Sidebar Window


Search




Sidebar Window


Sidebar Window


Sidebar Window


Sidebar Window




Topics



Monthly Archives





shop

« Previous Entries Next Entries »

大阪といえば!山中酒の店

October 23, 2008

日本酒の品揃え、そして飲める店がある! 人柄も抜群!と、総合点でいけば日本一ではないか!と思う酒屋さんが山中酒の店です。焼酎、ビール、ワインは無し。純然たる日本酒専門店。先日の岡山の帰りに山中社長をゲット。休日でお店の4階の店「佳酒真楽(かしゅしんらく)やまなか」はお休みとのことで天満の店へ一同go。ひるちゃんは飛行機で帰るところをキャンセルしてつきあってくれました!わーい。

岡山へ。そして大阪は天満へ。立ち呑み・天ぷら やまなか。椅子席もあり。一升瓶から注ぐ。

ベジつまみ3種。

王祿を飲む。名物の天ぷら、かき揚げの色がきれいです。おちょこに入っているのは

「車坂 熊野古道酵母」。 熊野古道の土中から採取したという酵母を使った純米吟醸。うっすら色がついて酸味も甘みもある一風変わった味わいのお酒。「山廃純米 不老泉」「朴」も飲む。にんにく揚げも頼む。
その後、お店の近くにあった韓国料理やさんへ、小腹がすいたということで入店。
今度はマッコリ
 
まだイカを! たくさん入るー

韓国つまみ3種。
そして移動。プライベートルームで飲み直し!? 今度は東北泉。ちかさんこんばんは。いただいてます。

稲庭うどんをゆでた後、違う麺料理へトライする料理記者歴20年の比留間女史(最新刊はこちら)と山中社長。ふたりのコラボ麺! 怪しい(笑)

冷凍りんごの意外な使い方を山中さんに学ぶ。

誰かそろそろ酔ってください……。by山中さん
そして翌朝! 聖地 山中酒の店へ!

おはようございます! 外と一体となった販売店舗には、午前中の気持ちいい風が流れます。

写真左)この冷蔵庫に入っているのはすべて「試飲用の日本酒」です。充実の品揃え!季節柄「ひやおろし」もたくさん。
写真右)商品はすべて冷蔵庫ルームに。温度違いで3部屋あります。そのうちの1部屋。どこまで行っても日本酒がつづきます。

マイナス5度の部屋もあり。寒いため、入り口の階段にはダウンジャケットが用意されているのです。
大阪まで行けないわ〜っという方のためにインターネット通販もあり。
 
お酒を選んで戻ると、なにやら山中さんが手に持ってます。お皿。具材がたくさん!

囲炉裏に鍋が!
そして炉端タイムにいきなり突入〜

初めて食べました。生ピーナッツの殻ごと炭火焼き! 香ばしくてなかなかオツな味。

伊勢芋も炭焼きに! ほくほくして美味。そしてイカがあぶられ、各種珍味がぞくぞくと焼かれていくのでありました。
ゆっくり、のんびり、じわじわまったり。火を見ながらそれは素敵な時間の流れ。そして気がつくとあっと言う間に夕方。
ご縁をつくってくれたのはすべて日本酒!山中さんありがとうございました! 
 

名古屋の夜

October 9, 2008

出張があった月曜日、名古屋に泊まることに。久しぶりです。名古屋の夜!
名字に魅かれるせいか!? つい立ち寄りたくなる「山本屋本店」。味噌煮込みうどんの土鍋のふたは穴なしで、取り皿を兼ねてます。販売もしていますが(通信販売の項、参照)高すぎっ。100年持つと言われてもねえ。
 
名物、山本屋のお替わり自由のお漬け物(塩が少々キーンと辛いのが難)。とはいえ、生姜のすりおろしが外出先でいただけるのは非常に嬉しい!

