Archive for August, 2009
« Previous Entries Next Entries »茗荷がたくさんあったなら 梅酢漬けのすすめ
August 16, 2009茗荷(みょうが)が旬、真っ盛りで露地物が安く出回るようになりました。
←これで480円。
畑で「いやっ」てほどできるのを知っていると、お店で3個で200円なんて高くて買えません〜。
茗荷がたくさん手に入った時は梅酢漬けが簡単できれいでお気に入り。
先日、とある地酒専門店のメニューでも発見!
お店のお母さん手づくり「茗荷の梅酢漬け」です。芯まで鮮やかな真っ赤!
爽やかな酸味と塩分が、夏の日本酒によくあいます。
その日のおつまみ紹介。(写真右)たくあん炒め(古漬けのたくあんを塩出しし、ごま油+くせのない植物性油半々ブレンド油で炒め、仕上げに醤油+みりんほんの少々で調味、そして白ごまたっぷりかけたもの)。みそらっきょう(鳥取県福部村のらっきょうを根も茎もついたまま塩漬けし、味噌+みりんでからめたもの。根は食べても滋味だけどお店では切って提供)。そして茗荷の梅酢漬け。
まともな純米酒にはこういうのが合います!
こちらのお店のお母さんは、おいしい梅酢が欲しいがため、わざわざ梅干しを仕込むのよ!と言ってました。気持ちわかります。
こちらのレシピを聞くとやや甘めで、 梅酢1に対してみりん1 だそうです。梅酢の塩分もいろいろありますが、この割合は誰にでも食べやすいかも。
お店では島根県の李白酒造のみりんを使っていると言ってました。(みりんは「もち米と米麹と米焼酎」だけで仕込んだ本当のみりんに限ります) 李白さんのは試した事がまだありません。昔から、白扇酒造さんの「3年熟成本みりん」を使っています。
さて、茗荷の梅酢漬け、作り方はいたって簡単!
ビニール袋に生の茗荷(そのままっ)を入れて、梅酢(好みでみりんも)を注ぎ、ぎゅ〜っと空気を出して、冷蔵庫へ。
かぶるくらいの梅酢が基本ですが、私はケチなので、梅酢の量は少なめで、時々、ビニール袋をひっくり返してまんべんなく漬かるようにしています。みょうがから水も出ますしね。
漬かり具合はお好みで。
これは2日目です。
5日目くらいになると一番上の写真くらい、中まで真っ赤になって、くたくた状態になります。
そうめんの具にもきれいでいいし、細かく切ってごはんに混ぜてもさわやか! 梅酢バンザイ!
梅酢は塩味がついているので調味料にとっても便利。もっと広まるといいなあと思います。身体を冷やさないお酢です。
夏はミネラル不足になりがちなので、いい塩をこういう形で摂るといいですね。
とはいえ梅酢は梅もさることながら塩が肝心!
いろいろ試してみましたが海の精の紅玉梅酢が好みです! 塩味がマイルドで酸味もおだやか。塩がいいせいかトゲトゲしさがありません。
水に少し落として、うすピンク色の梅酢ウォーターも夏の身体に嬉しいドリンクになります。
LEEでMACROBIOTIC START BOOK紹介
August 15, 2009ひるちゃんから「LEEでMACROBIOTIC START BOOKが紹介されていたよ〜。有名な芸能人の愛読書としてなんだよ〜」と聞いて、ほーっと思って見てみました。
2年も前に出したムックなので、今頃紹介とは懐かしい。モチロンまだ売っていますが…。
どれどれ、これこれLEE 9月号。ソレイアードのオマケ付きで分厚い号。篠原涼子さんの表紙です。
その篠原涼子さんのインタビュー記事ページ。
愛読書紹介コーナー。栗原はるみさんの本、そして、マユミさんの本『ハッピー・プチマクロ』と、やまよ編集の『マクロビオティック スタート ブック』が紹介されていました。ほー。
「マクロビは偏りがちな食生活を改善するために始めました」 だそうです。
この本は、マクロビオティックの基本がわかる集大成で編集した大型ムック。ちょいと重くて重石、枕!?になるくらい(買って帰ると重いのでアマゾンでの購入をお薦めします)
一瞬お高い!?ようですが、内容は10冊分がぎ〜〜っしり詰まっているので、じつはお得!なのです。
こんな感じのコンテンツ。ナイスバディには必須! 夏太りのかたにもオススメ。weekendだけのマクロビオティックでも身体すっきりが実感できると思います。
10年前には「マグロ(鮪)ビオテク」とか「エアロビクス」とか、よく間違われるくらい知られていなかったマクロビオティックですが、普通にこうして通じるようになって隔世の感があります。はい。
ちょこっとページ紹介。
玄米をボソボソしているという人に教えてあげたくて、いろんな鍋での炊きかたを紹介しています。
フランスで樹の精にあったという松本光司先生(趣味は尺八)の絶品レシピ!車麩の揚げ煮丼
豆腐のパンケーキ&豆腐クリーム。動物性素材ゼロ。
リマクッキングスクールの石井洋子さんに協力を得て、田中愛子先生、花井陽光さんなどありとあらゆるマクロビオティックの研究者に質問して作成した陰陽表です。じつは、この1ページに最も時間をかけたのです。
まんだ読んでおらんかった〜っと言う人、一度みてみて。
MACROBIOTIC START BOOK
視力表?
