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Archive for August, 2009

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山口ハイライト

August 30, 2009

一宏さんの案内で、錦帯橋を観て、歩かせてもらいました。感動!

この船は鵜飼用。火を燃やすかごが船頭についています。

錦帯橋の下を流れる川はゆるやかで、川遊びの人も犬もたくさんいました。気持ち良さそう!

夏休みの思い出づくり

思えば川で泳いだことないなあ…。

じりじりと太陽が照らす、超真夏日でした!

カップルも歩く。「車馬の通行禁止」の看板あり。

なんでも橋の下ではソフトクリーム戦争が勃発中なのだとか。

この店ではなんと100種類ものソフトクリームが。(右)あずきかぼちゃだって!マクロビオティック風組み合わせ。

しかし、苦しそうな味も。

コワいものみたさ!? 一宏さん「お茶漬け味」を注文。

そして名物の白蛇。

赤ちゃん蛇の餌は、超小さなピンク色した赤ちゃんネズミ。どっちがどう…ということはいいませんが、うえーん、かわいそうなピンクマウス。まだ目があいてない生まれたての赤ちゃんでした。生きた餌は最高なのでしょう。

白蛇の皮アート「寿」

へび小屋の隣にあった、へび状のうり。

いろいろあるな〜。
勉強になりました。
広島空港にて。

ジャンクが呼んでいる〜。やっぱり一度は食べないと(笑)

左は広島名物という「激辛つけ麺」。冷たい麺に野菜。唐辛子と胡麻たっぷりの赤いつけ汁で食べる麺。ゆでたキャベツをはじめ、野菜どっさりが特徴。思ったほど辛くありませんでした。そして豚肉抜きでネギトッピングプラスのお好み焼き。広島にきたんじゃけん。

空港内のロイヤルでも、お好み焼きをアピール。広島じゃけん。

久しぶりにみた公衆電話。申し訳程度にまだ残ってました。利用者ゼロ。

さよなら山口&広島。思いでいっぱいありがとう!

行きと同じB777-200でしたが、行きは机が座った椅子の右側から出て、帰りは椅子背面からの新幹線スタイル。同じ飛行機でもいろいろ改良あり。

日本酒を飲む器。獺祭の提案

August 30, 2009

日本酒を飲む器はなにか。なにで飲むか。
陶器、磁器、ガラス、漆器…と素材はいろいろ。平盃、ぐいのみ、グラスと形もさまざま。
飲用温度によっても向き不向きがあり、味わいも器によってまったく異なります。
だから日本酒は楽しい!

器は楽しい…というわけで、うちの酒器専用の引き出しを紹介。

これは一部で、ガラス関係は別に収納しています。

伊藤環さんの器をはじめ、お気に入り器たち。白が多いです。
好きな器をお客さまに選んでもらうこともあります。これは人柄が出て面白い!

獺祭の桜井さん、器を考えておられました。
共通意見として「こぼし酒の提供はやめてもらいたい」
こぼし酒というのは、お皿に一合の枡を載せ、枡からあふれるまで注ぐというスタイル。「うちの店ではちゃんと一合(180ml)入れてますよ」という宣言がこのスタイルの始まりだと思うのですが。
今はそれが形を変え、一合ではない枡に注いであったり(計量の意味なし)、枡のなかに小さなグラスを入れてそこに注いでこぼしたり(意味不明)、枡は登場せず、小皿の上にミニグラスを置き、あふれるまで注いだり…。
地酒専門の居酒屋でこのスタイルを見る事が多いです。某県のアンテナショップ内レストランもそうでした。
なにがイヤかといいますと、枡が不潔! 使い捨てならわかりますが、四隅がきれいに洗われていません。
しかもその枡が安い漆塗り風の枡だったりすると、すでに周囲がべたついていることもあります。
そして皿が汚い。いろんな匂いがついています。専用に洗うわけがありません。そんな皿にこぼされた酒がどうして飲めましょう。
皿や枡に入ったグラスの底が信頼ならない。そのグラス、机や棚に今まで置いてなかった? 汚い底にくっついた酒を飲ませるの?
そしてもひとつ、イヤなのが、枡や皿に載ったグラスに注がれてこぼされた場合、グラスの周りに酒がついているため、持つと手がべたべたになること。おしぼりでもふききれない…。日本酒を頼んだことを後悔します。
これじゃあ、丁寧につくられた繊細なお酒は浮かばれません。
だいたいがケチくさい発想から始まった妙なスタイル。その発想、味を大切にするワインの世界じゃありえません。
こぼし酒(怒)撲滅運動!推進中!
皆さんもぜひご一緒に。「こぼさないで」「同じ量をグラスで持ってきて」と。

