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沼津発 おいしい感動をつくる仕事・山二園2

May 30, 2013

ひとつ前のつづき

山二園は社長の後藤さんが農大卒業後、始めたお茶屋。社長就任は25歳!後藤さんは卸しに出さず自分で販売を決意。
今で言う6次産業化を35年前に大決断! 当時、45歳(若い!)のお父さんとは毎日、喧々諤々だったそうです。(「小売するなら駐車場が必要だ!」と家の塀をいきなり全部壊したとも聞きました 熱いオトコです )
●お茶の流通

とはいえ、はじめたものの県内でも有名なお茶産地……ではまったくなく、超無名。静岡で名産地といわれる茶畑は

↑このような「山」地が多いのです。
「寒暖差と山霧を生む山の地形が、お茶に余韻のある豊かな香味を育みます」と「ふじのくに山のお茶」より

↑こちらは豊好園・片平豊さんの茶畑。標高600mの山の標高250m地点。傾斜30度の急傾斜に植えられた茶樹。ここまで高いと霜が降りず、防霜ファンも不要。
片平さん詳細は→●blog 2013豊好園の出品茶を味わう会

対して山二園さんは

”おいしいお茶はできにくい”と言われてきた里の地。
他から聞きましたが「沼津のお茶はかさ茶(かさ増し用のお茶)」と言われた時代も 。それほど、静岡県内でも”山のお茶”はプレミアムなものが多いのです。
*静岡は優れた山の茶畑が多いものの、新幹線から見える茶畑のイメージが強いため、またマグロや清水の次郎長など海のイメージも手伝って「静岡って富士山以外の山あるの?」と思われがち。そんなこんなで「ふじのくに山のお茶100選」の認定が出来た!?のではないかと思われます(想像)
とにもかくにもマイナスからのスタートだった後藤さん。しかも周りは住宅街、面積にも限りがあります。「ならば一番いいお茶だけ作ろう!」と決意。環境を整え、山に負けない、山を超える最高の味を目指して努力。お茶は1番茶のみで2番茶は取らず。

とはいえ、志がどんなに高くても、品質がどんなに良くてもお客様にはわかりません。そこで信頼を得るため、外的な評価が必要とコンテストへ出品し実力を問うように。

●昭和58年度・平成8年度「皇室献上茶※」指定茶園
※皇室献上茶は静岡県が担当。数名の農家が選ばれその年度の指定茶園に。若葉を手もみ保存会の人達により手もみ茶として献上
●平成5年・平成16年 全国茶品評会 農林水産大臣賞受賞
●世界緑茶コンテスト最高金賞など、受賞歴多数

「今年の新茶はおいしくないとか、あっちの茶園の方がおいしい…。そうお客様に言われるたびに胸をドキドキさせてました。良いと思えることは試し、最上と思って栽培するお茶ですが、嗜好品でもあります。お茶の味を外部に評価してもらうことで技術が確かめられます。何しろ無名でしたから、客観的な評価をしてもらいたかったのです」
良かれと思い、つき進んだ道が、何気ないひとことで自信がゆらぐこともあったそうです。何か言われるたびに方向が変わってもよくない。そこで客観的な評価が必要だったと後藤さん。評価を受けることでマイナス面もプラス面もわかり、自信を取り戻せ、進むべき道への確信がもてたそうです。

自然仕立て、手つみによる品評会用の特上煎茶「雲乃関(くものせき)」を後藤さんに入れて頂きました「茶人ではなく、農家の入れ方ですよ(笑)」

お話をうかがいながら一同、上品なお茶の香りと味を楽しみました。

品評会用のお茶は独自の「環境コントロール型多機能ハウス施設」で栽培。かつ自然仕立て手摘み。一番茶しかとらず、つんだらすぐ枝を膝下までカット。「新茶をおいしくするために樹をしっかり休ませます」

↑水分、気温、地温など環境を細やかにコントロールする「環境コントロール型多機能ハウス施設」。開閉式ビニールハウス+暖房機+排水施設を完備しています。環境を常に最高の状態にし、土壌分析も定期的に。

地中に埋めた土管に注目!