トヨタビル・ミッドランドスクエアには、DEAN & DELUCAあり、バカラあり、インタッチあり。裏口には自転車の駐輪場が扉つきであり。

少し歩けば究極の居酒屋あり。ビルの谷間に古い鶏店あり。

 
呼ばれているような店「世界の山ちゃん」。入ったことありませんが、”味噌ラガー”なるビールがあると聞いてます。右)服飾雑貨店なのに硝子工事OKの店もあり。

 
「くねくねラーメン」あり。近代的ショッピングビルあり。新旧、混在。
さて、今宵のお目当ては
 

 
「出雲」の大谷しげさんのお店。この春、移転して新しくなったものの行く機会なし。そこで突然行って驚かせてみました。「なに、なにどうして〜〜〜!?」としげさん。店はまだ三分の一しかできていないそうです。確かにそんな感じ(笑) 塗り壁は鳴門の漁師、村 公一さんが「おもろないから」と「海」をイメージして手でひっかいてくれたとか。

 
その村さんの鱸。「村さんますます進化して、この鱸は2週間たってるんです」そんな古い魚だすんかいな〜。「エラがピンクでしょっ」

 
左)2週間めの鱸の刺身。 右)3週間め!の鱸の刺身。なるほど悪くはない。昆布〆のような雰囲気です。「こんな風に味が良くなるのは、村さんの鱸じゃないとありえんです」

 
鱸の皮の塩焼き。2週間めの鱸の塩焼き。
「焼き物の骨はお椀に入れてください」

 
大根を昆布だしで煮たという鍋を持ってきたしげさん。骨の入ったお椀に汁を注ぐ。余計な味付けがない、クリアな味。

 
マクロビオティックの考えが好きというしげさん。ごぼうは皮つきのまま。砂糖は不使用。
 
鱸をフライに。ブロックのまま揚げて、中まで火を通さずに仕上げ、身のグラデーションを楽しむ。

 
あと三分の二完成まで、地道にがんばってね!しげさん。研究もいいけれど、やりすぎに注意(笑)
日本酒はごとう屋、後藤久彰さんから届く久保本家、神亀酒造が揃っています。
 
ありがとう、名古屋の夜。
 

黒森庵まで自転車で

October 5, 2008

念願の永福町・黒森庵へ行く。キャノンデールで行く。
一番奥の群青色のロードバイクがご主人、加藤さんのピナレロ。フレームパイプはクロモリ(黒森?)です。
日曜日から木曜日の11時30分〜15時までの営業。
金、土、祝祭日はお休み。
 
ご主人の加藤さんはイタリアにいたこともあり、どことなくイタリアンが混じるようです。

じゃがとひじきのアルデンテ! ベジなメニューもあり。

なんと「伝一郎」があるという珍しいお蕎麦屋さん。七田、獺祭、春霞、智則まで。ほー。
100ccというのがいいですね。 

 「伝一郎」を頼んでみました。「和の三品盛り」で一杯。

 もりそばとあつもりです。あつもりには白髪葱と黄色い柚子胡椒

 〆にそば湯が2種類。とろとろのポタージュタイプと、さらりとタイプ。
 

ご主人の加藤さんと2ショット!

フランスのツールドフランスの1等賞! トップのみが着られる黄色いウエア。マイヨ ジョーヌにあやかって!? 元気が出るそうです。しかし、疲れた時にモチベーションをあげるための赤い水玉のウェア、マイヨ・グランペール(山岳賞ジャージ)もあるとか。「今まで2回着ました(笑)」 見てみたいですね。手ぬぐいの市松柄がチェッカーフラッグとだぶっておしゃれ! 
帰りは歩いて帰宅(笑)