獺祭さんが飲食店に提案しているのはワイングラス。
よく見ると星印☆がついています。
ここまで注ぐと90mlなのだとか。ちょうど一合の半分量ですね。

お酒を提供される単位は一合の場合が多いのですが、180mlは1人だと多過ぎます。だんだん温度も上昇しますし、へたれてくることも。お燗酒なら盃でさらっと飲まないと冷めてしまいます。
桜井さんいわく「90mlくらいがちょうどいい」
そこでこのグラスを考えたそうです。獺祭 星付きグラス1個945円。お蔵で販売しています。
●蔵元日記【酒器提案・注ぎこぼし反対】

当たり前ですが手も汚れません。きれいに最後まで飲むことができます。ちょっと試してみたいな…という時には90mlがちょうどいいですね。不思議ですが少ない量で提供されると、次のお酒に進む事ができ、結果たくさん飲めます(笑) 飲食店の皆さん、提供する量、そして器よろしくお願いします。そして値段はお酒の2倍まででお願いします。

熱く説明する桜井さんでありました。この日は全身ユニクロ。

岩国「古賀」で野菜コース+獺祭23%

August 29, 2009

山口の山奥の小さな酒蔵を出て、山口きってのBig City 岩国へ。

桜井博志さん。「山田錦しか使いません。純米吟醸以上しかつくりません。ブランドは獺祭だけ」と潔い酒づくり。わかりやすいことこの上なし。優先順位がハッキリ。経営かくあるべし。
そしてモノ選びのセンスの良さにも毎回感心。車もファッションもお金をかけずにスマート(常務である息子の一宏さんも奥様もいつもスマート)
桜井さん全身ユニクロの日も(多々)ありますが、それもおしゃれ。スリムな体型マル!
蔵元の皆さん、酒造業関係の皆さん、太ってはぜったいだめです。ただでさえ「日本酒は太る」と思われがち。そこへ太って(さえない)蔵元(及びその関係者)がいたら誰も日本酒、飲まんでしょう。
デブの素酒と思われて仕方ありません。業界あげてスリム化促進!
……と、言ってる自分にもムチ、バシッ。

車はアルファロメオ。ネットで86万円で購入。息子さんが乗っているローバーは20万円。買い物上手です。

念願の古賀さん。「古賀で野菜づくしの懐石を」という至極なお誘いを受けたのは2ヶ月前。

そして、カウンターへ。
最初の一品は、加熱したイチジク、ねりごまがけ。お酒は獺祭の純米大吟醸 23%磨き。清冽な味わい。乾杯にふさわしいはじまり。

ご主人の古賀さん。頑固一徹職人!和食一筋。カウンターの正面壁面がすっきり何もないのもいい感じ。
清潔な空間! これが一番のごちそうの背景だと思っています。
そしてヒンヤリした冷気が…と思ったら「おつくり」登場。

15cm角くらいの真っ白い氷ブロッグの上に、オコゼの刺身がon。茗荷、ねぎ、カイワレと薬味たっぷり。身、皮、肝と各部位が。
「山口では冬のフグに対して、夏のオコゼと言われています」と桜井さん。美味なるフグ同様、淡白という言葉だけにおさまらない、上品な味幅あり。甘み、うま味、香ばしさが部位別にきちんとあり。丁寧な仕事ぶりがひと切れから伝わりました。

お次は、片口の器に温かい一品が。里芋のエビあんかけです。青いすだちがすきっと香るお出汁がこれまたおいしい!

