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Archive for February, 2010

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国頭村産業まつり・農産物重量大会

February 15, 2010

びゅ〜ん

富士さん、おはようございます!機内でお湯をもらって高麗人参茶を入れて飲む。

思い出しブログ。2010年1月24日は沖縄県・国頭村産業まつりへ。農業青年部はその場で搾って煮詰める黒糖を販売。

女性部は野菜や米、小麦を使った加工品を販売。各部がそれぞれの得意分野を披露する日です。

女性部は玄米ご飯、よもぎ麺、紅茶。土地でとれたもの中心に加工。人気をよんでいました。
毎年恒例「農産物重量大会」の発表もあり。

超ビック!なお芋さん。

大きいものは50kg近くもあるというお芋がゴロゴロ。掘り出すのも大変そうです。

どの世界にも名人がいるのだなあと感心! 背の高いさとうきびもあり。

生姜もビッグ!

じゃがいも、かぼちゃもビッグ!
そして、パパイヤもビック!

一等は4.4kg! 国頭村役場の大城係長のお父上、大城 勉氏のパパイヤは出品者の中でもダントツの4kg越えで見事一等賞☆

大きさがわかりにくいので息子の大城さんに持ってもらいました。えっ、小さく見えます!?

一般的なパパイヤの木↑ここにそんなに大きな実が? さぞや名人の木は違うのだろうと思いますね。見てみたいです。4.4kgの実をつけたパパイヤの木。

↑これは、柑橘名人の宮城調義さんの作る「ユークンブ」。国頭村に昔から伝わる原生種のみかんで、実よりも皮がおいしい(と、いわれています)。皮をむくとグレープフルーツと柚子とみかんをミックスしたようないい香りが広がります。皮はそのまま食べるとやわらかで甘く爽やか。実は種が多く、食べにくいとされ、近年は栽培する人が減ってしまいました。栽培しているのは宮城調義さんくらいとか。

↑パッション名人の前田浩邦さん作。パティシエの辻口博啓さんが果樹園にたずねてきたこともあるそうです。色、形とも優秀賞。

農産物のディスプレイ。力はいってます!
つづく

大谷ひろこさんはカエルもヴィクトリアン

February 14, 2010

ビクトリアン アッシュの大谷ひろこさんからギフト!

なんとシブい!ゴールド色したカエルのブローチ。
大谷ひろこさんはコサージュのデザイナー。絹を染め、昔ながらのコテを使って丁寧に形を仕上げています。私はひろこさんのコサージュを見て、初めてコサージュが素敵だと思いました。

入学式のお母さんがスーツにつける尖った安物造花とはまるで異なるひろこさんのコサージュ。色合いがシック。やわらかで風とともに揺れるしなやかさあり。

「フランスではおばあさんのコサージュをお孫さんに譲ることもあります。それは絹の手染めだからこそ。古くなると味が出るのです」。帽子やドレスも手がけ、すべてヴィクトリアン・スタイル!
● Victorien・H
だから選ぶカエルもヴィクトリアン! これはフランス人男性デザイナーの作品だそうです。

ひろこさんです。いつもキュート!もちろんこの日の帽子も服もお手製。そしてワインが大好き。最近、純米酒もはまってくれました。『純米酒BOOK』もたくさんご購入いただき、ありがとうございました。

↑同じ帽子でも私がかぶるとお笑い系になる。

じつはチマチマ好き

February 13, 2010

なんじゃ、と思われるかも。

une nana coolというランジェリーショップで売られている極小サイズのアップリケのファン。カエルとかトカゲとかアイテムが超かわいい!
ニットの製品はふと気がつくと穴があいていることが。引き出しではさんだり、ひっかけて穴があいたり、虫が食べたり。そんな穴があいたら、やった!とばかりにアップリケ。

これは↑むか〜し買ったOLD ENGLANDのニット。肩部分になぜか穴が。そこでコウモリをON。裏から接着布で補強し、表からアップリケをアイロンで貼り、周囲がはがれぬようチクチク。意外に!?チマチマとした再生作業好き。

こちらは裾に広範囲で穴があいてしまったセーター。ほつれた部分を縫い合わせ(糸はなぜかブルー)、穴には犬をON!

白いニットにはスターマークをON。
穴があいたんだから捨ててしまえばいいようなものですが、こうしてチクチク直すと愛おしく。このアップリケ、シミがついた部分にも有効です(笑)
une nana cool最新作アップリケは「富士山」。なにしろ富士山好きなのでもちろんget.
1つ150円。なにかに穴があくのを待機中(笑)

カワムラアキコ0208 Birthday Night

February 12, 2010

2月8日はカワムラアキコさんのBirthday。
テーマは「部族」。なにかの関わりがあって今の縁ができた…というわけで(このお題はキヨノレイコさん案)
かんぱ〜い!