靴を洗う、乾かす、買う

October 1, 2008

雨の中、森林セラピーの山中を歩いたらシューズが泥だらけに。濡れて泥がついたシューズをビニール袋に入れ、飛行機で持って帰るというのは抵抗ありましたが仕方ありません。
家でブラシを使ってゴシゴシ洗ったら泥は簡単に落ちました。単純な布靴はこんな時便利! さてと、洗ったはいいけれど困ったのが干し方。
そのまま置いたんじゃ、水切れが悪いし、この不安定な天気ではなかなか乾かない。
なにか筒状のものに入れて干す? その昔、主婦雑誌で ”クリーニングやさんでもらうハンガーをぐにっと曲げて干す” アイディアを見た事が。でも、すごくいいかというとそうでもなさそう。かっこも悪すぎ。
うーむと悩んでいたら家族が「靴を干す? じゃあ」と、玄関にサクサク行ったかと思うとあっという間に干してくれました。
見ると! おぉ! その手があったかと。見た目もスマート! 型くずれ知らず。
 
シューズキーパー使い、乾きも早くておすすめです!

ただし、ぐにぐに曲がるつっぱりタイプでプラスティク製に限ります。

IKEAで88円くらい。道具は使いこなしてこそですね。
↓最近購入した靴。 森林を長時間歩くというので買いに出かけたさかいやスポーツ シューズ館。そこで出会ったパタゴニアの靴です。履いてみたら足にぴったり!抜群の履き心地。しかもsaleというのが背中を押しました(笑)

じつは足が幅広のためパンプス、先の尖ったおしゃれ靴がまったく履けないのです。
この時、本来の目的で購入したウォーキングシューズは少し履いてみると当たって痛い箇所ありで、さかいやさんに直しに出してます。森林は結局、古い布靴を引っ張りだして歩いたのでした。
昔の人は草履だったと思うと考えるところ大です。

普段靴のほとんどは神保町のミマツ靴店で買ってます。小さな店ですが、幅広足のためのデザインが揃っています。この店は選択肢も少ないので買いやすい(笑)

名ではなく味で勝負の品揃え 鳥取・谷本酒店

September 26, 2008

お店屋さんみたい! 箱ワインを購入。先日お邪魔した鳥取市の谷本酒店さんで発見。これは谷本さんの直輸入ワインです。

「一般に想像する箱ワインとは味が違います! ブラインドするとまずこの値段だと誰も思いません」
鳥取市生まれの佐藤央さんという女性がこのワインに惚れ込み、イタリア人のご主人と共にこのワインを売る店をフィレンツェに開いてしまったのだとか。市内在住の佐藤さんのお母さんからじきじきに売り込みを頼まれた谷本さん。「買ってあげたいですが、おいしくないと買えません。とはっきりいいました。それが飲んでみたら!!」

これで5リットル。「赤は特におすすめですね。サンジョベーゼならではのコクがあります。楽しめますよ〜」
ある意味、スーパー(な)トスカーナ!? 
東京の老舗デパート、T島屋に勤めていた谷本さん。鳥取に戻り家業をつぎました。「斜陽産業の酒屋でしたから、違うことをしないといけないと。美味しいものは名前ではなく、味と言うのが自分のポリシー。お客様においしいものをお手ごろ価格で手に入れて頂いて、本当に美味しい!と叫んでほしいから酒屋をしている変な店長(笑)です」
とはいえ銘醸ワインの品揃えも見事。

ブルゴーニュ充実。もちろんミュジニーも。

アルザスのピノノワール、自然派ピノノワールもあり。アルザスは特におすすめとのことで購入。

ふふふ。

多種多様の銘柄ワインを飲み込んでいる谷本さんだけにその言葉は信頼できます。また、鳥取という地方でがんばっているから努力もいっぱい。
で、この箱ワインはなんと5リットルで3570円! 興味しんしんで買ってしまいました。

谷本さんを信頼するきっかけはじつは日本酒から。なんと大好きな神亀酒造のお酒が冷蔵庫の棚を占領しているのです。ときどき蔵元の小川原専務もいらっしゃるとか。

大古酒 ひこ孫「時のながれ」
これが置いてある酒屋さんは、全国でも数少ないと断言できます。蔵元との信頼関係があってこそ。

冷蔵庫の4段すべてが神亀の酒。蔵元さえも心配したという(笑)ほんとに変な店長!

