Archive for June, 2012
Next Entries »素晴らしき日本のおやつラッピング でんがら
June 14, 2012各地を回っていると、はっとするほど素晴らしい郷土食に出会います。これはラッピングに心鷲づかみされた「でんがら」というお菓子。朴の葉で丁寧に包まれています。美しい!
●飯高駅で購入。たまらない素朴さ!ヽ(´ー`)ノ
「でんがら」を検索したらぶらり松阪路(以下HP抜粋)
飯高地域の昔ながらのおやつで、ほうの葉に包んだアン入りダンゴ。田植えや農作業を終え、「野上がり」という行事の時に、各家庭で手作りのでんがらがみられる。
でんがらは、昔から飯高町に伝わる郷土料理の一つです。農作業が一段落すると、休息日に「でんがら」を作り食べました。
「でんがら」の言われは、ほうの葉の葉脈と外側の結んである紐跡によって団子の表面につけられる跡が、ちょうど「田」の字に読めることから、「田柄」から「でんがら」になったと言われています。
なのだそうです ↑である・ですますどちらかに統一してほしい…ひとりごと
こちら飯高駅の売場です↓テレビでも紹介されたとか。ほぉ。ほぉの葉。
しろとよもぎがあるそうな。
また行きたい。飯高駅 \(^o^)/
その飯高駅で心奪われたのが、もうひとつ
元祖おふくろの味! 250円。なになに、これなに!?
大西美恵さん作
ふところ餅!
ふところで温めた…が由来。
超素朴!いったいどんな味なのか興味津々。「でんがら」と一緒に連れて帰りました。
バッグの中でちょいと押されてつぶれてくっつき気味(旅にはタッパーが必要)なんとも、かわいい!もにょーんな形。
もちもち、ほんのり甘〜いふところ餅。
ときに、原材料の「精米」は不要ではないかしらん。ひとりごと
「でんがら」に「ふところ餅」
昔はどの地域にも、地元でとれた米や麦を使った穀物おやつがいっぱいあったのでしょうね。身近な葉っぱでラッピングして。添加物も使わずに。形状がたまらない!感動的なナチュラルおやつバンザイ\(^o^)/
遠かったけれどまた行きたい道の駅・飯高駅でした。
珍しい魚も、イノシシも。
魚の名前「グレ」だって!
柑橘も、とっときもちも。
併設のレストランもがんばってました。季節限定メニュー
飯高駅は温泉のある道の駅。入ってないけど。
飯高町には名木、巨木がいっぱいあるそうです。
おやつ撮影 Canon EOS Kiss Digital X EF-S 60mm F2.8 マクロ USM
現地撮影 GR DIGITAL 3
今日のおべんとうと姫竹
June 13, 2012「お料理するんですか?」と初めて会う人に言われることがありますが、どっこい料理好き。チャチャッと作る簡単料理ばかりです。 普段は大皿にドンですが、おべんとうのようにチマチマ詰めるのも好き。
●本日のメニュー
遊佐さんのミルキークィーン玄米+平譯さんの小豆入りごはん
かよちゃんママの梅干し
ししゃもの塩麹&純米酒・一晩漬け焼き
能代の浅野さんセレクトの姫竹、油揚げと玉ねぎ煮。山椒パラリ
平譯さんのうずら豆のオリーブオイルがけ(オイルはLE MARSICANE レ・マルスィカーネのオルティチェ種EXVオリーブオイルと自然海塩)
のびのび農場・灘岡修さんのロメインレタスとNHのPB油揚げさっと煮
NHPB木綿豆腐をごま油で焼き、梶田商店の巽醤油をじゅっとした豆腐の焼きつけ。七味パラリ
ごはんの中間には、焼き海苔が敷いてございます。
山椒と七味、最近のお気に入りがハウスの瓶入りミル付き
使うその場でひくので香りが違います!そりゃそうだ。七味のブレンド割合もなかなかグッ!ミルの刃はセラミックで丸洗いできるのも便利。
胡椒のミルはプジョーの製品を使っている方が多いと思いますが、大きいし、湿気が多い日本にはやや不向きだと思うのです。私は東急ハンズ渋谷店のキッチン用品売場で国産メーカーの安価なセラミックミルを購入。630円也。すぐ分解できて熱湯で洗えるのが嬉しい。清潔一番。日本の技術はスゴイ。ハンズに行ったらJGも是非!