そして焼物。松茸です。カットもきれい。今年2度目。

自分好みに目の前で焼き上げる酒肴。
火が通るまで23%で喉を潤して凝視して待ちました。
野菜の味を邪魔せず、口中、クリーンをキープする23%。
野菜、しかも素材をいじらない料理には最高。贅沢極まりなし。
私はお肉、乳製品が苦手なので「この酒は肉にあう、チーズにあう」と言われても、ちっともそそられないのです。
「松茸にあう」と言われたら反応大!

トリオで参加、桜井ファミリー。素敵なオーダーありがとうございました!

焼きたてアツアツの松茸にスダチをじゅっ。ふふ。
23%をすっ。ほほ。

ゆっくりじっくり焼いていきます。松茸と23%で岩国の夜はふけていく。
そしてお椀が! ブラック&レッド

なんとトマトを葛衣でくるみ、揚げてありました。大の葛好きなので目がハート! 表面やわらかぷるんつるん、中のトマトがジュシージュワジュワ。それらが一体となった出汁もうまし。これも23%にピッタリ。葛にあうお酒という選択。

するとNext! きましたよ。濃い系が冬瓜の器にはいって。
す、す、すっぽん!?
じつは、すっぽんは私には濃厚過ぎて人生でなくてもいい素材のひとつ。
ですが、あの特有の匂いがありません。

おそるおそる口に運べば、冬瓜の青い風味を生かした動物性を感じさせない淡いきれいな味。椎茸、焼いたネギの香ばしさあり。うわ〜。古賀さん、上手です。
高級特殊素材を使う場合、”これでもか”という、これ見よがし傾向の店がありますが、一切なし。
ですが、静かに強い主張あり。古賀さんは寡黙。お聞きすると短い言葉で解答が。オトコ和食職、古賀一徹!
”野菜好きな客”(肉抜きで)というリクエストに対し、古賀スタイルをどう盛り込むかが、じつによく考えられたコースでした。
ちょっと味が濃い系になったので、お酒を磨きを39%にチェンジ。
23%から入ると、39%は濃く感じました(味は比較対象、そして慣れが大きいことを痛感します)
ただ、冬瓜を口に含みだすと、39%が強いのです。桜井さんと「23%の方が合う」ということになり、23%アゲイン! 冬瓜に合わせるとなると23%が素直にあいます。
味との引き合い力!を感じました。
なんというお米贅沢をしてしまった夜。
畳1帖分くらいの田んぼを飲んだかも!?

最後は冷や汁でサラリ。

サラサラと。汁けのある味噌あじは〆に嬉しい。やっぱり最後は米粒!と思う、米をいっぱい身体に入れた一晩でした。
2007年12月。獺祭23%お酒の会の時のこと。

獺祭・旭酒造さんへ

August 27, 2009

「山口の山奥の小さな酒蔵」がキャッチフレーズの旭酒造さんへお邪魔しました。
富久長の美穂さんも一緒です。

周東町獺越地区。こんな感じの、のどかな集落に蔵があります

蔵が手狭になり、改築工事の真っ最中。

蔵の真ん前はゆるやかな川が流れて、のんびりしたいいところ。
つい先日まで、ドコモさえも圏外という山奥だったそうです(モチロン私のウィルコムはずっと圏外でしたが)。

旭酒造さんはオールシーズン、お酒を仕込む四季醸造です。
蔵は蒸し米で湯気もぉもぉ。蔵人は酒づくりの作業、真っ最中。甘いお米のにおいがあたり一面に漂っていました。
特別に麹室を拝見!

