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May 9, 2009注文していたワインが届きました。ブルゴーニュの醸造家、パトリス リオンさんのピノノワール 2006。
焼く前→焼いた後
もっとも早くて簡単なおつまみ。マッシュルームにお塩をふってオイルをかけ、ローズマリーと一緒に、オーブントースターでこんがり焼く。ブラウンマッシュルームは色がある分、見た目はなんですが、うまみも大。切ると中はふっくらぷりぷり。
マッシュルームの水が出てローズマリーの香りが移ったこの油は風味がよく、パンにつけても、パスタにからめてもおいしい。
新玉ねぎのナムル風。小松菜のおひたし。
野菜ひとつで火を使わない料理も多い…。
単純なもの食べてます!
●先日、豆腐ちくわをいただきました。豆腐が7割、魚肉が3割という鳥取名物のちくわです。右はプレーン、左は野焼きタイプ。特別にアミノ酸を入れないで作ってもらったという。
豆腐ちくわは焼くか、茹でるかして、そのままいただくことが多いですが、今回はたくさんあったので一瞬、茹でてふんわりさせてから、お醤油でかるく味つけしてみました。卵は使っていませんがそういう風味になるのが不思議。これには日本酒ですね。
●また、とある日、きれいな小鯵がこの量で158円!で売っていたので久々にから揚げを作ることに。
鯵の鮮度が良かったので、丸ごとのまま塩をして、全粒粉をまぶし、菜種油をフライパンに1cmほど入れて揚げました。包丁もまな板も使わない超簡単!クッキング。
表面カリッと中はふっくら。菜種油で揚げると黄金色の仕上がりになります。
キャベツをざっくり切って炒め蒸しにしました。春キャベツはふんわり、あま〜い。ダイエットにも良いという。
隠岐の島 海士町で買った胡麻塩パラリ。
この胡麻塩は、海士町産黒胡麻と塩で作った島内産100%という珍しい胡麻塩です。
ワインの日のおつまみ盛り合わせプレートでした。
魚を食べると、食べたくなるサラダ
マッシュルーム、セロリ(三つ葉状態の)、新玉葱を海の精の塩と国産レモン、EXオリーブオイルごく少々、粗挽き胡椒ぱらりであえます。玉葱の辛みをマッシュルームがカバー。セロリが引きしめ役。レモンがフルーティ! しゃきしゃき感が気持ちいい爽やかさ満点の組み合わせ。 玉葱は極薄にスライスしたら塩少々で先にからめています。
普段のごはん ↓
玄米とみそ汁とたくあんの醤油漬け。しぶっ。
オーガニックの桜ロゼ&野菜の会
May 5, 200928日火曜日の夜。
定例になりつつあるマヴィのオーガニックワインと野菜を組み合わせる会。野菜は近藤けいこさんから取り寄せました
箱から出したお野菜たち。きれいに水洗いされて分別してあり、即、料理に使えるのが近藤けいこさんのお野菜の特徴です。
今回の主役「桜ロゼ」。フランス・ヴァレデュローヌでワインをつくるカバニスさんのロゼです。 カバニスさんが昨年、桜の季節に来日したさい、和食を食べ、自分がつくる早飲みのロゼが桜時季の和食に合う!と判断。今年初めて1月末に瓶詰めしたロゼをマヴィへ初出荷。
鮮やかな黄色の花は春菊の花!
花ごとおいしくいただける春菊です。どうやって調理するかワクワク。野菜とロゼ。爽やかな苦みあり、香りあり、甘みあり、旬同士の組み合わせは楽しみ!