これは「さえみどり」早生品種。手つみの時期は毎日55人の元❤女子たちが集まり、せっせと作業。現場を見ましたが、それは楽しそうでした。

皆さん、手つみを毎年楽しみにしているそうです。すなわち雇用創出です。

品評会用・特上煎茶「雲乃関」は淡い黄色みをおびた水色。品種はやぶきた。日本のお茶の大多数を占める優れた茶品種「やぶきた」は静岡県生まれ。藪の北にあった畑で出来たので「やぶきた」とか(「やぶみなみ」もあったそうです。笑 )
お茶が配られると室内の20人、シーーーン
味はまさに上品な出汁!

そして、今回特別にお茶をいれたあとの茶葉を食べさせてもらいました。味付けは鰹節とぽん酢です。爽やかでほろ苦く、上等なお茶は”優れた野菜”なのだとわかります。いいものは最初から最後まで美味しい!

地の土で、地の技で、地の人の力で作られる「おいしい食」の選択が地域を強く支えています。
ただの「おいしい」ではなく、環境、人、その土地の未来を含めたおいしいがある。
目の前のおいしい!笑顔に会える仕事は幸せだと思います。

山二園で修行したお弟子さんのお茶も取り扱っています。

●blog 20130411 山二園さん初訪問

●blog 20130421山二園さんお茶祭り

●山二園
〒410-0006 静岡県沼津市中沢田349−1
電話 055-922-2700
◎blogのつづきは↓
http://www.yohkoyama.com/archives/55284
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●静岡県で開催 「世界お茶まつり2013」

獺祭Store & 獺祭Bar23

May 21, 2013

東京スクエアガーデンに獺祭・旭酒造 が初のストア&バーをオープン。バーの名前は精米歩合にちなんだ数字の獺祭Bar23!

床は織部焼、カウンターの材は桜井家にちなんで「桜」、ガラスの花器にはドウダンツツジが高く生けられ爽やか。 コンパクトながら素敵な空間です。

オープニング前夜のお披露目会。桜井博志社長は着物姿。

この着物、古代色でいうところの鶯色でしょうか。家紋部分が「獺祭」!

お料理は青柳の小山裕久さんプロデュース

酒肴と純米大吟醸をスタイリッシュに提案しています。

「日本酒を世界へ発信するには!」

その答えのひとつが、この形に。

今までなかった ”純米大吟醸がサラリと飲めて買えるバー”

獺祭Storeも併設。ここにしかないアイテムもあるそうです。

桜井博志社長と 一宏副社長。”その先”がますます楽しみな獺祭です。

お着物姿の社長を囲んで、葉石かおりさんと3ショット★

緑のグラデーションでまとめたお花をかおりさんとプレゼント。(右)旭酒造・東京担当の木下さん、ますます忙しくなりますね。

お祝いのお花です。真っ赤なアレンジはムスムスの佐藤俊博さん!

お祝いにかけつけた玉田泉さんや友田晶子さん(その場で手でちぎって使う越前和紙の名刺という)

佐藤さん、かねゑ越前屋の藤井さん、ラズウェル細木さん

虎ノ門VSV・マスモトの篠原義昌社長
(右)安倍晋三さんからの胡蝶蘭も

おすすめは3種類が同時に楽しめる”おためし三種” 2000円。「磨きその先へ」+「二割三分」+「三割九分」がセット。獺祭の醍醐味が味わえます。しかも昼前の11時から!

レポート TV TOKYO WBS [日本酒復権 狙うは世界]

以下をクリック↓
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_40638/?fb_action_ids=528978807148385&fb_action_types=og.likes&fb_source=aggregation&fb_aggregation_id=288381481237582

番組より〜東京・中央区の東京スクエアガーデンに、旭酒蔵の日本酒「獺祭」専門のバーがオープンします。獺祭はすべて純米大吟醸で、山口県の小さな酒蔵会社、 旭酒造で作られています。この旭酒蔵は4年前から、フランス最高峰のビジネス スクールからインターンシップを受け入れ、日本酒づくりを学ばせています〜
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●東京スクエアガーデン

獺祭Store&Bar23は京橋駅直結です!