説明もしっかりあります。写真右は郷土の酒、鳥取の地酒コーナー。鷹勇、日置桜、諏訪泉などなど。強力米使用の酒も充実してます。
 
世界のおいしい地ビールあり、焼酎あり、酒の肴あり。広々して買い物しやすい店内。県の人口が60万人をきってしまった鳥取県で大丈夫なの?という品揃え。最近、ネットショップを始めたとか。例の箱ワインは福岡のレストランから注文が繰り返しきているそうです。ネットは地域を越えますね。楽しい時間はあっというま。実家に一瞬帰るために谷本酒店をあとにしました。駅まで5分。
スーパーまつかぜに乗ると1時間で米子へ到着。意外に早い。そして境線で境港へ。

翌朝、9時米子空港発の飛行機で東京へ。

珍しく兄が空港まで送ってくれたのでパチリ。 

びゅーん。米子からはB737-500。客室乗務員さんが救命ベストを着てみせてくれるタイプ。
翌日
到着! 箱ワイン。
 
かんぱ〜い。確かに色も濃い、味もある。サンジョベーゼ久しぶり。

外食が続いたので野菜ばっかり! ナッツ感のある菜種油や、にんにく、生姜、ハーブ、シャンパンビネガーをちょこっと使って赤ワインにあうようにしてみました。家のごはんはほっとします〜。

ワインラックを取り付けました。既製品ではちょうどいいサイズがなく、金物屋さんに作ってもらった特注品です。とっても便利! たまに頭に当たるけど(笑)グラス越しで見るキッチンの風景、ちょっぴり変化がでました。

酒造家・喜久醉の青島孝さん

September 11, 2008

鈴木三河屋さん主催で静岡県の蔵元、青島酒造「喜久醉」の勉強会が神田で開催。蔵元であり杜氏をつとめる青島専務の話がみっちり聞ける好機会!

右が三河屋さんの大熊さん。そしてその左はなんとあの方!そしてその左が青島孝さんです。めくるめく週末の始まり。

青島酒造の蔵の理念は「安い酒こそ丁寧につくれ」 。高い酒はよくて当たり前。今は特定名称酒が8割、普通酒が2割。

「普通酒、大吟醸ともまったく同じ意識レベルで、緊張感をともなって仕込んでいます。よく、どのお酒が好きですか?と聞かれますが、子供と同じで、どこ子もかわいくて優劣つけられません」

農家の松下明弘さんとタッグを組み有機栽培で山田錦を育てる青島さん「酒づくりは農家に限りなく近い」米の成長を毎日見ているからこそ、酒が仕込めるのだといいます。

この日のラインナップ! 9種類
さて、NYで仕事をしていた青島さん。静岡に戻って酒をつくる。藤枝の地で酒をつくる意味を考えたそうです。「土地の良さ、気候、風土を大切にすること。それは土地の水、土地の米、そして技を最大限に生かすこと。結果的にそれが喜久醉の個性、特徴につながっています。土地の恵みの酒づくりを何よりも大切にしています」
蔵元訓
天の恵みに感謝する心=農
本物を追求する職人の気質=工
顧客とともに反映できる能力=商
この3つで蔵が成り立つ
「酒を醸すものには、人を思いやる心、道具をいたわる心、酒を慈しむ心が大事。これらがすべて調和して、心をひとつにすることで良い酒が生まれます。蔵人にもいい緊張感があります。彼らは同士。共通の感性を持ち、言葉がなくても通じます」

さて、本日の9種類です。えっ、あの松下米の14BY???
鈴木三河屋社長、鈴木さんの秘蔵品だそうです。

「普段お酒を飲んでいない人でも楽しめるような麹づくりをしています。香りおだやか、味きれいで飲みやすい。河村先生の指導です」。
青島さんの杜氏名は河村傳兵衛先生からいただいた傳三郎!