まずは、さやえんどう、葉つき人参です。さやえんどうは普通のグリーン色と深い紫色の2種。宏子さんお手製のバーニャカウダソースで。
パンは PAUL 六本木一丁目店で購入。左から黒オリーブ入り、白ごま、けしの実まぶし。
カバニスさんの桜ロゼ。 イチゴのような甘い香りとフレッシュ感ある、すっきり辛口。春野菜の爽やかな味とよく合います。フランス人がデザインすると桜もこうなる!? というラベル。
カバニスさんインタビュー(以下、HPより一部抜粋)
カバニス:かつて、オーガニックワインは皮についた野生酵母のみで発酵させるのがいいとされていました。でもそれは腐敗したり、発酵がうまくいかずに臭いワインが出来たり、品質が安定しません。今は、私は培養した天然酵母を使っています。この方法だと結果的にSO2(二酸化硫黄)の量も少なくて済みます。
野生酵母だと発酵開始は醸造開始から3日後、培養酵母だと1日目から。腐敗などのリスクがなく、SO2を使用するのは瓶詰め時だけで済むことも多いのです。
さて、楽しむ人たち。
梶野さん(左)が鎌倉のレストラン特製のお肉のパテをご持参。それを喜ぶお肉さんチーム。(中)野々山豊純さん。(右)伊藤宏子さん。
こちら野菜さんチーム。(左)ジュンコさん、田村 安さん、やまよ。
ご近所の鈴木三河屋さんの大熊店長が顔を出してくれました。大熊さんのアースディの模様。三河屋さんには山口の銘酒「貴」あり。純米吟醸 短桿渡船もひとくちいただく。
バラバラ集まったメンバーが揃いました。そうなると、待ってましたの泡!
クレマン ダルザス ロゼ 発泡 ドメーヌ ユージェーヌ メイエー。
シャンパーニュ製法で造られたピノノワール100%のスパークリングです。
シャカシャカしているのは、ジェイミー・オリヴァーが開発したというソースを作るシェイカー。持ってきた野々山さんいわく「これは売れる!とエル・ア・ターブルで売ったんですが……。」
まったく売れなかったそうです(涙)
しばらくシャカシャカしていると確かに繊維の堅い春菊もなめらかに。でも、5000円台では難しい…かも、野々山さん。タケノコ+春菊+イタリアンパセリ+塩+オリーブオイル。
春菊、タケコノが出たので、白ワインへ。
ドメーヌ ブローのオーガニックシャルドネ。ステンレスタンクで貯蔵され、クリアーできれいな酸、余韻もいい辛口の白。ビーガンやマクロビオティックの料理素材にあいます。お値段もお手頃でお気に入りの1本。
同じくドメーヌ ブローのオーガニックシャルドネ樽熟。シャルドネを樫樽で熟成させてあり、柑橘系の酸味にプラスふくよかな蜂蜜、ナッツの風味が加わっています。
田村さんがお得意のパスタを作る。パスタは全粒粉を使用。
田村さんが書いた「オーガニックワインの本」。とかく誤解されがちなオーガニックワインですが、これを読むと背景がよくわかります。
ねぎのパスタでアルザスのピノ。
第2段のパスタは京都産のタケノコも入れて。こうして夜がふけていくのでありました。
田村さん語録
「豆腐に合うのがいいワイン。豆腐に合わないものは僕にとっては価値がない」
らくだ亭「やかんなめ」の夜
April 24, 200923日木曜日。ひるちゃんが、元サライ編集長岩本敏さんが席亭をつとめるらくだ亭のチケットを取ってくれたので、夜、内幸町ホールへ。
その前に小澤ちひろさんと会う。お嬢さんが2年越しの悲願!芸大に受かりホッ。試験前は玄米とひじき、切干し大根、雑穀スープをせっせと作って食べさせたとか。「玄米は集中力が違う」とはお嬢さんの弁。来年は息子さんが東大受験で再び受験生の母。
笑顔で乗り切ってくださ〜い。ちひろさん、そしてご実家の店。国産小麦、天然酵母でパン焼いてます。中でも玄米パンが絶品! 趣味は高校生の時から続けている座禅とユーミン。
さてらくだ亭。今宵の出演者は五街道雲助師匠、柳家喜多八師匠。初めてお聴きする二人です。
開口一番は春風亭朝呂久さん「金明竹」。雲助師匠「代書屋」喜多八師匠「やかんなめ」「あくび指南」、雲助師匠「幾代餅」。
「おつむ、べろべろべろ〜っ」は、やかんなめ。
病ネタです。
病と言っても深刻な噺ではありません。何せ、江戸時代には病といえば2つ。男の病は疝気(せんき)。女の病は癪(しゃく)と相場は決まってたそうです。「持病の癪が…」と女性が言うのは時代劇の決まり言葉ですね。その癪を治すのにも、人それぞれに珍妙な方法があり、ふんどしで強くしばると治るとか、「やかんなめ」に登場する奥様はやかんをなめると癪が止まるという。マジですか!? という設定。
外出先で奥様の持病が出て苦しみ始め、同行した女中があわてふためきます。そこへちょうど通りかかったお侍さんの頭がつるっぱげでやかんそっくり!