うなぎごぼう丼

May 15, 2013

うなぎには、野菜の陰がありません…せいぜい奈良漬ぐらい。
大阪のリーガロイヤルホテル地下の東京竹葉亭で(あの竹葉亭とは系列が違うようです)こんな(ような)キャッチコピーが「新製品  鰻ごぼう丼。野菜不足の方へ、うなぎにごぼうを合わせました」
スタンダードの鰻丼にプラス300円。
確かに、うなぎとごぼうは合わせて食べたことがない…と思いチャレンジ! メニューの写真ではうなぎの蒲焼の下にごぼうが敷いてありましたが、届いたものはちょっと見えづらい。

角度変えてパチリ。これならちょっと見える? ささがきごぼうを薄めたうなぎのタレ系列で炊いた感じ。うなぎの香ばしさにごぼうのシャキッとした食感が加わり、コクも負けず劣らずで面白い相性。ごぼうは外食で取りづらい素材だけに、これは魅力的!キャッチになりますね。

「スタンダードにちょっとヘルシー足し」これいいです!

店内の電球が撮影向きでなく画像の色が赤かぶりしていますが、こちらの山椒、色もきれいですこぶるフレッシュ&スパイシー。さすが専門店!と感心。山椒好きなので敏感です(笑)香辛料の古いのはホンマにあきまへん〜。

「東京 竹葉亭」という店名ですが、東京にはないようです。

境港で紅蟹三昧!まずは焼き

May 9, 2013

5月2日の夜、境港へ。
じつはワタクシ「蟹にあう酒」がここ数年来のテーマなのです。先日、マヴィの田村さんと順子さんと”蟹にあうワインとは”の話になり、連休お互い近くにいることもわかり「それじゃ境港で試そう」と。ご指南いただくのは蟹の卸しの専門家、蟹博士こと川口利之さん。

すでに”ベニガニ川口”になって待っていてくれました!
場所は境港市内にある味処・美佐さんです。
川口さんにご指導いただきながら、生の新鮮!特級A・プレミアムクラスの紅ズワイガニを「焼き・蒸し・茹で」で味わいました! 調理法で風味が変わってきます。
●料理通信の取材でもお世話になりました。
●ベラビスタでも!ベニズワイガニと強力の会 at ベラビスタ

まずはマビィのオーガニック泡ワイン、Eugen Meyer家のクレマンダルザス Brutで乾杯☆

鳥取県境港で生まれ育った私にはカニはとっても身近なもの…なのですが、カニをよく知らない人の方が多いことを東京にきて知りました。東京出身の人が「家の食卓でカニが出たことはない」というのに驚き。カニの種類と地域名がごっちゃになっている人が多いのに驚き。冷凍のカニを鍋に入れる人がいてたいそう驚き(そんなのおいしいわけがないっ。冷凍カニなんて身がスカスカでっせ)

そこで、農林水産省affでも書かせてもらいました。
鳥取の松葉ガニ、京都の間人(たいざ)ガニ、福井の越前ガニと冬の日本海は百”蟹”繚乱。ところが、所変われば名も変わるで、実はこれらのカニはみんな同じズワイガニ。カニの種類は多そうで案外と少なく、日本で食べる大きめのカニは、ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニの3種類が主流。

多くの生ガニが地味な褐色の中、唯一鮮やかな紅色なのが、その名のとおり、ベニズワイガニ。ズワイガニの近縁で、表も裏も紅色をしています。

ベニガニの多くは800m以上の深海に棲みます。そのため漁が始まったのは戦後、それ以前は獲る方法がなく、知られていなかったのです。ゆえに近年、発見されたお宝! あまり知られていないのでリーズナブル。ミッドサマーの2ヶ月間が禁漁の紅ズワイガニは生で10ヶ月間食べられます。とはいえ紅ガニもピンからキリまであり。誰が選ぶかが重要なのです。
というわけで、まずは「焼き」で!