昨年の米は堅くてとけにくく、水が吸いにくかったそうです。見た事がない堅さだったとか。山田錦は本来、とけやすく、水が吸いやすいため、水につける時間は非常にデリケート。浸水時間は秒単位で、ストップウオッチで計測しています。
米洗いは必ず手洗いという青島さん。なぜかというと「米洗いの時に、手に当たる感覚が重要。例年のデータは役に立ちません」
なによりも手でさわった感じ、米の声を聞く事が大事。五感がフル回転!なんだとか。
とはいえ、5秒違うと蒸し上がりが違ってしまうほど繊細。19BYの時は、例年よりあまりにも長いため、みんなが心配顔で青島さんを見守ったとか。
「データは後で結果がわかるもの。最終の現場で、時間はどうするか、何度にするの判断は、なめて、かいで、泡の音を聞いて判断です。夏場に米作りをしていることが役立ってます」

今年は山田錦の花の咲く瞬間を見るため、朝5時からまばたきするのも勿体ない気持ちで3時間待ったとか。
「風がやんで静かになった瞬間に、パッとはじけるように咲くんです! 植物のものすごいエネルギーです。ポン、ポン、ポンとはじいて雄しべがでる。松下さんも咲く瞬間は初めてで、ふたりして泣きそうになりました!」
稲の花、閉じるときはゆっくりなんだそうです。
「一瞬のエネルギーは感動的。ますますかわいくなって! 今回も帰ったらすぐに稲をなでにいきたい」
質問タイムでは兵庫と徳島と松下さんの山田錦それぞれの違いや特徴、そして「喜久醉」ラインナップの考え方、あらばしりや中取りをしない理由、調和について…など酒造家としての考えをたっぷりお聴きしました。
一滴たりとも無駄にできないと心に誓った次第です。ちなみに青島さんの主食は玄米。

鈴木三河屋の大熊さんお世話になりました!

そして次の日は、「静岡県のお酒の会」ここでもまた静岡のお酒について勉強するやまよでありました。

筒styleのイカとパン

September 4, 2008

新丸ビルの地下を通りかかったら、中華料理店あり。
看板メニューに「名物 イカの天ぷら」とあるので見てみたくなり、頼んでみたら! 
 じゃん。
一瞬、野焼きが出てきたのかと(野焼きがわかるのは山陰人だけ?)
表面と中がクリスピー仕上げの「ぐるぐるのの字」のイカでした。ちょっと油がくどかったものの、面白い! イカの表面に唐揚げ粉みたいなものをまぶして揚げているとみました。
いろんなイカの解釈があるもんです。
白イカ、スルメイカ、ヤリイカ、コウイカ、ホタルイカと、イカの水揚げが多い、境港のイカもイカようにもイカせると。えっ、オヤヂ入ってる!? それはイカがなものか(オヤヂ以下。しつこいか)
そして、筒!FOOD第二弾!
品川のオーバカナルでお茶を飲みに入りました。小腹がすいていたので何かつまむものーっと思ってメニューを見ると、サンドイッチはハムやチーズ系ばかり也。気を取り直してもう一度メニューを見たら、ガーリックトーストの文字発見!オーダー。
テーブルにどんっと置かれたそれは、筒! バケットほぼ1本に切り込みを入れ、そこへニンニク風味のパセリオイルをじゅじゅわわ〜〜〜としみ込むようにたっぷりとかけてありました。ビックリです。なかなかよござんす。パーティには安くて花形になるかも! しかし量がすごすぎてたまげましたとさ。普段とちょっと見かけを変える。インパクトを出す。創意工夫が必要ですな。何ごとも。
●中華菜館 水蓮月 新丸ビル店
●オーバカナル 高輪店 