ハウスの商品はミルつきで七味が420円、山椒が440円。スーパーのスパイス売場で見ると高いと感じる数字ですが、似たようなミルを630円で購入したものにとっては考えられない安さ。ハウスさんやりますわ。香辛料はひきたてが一番いいに決まってます。そして、こちらの商品、中身の詰め替えもあり。回し者ではございませんが、これはおすすめ!特に山椒の香りの高さと粗挽き加減は最高!純米酒のおつまみにあうのなんの。ひとふりで、もう一杯!間違いなし(笑)
写真はベージュ色だけの地味料理。塩豆腐とキノコ、姫竹(ネマガリダケ)の茎に近い硬い部分を純米酒とうす醤油で煮たもの。これにも山椒パラリ!よござんした〜。*塩豆腐というのは賞味期限ぎりぎりの豆腐を塩と酒で茹でて延命さたもの。これをキノコやタケノコ(昨夜は姫竹)で煮るとあなた!うまいったりゃありゃしない。酒のつまみ。
姫竹は、秋田県能代天洋酒店の浅野さんから新政頒布会(&別誂、天の戸のLand of Waterも)と同梱で届きました。
浅野さんに言われた通り、ひとつは焼いてホクホクそのままで。その他は、塩豆腐と煮物。良い部分は茹でて、オリーブオイルと塩でグリル。それから油揚げと玉ねぎで煮物に。煮物はおべんとうのおかずにも。6月の味満喫です! ごちそうさまでした。
Blue&White ほか、近況
June 11, 2012Blue&White A320
6月に入って動きいろいろ
6月3日は毎年参加している静岡県の酒米「誉富士」の田植え。また詳しくレポートします!
●blog 2011 誉富士田植え
●blog 2010 誉富士田植え
六本木のF宅で、MIZUBASHO PURE
Black&White
キュートなRed。思わずにっこり! 父が育てたHeart(偶然)のイチゴ
6月9日は「未来をひらく鳥取学」講師で米子へ。壇上には鳥取の米による鳥取の純米酒がズラリ!(笑)
客席左前方には手話通訳の方が。説明を細かく丁寧に、身振り手振りで表現してくださいました。手話は詳しくありませんが、そうそう、そうなんです!と思わず頷いてしまいそうな愛いっぱい❤心がこもった表現に、心が熱くなりました。
ご参加の皆さま、スタッフの皆さま、いいご縁いっぱいありがとうございました!
チアアップニッポン展
June 8, 2012引き続き、新宿伊勢丹で開催中のチアアップニッポン展のこと。11日、月曜日まで。
昨日は尾瀬あきら先生のトークショウあり。1988年から1991年の3年間連載が続いた「夏子の酒」全12巻。今も新書サイズで販売しています。超ロングラン! 日本酒をテーマにした漫画は日本初だと思います。なぜ純米だったのか?尾瀬先生にお話たっぷりお聞きしました。
午後の部では藤田千恵子さんがお燗番娘してくれました。午前の部で大貫さんと弓削田さんが参加。2人とも久しぶりで嬉しかったです。
丸の内ハウスの玉田泉さんとmus musの佐藤としひろさんもきてくれました。本にサイン中。mus musで”純米酒道場”をしてはと盛り上がりました。講師は純米蔵の蔵元がリレーで、チーママならぬカンママは千恵子さんです\(^o^)/
JUNGIN PROJECT蔵である羽根田修さん。右はなんと息子さん!農大4年生だそうです。羽前白梅はするっと飲めるおだやかで美しい酒。お燗さえます! 創業400年の老舗。
萩の鶴の佐藤さんや、フレーの梅津さんも。蔵元は日替わりです。本日は歌って踊れる!竹泉の田治米さんがブースに立つそうです。20蔵、40銘柄。すべて試飲OK。阿波山田錦を使った300mlも勢揃い。ちょっと試したいお酒や、父の日giftにもよござんすね。
ありとあらゆる柑橘をしぼって販売している伊藤農園さんも
弓削田醤油さんも出展。そのほか、復興中の八木澤商店さんの製品や、福島県の人気一さん、有名イタリアンのシェフ日替わりパスタなど、いろいろな日本の食に出会えます!
伊勢丹チアアップ!ニッポンの食展
June 6, 2012新宿伊勢丹で、第三回チアアップ!ニッポンの”食”展開催中。
全量純米蔵を目指す会も参加。神亀酒造の小川原さんに頼まれて、左上の紹介原稿をお手伝いしました。
「1日一合、純米酒!」
そして明日、7日の木曜日・午前11時と午後14時に尾瀬あきら先生のトークショーあり、こちらもお手伝い致します。平日ですが、お時間あるかたぜひ!\(^o^)/
会場では純米酒試飲販売や、おつまみ&燗酒セット販売などがあるそうです。
「闘う純米酒 神亀ひこ孫物語」上野敏彦著
尾瀬あきら先生の書評
●全量純米蔵ニュース
純米酒にあう発酵おつまみ
June 6, 2012昨日は仕事で、朝から晩まで調理。”純米酒のさらなる飲み方” と、 ”純米酒にあう発酵食品を使ったおつまみ”がテーマ!合計34カット
簡単でおいしいを考えるのは、なんとも面白い仕事。形になったらご紹介します。とあるシリーズの純米酒ボトルの首かけにつくレシピです。
撮影終了後のテーブルは
塩麹や味噌をはじめ発酵食品をつかったおつまみズラリ。
安くて手軽で簡単で。国産素材を原料に、砂糖は使わず作るのがモットーです。商品化が今から楽しみ。その前に原稿〜!