炭火焼の網の上にアルミホイルを敷き、その上にのせて焼きます。
川口蟹博士いわく、おいしい焼き蟹とは
「透明だった身がやや白っぽくなり、ちょっとだけ、ぷっくり膨らんだ状態」
何度も「焼き過ぎ、焼き過ぎ」と注意をうけました

今の今まで、ずっと焼きすぎてましたーっ。懺悔。

それにしても、そうだったのか〜〜っと、完全焼きすぎてましたよ。
指導通りにいただくと、トロッとしたレアな部分、火が通ってプルッと弾力が出て、甘さが増した部分の両方が楽しめます。そして焼かれた殻が温まるとグンと香ばしさUP!そそられる香りとはこのこと。う〜ん、これはおいしいじゃあ〜りませんか! このままで、これだけで充分おいしい。
以前、順子さんが試して感動した”焼き蟹とアルザスのピノ・ノワールはあう”というのはおおいなる間違いで
「焼きすぎた、焼き蟹にはあう」・・・でした
____________________
味処・美佐さん、紅カニのコースならいっぱいのいっぱい食べて5000円! ホント良心的です(美佐さんには川口さんがカニを納品しています)

素材がよければ調理はほんのちょっとで良いのですね。まったく調味料不要。便利な魚介です。
つづく
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●川口さんの直営店 http://kani.ocnk.net/
●味処 美佐さん http://www17.ocn.ne.jp/~kuimono/
●美佐・濱野さんブログ http://ajidokoromisa.blog.ocn.ne.jp/blog/

変わらぬ魅力。京都で思う

May 7, 2013

5月2日。旬和食をいただいた翌朝、ホテルモントレ京都から(目の前のスタバを除き)最も近い珈琲店、イノダコーヒ本店へ。あまりにも有名店!朝7時から営業の早起き喫茶です。

変わらぬレトロメニューを見て「そうそうこれこれ」的な安堵感。まるで過ぎた時間を確認するよな京都のタイムスリップ喫茶店。この店ともなると、味は問題ではありません〜。

とはいうものの、ミルクと砂糖入りコーヒーが苦手なので、スタンダードではなくちょっと上のエクストラ560円を注文。ストレートで味わうようにブレンド、焙煎されていないのでやはり濃いぃ〜。

中庭の池には亀さんがちょこん(勿論、置物。こんなところもニクイじゃありませんか)

京都のお店で感心するのは中庭のつくりこみです。わずかなスペースに遠近感、清涼感が盛り込まれ、日陰に強い植物と石を上手に生かしてあります。日本は小さなスペースと日陰の美しさを大事にしてきたのだとあらためて。
陰翳礼讃を再読しよう。

旧態然としたケーキ群。レトロです。子供が描きそうなケーキのデザイン(いや、今の子供は違うのかも?)
そのすぐ近くにある三条のイノダコーヒは、本店から遅れること3時間レイトスタートの10時オープン

その隣の隣に昔から薬系実験関連の道具店あり。今回見に行ったら、まだありました!(笑) ただし、開店前でウィンドウを覗くのみ

磁器の薄手ビーカーを発見!これ欲しい!

店外観
次回の課題に
ホテルモントレ京都の室内壁は赤白ストライプと洋風ですが、備え付けのお茶は京都が誇る宇治茶のリーフがセット。ティーパックではありません。

急須にタイマーまで。

初めて飲む人向けに、丁寧な煎れ方説明もあり。しかも日本語と英語両方。さすが京都。

持ち帰ってもちゃんと煎れられるように、いちいち説明があります。お茶産地の皆さん、これ大切だと思います。
お昼はかるくお蕎麦

京都御苑の真向かいにある小さな蕎麦店・手打ちそばの花ももさんへ。(右)出汁の後の鰹と昆布で箸休めな佃煮も。

海苔好きなので花巻そば800円を注文。花巻そばは店によりスタイルが様々。こちらは海苔が正方形カットでシンプルかつ大胆。味はやさしい系。

窓から見える京都御苑の緑が爽やかで足をのばす。

御苑で空を見上げると満天のモミジ

ひたすらに広い道!東京にも、地方にもない光景です。

24時間出入りできる京都御苑には

抱きつきたくなるような素敵な樹がいっぱいです!
●京都御所
●京都御苑

蕎麦 ふく田

April 23, 2013

お蕎麦屋さんの一品というと、卵焼きに海苔、蒲鉾、とろろ芋が定番ですが、静岡県沼津の蕎麦 ふく田さんは「季節のおかず盛り合わせ」という一品があります。味付けはちょっと甘めで「おかず」という言葉がピッタリ! 手作りのさしみこんにゃくはモチモチ。

入口すぐに蕎麦打ち場があり、手元が見学できます。

十割蕎麦だそうです。

もりそば〜

かけそば〜

素朴系です!