麹スタンバイ! ぬくぬくの部屋で気持ち良さそうです。

切り返しの作業中。とても真夏とは思えませんね。

酒づくりの作業は連続したほうが腕がにぶらず良いそうです。去年は1ヶ月休んだところ、カンがにぶったとかなんとか。
とはいえ、どんなに冷蔵設備が整ってもやっぱり夏場の仕込みはいろいろ大変そうでした。

お酒を絞るヤブタと呼ばれる装置。冷蔵室の中で冷蔵管理されています。

フィルター1枚1枚が白く清潔。当たり前のことに感動です。
……と、いうのも、先日、このフィルターが恐ろしいほど真っ黒クロスケの蔵元があったのです。
冬に白くなる?はずはないと思います、野うさぎじゃあるまいしねー。
人の口に入るものを作っている製造業の皆さんへ。食品は何よりも清潔が肝心だと思います。はい。

遠心分離機です。布を使わず、高速回転で酒粕と酒を分離するマシン。雑味がない酒が絞れるとのことです。
蔵の説明によると「無加圧状態で、もろみから酒を分離するため、純米大吟醸もろみの本来持つ香りやふくらみ等の美点が崩れることなく表現されています」だそうです。

ホーローのタンクの周りに、細いホースをぐるぐるまわし、そこへ水を流してタンクを冷やすことがよくあります。旭酒造では、その上をアルミ素材でカバーしているそうです。こうすることでさらに熱効率が高まるとのこと。

このアルミカバー、見た目も涼やか。

たぷたぷ入ったもろみタンク。もろみがちょっと冷えすぎてしまったとかで、保温のための電球がかかってました。雰囲気あります。

お蔵内でミニカップつきの獺祭プチボトルを発見。なんでもこの辺のエリアでは、駅のキオスクで獺祭が売っているそうです。JRの駅で当たり前に売ってる酒が獺祭だなんてねえ。純米大吟醸ですからね。幸せな駅売店。
つづく

夏期酒造ゼミナールin山口

August 26, 2009

8月19〜20日。日本酒造組合中央会中国支部主催「第35回 夏期酒造ゼミナール」が開催され、講師として参加しました。会場は山口県山口市湯田温泉のホテル松政です。
中国地方とは山口、広島、岡山、島根、鳥取で、その5県の蔵元さんが大集結。知り合いの蔵元さんもいっぱいで、10年ぶりに会う懐かしい方も!
初日は「日本酒業界の今後の展望」について日本酒造組合中央会 副会長(五橋社長)酒井佑さんの講演、「品質管理研究会総会」や、県の名誉をかけた「中国5県きき酒競技会」もあり、蔵元さんは、まる2日間びっちりのゼミナール。私は19日の懇親会から参加しました。

翌日9時から、秋田県立大学生物資源科学部教授 岩野君夫先生の「美酒の探求」の講演あり。”清酒の官能評価に関係する化学成分の解明” 等についてお聴きしました。麹菌、酵母を1つ選ぶ…杜氏さんにとってはドキドキの選択。結果はできてからでは遅過ぎます。できれば事前に特性がしっかりわかる化学的根拠が欲しいもの。
岩野先生の研究によれば、アラニンとグルタミン酸のバランスがなにより重要だそうです。
そして、タンパク質分解酵素生産の少ない菌株を開発し、蒸米からのアミノ酸生成量を低減する麹菌が必要だったと。
高級アルコール、芳香族アルコール、コハク酸生成量の少ない酵母菌株の開発が必須だったと。
秋田県の新しい麹菌はこうして生まれたのだと判明。酒米に合わせて作ればそれは最強!
秋田今野商店と協同開発したそうです。なるほど秋田の酒質向上には岩野先生のようなかたの存在が!!
そして「酒米によっては低精白が向かない米がある」と。
なんでも「いい米は削らなきゃいい!」というわけではないのです。
新政酒造さんが醸した80%のきれいなお酒の味を思い出しました。いやな雑味が皆無、透明感ある味ながら、決して淡麗辛口ではないバランス良い味のある80%でしたから。背後に岩野先生?

閉会の〆の言葉は運営委員長の丸本仁一郎さんから。

そして閉会。おつかれさまでした!

