Archive for May, 2013
Next Entries »大阪・せせらぎ・菖蒲
May 17, 2013楽しかった連休もあっというまに終わり(ってすでにもう5月も17日ですよっ。遠い目)、ラストdayの6日(月)は大阪でした。久しぶりのリーガロイヤルホテル大阪。1階のせせらぎメインラウンジでモーニングコーヒー。
水の流れに、この期間だけ菖蒲を飾るそうです。パープル&グリーンが爽やか!
この菖蒲、鉢ではなく切花なのだとか(驚)
窓から見える滝の流れも爽やか。
水が流れ、天井高く、広々した空間が特徴のメインロビーですが
貸切状態!
こういうの贅沢というのでしょう。雰囲気は昔から変わらぬ和クラシック!
ここだけは静謐が保たれ、GW最後にふさわしい場所となりました。楽しかった人、食、時を思い出して顔がニマニマ。
各地でお世話になった皆さまに感謝です
うなぎごぼう丼
May 15, 2013うなぎには、野菜の陰がありません…せいぜい奈良漬ぐらい。
大阪のリーガロイヤルホテル地下の東京竹葉亭で(あの竹葉亭とは系列が違うようです)こんな(ような)キャッチコピーが「新製品 鰻ごぼう丼。野菜不足の方へ、うなぎにごぼうを合わせました」
スタンダードの鰻丼にプラス300円。
確かに、うなぎとごぼうは合わせて食べたことがない…と思いチャレンジ! メニューの写真ではうなぎの蒲焼の下にごぼうが敷いてありましたが、届いたものはちょっと見えづらい。
角度変えてパチリ。これならちょっと見える? ささがきごぼうを薄めたうなぎのタレ系列で炊いた感じ。うなぎの香ばしさにごぼうのシャキッとした食感が加わり、コクも負けず劣らずで面白い相性。ごぼうは外食で取りづらい素材だけに、これは魅力的!キャッチになりますね。
「スタンダードにちょっとヘルシー足し」これいいです!
店内の電球が撮影向きでなく画像の色が赤かぶりしていますが、こちらの山椒、色もきれいですこぶるフレッシュ&スパイシー。さすが専門店!と感心。山椒好きなので敏感です(笑)香辛料の古いのはホンマにあきまへん〜。
「東京 竹葉亭」という店名ですが、東京にはないようです。
大阪天満宮・日本酒卍固め2
May 14, 2013日本酒卍固め続き。あの人に会いに天満宮へ〜〜♪
天満宮に一歩入ると、日本酒卍固めワールド!スタッフテキパキパキ、さすが慣れておられます。
快晴も快晴の日中、お燗酒をいただくの巻。大阪の人はおもろいことを考えますわ。
さかふねの大将!基広さーん。出番待ちのアジの干物
やまなか美女スタッフ❤ タッグを組んだのは、秋田・天の戸さん!
●佳酒真楽やまなか×『天の戸』 浅舞酒造(秋田) 銘柄は五風十雨(ごふうじゅうう) 純米吟醸火入れ23BY 酒肴は無添加干物の炭焼きと福岡ミツル醤油の醤油もろみ味噌風味
この時を思い出します
→●blog2012年12月 大阪でDeep秋田発酵イベント!
天の戸の森谷杜氏がお酒の案内役、山中基康社長と3人でパチリ。(右)キュートなやまなかチーム。
●森谷杜氏がブログで書いておられます。
blog日本酒卍固めその1
blog日本酒卍固めその2
炭火絶好調。屋外調理慣れてますね。注文するとこの通り!
宮城県の綿屋・三浦さん。のぼりと名刺に蔵の場所を入れたそうです。これで場所が一目瞭然!秘蔵の火入れ酒がなんとも美味でした★
広島の竹鶴さん↑ に鳥取の辨天娘さん↓ ❤
辨天娘さんは、お料理の蓮根まんじゅうに合わせて「蓮根ブレンド」酒を用意
もちろん、お燗ですよ。
神田の新八・佐久間さん。いなせだね。神田っ子だね。お相手蔵元は鯉川・佐藤一良社長(目が眩しそう)お燗番は藤沢・とちぎやの平井さん!「亀治好日」のうすにごりを燗で。
秋鹿の奥さん夫妻。おや、奈良のお蔵元さんの姿が
「秋鹿 山田錦 純米吟醸槽搾直汲」
吉祥寺のにほん酒やさんと島根の十旭日エリコさん。お酒は「浪花ブレンド」やて
にほん酒やさんこのイベントのためにTシャツ作製!
森喜ファミリー!
純米酒るみ子の酒は6号酵母!