地酒は沼津の酒蔵・白隠正宗。蕎麦の水もこの蔵の水とか。

漬物は白菜、胡瓜、蕪。最近、漬物は市販品を平気で出す店が増えましたが、塩でもむだけでもいいのになあとよく思います。こちらは何でも手作りしているのが好感もてます。和み系のお蕎麦屋さん。野菜好きには嬉しいお店です。
●蕎麦 ふく田 (ふくでん)
〒410-0011 静岡県沼津市岡宮1433−7‎ 電話 055-926-7284
______________________

●blog 2010 白隠正宗醸造元・高嶋酒造さん
白隠正宗さん、この度、全量純米酒宣言です!
↓↓↓
「醸造用アルコールを添加する酒造りを全廃し、できるだけ多くの米を使う純米酒造りのみの酒蔵となる事を決定致しました」

しち十二候で野菜ランチ

January 11, 2013

和食の店の定番は2つあると「楽 はせ川」で書きましたが、もうひとつが「しち十二候」です。

東京ステーションホテルの新店にリマ・クッキングスクールの石井洋子さんと訪問。シンプルで美しいテーブルセッティング

六本木店同様、食養料理=マクロビオティックのコースがあります。

しち十二候の代表・総料理長の斎藤章雄さんと石井さん

お人柄が料理に現れる斎藤章雄さんです。六本木と丸の内、2店をみていくのは大変だと思いますが、食養の店が増えるのは嬉しい。
日本酒に詳しい料理長ゆえ、お酒のラインナップが充実!

東京のお酒もリストオン

東北から関東

中部、中国、四国、九州からセレクトされた日本酒が。焼酎、国産ワインも揃っています。

名物の自分で巻くお寿司。海苔がパリパリ、磯の香り高し。ネタは魚ではなく椎茸! ふんわりとした絶妙な火の通し加減。

大人気の焼き胡麻豆腐。香ばしさ満点、コクある逸品

伺ったのは秋(古い話で恐縮)の焼き物。バーニャカウダを超える!なんとも美味なるタレにつけていただきます。

人参、さつまいも、そして柿!が焼いてありました。旬の野菜に果物が丁寧に火が通されて自然の甘みがいっぱい。季節のご馳走

炊合せも野菜づくし

〆のご飯と香の物。そしてデザートは栗を形どった小豆の和菓子。

丸の内一丁目店の酒井料理長です。ごちそうさまでした!
六本木三丁目は稲葉料理長です。

東京駅構内。天井を見上げたら、超モダン!
●TOKYO STATION HOTEL
しち十二候
ホテル地下1階ですが、なかなかたどり着けませんでした。きちんと調べて、エレベーターを間違えないようどうぞ
斎藤総料理長の名言いっぱい!

↓ ↓ ↓

●「斎藤章雄のブログ」
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201003blog齋藤料理長さよならコンラッド
201003blog料理長さよならコンラッドno.2
201003blog料理長さよならコンラッドno.3

日本酒を楽しむ和の店「楽 はせ川」

January 7, 2013

家で食べて飲むのが大好きゆえ、外食は仕事と肝試し!? 以外殆どありません。中でもチャレンジしにくいのは和食です。何がどれくらい出てくるか想像しにくいからです。寿司、鉄板焼き、フレンチ、イタリアン、中華はだいたいの品数やボリュームが想像つきます。ですが、和食になりますと非常にわかりにくいのが難。日本酒の品ぞろえもいいとなるとさらに難。またコストパフォーマンスを考えると難難続き。

そんなやまよの行きつけ(といっても年に何回いくの?な)2軒です。
ベジタリアン・マクロビオティック系の人となら斎藤章雄料理長の「しち十二候」。斎藤料理長とは三重県や宮崎県の事業でご一緒させてもらいました。地域活性に力を入れる熱血料理人!

