぱい!
店主おまかせ3種セットがあるというので、ここはひとつ、地元酒中心でお願いしました。
そうきましたか! 千代むすびの強力ひやおろし、中央のゴールド色は16BYの山陰東郷、佐賀の東一。
日本酒は好きだけど「十四代」を知らないというSさん。「貴重なお酒なんですか?」
いいなあ、いいねえ、そうよねえ。普通はそう、かもしれない。
というわけで、Sさん向けにセットされたのがこの3種。「おいしいです〜っ!」と幸せ顔。
「緑川」といってもよくある緑川ではないとか。「雪洞貯蔵酒 緑」といってゆっくり熟成された純米吟醸酒。ほんとだ、この緑川は悪くない。ご主人やりますね。取り替えっこして二人で計6種を味見!
お酒のセンスがいい「ひさ」のご主人。境港市渡町出身とか。
「どうして境港でお店をしなかったんですか」
「人がいないでしょう(笑)」
お通しのシラスの刺身
「十四代」先日はなんと6種類揃ったそうです。とはいえプレミアム価格なんてことは一切なし!
王祿の生原酒、管理状態も文句なし!
よなよな日本酒ファンがつめかけると聞いてます。とはいえマイナーな日本酒。「ひさ」はホームページなし。商店街は人気がなし、どうやって「ひさ」を知るのだろう
「先日、初めてのお客さんが見えられましてね。どうしてうちを知ったのかと思ったらこんな話を聞かせてくれました
『米子の駅前で飲んでたんです。日本酒が好きで、続けて何杯も飲んでいたら、その飲み方を見てた隣のお客さんが声かけてくれましてね "あなた日本酒が好きなら、こんな店で飲んでちゃだめです。「ひさ」に行きなさい " って(笑) 店の地図を書いてくれました。声かけてくれた人は、いつもは「ひさ」で飲むのに、その日は地方からきたお客さんの汽車の時間がせまっていたため、仕方なく駅前で飲んでいたというんです』
いい話だなあ。日本酒好きはいい人が多い。いえ、いい日本酒が好きな人はいい人が多い。いや、いい日本酒を大事に飲む人は、いい人が多い…かな。
「ほんとに最終便で帰っちゃうんですか。飛行機は明日もありますよ」という店主とS女史の悪魔のような誘いには乗らず、時間ぎりぎりまで楽しませていただきました。
●ひさ
鳥取県米子市四日市町50
電話 0859-31-0505
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