オーガニックのワイン&ビールに純米酒!
春霞、喜久酔、辨天娘、天の戸、王祿。
cafe8のお料理はすべて植物性素材!

清水やっさんとDiony文香ちゃん。

もちろん肉団子ではなく、植物性! 照り焼き醤油味で美味☆

”酒族”の私からはカワムラ酒造店の前掛けとお酒。坂戸屋武笠さんご協力ありがとうございました!

鈴木薫さん、久しぶり〜。犬プロであり、スピリチュアル・カウンセラー。今度、 Valoreのサロンをオープンするのだそう。

稲垣知子さん、文香〜やっさん、gaia代々木上原店のコバちゃん、青家の有紀ちゃん、大西千晴さん、アッキー。

さて、宴たけなわ、ワイワイ言っている時。爆音とともに、なにものかが台風のように登場!

な、なまはげさんだっ!
アッキーのために男鹿半島からやってきた!(らしい)

いままでのアッキーの悪事を暴露するなまはげさん。

「なんでそんなことを知っているの?」というアッキー。
みんな大笑い!

生のなまはげさんはど迫力でした。「初なまはげ」の人も多く、撮影の嵐!フラッシュを浴びる2人。
そして、お待ちかねのバースディケーキ。もちろんvegan仕様。

こうして

素敵な42yearのはじまりはじまり。アッキー♡いい年に!
プレゼントはコスプレもの多し(笑) パンダも部族?
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◎ナマハゲ草食化という記事発見!

マヴィ泡の会〜鈴木三河屋さん

February 11, 2010

1月9日土曜日mavieで泡の会あり。「泡のフルコースをどうぞ!マヴィ赤坂店開店5周年パーティ」詳細

5種類を飲み比べるという初泡イベント。田村さんから泡用ぶどうの栽培風景、製造方法のお勉強タイムあり。

一杯目はクレレット ド ディ ブリュット2005  フランス・ヴァレデュローヌのアシャールさんちの看板ワイン。伝統的な古代製法で、糖分や酵母の添加ナシ!ふくよか味。

おつまみはレストラン オゥレギュームより。有機野菜のチップ。

場所は赤坂の店内です。

野菜のフィンガーフード。プチトマトの中にクスクス、セロリ。
フレンチだからバターを使った料理も

野菜や帆立を使ったタルトレット。右は玉ネギたっぷりパイ。炒めた玉ネギって本当に甘い! キャラメルみたいです。バター味、久々。リッチな味ですが1つ食べると膨満感。

ヘルシー路線もあり! 野菜が嬉しい。

飲んだ泡にチェックして、次を注いでもらうシステム。この商品説明を兼ねたチェックカードは首にかけるようになってます。これだと、飲んだ飲まない!? これなあに?等、まちがいがありません。首にかかっていれば。
次はフランス・アルザス MEYER=メイエー家のクレマン ダルザス。繊細な泡だち、白い花の香り。爽やか〜な果実味。アルザスらしい1本。

同じメイエーさんちのクレマン ダルザス ロゼ。後味すっきりキレ良い味。
いよいよ

ブリヤールさんちのシャンパーニュ3年熟成を飲む。

エレガント!かろやかな花の香り、樽香もちょっぴり。ゴージャスな味。

そして苺登場!
最後はイタリア・ピエモンテ、ロヴェロさんちのルビー色ブラケット 微発泡。甘口です。フレッシュな苺にそそいでデザートドリンクに。

赤に赤が重なって美しい〜。

赤って色は見た目もアゲアゲ! さらに発泡してればなおのこと。

マヴィのスタッフの長谷川浩代さんをたずねてフランスまで行った秋場奈奈さん。マウンテンバイクを持ってフランス内は自転車で移動したという。根性あります! だって浩代さんの宿は山岳地帯にあり。「方位磁石が頼りでした!ヒロヨ〜、ヒロヨ〜〜〜って叫びながらこいでました(笑)」
すごい!