もう一軒は、15年ほど前からお世話になっている湯島の「楽(らく)はせ川」さんです。

(左)先付けは濃厚クリーミィな胡麻豆腐。「楽 はせ川」は季節の素材をたっぷり使用。訪問は10月31日(ふるっ)で長野県のキノコ名人がとった名残キノコの季節。長谷川晋一さんは=”自称”ヨン・キムタク(^^) ぷっ。長谷川さんも南さつま市の地域活性に尽力を。本当に良い人なのです。食で皆が元気になれば!と

八寸が毎回、楽しみ!
自家製からすみ、ふぐ煮こごり、サーモンマリネ、銀杏、南瓜、ブロッコリー(2分蒸し+アンチョビソース)、磯つぶ柔らか煮、蛸(8時間炊き)、生ずいきのおひたし、人参4種味噌漬け、海苔佃煮、トマト(玉ねぎをなにかした詰め物入り)、サワラの桂むき巻、ピーマンのピクルスなど

ひとつひとつの味わいが楽しくて、合わせるお酒もあれこれ試したくなります。お酒のセンスも抜群。蔵元と仲の良い東北泉、王祿は必ずあり、今回は新政の六號と究も。

カウンターが特等席! 素材や調理の手元が見えて、料理のことがすぐに質問できるのが楽しい!その分、賑やかすぎて他のお客様に迷惑がかかるため(笑)貸切状態になるよう集まりましたヽ(^。^)ノ

お造りはひと切れずついろんな種類が登場するのも楽はせ川流。以前、長谷川さんになぜ?とたずねたら「その方が楽しいじゃないですか!」と。確かに!

手前のゴマがふってある鯛とマコガレイは「塩で」。あとはヒラメの昆布締め、キンメダイ、メジマグロ、赤貝、サワラの生寿司、アオリイカ。アオリイカは佐島でとれたもので「日本で一番うまいですよ。小エビ食べてますから」と長谷川さん。浜名湖の海苔を固めたものは最後に食べると脂が落ちて、あと口がいいそうです。細かい隠し包丁が入り、香りよく食べやすい工夫がしてあります。

その昔、ここでフグの部位別刺身を出してもらったことがあります。背と腹側では味が違いました。ですが、なかなかそういう出し方をする店はないように思います。なぜ高級店でもしない(できない)のか?を長谷川さんに教わりました。

長谷川さんは氷の彫刻もお得意。氷の彫像コンクールでは2トンの氷をチェーンソー、電気カンナ、アイロンを使って彫り込んでいくそうです。そして見せてくれたのは、イカの骨の飾り彫り! 野菜の彫刻!?もお得意という。

菊の形に飾り切りした蕪です!

名物の茶碗蒸し。36種類の素材から出汁をひいて作る長谷川さんのスペシャル!

焼き物。ホンマスの自家製干物とイサキの酒盗焼き。

この日は日本酒女子研究会+比留間深雪嬢の誕生日+秋田の木川さんのジョイント!

お燗も丁寧につけてくれます。最近、とっくりにはかまをはかせて出すお店は皆無に近い…です。

クライマックスは!

滋味あふれるキノコ汁! お出汁は白身の骨と身。きれいなうまみに香ばしい、ほろ苦味のキノコが。野生の天然キノコの力強さを堪能しました。これは絶対カツオ節ではこうならない。生麸入り。

ヒラタケ、クリタケ、シモフリシメジ、チカナメツムダケ、マイタケだそうです。

〆のご飯「きょうはうどんにしました!」と長谷川さん。「うちにしかないおうどんです。これがメインディッシュですかね(笑)」

ややっ! この匂い、この濃厚さは!
「あん肝のうどんです」
加えて、炒り大豆、昆布、鰹節、干しエビでとった出汁だそうです。

ちょこっと出してもらった白菜漬け。これがうまいのなんの。神田明神下の麹屋さんの米麹で漬けた白菜漬け。甘酸っぱいナントモいい発酵加減。ゴマは極弱火で30分炒るそうです。プチパチ。

