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Archive for December, 2007

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宮城・元気米の遊佐さん

December 11, 2007

玄米ごはんを食べ始めてから体調がすこぶる良いので、皆さんに薦めています!
なかには「ゲンマイィ〜? まずそう。かたそう。ぼそぼそしてそう」という反応も。
おいしい玄米は味が深くてそれは美味ですが、まずい玄米はまずい。
玄米だろうが、白米だろうが、おいしいお米はおいしいのです。なのに、こと玄米は誤解されやすい。

勘違いしている人も多々あり。

白米だと「魚沼のコシヒカリがいいね〜」という人が、玄米だと「玄米? ああ、ファンケルの発芽玄米ね」ということも。ファンケルは商品名であって米の名柄ではありません。産地でもありません。魚沼のコシヒカリも精米前はみな玄米なのです。

また、”玄米は玄米という米”の種類があると思っている人もいました

ヽ(`д´;)ノ

日本人の米知らず

玄米は米の旨味がそのまま出るので、白米よりこだわってほしいと思います。初めて玄米を食べる人にお薦めはモチモチタイプの品種。

玄米は圧力鍋で炊けばどんな米もモチモチになりますが、玄米が炊ける炊飯器は圧力鍋ほどモチモチにはなりにくいもの。炊飯器でもモチモチになるのは「みるきーくいーん」!

中でも宮城県で土作りからこだわる遊佐康弘さんの「みるきーくぃーん」は、玄米初めてさんにこそ食べてほしいやさしい味わい。

以前、遊佐さんの田んぼにお米の花を見に行きました。 写真は8月お盆頃です。遊佐さんは一人で13町歩を栽培しています。

すっくと天に向かって垂直に立つ、文字通り元気米。

「田んぼは、ツバメと赤とんぼがくる」
どじょう、たにし、蛍の姿も。

田んぼの土作りは遊佐さんならではの工夫がいっぱい。牛を飼っているので牛ふんから自家製。昆布の切れ端を細かくカットしてまいたり、醤油の搾り粕を堆肥にしたりといろいろ試しているそうです。

「はちみつ米」という米もあり。蜂蜜に海藻エキスを混ぜて田んぼにまいたもので、食味が上がるとか。遊佐さん、チャレンジャー。
通信販売もOKなので、興味あるかたはご連絡を。
みるきーくぃーんの他、ささにしき、コシヒカリも作っています。

遊佐農場 電話&fax 0228-52-2166

つやぴかのみるきーくぃーん玄米

モチモチの玄米ごはん。 かむほどに甘いのが特徴。

島根 出西生姜の生姜糖

December 6, 2007

11月に落語つき山陰ツアーに出かけたときのこと。「來間屋生姜糖本舗」さんへお邪魔することができました。生姜糖は伊勢神宮をはじめ全国の神社仏閣土産として昔からありますが、ここ來間屋生姜糖本舗さんは創業300年、ひたすら生姜糖1本!という潔さ。
原料の生姜は、島根県簸川郡斐川町出西地区で契約栽培の出西生姜で秋に採れる古根のみを使用。
店主の来間 久さんにお話をうかがいました。家業を継ぐ前はIT関係にお勤めだったとか。今はお母様と二人で生姜糖を作っているそうです。
これが創業300年の生姜糖です。板チョコ状で、ぽきんぽきんと折って食べるわけです。原材料は砂糖、出西生姜。上白糖が手に入る前はどうしていたのか興味があったのですが、よくわからないそうです。黒砂糖や、和三盆では生姜の風味があわないとか。
製造現場を見せてもらいました。
これが出西生姜です。どことなくワイルド。
「出西生姜は繊維が非常に小さくて完全に溶解する上に独特の甘みと芳香とを失わぬ」と、島根民藝録/出雲新風土記に記載あり。
 生姜糖の作り方は「生姜の絞り汁に砂糖を加えて煮つめ、型に入れて固める」。煮つめすぎるとカラメル状になり、時間が足りないと固まらずで、タイミングが難しいとか。この鍋はその肝心な煮つめるとき用の鍋! 年代ものの銅製。もちろん現役!
型も銅製。味があります。ほんとに板チョコみたい。
写真は出西窯のお店のお休み処です。コーヒーやお茶が好きな器でいただけます。来間さんちの生姜糖もおかれています。
最近はパラフィン紙に、ひとつひとつ包まれた個別包装タイプが人気あり。その昔は板チョコ状のものしかなかったそうですが、出西窯の多々納さんにアドバイスを受け、個別包装で出したところ売れるようになったそうです。確かにこの時代、あの板チョコ1枚は持て余すでしょう。
個別パッケージのミニ箱は、六本木ミッドタウン内のディーン&デルーカでも発見しました。クラシックラベルがいい感じです。
出西窯は、浜田庄司や河井寛次郎、バーナード・リーチに教えを請うた民藝窯。「世の中はなにもかも“おかげさま”によるもので、自分の手柄などどこにもない」という無自性の理念をつらぬき、共同作業による器作りをつづけています。
お休み処で出されていた番茶。出雲地方で番茶といえば、これ!です。香ばしくてほんのり甘く、やさしい味わい。
季節限定「生姜の砂糖漬け」。新生姜をうす〜くスライスし、砂糖漬けにした一品で、見た目よりもかなりスパイシー。出西生姜のいい辛みがガツンと伝わり、砂糖の甘みが気になりません。シングルモルトに合いそうな大人の味です。10月から3月までの季節限定商品でホームページから通信販売で購入できます。これはディーン&デルーカにも売っていませんよ!

宮崎県日南油津/杉村本店

December 3, 2007

うおぉ〜。 かっこいい!
先日、宮崎県に行きました。でも、トホホの日帰り。慌ただしい移動の車中から見つけたのは木造3階建てのシブイ店舗。 降りて近づくと、ご主人さんが店の前を清掃中。
「写真撮らせてください〜」
「はい、どうぞ」 

杉村本店! 金物屋さんです。 工具や塗装用品、セメントの文字も見えます。
「店内もどうぞ見てください」
感じのいいご主人さんの案内で中をのぞかせていただきました。 
 
博物館といいましょうか、現役の資料館!ですね。ロング丈の火鉢も素敵!
 
おやこれは、焼き印です。
「昔は農業の道具に押したもんですよ。宿の下駄にも使われましたね」そうか、昔は道具も下駄も木製品。焼き印で自分の目印をつけたんですね。
もちろん、販売もしています。1文字1000円。2文字2000円。
「山本」「山」「洋」の字はないか探しましたが、戦後すぐの商品とのことですでに売り切れ。
「今作るとね、この文字の味が出ないんですよ」
お宝探しよろしく探したら「赤」と「菊」を発見!「赤」は、赤峰勝人さんにプレゼントするつもり。
 
杉村本店は、宮崎県日南市油津1丁目にあります。
昭和7年の建築で2〜3階はお住まい。2階には10以上の部屋と中庭があるそうです。戦時中には軍への供出で外壁の銅板をとられ、戦火で3階の一部を焦がしたことも。平成2年「宮崎県建築百景」に選ばれたそうです。
焼き印は残っているものはごくわずか。ご興味ある人は現地へgo!杉村本店から歩いて30秒のところに文化庁登録文化財の”油津赤レンガ館”もあり、散策する面白さいっぱい。次回、宮崎に行くチャンスがあったら泊まりでいこうっと。

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