そのヒロヨと。

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会終了後、マヴィから徒歩2分の鈴木三河屋さんへ。野々山さんが実家の新年会用の日本酒を買いに行くという。

真っ白の棚に王祿ずらり。王祿棚です! 昨年の12月から王祿の取り扱いがスタートしたのです。
「修羅が醸す」ですと。大熊潤さんが書いたでしょ! そしてなになに「誇り高き醸造家が全霊を込めて醸す味わい」 。ぽっ。読んでるこっちが赤面。情熱家のクマジュン→顔こちら *注 クマジュンはいつも帽子をかぶっています。この時の帽子はぴったり黒で微妙…なんつーか、ヅラみたいです。

鈴木三河屋社長の鈴木さんとワイワイ話していると、マビィのスタッフがひとり、またひとりと約束もしていないのに増えていく(笑) 明日の休日用のお酒選び? みんなワインが大好きで、日本酒も大好き! う〜ん、頼もしい女子ばかり。

集合写真をパチリ。石原丈径さん、ちあきさん! 今季のつくりもがんばってくださいね。楽しみにしています☆メッセージでした。

というわけで、野々山さんもマヴィ女子も王祿をお買い上げ。もちろん三河屋さんには王祿以外にもいろいろな銘柄が揃っているんです。七田とか石鎚とか喜久酔とか貴とか郷の誉とか天遊琳とか飛露喜とか而今とか木戸泉とか竹林とか月の井とか三芳菊まで。紹介しきれないので行ってみてください。小さな店内にぎ〜っしりと内容濃くつまっているのです。温厚な鈴木社長をはじめ、スタッフ全員人柄も最高。
こちらは木箱入り!

ワインじゃなくて、富山の満寿泉! きれいな酒質で有名なお蔵です。

ワイン樽仕込みでございます。

どれくらい大きな木箱かといいますと! 鈴木社長に持ってもらいました。相当でかいです。これもらったら悶絶するかも〜。日本酒もこういう楽しみなくっちゃね。

『純米酒BOOK』も販売してくれてます!

「ふるさと茶屋おかげさんで」弁当

February 11, 2010

1月の思い出し記録。地場産素材を積極的に使う緑提灯のお店「ふるさと茶屋おかげさんで」作の地域素材たっぷり弁当です。これで1人前!

熱い情熱で店を起業した西垣戸てい子さん、橋戸良子さん。地元の素材をとことん使った郷土料理を提供しています。手づくりのたくあん、梅干し、味噌の販売もあり。お弁当は要予約。

◎おしながき
尾鷲産さんま寿司
めはり寿司(熊野市紀和町産たかな、米は御浜町産こしひかり)
温州みかん果汁で炊いたちらし寿司
尾鷲産鯵の鯵フライ
納豆と紀宝町産キャベツのかき揚げ(←これ美味)
地元豆腐店のおからを使ったがんものあんかけ
尾鷲産豆鯵の南蛮漬け
卯の花巻き
熊野産白菜の甘酢漬け
ひじきと熊野市産きゅうりの和え物
紀宝町産なばなのくるみあえ
熊野産ぜんまいのきんぴら
御浜町産大根と手づくりこんにゃくの柚子味噌あん
御浜町産サツマイモの大学芋
尾鷲市農村女性が栽培加工したたくあん
コーヒー寒天 ……?
ちょっと甘めのお母さんの味。おふたりの人柄が伝わるようでした。ワイドビューの車内でゆっくり味わい、なごませていただきました。心づくしのお弁当。手配していただきありがとうございました。
しかし、惜しい。なぜ、コーヒー。

●ふるさと茶屋 おかげさんで
〒519-5203
三重県南牟婁郡御浜町下市木4646-33
電話 05979-2-4771
詳しい紹介はコチラ。応援したくなっちゃいますよ!→ スローで行こう 三重の里いなか旅のススメ、地産地消ネットワークみえ、東海農政局

湯島の楽。Kさんと

February 9, 2010

今年はじめての「楽」訪問。具をまったく入れない茶碗蒸しが名物。なぜ具を入れないのかというと”だしが命”だから。30種類もの材料を使って1週間かけてだしをとるといいます。
という話しをベラビスタのケニーさんにしたところ「楽」はご実家のお墓の近くとか。

2皿目はお酒の肴ずらり。塩漬けだったり、発酵だったり。それぞれが個性ある滋味深い味わい。

ケニーさんと「料理通信」編集長・君島佐和子さん!

古典的なお皿は百人一首が描かれています。

(左)これが噂の茶碗蒸し。(右)3ショット。オイラ変な顔。こんなお面を見た事がある。
そして

お刺身です。いろんな味を楽しんでほしいと1切れずつ。ヒラメとカレイは昆布〆になって塩でどうぞと。

次なる焼きものは粕漬け、そして飯寿司。酸味もほどよく日本酒が進みます。

そしてお椀。次にお鍋!

珍しくアンコウの鍋。生麩が入り、きれいな味に。〆のごはん。
王祿「出雲麹屋」のスパークリング、醸し人九平次、開運、天明、丈径、王祿超辛etc.