August 14, 2009普段、甘いものをほとんど食べないやまよです。ダイエットじゃありません。本当に胸焼けして入らないのです。オヤヂですわ。
ある日、試食しなくちゃいけないドーナツあり。で、少しずつナイフで切って味見しました。メープル、有機のシナモン、黒胡麻。
……ふと見たら、何かに似ていると。
「左横、上、右下」
視力表!!
浮き輪状の食べものって、カットしてもカワイイことを発見。
これだけ、ドーナツ屋があり、種類がいっぱいあるというのに、甘くないドーナツは見た事ありません。惜しい。
国産小麦粉、豆腐、塩+αあたりで生地を作って、季節の野菜や果物で変化をつけた、塩ドーナツってないかなあ。妄想ドーナツ。
BEAR PONDにて
August 13, 2009勇人くんデザインのトノサマガエルTを着て久しぶりにBEAR PONDでコーヒーいただきました。コーヒー飲むなら暑い日が最高!
立て続けにアイスがつづく。
右手が腱鞘炎になりそうなベアポンドのご店主。
路面店なので、車椅子でもスイスイ。
商店街のお店は皆に愛されること! これでなくちゃね。
8月11日
August 12, 20098月11日。いつもなら境港に帰省しているところですが、今年は天候不順と交通渋滞、仕事もありで東京に。豪雨で中国自動車が通行止めだったり、地震で東名高速が不通になったりと、やめて正解だったかも。
10日の夜、誕生日のカウントダウンをしにやってきた2人。
念願の冷たい桃のスパゲッティーニ!( 君島さん「料理通信」グットドールクラッティーニのレシピ、超嬉しい!)。
あづささんちの無農薬ブルーベリーを冷凍保存。泡ものに入れると再び泡がシュシュワ〜。カエルの卵みたいでかわいい。
この日の朝、赤峰勝人さんから接ぎ木をしない自根スイカが届きました。
いろんな専用箱があるもんだ。これを皆で食べたら楽しい!ということで急遽我が家でBirthday Partyをすることに(家がsmall&椅子がないため、人数が限られてしまいました。お声かけられなかった皆さんごめんなさい)
そして集まってきました。ご近所に住む勇人くん。農大生ながらPLAIN PEOPLEのデザイナーです。
新作の秋コレクションは、私が好きなカエルを描いたとか。いばった表情がかっこいい! トノサマガエルくん。
マヴィの田村安さん抱えてきたのはクレマンダルザス、アルザスの泡!
注いでもらうの図。
そして皆が集まりました。
田村さん、トモアキさん、アキコさん、宏子さん、千恵子さん、ひるちゃん、順子さん、勇人くん、レイコさん、トモコさん。泡で乾杯!
そして
「パソコン画面を見て!」と言われて見てみると
おや?
あ〜っ。マークが変わってる!
振り返るとテーブルにそのマークのコースターが
並んで
わっ、かわいい!