奈良県の風の森さん
煮穴子シブい
鳥取の日置桜・山根社長。お酒は「玉笑ふ」にわらう。
知り合いにもたくさん会いました〜。
秋田出身の二人。高校も同じなんですと。
たくさん知り合いに会いました〜。三重の人や、福岡の人や
新橋の人や、新宿や広島の人や
宮城の人や、静岡の人や、山梨の人や、愛媛の人も。
みんな楽しそう! とびきりの居酒屋×蔵元に惹きつけられたsakeファンが集結。会う人、会う人、皆笑顔 この日、いただいた酒は全て純米酒(しかもお燗酒)
お賽銭もよろしくお願いします。
大阪天満宮・日本酒卍固め
May 13, 2013快晴の5月5日。大阪天満宮で日本酒卍固めがありました。評判の居酒屋と蔵元がタッグを組んで開催。白隠正宗の高嶋一孝さんも参加。お酒は「俺のMIX」★
というラインナップ! 期待大です!
神亀さんは「小鳥のさえずり」もちろん御燗酒です。
ラインナップは以下の通り(^^)
① 魚とお酒 ごとし
『日置桜』 山根酒造場(鳥取)
『玉笑ふ 其の壱』 純米酒
熟成〆鯖焼き みぞれ酢添え
②月のほほえみ
『るみ子の酒』 森喜酒造場(三重)
特別純米 瓶火入れ
鶏味噌のせ豆腐田楽
③ 酒や肴 よしむら
『風の森』 油長酒造(奈良)
青丹よしSP2013 秋津穂純米無濾過無加水生酒
煮穴子 原木椎茸とスナップえんどう添え
④ にほん酒や
『 十旭日』 旭日酒造(島根)
純米 浪花ブレンド
村越シャモロックの手羽と大根のスパイシートマト煮込み
⑤ 神田新八
『鯉川』 鯉川酒造(山形)
亀治好日 純米吟醸うすにごり
江戸前ピッツァ
⑥ びんびとお酒 おがたまの木
『白隠正宗』 高嶋酒造(静岡)
純米酒 俺のMIX
沼津名物 干物の唐揚げ
⑦ 尊尊我無(とーとーがなし)
『秋鹿』秋鹿酒造(大阪)
山田錦純米吟醸槽搾直汲
丹波鹿肉と丹波有機野菜の煮込み鍋(味噌仕立て)
⑧ 播州地酒 ひの
『福寿』 神戸酒心館(兵庫)
純米吟醸
播州名物 ひねぽん
⑨ 粋肴旨酒 ささら
『大治郎』 畑酒造(滋賀)
純米大吟醸生酒 2013
春ひろうす 木の芽あん
⑩ 蔵朱(くらっしゅ)
『辨天娘』 太田酒造場(鳥取)
純米酒 蓮根ブレンド 5・5SP
蓮根まんじゅう 生青海苔あんかけ
⑪ 桜会(さくらえ)
『神亀』 神亀酒造(埼玉)
ひこ孫 小鳥のさえずり
青山椒のニョッキと吉田さんの有機野菜とイベリコ豚の神亀酒粕スープ
⑫ 美酒美食BAR 龍や
『土佐しらぎく』 仙頭酒造場(高知)
出品十六号 大吟醸無濾過生 24BY 龍やSP
紀州南部のいかの一夜干しの炭火焼き
⑬ 市松
『竹鶴』 竹鶴酒造(広島)
小笹屋竹鶴 大和雄町純米原酒
焼鳥
⑭ 佳酒真楽やまなか
『天の戸』 浅舞酒造(秋田)
五風十雨(ごふうじゅうう) 純米吟醸火入れ23BY
無添加干物の炭焼きと醤油もろみ味噌風味
⑮ 遊山(ゆざん)
『綿屋』 金の井酒造(宮城)
有機栽培雄町 中取り大吟醸生原酒 [...]
境港のご近所寿司と魚屋さん
May 11, 2013連休5月3日。境港の実家のサクランボ、まだまだ青かったです。
実家での夕ごはん!
魚づくし〜
兄嫁の千歳さんがお造り盛り合わせを手配してくれました。お刺身はいつも町内会の山芳(やまよし)さんにお願いしています。
ワタクシ、サザエのお刺身が大好きなのですが(アワビも大好き=なかなか買えません〜)自分でするとなると莫大な時間がかかります。山芳さんに頼むと瞬間芸!プロは違うと尊敬ビーム。
うちの兄いわく「それとなく近づき、その気がないふりをして油断させ取り出すのがよい」といいますがねえ。
サザエ、サヨリ、白バイ貝、イカ、アジほか。
筍、蕨、蕗と季節の山菜も。鰈を煮たのは母88歳でございます。筍と汁はワタクシめが担当。
それにしてもこの盛合せ、食べでがありました〜。
そしていつものいろは寿司の出前(子供の時からお世話になってます)
出前だと店で食べるよりシャリが硬めに握られてきます。いろは寿司さんのガリが好き。熟成された深い味で、これを食べると境港に帰ってきた〜〜を強く実感するのです。
兄の庭ではモッコウバラが満開!