境港じつは蕎麦どころ

August 19, 2008

山陰地方は出雲、大山と名だたるところも多い蕎麦どころ。境港もじつは蕎麦やさんが多いのです。というか、うどん屋というのは近年までありませんでした。蕎麦やさんに「うどんもあるよ」程度だったのです。
最近は減反で米から蕎麦へ転向するケースも多く、鳥取県の蕎麦も増産しています。
黒くツヤのあるそば! それが山陰地方の蕎麦。そして名物は割子蕎麦。丸い器の三段重ねが基本です。好みの薬味を入れ、たれを注ぎます。
黒い蕎麦に真っ白の辛み大根がきれい!
さて、蕎麦やさんは多いのですが ”つなぎナシの10割蕎麦”  というのはそう多くはないようです。
ここ「そば工房 伯蕎庵しばた」は10割only!
蕎麦は地元、鳥取県日南町の信濃一号、また北海道幌加内のキタワセの2種を使用。産地から直送された玄蕎麦を、電動石臼2台で自家製粉。
そして、しばたさんは辛み大根、葱とも自家栽培!
目の前でゆだります。蕎麦は2種の中からどちらかを選びます。 
山陰地方の蕎麦やには必ずある ”釜揚げそば” です。これは他の地方では見たことがありません。釜揚げというと、うどんはよくありますが。
さてこの釜揚げ、モチロン、冷たい蕎麦のようなつるつるしこしこ感はありません。その代わり、甘〜い蕎麦の風味が充分楽しめるのです。両方頼む人もいるほど。
 ↓しばたさんのお品書き
日本酒は鳥取県の蔵元、鷹勇、諏訪泉、島根の豊の秋がありました。1合なみなみで400円。
お店の前には蕎麦がプランターに植えられていました。真っ白のお花がお出迎え&お見送り。
 次回は、新蕎麦の時季に食べられるといいなあ〜と願いつつ。 
●伯蕎庵 しばた
鳥取県境港市日の出町105-1  日ノ出駐車場ゲート前 
電話 0859-42-6056
営業時間 11:00〜16:00   駐車場あり

初夏のコンラッド*macrobiotic

August 8, 2008

初夏のコンラッドでマクロビオティック ディナー。高知県・四万十川在住のデザイナー 梅原 真さんのリクエストです。梅原さん、以前コンラッドに宿泊したさい「風花」の前まできたのに寄れなかったことが無念だったとのこと。玉さんと三人で予約してgo!
食前酒は茨城県の月の井酒造店のオーガニック梅酒。一切、糖分を加えておらず、甘みは純米酒の甘さだけ。梅の香りと、きりりとした酸味が楽しめる、いさぎよいドライな梅酒です。甘いの苦手なオジサンやまよにはぴったり! お口さっぱり!(メープルシロップが添えてありました)

東京の汐留で三人で会うのは新鮮!