失礼を承知でお侍にお願いにいく女中。早合点した侍が「癪とな、男のふんどしでキリリ、キリリと体を絞めると癪がとまるというが。しかし、わしのふんどしは越中で寸法が短い。ほおかむりくらいにしかならぬ」と困った顔。女中が「いえ、ふんどしでは…ありませぬ」
するとお侍「みなまで言うな、わかっておーる!」とコレまた違う早合点の話を。これが何度か繰り返され、とうとう女中が「お侍さまの頭がやかんそっくりで、頭をなめさせていただけないでしょうか」と切り出す。
「わしの頭がやかんだと〜っ」 と、怒るお侍。
しかし、人助けならば…としぶしぶ承知し、舐めさすのでありました。すごい図です。そして奥様は無事、正気を取り戻すのでありますが
この噺、サゲも面白いので喜多八師匠で生で聞いてください!
いや〜。おもしろかった。芸達者なお二人でした。
*でも、女性は紐をいろいろ持っているはずなのに、ふんどしじゃなくちゃだめっ!ていうのは幅広でお腹全体を圧迫できるから? えっ気の持ちよう? ハナシをつくった人の妄想? う〜ん、なにかあったらふんどしでLet’s try!
らくだ亭次回、5月16日は柳家さん喬・柳家喬太郎・柳家左龍・桂歌丸・桂都んぼによる、東西落語・華の特撰会。6月30日は三遊亭鳳志真打ち披露で、鳳楽・鳳志親子一門会。園生直系の噺を聴く!という企画公演。
終了があっというまの21時20分すぎ。そのあと、ひるちゃんうちにくる。
せっかくなので、先日購入し、気になっていたピノノワールの微発泡ロゼをあけることに。
ストロベリーみたいな香りと、おだやかな甘みがよござんす。
バイオダイナミック農法で栽培されたぶどうを使用。瓶底に澱がしっかりありました。
農業に欠かせない牛さんが象徴的にラベルにデザインされているのです。
ひるちゃんと知り合ってハヤ20年となりました。
あんまり変わらない二人です。
(こんな写真が偶然出現。↑ 1996年12月イタリアにて)
ひるちゃんが「そうだ、ルッコラを持ってる」と
舞茸、エリンギを焼いて、ルッコラと一緒にバルサミコ酢とオリーブオイルとレモンと塩でささっとあえてくれました。鞄にルッコラがしのばせてあるあたり、さすが料理記者歴20うん年。
さて、そのあと、豆腐に搾菜、生姜、ネギを入れた「搾菜豆腐」を作ったり、鳥取名産の豆腐ちくわを茹でて柚子胡椒で食べたり。ムードは和。
それにはやっぱり鳥取の純米酒でしょうということで辨天娘さんをあけました。
裏ラベルに熱燗は50℃、上燗は60℃の指定あり。指定通りに(笑)いただきました!
野菜でおつまみ
April 24, 2009境港の父から野菜が届きました。里芋がお酒に合うことをカフェエイトで学んだので、いったん茹でてからオリーブオイル+ローズマリーかりかり風味のグリル仕立てに。長ネギは熊本産の小海老ちりめんで炒め蒸し煮風に。ネギは塩だけでかなり甘くなります。レタスはペペロンチーノで。
こんな風に食べているとは境港の両親には想像外だと思います。
あっさりした野菜料理はご飯のおかずには向きませんが、ピノノワールみたいにライトなワインだとこんな野菜料理がぴったり。
そんなことを思いながら、しみじみお酒が楽しめるようになって良かったと(20年前は下戸。今や誰も信じてくれませんが!笑)マクロビオティックの食生活がお酒が飲める体質に変えてくれたのでした。玄米と塩に感謝!