そして移動。いざ、deep 山口へ。旅はまだ続くのでした。

裏ベラ*尾道の串揚げ「ひとくち」

August 25, 2009

ベラビスタ境ガ浜はインテリアがシンプルかつ上質。瀬戸内海が一望できる温泉があり、岩盤浴も併設。外に一歩も出る必要なし。というか、出たくない…。
なのに、なーぜー、尾道にしかも串揚げ(!?)を食べにいくことに。
裏ベラビスタ・尾道報告。

瀬戸内海にしずむ夕日を海から眺めながら

go go 尾道!

と、ひとり心で口ずさみながら、西へ向かう船のなか。

美女とトドも一緒。
そして尾道上陸。

目指す店は、その名も「一口」=ひとくち。
10人も座れば一杯の小さなカウンターだけの店。予約不可。すでにお客さんが一杯で外で待つ事に。

尾道散策〜。
小さなお店が多種多様。

商品がほとんどないがらんどうな薬局。何で生計を立てているか不明。

町のカド、カドにはタバコ屋さんが。飲食店が多いせいでしょうかタバコ屋さん多し。

ひざかっくん。「おつかれちゃん」クーラー入ってますと入口に張り紙あり。

なごむ港町。
そしていよいよ「ひとくち」へ!

串揚げといっても肉ではなく瀬戸内海の魚介類がメイン。
お店は予想外にきれい。
揚げ物屋さんは、周り中、油でべったりなりやすいものの、意外にクリーン。きれいに掃除されていました。揚げ油も臭くない。聞けばしょっちゅう変えているとのこと。
ひとくち発起人のリーダーが全員分の「穴子」を注文。

「にし」があり、珍しいのでにしをお願いしました。メニュー札、左端「くじら」の左が「にし」。巻貝です。

揚げる前の「にし」を見せてくれるお店の息子さん(息子といってもかなり大人)。

れんこん、ししとうのVEGE文字も並んで。
頼む順番が頭の中で出来てきました。
まずは、サクッとかろやかな穴子からスタート。

穴子は素揚げに近いうすごろも。
これにはレモンぎゅっ、塩パラリで…と、お店のご主人から食べ方指導あり。

じゃんじゃん揚がります。リーダー次々に注文。
飲み物は王祿! 「渓(けい)」のにごり。山田錦55%精米。
”溪流の澄んだ流れのごとく潔い酒”とか。今宵は瀬戸内海の潮の流れのごとくかな。

揚げ物にはぴったりでしょう。シュワシュワしてます。

まずはうわずみ透明部分を。贅沢〜。

にしです。まずは塩で。

そして、ソースもいいとすすめられました。こちらのソースはなにかと割ってあるそうで、見た目よりも辛すぎず甘すぎず。工夫してます。
そして幅3cmくらいの小さな片口いわしが旗状になって串揚げに。こんな国旗があったら楽しいぞ。

天ぷらころもにパン粉のころも。素材により衣もチェンジ!

鯨、そしてなんとかいう貝。
「この貝は左端から食べてください」と言われる。左端はやわらかで右端になると堅いという。堅いほうから食べると印象が堅いままひっぱられるとのことで。
確かに右側の巻がきつい部分は堅く、よくよく噛む必要あり。なるほどねえ。

名物のあさり!

じつは、あさりはどうやって串揚げになるのか?と思っていたのです。
すると、この形、バラで揚げたひと皿スタイル。あさりだけ値段もグンと違うと思っていたら、そうだったのか〜っと納得!
衣に一味が入っており、ピリ辛HOTテイスト! 折り鶴を折るような折り紙状のキャベツが添えられ「一緒にどうぞ!」これはいいつまみになります。
本当に店名どおり、すべて「ひとくち」サイズ!

一味唐辛子が冷凍庫から出てきたのでお聞きすると、お店で細かく刻んでいるとか。保存は冷凍庫で色抜け、風味抜けしないようにしているそうです。おさえるところ、ちゃんとしてます。

父と息子の二人三脚。揚げ物はすべて父担当。
「これだけはまだ譲れん」……のかな?(セリフは想像)

ししとうは一瞬芸の素揚げで色鮮やかに。こちらは醤油で。
そしてクライマックスは

じゃん。夕日のような、れんこーん!