そしてそれはカードとなって首からぶら下げるようになってました。気がつくと家のあちこちに貼られていました。
トモ子さんからドイツのリースリングを。
今年の豊富を聞かれたので「クエスタンノ ディベンテロ イン ベッラ フォールマ エ ラボレロ コメ ウン カバッロ」と、勇人くんに教わったにわかイタリア語で! アンチョコ見ながら言ってみました。
アキコさんから、ボタンを押すと音が鳴り、光輝く表彰状形のカードが
こってます。
今宵の料理は、皆さんの手料理! 自分ちで何もしないというのも面白い。
宏子さんお手製のバーニャカウダソース。
お料理仕込み中の3人。持つべきものは料理上手の友。
のんびり座って
飲んで待っていると
お料理がぞくぞく
帆立の麩グリル。イカのトマトソース煮。
鯛のアクアパッツア。こんにゃくの八丁味噌煮。
サンマの胡麻焼き。青大豆の豆腐、レモンオイル、塩胡椒で。
ゴーヤチャンプルー、くるみの飴がけ。
千恵子さん、最新刊「極上の調味料を求めて」。食の基本、調味料について書かれたルポルタージュです。
「今日のご飯が明日の私、何を口に入れるかで、人の気持ちも身体も本当に刻々と変わっていきます」本のあとがきより。
意外に知らない日本の調味料のこと、内容ぎっしりつまっています。おすすめ!
千恵子さんが炊いてきてくれた鳥取県・田中農場の豆入り玄米ご飯。「誕生日は土地のものを食べるといいというでしょ。だから田中農場のお米とお豆」。甘みがあって香ばしくておいしいご飯。田中農場について、詳しくは今、発売中のdancyu9月号「酒米づくり名人 田中正保」をLOOK
宏子さんとレイコさん。みんながメッセージカードをかけてくれました。
JANさんも到着!
素敵な親子です。イタリア食材のお土産ありがとうございました!
水着で飛び込み?ではありません。レイコさんスピーチ中。前世で恋人!??
スイカの説明と皆さんへ御礼するやまよ。なぜかお立ち台。
パチパチパチ。
千恵子さん「小学校の時に、初めてお友達のお誕生会に行って”なんて楽しい”と思ったけれど、今日はその時以来、楽しい!」というので爆笑。
最後に
いただきます! 赤峰さん。
7年に一回しか作れない自根スイカ。ナチュラルなおいしさたっぷり。ごちそうさまでした!
遠くから電話をくれた清水さん、テラちゃんもありがとう。
皆さんに感謝です。
翌朝、皆のメッセージを読んでハッピーな気持ちに。
cafe8、pure cafe、D.O.Eの皆なも、いっぱいありがとう!!
乳酸不使用の速醸もと!? 新政レボリューション
August 11, 2009秋田県能代のピカイチ酒屋! と思っているのが天洋酒店 浅野貞博さん。
どこがすごいというと、
その1 日本酒しか置いていない
その2 秋田の酒しか置いてない(試飲できる)
その3 市場や近所で食品を代理購入してくれる(笑)
その4 蔵元案内、観光案内、宿泊手配までしてくれる(爆)
その5 性格がいい(わはは)
他、年中無休。全国へ発送してくれる。
メルマガが日によっては一日2回も届く(めちゃ熱心)
その天洋酒店さんから「新政レボリューション!」とメールが、なになに
ええっ!
純醸もと?
浅野さんの言葉、ご本人の許可得てそのまま引用しますと
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
さて、『新政 レボリューション 第2弾』 『翠竜』が入荷してきました。
『翠竜(すいりゅう)』
佐藤祐輔さんが今年から、『新政』生き残りのために試行錯誤の酒造り。
4つの代表が秘醸酒シリーズとして発売されます。その第1弾が、貴醸酒という手法を用いた『陽乃鳥』でした。これがまた大好評で、早々に完売するんじゃないかとヒヤヒヤしています。
そして第2弾がこの『翠竜』です。
祐輔さんが、「速醸酒母に使う、『醸造用乳酸』で何から作られているの?」と疑問に思い、いろいろ調べたら、安いものは石油原料から合成される。発酵法によるハイランクの乳酸でも、どんな培地を使って、どんな乳酸菌を使っているのか、結局分からなかったそうです。
ちなみに、なんで酒母に乳酸を使うのか?
乳酸を入れて酸度を上げることで、雑菌に汚染されずに酵母が増殖するんです。
その乳酸の出所がよく分からないものであれば、乳酸を入れずに酒母を造れないか?