撮影/RICOH GXR A16
末永利幸杜氏、最後の1本
June 4, 2012杜氏が最後の最後に仕込むお酒とは…。
福岡県久留米市・杜の蔵の末永利幸杜氏が今季で引退。
杜の蔵で杜氏を努めて38年。トータルでの酒造り歴は58年にもなるそうです。酒造り人生まっしぐら。そしてとうとう引退の時期を迎えられました。
お酒の名前は「末永利幸」。ラベルの絵は尾瀬あきら先生。
杜氏はいつも手の中の米を見つめます。
精米した米
蒸した米
麹になった米
いつも手の平に米をのせ、じっと見る。そんな様子を描いたものだとか。
裏面には杜氏のプロフィール
次の杜氏は末永杜氏の実の息子さん。末永家は代々、杜の蔵で杜氏をつとめ息子さんで四代目だそうです。
さて、このお酒
すこぶる美しい!!!
最後のお酒というので、フルボディでくるのか、別のインパクトでくるのか、 いったいどんな味なのか想像つきませんでした。
そしたら、この清らかさです! 繊細ですーっとした上品な甘さが、おだやかな波のよう。そしてすっと、きれいに消えていきます。杜氏の精神性の高さを感じるような仕上がり。
今までの杜の蔵にはちょっとないタイプ!?
どうやって最後の1本を選んだのか、森永朋子さんにお聞きすると、最後のお酒は “一番造りたいお酒を好きなように” 杜氏の好きなように醸してもらったそうです。歩合も酵母も。すべて。
えっ!おまかせ?
本当に造りたい、飲みたいお酒はこの味だったの?…と驚きました。
末永杜氏、引退なんて言わないで、年に1本ゲスト杜氏でスペシャル仕込みをしてほしいものです。
そして、思ったのは
”あの杜氏” が最後の最後に醸すのはどんなお酒なんだろう…と。
人生最後に醸す酒とは。
撮影 Canon EOS Kiss Digital X EF-S 60mm F2.8 マクロ USM
やまけんレシピで豆ご飯
June 1, 2012赤峰農場から色艶最高・旬のピース到着!
タイムリーにやまけんさんが「まめごはん」をブログでUP
「まめごはんの時期が、そろそろ終わってしまう!駆け込みで作るなら、グリーンピースではなくウスイエンドウで、豆を最初から炊き込んで作ろう!」
とあり、以下、やまけんブログより抜粋 ↓
日本料理の世界では、豆を別鍋で茹でてご飯に混ぜる、または豆を茹でた汁に豆の香りが出ているので、その煮汁でご飯を炊いて、炊きあがったら豆と合わせるという方法が一般的だ。豆の色が鮮やかなまま供せるからね。
しかし、本場和歌山では、多くの家庭で最初から豆とご飯を一緒に炊き込む。その方が味がしっかりでるからだ。この方が旨いと僕も思う。
それにプラスして我が家で炊く時は、綺麗に洗ったサヤを別鍋でくたくたになるまで茹でる。そのゆで汁は薄緑色になり、驚くほどに甘く香りがでる。この汁を白米に給水させ、塩と酒をいれて調味し、豆を投入して炊く。糖分があるので底がごげやすいので注意。こうしてできた豆ご飯が最高だ。
「サヤの茹で汁を加える!」にビックリ。立派なサヤはもったいないな〜と思ってましたが、それで出汁をとるとは! 試したことなかったです。そこでさっそくトライ 玄米です。
やまけんさんの追加アドバイス↓
サヤはかさばるけど体積はそんなにないので、鍋に大量に突っ込んで、水はその半分程度の水位でいい。一時間は煮出してみてください。汁が完全に冷めてから洗米して、浸漬時にその汁を使うという流れです。
サヤの茹で汁、純米酒たっぷり、塩で炊いた「豆玄米ご飯」は、豆の甘さとフレッシュなグリーンの味がほんわかして、今しか味わえない初夏のごちそう。まさに季節を食べる❤幸せご飯でした。
赤峰さんのエンドウは「ピース」としか書いてなかったので、具体的な品種名は不明です。
お米は玄米が一番好き!(ただし上手な人の玄米)
今、純米酒にあう簡単おつまみのレシピを試作中。納豆揚げ餃子と絹揚げにピリ辛納豆をのせて焼いたもの。料理を作るのは楽しい!
撮影 Canon EOS Kiss Digital X EF-S 60mm F2.8 マクロ USM
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