手前は3年寝かせた自家製柚子ごしょう。辛味と柑橘の爽やかさ、滑らかさといい絶品。
長谷川さん、雑誌「やさい畑 2013春準備号」でも白菜料理を披露。

包丁は60本を使いこなすという長谷川さん。蕪を飾り切りした刃ものセットも見せてもらいました。どれもピカピカ。

きれいなのはお鍋の底も鏡のようにピカピカ。
おいしいを作るのにひとつひとつ真剣な長谷川さんです。

甘味も自慢の長谷川さんですが、やまよは甘いものが苦手なので果物を。大秋柿でした。
そして長谷川さん、ユーモアも忘れず、涼しい顔でさくさくとお料理を提供。それをサポートする奥さんのちづこさんも笑顔が優しい女性です。和食のスタンダードがこの店なので、ここより劣る店(値段と味。日本酒とワインの品揃え)だと、もうガッカリ。
プロの仕事かくあるべしを毎回、学ばせてもらうお店です。

●「楽  はせ川」

東京都台東区池之端1-1-1 MK池之端ビル B1F
電話 03-3836-0417
・この日いただいた料理は7000円のコースです。
撮影 RICOH GXR A16 24mm-85mm
過去の「楽 はせ川」料理

◯blog 20111001

◯blog 20101228

[...]

押上の日本酒バー酒庵 酔香さんへ

November 23, 2012

10月19日。きき酒全国大会出場のため秋田から上京した通称まさたろこと佐々木くん。たってのリクエストで押上の日本酒バー 酒庵 酔香さんへ
↓前回行った時のこと↓
●2011 blog 日本酒バー 酔香さん

まさたろくん&ミヨさんと。秋田・NEXT5超好きの2人です。秋田のお土産を持ってきてくれました。ってミヨさんは東京北区在住。

はじめは松浦酒造 「獅子の里 にごり 純米酒」こんなラベルがあったとは。お米は雄町と五百万石

お通し6種盛り!「いぶりがっこ入りポテサラ」など気がきいた6品がアソート

静岡県の酒米・誉富士を使った「八百萬」山廃純米です。

鳥取県は日置桜の強力!内田百種園の無農薬栽培・強力米で醸した「鍛造(たんぞう)伝承強力」21BY。力強いです。

●日置桜 蔵だより

メニューをあけるとソソられる料理名が

6種盛りと塩炒り銀杏〜

お酒のお品書きです。次のページも次の次のページもあります!

気になった「しめサバのどぶろく漬け」

一行ずつ銘柄を追うだけで楽しくなってしまう銘酒揃い!

長珍に竹鶴。だんだんお酒が濃ゆ〜くなってきました〜。

長珍は19BY。ラベルにいろいろ書いてあります。

酔香正面に長珍の看板が

そして!店主の菅原さんは秋田出身。お父上が好きだったという高清水

高清水「きもと特別純米酒」です。

香りがたまらない一品が到着。香りを確かめ合うミヨさんとまさたろさん。また飲める!

喜久酔の特別純米酒。爽やかな定番です。青島さん、ホッとします!

蒼空の話になり。するとご店主「愛山がありますよ」と。メニューブックには載らない隠し玉もあるようです。

藤岡酒造「蒼空 純米大吟醸 愛山」

「龍力  熟成雄町」

1999年醸造!

ゴボウとくるみの赤ワイン煮。奈良漬けマスカルポーネ

旭酒造「 獺祭 純米大吟醸48 寒造早槽」

他のお客さまが帰られたあと、酔香お2人の姿を撮影させてもらいました。だんだん似てくるおふたりです

まさたろママが縫ってくれたNEXT5バッグを持って3人でパチリ☆ 私はチャリティーの時に遠隔購入!

酔香さんの棚にはいろいろな日本酒が。見ていて飽きません。

こんな変わりだねも

最後の最後に酔香さんご夫妻、まさたろくん、ミヨさん、伝農さん、博樹さんでパチリ☆

天の戸の酒米・稲穂。お世話になりました〜!