アースディ東京 2009
April 19, 2009アースディ東京2009初日の朝、現地から「王様のブランチ」で生中継あり。エコグルメとして3つのスタイルあり!「雑穀、ヴィーガン、マクロビオティック」という。そんな時代になったのね〜。
昔、大変お世話になったゆみこさんのつぶつぶカフェ
TVで取材された粒ソバのホットドッグは完売でも長蛇の列。
お隣はカフェエイト。お店をクローズしてスタッフ総動員。
テンペのソースカツ丼800円。
ナッティナッツもあり。歩きながらポリポリ。
NPOアルコイリスさんのブースではグリーンナッツヴァージンオイル とインカ天日塩(標高3300mのアンデスの高地で湧き出る塩水の塩)、そして
ポップコーン!が用意されていました。
1カップ100円。ひとくち食べたら、オイルの爽やかな香り。自然な塩味。はじけるコーンがふんわり甘くておいしい〜っ。こんなおいしいポップコーン初めて!
代表の大橋さんに聞いたらペルーで見つけてきたアンデス産コーン(トウモロコシの原産地はペルーアンデス)で、オイルはもちろんグリーンナッツヴァージンオイル、そしてインカの天日塩という。市販がまずいのは油が(コーンも塩もだけど)悪いせいなんですね。材料が良ければポップコーンはこんなにおいしいのかとビックリ。
大橋さんペルー帰り。以前、お会いした時よりも色濃く、たくましく(笑) 「オメガ3のポップコーンはどこにも無いと思いますよ〜っ」
商品化すればいいのにと言ったら
「こんなにいいコーンはなかなか手に入らないんです〜」残念です〜。
鈴木三河屋の大熊店長も出店。こだわり農法の酒米を使った純米酒と甘酒を用意。お燗もできるよう準備万端。
喜久醉、木戸泉、竹林、 自然酒。
お燗手伝い中!?
お隣はオーガニックワインのマヴィの長谷川さんと田村さん。いい天気だったせいか泡ものは売り切れ。ドメーヌ ド ブローのシャルドネ2008を購入。
ヤッホー・ブルーイングの采女さん。有機栽培麦芽とホップを使った上面発酵のサンサンオーガニックビールを紹介しています。値段も手頃ですっきりおいしいビールです。釆女さんが扱うビールの中でもパッケージが好きなのが「東京ブラック」(有機原料ではありません)。麦芽・ホップだけを使用したエールビールの黒ビールで、濃厚かつ香ばしいインパクトある味。
いろんな提案があるアースディですが
日本酒の瓶がある…と近づいてみたら、ガラスびんリサイクル促進協議会の展示コーナーでした。
十四代、天遊琳、睡龍、神亀、綿屋、菊水…。
いったい誰が選んだの〜?というくらい好みが合う空き瓶ズラリで大爆笑。
ガラス瓶は3つのRでエコ容器という提案でした。アースディ東京2009本日、最終日です。
ピノノワールをあけるとき
April 8, 2009宝物のようにしまっておいた大事なワインを開けるときがあります。まさにこれがその1本で、お誕生日に「住む。」の伊藤宏子さんにいただいたもの。開けることを決意!
どうしても幸せになりたい時…とか。
とっておきの記念日とか。
区切りがついた時とか。
健やかな力が欲しい時!
ワインには、他のお酒にはない独特の高揚感があるような気がします。
ワインならなんでもいいかというとそうでもなく、ピノノワールという品種がそういう感じになります。
ピノ好きの宏子さんが選んでくれたのはブルゴーニュのシャンボール・ミュジニー村。
励まされる飲みものの存在。不思議な力を持つ、美しいエレガントな味のワインでした。宏子さんありがとう!