なぜか、隣のお客さんが「記念に撮りましょう」と熱心にすすめてくれるので、カメラを渡して撮ってもらったショット。髪ボサボサ、顔バリバリ。瀬戸内海焼けのやまよ(顔が妖怪だよ)。検眼用の目隠しを思い出すレンコン串揚げ。
こうして尾道ディナータイムは幕を閉じるのでありました。

ベラビスタの夏野菜コース

August 24, 2009

18日、B777-200でビューンと広島空港へ。

席は一番後ろ。上の写真はこの窓からの光景。
10ch全日空寄席、今月は「夏の医者」桂枝雀。聴くのは3回目だけど、何度も同じところでぷ、ぷーっと吹き出す。隣の人はブキミに違いない。
青空のもと、夏らしい暑い一日の始まり。

海を満喫する午後があり

陽が瀬戸内海に静かに落ちて、
爽やかな朝を迎えました。

ベラビスタ境ガ浜

左はベラビスタのケニーさん、そして右は広島で富久長というお酒を醸す蔵元杜氏、同い年の今田美穂さんと一緒です。
・前回のベラ訪問記
・初ベラ訪問記

双忘で野菜づくしのお昼ごはんをいただきました。自家菜園で採れたてのみずみずしい野菜が登場。
(右)美穂さんの自信作!「海と太陽の檸檬」 広島県産のレモン、純米酒、アカシアの蜂蜜を使用したリキュールです。ホワイトリカーを使ったリキュールと違い、純米酒を使うとおだやかな甘み、アルコール感があります。すっぱく濃い味なのでソーダ割がピッタリ!「お風呂あがりに飲むと最高!」と美穂さん。

焼き胡麻豆腐。表面カラリと香ばしく、中はとろ〜りのコクある一品。

とうもろこしの摺り流しです。器にあらかじめイチジクが入り、そこへ冷えた汁を注ぎます。とうもろこしの甘さとイチジクのつぶつぶ感が楽しい!

蓮根まんじゅうですが、表面は雑穀のもちあわで覆われてプチプチ! 三島の器とコーディネートもバッチリ。

中身のまんじゅう部分に玄米も混ぜてあるという。小さなシシトウの曲がり加減がなんともキュート!これも自家菜園ならではの楽しさですね。

山田料理長が原木栽培の椎茸を香ばしく丁寧に焼いてくれました。椎茸から出たドリップがたっぷり上面にたまっています。家でもこれくらい丁寧に焼いてみたいものだなあと。

お出汁でじっくり炊いた冬瓜。中にはなめらかなお豆腐がin.

ぷるんつるん、つるーん。

冬瓜はどこまでも食べられます。皮はさすがに!?やめておきました。

そして炊きたての黒米入りごはんに、とうもろこしを混ぜて。色合いもリッチ!

みょうがたっぷりのおみそ汁と一緒にいただきました。夏味満喫!

最後のデザートは白桃のスープ。浮かんでいるのは葛のお団子。フルーティで透明感ある味わい。

山田料理長とスタッフの西川さんです。お世話になりました。

一歩でると鮮やかな芝のグリーン、その向こうに瀬戸内海。気持ちいい光景が超ワイドに広がって。
小さな島々が繰り広がる瀬戸内海は日本海と違う楽しさでいっぱいです。

ザ・ロビーではマカイバリ紅茶を飲むことができます。

帰ってきました

August 22, 2009

広島〜山口の出張終了! 充実の3泊4日でした。
瀬戸内海、野菜、日本酒と蔵元さん、出会いがたくさん。皆様お世話になりました!
うちに帰るとニホカちゃんが。夏はまだまだ続きます。

いま、山口県です

August 20, 2009

広島経由で山口県にきています。
山口で開催された日本酒造組合中央会中国支部の夏期酒造ゼミナールに講師として参加。
10年ぶりにお会いする懐かしいかたや、ちょっと久しぶりのかた、よーよーよー!?のかたまで
蔵元の皆さま、お世話になりました!
(チーム鳥取の皆さん、きき酒大会好成績おめでとうございます)
山陽道、中国道はちょっと走るとウィルコムはすぐ圏外になってしまいます。
T田さんタイミング悪くてごめんなさいっ。明日の最終便で戻ります。

魚でごちそうcooking!