(山廃という手がありますが、どうも彼は山廃が好きじゃないようです)
彼が注目して考えたのが、酵母自体も大量の酸を出す能力がある。ということは、自ら生成した酸によって雑菌汚染を防がせることができる、ということ。
麹や蒸米を冷凍殺菌し、さらに数回に分けて仕込むことで成功! いらぬものを加えずに造った純粋醸造酒母なので『純醸モト』と銘名。
製法上、乳酸菌がまったく関与していません。そのため、お酒の中の有機酸はすべて酵母が生み出す酸だけ、
すなわち、この蔵の6号酵母の特徴をストレートに出せるそうです。
さすがっ!T大卒だけあってとっても理論的。で、それを実現してしまうあたりが、素晴らしい!
さてさて、肝心の味。
彼いわく、
口への入りはソフトだが、引き締まった酸が鋭く立ち上がり、香りも味もシャープで、素晴らしくキレの良いお酒になりました。まるで日本刀を思わせるようなお酒です。
はっきり書きます。
とっても引き締まった味で、ストレートな味です。確かにキレも素晴らしい! 辛口の白ワインを思わせます。サッパリ系の肴に合いそうです。
ただ、含み香に少し糠っぽさ、というかクリアじゃないものを感じます。これが、山田錦・美山錦という米に由来するものなのか、精米歩合60%に由来するものなのか、それとも純醸モトによるものなのか、私にはわかりません。そして、味にもう少しふくらみ・優しさが欲しい。なんか、肩肘を張っているように思われます。そんなに突っ張らなくても、肩の力を少し抜いて、楽に行こうよ!って思ってしまいました。(祐輔さんに対してじゃなく、お酒に対してですよ)
(彼がこういう酒質を目指していたのかどうか分かりません、次回会った時に聞いてみましょう)この突っ張り感が、この先、人が年をとると丸くなるように、和らいでいくのか? 尖ったナイフの先はそのままなのか?丸くなるのか?まったく予想がつきません。ぜひ折々、飲んでみなくっちゃ!
今まで誰もやってこなかった(であろう)初めての試みで、こんなちゃんとした(失礼か?)お酒にしてきた、それは素晴らしいこと。もっともっとその製法を突き詰めていって欲しい。2年後、3年後、きっと素晴らしいお酒になっていくと思います。そういう意味でも1年目の純醸モト『翠竜』、ぜひ飲んでおいてください!!
四合瓶 1500円 一升瓶 2940円
彼の思い、彼の情熱を聞くたび、感じるたびに、見守ってやりたい!応援してやりたい!と思ってしまいます。ぜひ皆さんも『新政 ザ・レボルーション』見守ろうじゃありませんか?!
そうと聞いたら、で、さっそくお取り寄せしてみました。
純米もと。きれいな酒質です。いやみシェーなところがありません。今まで日本酒が苦手〜っという女子もこれならOKなのでは? という味です。
乳酸については「添加物」なので、それを使うのはYesなのかNoなのかは?な部分でした。
添加物不使用なら、有機JAS認定が速醸もとでも取得できるってこと?
こういう革命はどんどんトライしてほしいものです。
そして気になったお酒がもう1本!
80%!!
再び浅野さんより
『新政 純米 80』
祐輔さんの、若者に日本酒が売れないのは価格のせいだ!という考えは前にもお知らせしました。世の中の低精白のお酒には、低精白を前面に出し、米の旨味をバーンと出したものと、その精白に対して出来るだけ飲みやすい、高精白の酒質にいかに近づけるか、という2種類があります。
彼の考え方からすると、ターゲットは若者、すなわち米の旨味がバーンとでたものではなく、スーッと飲める、渋や苦の少ないお酒を目指すことに。
まんまと上手くいきましたよ!
渋、苦、えぐみを出さないために、酵母(6号)はもちろん、麹菌も選抜し、掛米は秋田酒こまち、麹米には美山錦を持ってきて、雑味を低減。
もちろん、雑味も旨味のひとつ、なんて言っている私のようなオジサンには少々物足りないか!? でも、いくらオジサンでも夏の暑いときに、ゴテッと濃くて、度数が高いお酒はごめんしてください!という意味では、つい手の出るお酒です。
価格もホント?というくらいの、四合瓶 900円、一升瓶 1800円。しかも税込みです!!