●ドメーヌ・アミオ・セルヴェル・シャンボール・ミュジニー 2004
FOODEXで会う! 丸本酒造&山同敦子さん
March 14, 2009FOODEXで竹林「丸本酒造」さんのセミナーで山同敦子さんに会いました。山同さんは日本の酒、全種類!に詳しい食と酒のジャーナリストです。著書は 「ヴィラデストワイナリーの手帖」「至福の本格焼酎 極楽の泡盛」など多数。中でも「愛と情熱の日本酒」は最高!熱く素敵な蔵元のルポルタージュは大感動間違いなし!ぜひ読んでほしい一冊です。(右)鈴木三河屋の店長大熊さん。丸本酒造の丸本さん、山同さん。
わ〜い、乾杯〜!
丸本酒造さんの有機の純米吟醸。2種類あり、自社栽培山田錦使用のお酒は「竹林」です。こちらは国内の有機JAS認定のみならず国際認証を申請中。すでにアメリカは取得済み(取得まで5年の歳月!)でEUが申請待ちだとか。
「酒米の有機栽培から考える日本酒造りと品質」というセミナーも開催。去年、やまよが稲刈りで見せてもらった窒素量違いの実験田
この写真をセミナーの資料で使いたいとリクエストあり。
ついでになぜかセミナーに引っ張りだされるの図。顔をつくっていけば良かった!?(写真右/堀越典子さん撮影)
有機の酒は各社から出ていますが、有機の米づくりから有機の酒づくりまで連携させているのは日本では丸本酒造だけ。ワインと違い、日本酒は原料は農家さんから買うのが当たり前。ワインでいうところのドメーヌは合法的には皆無です(蔵元個人として酒米を栽培している人はいますが)
有機の酒をつくるには、有機農産物生産行程管理者、農林水産省指定穀物検査場、有機加工食品生産行程管理者の3つのライセンスが必要。
丸本酒造が米づくりを始めたのは1987年で、2003年に酒米栽培特区を取得。酒米に初めて法人として参入したのです。
しかし話を聞くにつけ、酒米を蔵で合法的に栽培するのは非常に難しく、ここまでくるのはイバラの道だったようです。丸本さんの苦労話は本が一冊書けそうでした。
窒素量が8kgになると稲の色は青くなり倒れます。じつは倒れる前から茎や根、土が腐り始めている状態なのだとか。山田錦は原始的な品種で、厳しい環境で生き抜いてきた稲。肥料たっぷりの現代的な農業にはあわないといいます。その窒素量8kgとは慣行栽培の一般的な量なのです。
有機栽培の山田錦は身がしっかりして育ち、たんぱく質が低く、精米破砕率が低いため、酒づくりに好適。醸造の段階でも元気がよく、しっかりした味わいの酒に仕上がるとか。丸本さんの田んぼでは一反あたり5俵の収量があり、自然栽培としては極めて良好!だそうです。
以上、有機の酒、ミニ講座でした!
その後、「マヴィさんが出展していますよ〜!」と大熊さん。3人でおフランスのブースへ。
いたいた。マヴィの後藤さんだ。まずは白のシャトー ド ルー
うわっ、かっこいい! 山同さんキリリの図。
「このワインは料理を生かすタイプね。単独だと野菜の種のような渋みを感じるけど、これが料理を引立ててくれる。ハーブ&魚の組み合わせにあいそう。ケッパー、エストラゴンが効いた鯵、鯛。シソを使っても。サーモンにオリーブオイルもあうわね。その時のオイルは香りの強いタイプ、産地はイタリア北部のもので、青い香りが立つようにして…。バジルや香りが強いハーブをのせて食べるのもあいそうね!」
ほぉ〜っ ∑( ゚Д゚)
どれどれ。
うーん……。顔だけマネしても(って似てないし)
「おいしいです!」(-θ-)ノ ダメダコリャ。山同さんへの道は遠い。↑LOUのボトル。
次はティヴィンヌ プロポルシオンなるワイン。カリニャン8:カベルネ ソーヴィニョン5という一風変わったブレンドの赤。
「カリニャンは素朴だし、いい意味で南の暴れん坊よね! これは甘みがあり、タニックでちょっと粗い感じ」
タニック! タイタニックじゃないよ。
「カベルネソービ二オンは濃くて緻密。シルキー感もある品種。緻密な女王と田舎の少年の黄金比なのかもね」
ほーっ、ほーっ。
語彙が豊富で楽しくキュートな山同さん。お酒を飲むときいつも隣にいてほしい(笑) お酒がより深く、おいしく感じられること間違いなし。
その山同さんの新刊は
なんとっ
子どものためのお酒入門 (理論社)
わ〜っ。
もっともわかりやすく、もっとも深い酒の話が満載!