十四代の逸品で。
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●楽 はせ川
電話03-3836-0417
東京都台東区池之端1-1-1 MK池之端ビル B1F
日曜・祝日休み 18:00~21:00(ラストオーダー)
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20091031訪問

シルバー色に輝く長栄丸の丸干しさんま

February 8, 2010

今年もこの季節がやってきました!
三重県熊野遊木の漁師・濱中一茂さんがとる熊野のさんま。厳冬が旬。このさんまを奥さんの朋美さんが秘伝の風干しに。脂っぽくなく、きれいな味が特徴。さわってもべたつかない干物です。使っているのは塩のみ。なんといってもすごいのは「包丁を1回も入れていない」こと。正真正銘の本当の丸干しなのです。詳しくは濱中さんのHPを。

生きてるみたいなんです。酸化防止剤も無添加。

熊野ではこの丸干しは各家庭で作られているそうです。
先日、熊野へ行ったとき、

製造販売しているのをあちこちで見ました。

そうしたらさんまの体が曲がっていたり(内臓物残りありか)、皮が破れて色が変わっていたり(扱いが悪いのか)、日のよくあたるところで干して色が黒ずんでいたり(酸化してるぞ〜)、いろいろ見ました。濱中さんちの丸干しはシルバー色でまっすぐです。高品質だと改めて思った次第です。
●長栄丸 さんまの丸干し
最も寒い冬の時季限定。冷蔵、冷凍保存をせず、長栄丸のさんましか使わないので漁がない時は作りません。去年の暮れのさんま漁は、例年の10分の1量だったそうです。自然は厳しい。
2008年1月のさんま

石綿さんのレモンとキウイ購入方法

February 7, 2010

というわけで、石綿さんの聖なるレモン畑とキウイ畑を紹介してきました。

レモンは皮にツヤがある濃いイエロー。包丁を入れるとブシュッとしぶきがでるような果汁、盛り上がった果肉。石綿さんはわかりやすく「レモンライム」と呼んでいますが「マイヤーレモン」という種類です。

レモンはフルーツであり、野菜であり、ビネガー代わりの調味料としてすぐれもの!イカやドライトマトに加えたり、極薄くスライスして帆立をサンドして食べるのもgood!お弁当にも添えると食後も爽やか。皮が安心って嬉しいですね。白ワインや泡ものに浮かべてもよくあいます。

石綿さんのみかんは皮こそいかさなくちゃモッタイナイ! そこで、食べたあとの皮はザルに入れてお風呂に入れて香りを楽しみました。でも、せっかく食用できるのに、口にこそ!入れなきゃ、モッタイナイ〜っ
そこで

皮だけまず包丁でカット。平面にしたうえで、せん切りにしたり、みじん切りにして乾燥させました。
この乾燥みかん皮は、オリーブオイルに加えたり、サラダに入れたり、お茶に入れたり、漬物にもOK。トッピングとしていろいろいかせます。これ便利でおすすめ! コツは皮をむいたら柔らかいうちに切る事。

沖縄の黄人参にみかん皮をトッピングしたマリネ。風味づけに最高!

マメ科の草がはえているキウイ畑。

こちらが腐らないキウイ。

キウイはそのまま薄切りで。皮ごと!おいしいキウイです(不思議と皮のあたりは気になりません)。さわやかで酸味も甘みもバランスよし。なにより身がしまっているのがわかります。
キウイはオーストラリア原産かと思ったら、もとは中国なのだとか。日本の環境にも向くフルーツなのですね。
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さて、購入方法です。石綿さんは個人(少量)販売はしていません。業務向けのみです。
欲しい〜という人は ↓ のネット・ショップからどうぞ。
●自然食ねっと 石綿さんの紹介ページ そして 購入ページはコチラ。
●小田原市内では天然酵母のパン屋さんポタジェララで販売。1個から買えます。店主ちひろさんは石綿さんのレモンを使ったパンとお菓子を開発中。また、石綿さん畑の野草で作る「野草酵素教室」は毎回大人気。お店はカフェも併設(ちなみに、ご実家は三島のパティスリーララさん。弟さんが作るのは正当派スイーツでベビーシュークリームとか特大モンブランとかおちゃめ!)
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○石綿さんの業務用のレモンの販売単位と金額は以下の通り。「マイヤーレモンを知ってほしいから」という良心的価格です。
5kg 2800円+送料別
10kg 5000円+送料別
有機JAS認定取得の自然栽培のレモンがこの価格?
5kgなら1kgあたり560円、10kgだと1kgあたり500円!いいのかな〜っとこちらが心配。
毎日、畑でお忙しいので、FAXでお問い合わせください。これ以外の注文はご勘弁のほど!
●石綿敏久さん FAX 0465-35-1882
住所、氏名、FAX&電話番号、希望のキロ数をお忘れなく! 送信時は表裏をお間違えなく〜(笑)