本音をいうと・・このお酒がバンバン売れるのは、嬉しさ半分です。だって・・私の目標の「1日に朱金泥能代が5本売れる店!」で考えると、この酒を1日に約30本売らなくちゃならない・・。
ま、私の思惑はどうであれ、若い人がこのお酒を手にして、「日本酒って美味しいね!」って、日本酒ファンになって欲しいものです。
新政 純米80
四合瓶 900円(四合瓶の発売は今回入荷限りにさせていただきます) 一升瓶 1800円
〒016-0824
秋田県能代市住吉町9-22
天洋酒店 浅野貞博 TEL/FAX 0185-52-3722 携帯電話 090-3754-9434
mail asano@shirakami.or.jp
HP 秋田地酒の伝道師浅野 www.shirakami.or.jp/~asano/
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80%ですが、欠点が見つからない味でした。これでこの値段とは。
経費を抑えるために一升瓶と4合瓶の表ラベルは兼用とか。この考え方もいいですね。
優先順位がはっきり、メッセージはしっかりという、なんともすっきりした考え方ができる佐藤祐輔さん。頼もしき若き蔵元です。6号酵母の底力を見た気がしました。
日本酒! まだまだやることいっぱいあります。
*浅野さんへ。メルマガは面白いけど、HPがいけてないです。はい。
皆さん、機会があったら能代のお店へ行ってみてくださいね。小さなお店ですがこだわりがつまっています。全部試飲できるし(笑)
お祝いHappy&薔薇Birthday
August 10, 20098月8日は玉沖さんとふたりで仕事はじめて一周年。
そして、11日は私の誕生日ということでW祝賀を兼ねてコンラッド風花へ。
この日は東京湾大華火大会! 一度、来てみたかった日なのです。
specialなシャンパンを齋藤料理長がセレクト
「おめでとう! これからもよろしくね!」と乾杯、カチン。
プレゼントは玉沖さんが通っているジムのリンパマッサージ券。まるで運動しないやまよの身を案じて!?
甘みといい、ほどよい酸味といい、とろりんと滑らかなシルクのような舌触り。ぶどうを凝縮したような天使みたいな味わい。超おいしくて驚きました。
アントル・シェル・エ・テール
「天と地の間」という意味の名のシャンパンで、フランソワーズ・ベデルさんという女性によるピノムニエ100%とか。単一ぶどうとはぜったい思えない複雑な香りと長い長い余韻。シャンパーニュで一番と言われるビオディナミ農法による生産者だそうです。
なんでも息子さんの病気がホメオパシー療法で治り「ぶどうも同じこと」と、ビオディナミにめざめたという話(あとで調べたら、07からセパージュが変わり、ピノムニエを主にピノノワール、シャルドネ混合のようですが)
1年に1度の贅沢な夜!がstart
日が落ちて、花火がスタート。
ドドンという音とともに次々に打ち上がる花火を見て
「地方も好きだけど、東京も大好き!」と玉ちゃん。
どちらにも魅力があって比べられないということ。
いいところ、それぞれ。
好き、もさまざま。
無数に散らばる光の波を眺めながら、角度を変えて考えてみる今年の夏。ドドン。
右のグラスに入っているのは「生姜の摺り流し」。ほどよいスパイシーさとコクのあるだし汁の組み合わせ。強烈においしい。甘みを引き出す新生姜の火の入れ方に参りました。シンプルなものゆえ、高度な技術の裏付けを感じた一品。動物性のだしは不使用。勉強になりました。ぜったい再現不可だけど。
どうやったらこんなにきれいに骨が抜けるの? たで酢も素晴らしく爽やか。
美しいお造り。蛸と里芋に味がしっかり含ませてあります。
日本酒は「天青」と「貴」を飲み比べました。五十嵐さん、ゴリさん、花火にもあう。
鱧と鮑と松茸、夏野菜のしゃぶしゃぶ鍋。
ズッキーニ、蓮芋、ねぎ、レタス、そうめんかぼちゃ、茄子(焼いてありました)。だしのバランスにまた感動。
食事がひととおり終わったらサプライズ!
ローズ色でグラデーションされたブーケ! こんな素敵な花束、生まれて初めて。
ビックリしました。Aさんサプライズありがとうございました!!