視点が面白いです。大人にこそ!?おすすめ。
夜中にピノ
March 3, 2009明日からフーデックス。参加するとある蔵のセミナーのお手伝いで蔵元と一緒に新丸ビルの21Cクラブにてパワポを一気に作るの巻。3時間みっちり(珍しく)仕事すると目と肩がショボショボ。達人の腕を借りていやしてもらった後、温かい麺をいただくのでした。今宵はふかひれ麺!
その後、おうちに帰ってお風呂に入って今日は飲まないと思っていたものの、ひと口寝酒に…と思ったピノノワールが南仏のもので、すこぶるよろしくない状態。すっかり目がさえてしまい、秘蔵っこのアルザスのピノをしばし悩んだのち、あけました。
そう! ピノの味ってこれだよね(谷本さんまた欲しい)
すっかり元気になったおいらです。って、もう3時前?! 明日はフーデックス、明後日は秋田県のお酒の会だというのに、お楽しみいっぱいですな〜。
今宵のオーガニックトリオ。
と、いえども、いろいろです。
では! おやすみなさい。
バレンタインは蟹でワイン
February 17, 2009
2月14日のバレンタインは蟹+ワイン。
事の発端は、順子さんから「境港で焼き蟹を食べたとき、マヴィのアルザスのピノやロゼとあうのを発見したの!」と聞いたことにあり。
焼き蟹とピノ? ロゼ! 香ばしく甘い風味があうのかも。蟹というと飲んでる場合じゃない(笑)ことのほうが多いので試した事ありません。いつか試したいとずっと思っていたのです。
「順子さんが感動した相性を試したい!」と口に出すと、蟹好きが世の中にいかに多いことか。瞬時にメンバー10人決まってしまいました。
365日蟹でもいいという伊藤宏子さんがタクシーで到着。なぜなら七輪と炭持参。蟹を焼くために四角い七輪を買ったという蟹専門七輪です。川口商店から届いた発泡スチロール箱は2個。ワインセラーに保管。紅も松葉もモサ海老もハタハタもぎっしり!
撮影する野々山さん。野々山さんはブログでアップすると前もって宣言あり「今日は撮影に専念します!」
真っ赤な紅ずわい。正面から見ると鼻がぶたさんみたいです。
まずは茹で紅ずわい。並んだ並んだ、ひとり一杯。
蟹とシャンパングラスだけという、怪しいテーブル。
紅で落ち着いたら、いよいよ生の松葉蟹へgo!
今回、川口商店さんから送ってもらった資料にあった「しゃぶしゃぶ蟹」の作り方を試す。博樹さんが習得し、皆にその方法を伝授。すると、超簡単にするっと身がとれるじゃありませんか!
これには感動。わーいわーいの皆なの笑顔。生の蟹の身がするっととれることが、こんなに楽しいとは知りませんでした。
宏子さん、しょうこさん、美香さんが次々に試す。
抜けるところが快感!(左)順子さん、透明感ある松葉の足 (右)超蟹好きというマダム野々山もhappy Face
そして幕間に甲羅酒。これにはやっぱり日本酒。竹林登場!
撮ってる、撮ってる。蟹の形が変わるたび撮影する野々山さんです。
ファイヤーの薪状態に置かれた足。この並べ方は斬新かも。
外で七輪焼きが始まりました。ふーふー吹いてる宏子さん。野々山さん店の備品であおぐのはやめてくださいっ(笑)
六本木から赤坂へ抜ける一方通行の道。タクシーがみな、徐行運転して見ていく。歩く人はうらやましそうに見ている。そりゃそうでしょう。
焼きたては最高! 川口さん、このように楽しみましたがお正月の川口さんの切り方とはちょっと遠かったです。 今度、蟹と一緒にきてほしい!