石綿さん。レモン畑にて。

石綿敏久さんの腐らないキウイ その2

February 6, 2010

キウイの病気でやっかいなのが「かいよう病」といわれています。かいよう病になると、木が枯れて、それがあちこちに飛び火をし、畑中の木が全部枯れ、産地までもが全滅することもあるという恐ろしい病気とか。

かいよう病になった木を鋏で剪定し、その鋏で他の木を剪定するだけで、うつってしまうそうです。
チャレンジャー石綿さんは、あえて病気の枝を切った鋏で、自分のキウイの木をカット。
結果は、
うつらなかったそうです。
あえて、病気の木とつぎ木をしてもうつらなかったとか。
「それはなぜかというと、木が健康だと病気はうつらないってことなんですよ」

人間の体と一緒で、健康ならば、病気にふれてもかからない。うつらない。
かいよう病にかかるキウイの木は、肥料をたくさんかけた木。「肥料をやると木が弱くなる」と石綿さん。
「かいよう病は人間の作り出した病気。肥料をたくさんやって育てることで生まれた病気です」
そして
「肥料を与えたキウイと、うちのキウイは外観は似ていても、中身は全く!違うんです」
さまざまな実験に取り組む石綿さん。3種類のキウイを常温で瓶詰めし、5年経過したものを見せてもらいました。

左から慣行栽培のキウイ、とある人が育てた有機JAS認定取得のキウイ、石綿さんの有機JAS取得かつ自然農法のキウイ。

一番左の慣行栽培のキウイは真っ黒くろすけ。半分ぺしゃんこになって実から水が出て黒い汁につかって、すごい事になってます。「激しいにおいだよ。僕はいいから(笑)、においかいでみて!」
とんでもない腐敗臭。。。それはそうだろう、5年たってるんですから。常温で。
驚いたのは
石綿さんと同じ有機JAS認定取得の別のキウイ。

あれ、実が破裂。蓋もさびてしまっています(慣行栽培のものよりはマシですが)
「…と、いうことなんですよ」

そして石綿さんのキウイ ↓

底になっていた部分は凹んでますが、キウイの色、形はそのまま。においは甘酸っぱくてジャムのよう。発酵して濃厚になった感じのいい香りです。

蓋も傷んでいません。へ〜っ。ほ〜っ。違う! どういうこと?
それから、栽培に最も大事なのは「気持ちなんだよ」と言っておられたのが印象的。

再び畑の話し。
3月初めまでに、今、上に出ている枝の半分を剪定。これが大変な作業とか。今、この作業の真っ最中。3月中旬になると切り口から白い樹液がたれてくるのだそう。「忙しいのに、いろんな人がくるんだよ〜」 ああ、ええ。すみません。
●石綿さん語録
「植物は窒素、酸素も栄養にしている。微生物がキウイの栄養をつくっている」
「植物は肥料をやりすぎると栄養過剰で虫をよぶ」
「技術的には有機は誰でもできる。販路がないだけ」
「この辺では、平均5〜6回農薬をかけている。肥料をあげる→農薬が必要になる。肥料を多くすると農薬も多くいる」
「最近の異常気象で心配なこと。平成5年の9月中旬にキウイの葉が全部落ちた。原因不明だった。あとで調べたら光化学スモッグ警報が出た日。最近ますます光化学スモッグが増えてきた。中国の影響だと思う。キウイの葉が落ちたのは気象災害。雨が多いとか、日照が少ないとか、多少は心配だけど、僕にとって恐いのは光化学スモッグだけ」
「適地適作が大事。夏場に小松菜を作ると虫がつくので夏に作っちゃだめ。消費者は1年中ほしいというが、それはリスクをともなう」

『小田原 未来の食卓シンポジウム』で見せてもらった田んぼの写真です。慣行栽培の田んぼは雪が降ってもなかなか溶けない。対して、有機栽培の田んぼはすぐ溶けるという。
「有機農法をやってる人は、有機の田んぼは地熱が高いことくらい皆な知ってるんです。でも、アピールすることを知らない」
近所の小学生に米づくりを指導している石綿さん。小学生にどうやったら農業がわかるかを考え、写真や絵を見せて説明を。どうりで!私にもわかりやすかった。先日は議員の方にも説明を頼まれたそうです。「百姓のおやじは忙しいのにさっ」

○おまけ

ボーイズライフをおくる石綿さん。イケメンくんです。
つづく

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