薔薇の花とは接点があまりありませんが
じつは、この前日の7日にも薔薇に癒されていたのです。
”癒される”という言葉じたい、オジさんやまよが使うことは滅多にありませんが、まさにそんな出来事が。
思いもかけずヒョンなことから温泉にちょこっと入れることになり、露天につかっていたら「薔薇が入りました!」と後ろから声をかけられました。
その時はよく聞き取れず(人間、裸で背後から突然声かけられても反応しづらいものです)、
「ばら? 腹? はあ?」と後ろを見たら、小さな浴槽に薔薇の花がぷかぷかと、色とりどりで浮かんいるではありませんか。
「薔薇風呂!」
聞いたことありましたが、自分が入るとは。
「薔薇なんて農薬がいっぱい必要で、農薬とかして入るような風呂なんて」とバカにしていたのですが…。
どっこい。前言撤回。薔薇の栽培方法もいろいろですし。
お湯と一緒に立ちのぼるさまざまな薔薇の香りは最高! アロマオイルは抽出だから香りが違うのは当たり前ですが、生花のフレッシュな香りは生命力あふれて魅力的! 品種による香りの違いもそれぞれに楽しめ、超スペシャルなプレゼントとなりました。ありがとう!
メソメソした気分もすか〜んとふっとぶ薔薇力を実感。
誕生日前後はいろいろな巡り合わせがあるというけれど、まさにそんな感じ。
太陽と星の力でしょうか。
カラフル夏野菜! おウチでパーティで
August 10, 2009近藤けいこさんの夏野菜が到着!
カラフルものが得意なけいこさんらしく、茄子は紫、緑、白とさわやか3色。
とはいえ、切るとすべて白色。
味を知るために、まずは生のまま味見。見た目のせいか、白色はあっさり、緑は青い風味(な気が)。紫は甘み、うま味とも一番しっかり。
まずは、豪快にステーキに!
ナスステ!
皮側から焼いて、裏返したところ。カラフル茄子は皮が命。
ここで塩をパラリ。ビタクラフトのフライパンだったので、こんがり焼いてから、蓋し状態にしてじっくり火を通しました。ステンレスが5層になったこの鍋は油をほとんど使わず調理可能。
生姜醤油のソースで(シブい)
と、かけてから思ったのが
EVオリーブオイルを回しかけ、イタリアンパセリをちぎってのせ、レモン汁ぎゅ〜っと絞って、黒胡椒で、パスタにしても良かったかと。
いやまて、ごま油をまわしかけ、にんにくと生姜をおろし、豆板醤少々+炒りごま…であえて中華風にし、素麺のおともにも良かったかと。
それだけ、ナスステはバリエが豊富!
ナスはシンプルだけに、おいしい塩が肝心。ここぞというときは海の精を使ってます。
じゃがいももカラフル!
切ると、中身はこんな感じ。
まずはシンプルに塩茹でし、それぞれを味わいました。ホクホク感あり。でんぷん感が微妙に違います。色を生かして料理しないともったいない。じゃがいもステーキ? サイコロに切ってサラダ?と楽しい選択ぐるぐる。
葉ものはサラダエンツアイ
生で良しということなので葉部分はちぎって塩揉みきゅうりと一緒にごま油と醤油でさっぱり中華風。
残った部分はさっとシンプル炒め。結論。独特の風味は火を通すより、生のほうが生かせるようでした。
オクラも緑と赤ワイン色の2色! サラダエンツアイの茎部分は豆腐ときのこでも炒めてみました。
夏の食卓はそんなわけで野菜三昧! ヤギか牛?
玉ねぎはオーブントースター焼きが簡単かつおいしくてよく作ります。
(左)焼く前 → (右)焼いた後
この時は、固ゆでしておいたじゃがいもの輪切りの上に生紫玉ねぎスライスをのせ、にんにくのスライスものせ、ローズマリーぱらり、塩ぱらり。あとは無印良品のオーブントースターでじっくり加熱。放っとくだけ。たったこれだけなのに玉ねぎあま〜〜く。じゃがいもに味もうつっておいしいな〜。(単純だな〜脳みそ)
じゃがいも夏野菜サラダ。じゃがいもを塩ゆでしてサイコロにカット。きゅうりと紫玉ねぎはスライスサーでしゃかしゃか。粒マスタード、ワインビネガー、EXオリーブオイル、塩、黒胡椒で調味。パリ、シャキ、しんなりほくほく、酸味がきいて、食べごたえある夏サラダです。白ワインですね。
今回の野菜の中身です。
近藤さん野菜のお取り寄せはPartyでも活躍。先日のマヴィさん持ち寄りパーティでも取り寄せました。
何が入っているのか玉手箱状態。作りたい人が好きな野菜を選んで次々とcooking
まずはそのまま味わってみる。
料理大好き人間がいっぱいでキッチンはワイワイ。ナスのマリネ。
うまみがあって色っぽい赤ワインソルト。ゆで野菜につけるとウマウマ。なにより美しさに心奪われます。
ズッキーニのソテー。きゅうりのあえもの。
ドアットさんのボジョレー私家版07と08の垂直飲み。
野菜とワインは人を楽しくさせるの図。
最後は恒例の田村さんの野菜パスタ。
また泡を飲んでいる。玉ねぎのグリル。アツアツ。
最後はスイカで〆。野々山さん、エウレカセブンくん。
後片付けもきっちり終わったところ。こんなにきれいに終了するのは珍しいことなので集合写真パチリ。
マエキタミヤコさんも遅れて参加。ナチュラルで賢くて素敵な女性です。
お茶の豊好園にピエール・エルメさんが!