28階からの光景。トワイライトタイムは青みがかったグレィにピンクが混じります。

先付 ぷるんとしたなめらかな口どけ、オクラが入った胡麻豆腐。クコ、牛蒡と山葵

今宵のお品書き。盛りだくさんの内容です。
向付膳 三品。

水茄子と薄揚げ 生姜和え 針野菜

左)トマトのすり流し     右)新枝豆飯蒸し

お椀 新玉葱炒り仕立て 葛たたき素麺瓜 丁子麩 隠元
こっくりした玉葱の甘み、うま味。素麺瓜が食感を楽しくした充実のひと椀。

お凌ぎ 玄米寿司 天むす仕立て
夏野菜をカラリと天ぷらに。玄米の酢めしと相性抜群です。

焼き物 茄子 変り田楽 山科唐辛子 燕生姜

蒸し物 無花果 とろろがけ
イチジクを料理に仕立て上げた、ねっとりこっくりの超ビックリの美味なる組み合わせ。

揚げ物 花ズッキーニ(中に黒米入り) 唐黍 そばの実揚げ
黒米が小豆のようにほっこり。

炊き物 南瓜白小豆煮 芋茎炒り米煮 鷹ケ峰唐辛子
小豆が白いところが粋ですね。「小豆かぼちゃ」の夏バージョン?!
ご飯 お待ちかねの玄米ご飯 釜炊き

一緒に添えられるのは、炒り玄米の湯桶 黒胡麻塩 香の物

齋藤料理長 今宵もお見事! マクロビオティックの可能性をまた知ることができました。「肉がでぇへんの?」と笑っていた梅原さんも大満足ヽ(^。^)丿

山形 蕎麦きよのぺそら漬けと十四代

August 1, 2008

山形名物いろいろあれど、今回初めて知ったのが「ぺそら漬け」です。高木酒造の高木さんに教わった大石田蕎麦 きよ。お蕎麦の前にまず、出されたのが、この黄金色の茄子、ぺそら漬け。口に含むと水分がぶしゅーっと出て、続いてわいて出てくる刺激的な唐辛子の辛さ。なんでも茄子を塩水に浸けて色を抜き、唐辛子で辛〜く仕上げた郷土のお漬物だそうです。別名「ぺちょら漬け」。名前がキュート。
茄子が白くなったきっかけは
・茄子を水に浸けて放置してしまったところ、色が抜けて白くなってしまった。・茄子を積んだ船が、水をかぶってしまい、茄子の色が抜けた。・最上川が氾濫し、茄子に水がつかって色が抜けた。
などなど
いずれにせよ、色が抜けた茄子がもったいないから、塩や唐辛子を使って漬物に仕上げたとかなんとか。
ぺそ〜っとしているから、ぺそら漬け?
ひとつ前のブログで紹介した寿屋さんでも、ぺそら漬けを販売(期間限定)していたので購入。こちらは青唐辛子と赤唐辛子のW使いで、so HOT!
ぺそら漬け、漬ける人の工夫がいっぱい。家の数だけレシピがあるようです。
映画『茄子 アンダルシアの夏』に出てくる黄金色の茄子にそっくり! と思うのは私だけ?
さて、きよさんの蕎麦! 
地元の杉材で手作りしたという「板」に盛られて登場!  ”大石田蕎麦 きよ” の「板蕎麦」。蕎麦は地元の「来仰寺(らいごうじ)」という在来種。この暑い時季の蕎麦ながら甘みがあります。新蕎麦ならどれだけおいしいかと期待大! 葱も新鮮なものがたっぷり添えられていて嬉しい。
お蕎麦の前に出てくるお漬物セット。これで一人前です(ぺそら漬けはあんまりおいしいのでおかわりをいただいたのでした)。野菜はすべて裏の畑でとれた自家栽培。蕎麦も地元産100%。蕎麦きよは自給率ほぼ100%!
右が大石田蕎麦 きよの店主 高橋厚志さん。左の森 進一さん(本名)ともに「山形県  十四代をこよなく愛する会」です。森さんは会長! 高橋さんは企画担当です。中央は高木顕統さん。地元の熱ーい、頼もしーい応援団。
 ”大石田蕎麦 きよ” では、十四代がいつでもおいしく、良心的価格で楽しむことができます。貴重な酒造米「愛山」もあり。蕎麦と十四代、ぺそら漬け、三拍子揃って最高!
店名の「きよ」は蕎麦打ち名人だったおばあちゃんの名前から。
9年ぶりにお邪魔した高木酒造さん。桜清水と呼ばれるやわらかい味の水がこんこんとわいています。
豪雪地帯のため、冬は雪で埋もれてしまうという高木酒造。蔵の瓦屋根には除雪用の設備がしっかりと。あと4ヶ月もすれば、深い白銀の世界が待ち受けているとは、この季節、想像すらできません。冬の間中、世俗を離れて酒造りに励む顕統さん。来季の造りも楽しみにしています!
●大石田蕎麦 きよ山形県北村山郡大石田町大字横山736電話 0237-35-4245
*高木酒造は蔵見学は行っておりません。 

« Previous Entries Next Entries »
sohbet chat Kadin Sitemap Haber Edirne Tarih Sitemap Somine Mirc