空を見上げると、スカイツリー
帰り道、ぎょっとしたゴミ袋

紛らわしいもの捨てないでくださいっ。分別してくださいっっ (-_-)
●日本酒バー 酒庵 酔香

にほん酒やさんの日本酒

August 27, 2012

ひとつ前の続き。にほん酒やに思う完結編。
にほん酒やさんに初めて行った時のこと。2011年12月6日火曜日

勅使河原加奈子↑さんが「スバラシイんです!」と絶賛連呼
加奈子さんとは料理通信の取材で一緒に鳥取へ→
●blog 料理通信:鳥取市の谷本酒店
●blog 鳥取市ではしご酒「しもむら」
●blog はしご酒2居酒屋小次郎
●blog はしご酒3ジュジュアンさん
鳥取では、谷本さんが選んだめくるめく純米酒をリオネル・ベカシェフ(当時、キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ。現在はESqUISSE )とともに、たっぷり味わってもらいました。
その後、日本酒に開眼したと聞いて嬉❤
加奈子さんはその先を探るべく、近所の「にほん酒や」さんへ。さらなる素敵な感動がそこに

山形県は鯉川さんの亀治好日。地元で栽培した「亀の尾」を使用した純米吟醸酒。里芋の揚げたものと

岡山県は丸本酒造さんの農産酒蔵。自社栽培の山田錦を使用

にほん酒やさん、夜になるにつれ、どんどん人が増えてきて、あっという間にカウンターがいっぱい。ひとり、またひとりと増えていくのが面白い! 飲むのはモチロン、すべて日本酒

岩手県は川村酒造店の酔右衛門。徳島県の阿波山田錦を使用 ●blog 川村酒造店さんに教わったゆるゆる肴

島根の十旭日が↑ありえない勢揃い
加奈子さんがペペロンチーノの香りがする日本酒があるという

「あれは、十旭日の改良雄町、22BYとか(液体の色が黄色)を熱燗でいただいたときに、パリ在住の友人が突然、「ペペロンチーノの味がする!」と変な事を言い出したのです。
香りを確かめるとまさにトマト&唐辛子でした。
香りっていうか「におい」ですねー。なんでこの店にはトマトとバジルのピッツァがあったり、カレーがあったりするんだろう?」

焼き野菜に、トマトとバジルのピザ
「そんなことを思ったら、ここにある「和食」ではないメニューたちにぴったりこれらの酒があうことに驚きを覚えました」

アボカドの味噌漬け 大那のきもと造り特別純米

「それまで、日本酒のマリアージュがピンとこなかったのは、寿司屋だから割烹だから、そりゃ今夜は日本酒でしょう、というモチベーションでしか日本酒を飲まなかったからです」
「また端麗辛口といいながら、刺身や、醤油、出汁を使った和食と合わせていると、だんだん口がまったり甘く重くなってしまって、おいしいのかもしれないけど、感動できませんでした…あくまで個人的感想ですが」

鯉川の阿波山田錦のお酒

左)「安東水軍」。右)アツアツのイカゴロ丸干し
「なので、にほん酒やはまさに目からうろこ体験。まだまだ日本酒のマリアージュ体験は始まったばかりで、未知なる可能性を秘めています」

「にほん酒やで、20代の女性とか、ふつうならワタミでサワーとか飲んでてもおかしくない若い世代が、楽しく美味しく、裏ラベルを読みながら、店長の高谷さん他スタッフのおすすめを飲んでいるのを見ると「この国も捨てたもんじゃないな…」とひとり目頭が熱くなるおばさんなのでした(笑)」

とカウンターで。勅使河原加奈子ことテッシー。
にほん酒やさんのスタッフは全員、日本酒の説明が押し付けがましくなく、それでいて知識、見識も素直で楽しい!

どんなことでも丁寧にこたえてくれます。なにしろ全員感じいい!

ひと昔前の地酒専門店は、ウンチクオヤジ、ネクラオヤジ、オタクオヤジ、刺身を妙に売りたがるサシミオヤジ、不潔なキタナイオヤジ、こぼし酒提供の店(今スグやめろっ!)、お酒を小売価格の5倍で売ろうとする店etc.が多かったです(今もあります。絶対行きません)。もっとお酒と料理を大切に扱ってほしいと願います。

〆のご飯も毎日、変化。この日は焼きおにぎり、生わさび飯

お見送りしてくれる店長の高谷さん、ひとつ前のblog、30時間営業の顔 とはちょと違う(笑)。いや、半年で顔変わりました!

撮影/RICOH GR DIGITAL 3

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