August 9, 2009料理通信 の 9月号
日本茶最前線
—日本茶をもっと深く味わうために—
■ピエール・エルメが訪れた“山のお茶”のふるさと
■STEP 1
産地から知る日本茶 静岡の茶畑に、個性あるお茶を求めて
「茶工房 豊好園」
あ、あの斜面にピエールさんが…。
(やまよ→足がすくんだ2008april。慣れたもんだよ2009may)
豊好園の片平さんがたっぷりと特集されています!
(前回、豊好園にお邪魔したときのやまよブログ)
取材の前、ピエール・エルメ氏も料理通信も、どちらも知らない片平さん父子に、どんな人物か。そして料理通信がいかに素晴らしい雑誌かを熱く語って説明しました。
その時の経緯についてはジローさんのblogを
ジローさんのブログで笑っちゃいました。編集長の君島さんも「巨漢なんです」と笑っておられましたが、ホントにピエールさん巨・大です! スリムな片平親子と並んだ集合写真は巨人対小人という感じ(笑)
(なんとピエール・エルメ氏、やまよと同い年…いろんな1961生まれがいるもんです)
さて、点在する片平さんちのお茶畑。
ワイン同様、品種によって適地があるという発想です。
この見開きページには、今まで片平さんからうかがっていた話が凝縮。丁寧に紹介されており、とても勉強になりました。さすがプロの書き手です(ってオマエはなんだってか)
全品種もズラリと図鑑状態で紹介あり。ためになりました! 今度、片平さんちに行くときはこの本持って行こう!
ことわかりにくい日本茶のことが、これを読むとするりとぽん、ちょっとわかると思います。
初めてお会いしたときから思っていましたが、ピエールさんをうならせた(たぶん)片平さんってやっぱりスゴい!
おっ
息子のジローさん。単独アップでちょこっと登場!
独身です。おすすめします(って親戚のおばちゃん状態余計なお世話)
われこそはと思われる方、豊好園のお茶をまず飲んでみてくださいね!
神保町*らくごカフェ
August 8, 2009らくごカフェなるカフェがあると
落語でカフェ? 落語のカフェ? 落語とカフェ?
平日の午後。店内。
私のようなオヒトリサマと、にぎやかに落語談義をするグループと
高台もあり。手ぬぐいやCDを販売するコーナー、自由に閲覧できる図書コーナーもあり。
貴重な本も各種
「圓生全集」
圓生師言葉そっくりそのままを文字化
お姿も。
たまらんでしょう。
すると
「落語お好きなんですか?」と声が
わ。
「ええ、ちょっとだけ」と、親指とひと差し指を1mm残してくっつけました。
「これさしあげましょう!」
昔の番組表です。
この世ではお目にかかれないお名前がずらり。わ〜。いったい何年前の?
広告も当時の時代がわかる面白いデータがずらり。
季節ごとに変わる表紙イラストが素敵です。
「うちの師匠が集めてたくさん持っていましてね。この絵が話の参考になるんですよ」
ちょっとお話をお聞きしました。
そして
いただきました!の記念写真。
左 桂伸治師匠
左後 三遊亭金八師匠
右後 桂夏丸さん
金八師匠は落語協会、ほかお二人が落語芸術協会と、ここは枠を越えてみんなが楽しく集うカフェ。
背後にいるのがらくごカフェ主宰の青木伸広さん。らくご好きが高じてこのカフェをスタート。噂どおりのぽにょ体型!(笑)
番組表(毎日なにかしらやってます)。
らくごカフェ 電話 03‐6268‐9818