そして試しました! 松葉の焼き蟹とロゼ。やわらかな甘み同士引き立て合って確かにピッタリ。ピノノワールもよかったですが、おいしいピノの味におされちゃうかな〜っという印象です(なんでもピノ味になっちゃう)。焼き蟹にはロゼがおすすめ!
蟹しゃぶむき名人の称号をあげたい!博樹さんと順子さん。理系な二人は双子座のB型。
今宵のワインです。いろいろ試しました! さまざまな発見あり。
手打ち蕎麦で2008〆
December 31, 2008蕎麦うちが趣味という人が増えています。野々山さんもそのひとり。蕎麦うち暦30年! 前回の会で「蕎麦とワインでしめましょう」とポロリといったひとことから29日はマヴィで蕎麦とワインの会が決定。これが本年最後の宴となりました。
茨城県まで蕎麦粉を求めて準備してくれた野々山さん。生わさび、大根、蕎麦つゆ、蕎麦ちょこまでご用意。慣れてます。ご自身は専用法被を着込んでムード満点! はじめの飲み物はシャンパーニュ ヴァンサンブリヤール。
オーガニックのぶどうで3年熟成。いわゆる糠臭さがまったくなく、短所が見つからない。冷やしすぎずぬるめで美味。そしてロゼ!こちらも3年熟成。まろやかで品のいい甘みにナチュラルなイチゴの香り。マヴィ愛飲歴10年の順子さんが「1本選ぶならこのロゼ!」というのもわかります。ぶどうはどちらもシャルドネ、ピノ ムニエ、ピノ ノワール。今宵は総勢15人なので贅沢にシャンパンなのでした〜。
齋藤料理長が顔を出してくれました。大淀大根をまん丸の丸のままを生かした一品。マクロビオティック的に大徳寺納豆と玄米粥で蒸し煮にしたもの。1時間半以上加熱したそうです。包丁を入れないので素材の持ち味そっくり。大淀大根特有の苦みが旨味に変化。これにはロゼワイン。
やまよはお豆のペーストを2種製作。レンズ豆を豆乳で煮たものと、ういろう豆をスパイシーに味つけたもの。これには切れるタイプではなく、まるく包むタイプのロゼがいいと田村さん。
寄島の牡蠣を殻ごと茹で、オリーブオイルとスパイスでマリネにしたものも持参。これには切れる白!
おいしく楽しく締めくくりができました。野々山さんの一言のおかげ! 田村さん、皆様、ありがとうございました。感心したのはチームクリナップ ↓
使ったあとのキッチンを手際よくピカピカにして帰られました。うちにも来てほしい。(右)鉄ちゃんの田村さん。ご自身で作られた鉄道模型を見せてもらう。 人に歴史あり。
さて30日のお昼!
下北沢のガイア食堂。トットちゃんが蕎麦を打ってる最中。
こちらは新潟県津南町の高波さんの蕎麦粉を使用。
ガイア食堂は今年開店。物販メインで始まって、とうとう食事がメインに。その移り変わりもいい感じに進化、変化! 素材良し、味良し、感じ良し。dancyuで取材も。
気持ちのいいスタッフ、みほさん、やっさん。来年もよろしくね! (右)「ごげんめもち”だごど」太ももの会、ねばり腰の佐藤さん。
その佐藤さんの絵です。楽しかった一夜もありました! 元気な農家が日本を救う! 楽しまなくちゃね。
カフェエイトの二人ともよく遊び、野菜や米の勉強をしました。「住む。」の伊藤宏子さんはお姉様にもガイアに(みほさんと料理教室が一緒だったというご縁)、ガイアでたくさんの人と集いました(清水さん2組の本の全揃えありがとう)年の瀬には勇人くん、大上さんとも出会いがあって。フォンソンカフェ・マミさんの有意義な日本酒会はアップしそびれました〜っ(≧≦) オーガニックのつながりは楽しくおいしく幸せです。
国頭村にも、北郷町にも、隠岐の島にも行け、玉ちゃんありがとう。とても書ききれませんが、たくさんのご縁をいただいた皆様、ありがとうございました。来年もハッピーな時間をたくさんご一緒に!
HAPPY NEW YEAR! やまよヽ(^。^)丿