August 17, 2009

食生活はマクロビオティック+ときどき魚です。きれいで安いサンマがあったので3枚におろして塩、酢でしめてみました。
塩をまんべんなくまぶして冷蔵庫へ。
その後、塩を落とさず

白ワインビネガーとローズ色したシェリービネガー、そして飲み残しのピノノワールがあったので注ぎました。赤い漬け汁に。
すると

身がピンクに!

シルバーがうっすらピンク!
美しい〜っとひとりで感動!

これはワインだ!と思ったらひらめいて
オリーブの実とパセリを粗く刻んで添えることに。オリーブオイルを回しかけるとすこぶる美味! レストランみたいにできた(と、自画自賛!)ワインをあけました。
仕上がり次第でいろいろ思いつく、その組み合わせがうまくいったときは最高!
料理は楽しい!
青魚ですが醗酵調味料とワインの漬け汁のせいか、白よりもかるい赤があいました。

ひるちゃんにもらった足なしグラス(ピノノワール用)で飲みました! 2切れでも絵になる感じ。
今度誰か遊びにきたら作ってみよう!
そしてスズキ

先日、天然のスズキ半身を買ったものの、すぐに食べられなかったので冷凍庫へ。スズキは身が薄いのですぐに解凍できて便利、意外に冷凍向きな魚かも。
とはいえ、一度冷凍したのでお刺身というわけにもいかず、表面にサラサラの焼き塩をパラパラとふって
そして、先日のパーティで誰かが持ってきてくれたピタパンがあったので、水につけて柔らかくしてから粗く刻みました。
しめじも粗く刻んで、パンと合わせて、塩したスズキにのせました。
それだけではなんだろう、もっと野菜が欲しい。
そこで
玉ねぎをスライス、パセリをざくっと刻んだものをた〜っぷりのせて、オリーブオイルをふるっとかけて、黒胡椒を粗くガリガリしてふって、オーブントースターでグリル!

焼く前、なんだかきれい。野菜ってホントにきれいです。

ほったらかしにしてふと見たら、焼きすぎていた。飲みながら作ると忘れがち。

玉ねぎ焦げても、中の味はかえっていい感じ! 身がじっくり蒸されてキノコや玉ねぎの味がじっくりしみてました。しみた味はパンにもたっぷりしみこんでこれまたいい感じ(と、また自画自賛。おめでたい自分)

これには白ワイン!
調子づいて、ごちそうパスタに着手。以前から構想していたリッチな組み合わせに取り組むことに。
いよいよ!
それは何かといいますと

ウニざんす。
じつは誕生日に「塩うに」の瓶を買ったのです! 以前から気になっていた商品で、ウニに塩を入れただけのもの。
誰にも聞かれていませんが、
魚介類で一番好きなのは鮑!
帆立とイカも好きだけど。
それから、おいしいウニも好き。まずいウニは苦手。
鮑は多少、まずくても好き(なんじゃそりゃ)
先日は、
お客さんに披露する機会がなかったので(冷蔵庫にあったけど。誰も見つけてくれなかった)
アフターバースディ!自分のために、おめでとうな気持ちで作るRichなパスタ。
ウニだけじゃないの。
ウニにオーガニックのマンゴー!を組み合わせました。

ねっとり濃い塩ウニのコクに、クリーミィで甘酸っぱくて爽やかなマンゴーが好相性!
細麺のパスタに絡まり加減もグー!
超リッチでたまらんのですが、コクというのは続くと飽きるもの。
そこで、
きゅうりを皮ごとおろして塩を入れたものをそえました。口がリセットしていい感じです!

かくして、ごちそう三昧の夜。
普段、滋味な料理ばかり作っているので、魚を使う料理の時は、ぐぃーんと意識があがる感じがしますね。

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