赤エニシダも!
さて、珈琲は「松浦珈琲」のファンですが、連休はお休みだったので、米子に出た時「せつ」へ立ち寄りました。
●blog 澄んだ琥珀色 島根・松浦珈琲
というわけで、境港の実家に帰った時の定番は!
いろは寿司、山芳のお刺身、蕎麦(今回は新見)、本の学校今井書店(&今井書店錦町店はLaBarが併設し、クラスカの商品や民芸の器もあって楽しいのでダブル立ち寄りコース)本の学校の隣にあるユニクロ米子新開店、珈琲屋せつなどなど。
◎sakaiminato おすすめ information
●山芳海産 お刺身の盛合せ宅配もしています〜。
●いろは寿司 お店でいただく味噌汁!中身が毎回違って季節感が楽しめます。
>意外にも蕎麦どころの境港<
●平田屋(風情あります。品書き潔し)
●そば処 新見(十割蕎麦。駅近)
●伯蕎庵 しばた(辛味大根自家製)
●2009千代むすび酒造と「みやべ」へ行った時のこと
その他
●一月と六月(book&cafe&手工芸)
●201202境港の土産だったら海産物と芋焼酎 etc.
●2010のGWも「いろは寿司」を食べていたという話
文字色の赤字部分はリンクがはってあります。check please!
境港で紅蟹三昧!蒸し&坊主殺し
May 10, 2013紅ガニつづき。そして!「蒸し」
新鮮な生蟹を蒸す。これが繊細なカニの甘さがよくわかります。きれいな味わい。
身の色が白くふっくら仕上がって、これまた美味。これだけで味が完成されているので、調味料はまったく不要!
泡が進みます〜。(右)川口さんセレクトの「地ウニ」! 島根半島産でふるふるっとした舌ざわり、品のいい甘さとうまみ。これにあうお酒ってなんだろう。
こちらの出番かな!
蟹の甲羅はひとり2つずつ
ひとつは味噌、蟹味噌〜!
そしてもうひとつは出汁を味わう具なしの茶碗蒸しプルプル。茶碗じゃないから「甲羅蒸し」ですね
そして隠岐島産、春が旬の岩牡蠣です。海そのものを味わうようなクリーミィでミネラリー、ぷるぷるんとした弾力
こちらはお造り。サヨリ、猛者(もさ)エビ、鯛、マルゴ(ブリとハマチの中間) 、アジ。
そして、初めて食べた海藻! 真っ黒クロスケでツヤぴか
「バーズゴロシです」と川口さん。バーズ!?
随分、ブッソウな名前がついた海藻「坊主殺し」とは↓さてはて
http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/646640/sakana100sen-80.pdf
なるほど!葬式が減って…坊主いらず。医者いらずじゃなくて、坊主いらずと。なになに食べ過ぎ坊主説も!?
今が旬の海藻「坊主殺し」(ネイティブは「ボーズ」ではなく「バーズ」と発音)風味も食感も抜群の季節のごちそう。まだまだ知らない日本海の幸がいっぱいです!
緑は山葵、オレンジ色の薬味は地元ウニ、針ネギ、そば出汁だそうです。凝ってます。
蟹とお酒が進んで、ベニガニ川口さん脱皮。すると新たな蟹仲間が増え、お酒を注ぐの図。
サインはVでも、ピースでもなく、蟹の手足を表現(らしい)
そして、川口さんが立ち上がった! 甲羅を持って!
王祿の「丈径」をトクトクと注ぐ
甲羅違いで注ぎ分けです。「焼き」と「蒸し」だと甲羅の風味、みそ味がまるで違い別の甲羅酒になります。
おいし〜っ!!
感激して隣の石原丈径(蔵元杜氏)さんに伝えると、目を細めてポツリ「そんないい酒を…あたりまえだがね」
「丈径(たけみち)」という酒は本人の名前をつけたほどのコダワリ酒。地元契約農家に委託した無農薬無肥料栽培の山田錦を使った純米吟醸酒。しかも、ひとタンクで数本しかとれない貴重な「直汲み」。おいしいのはアタリマエ。つくり手から言えば、甲羅酒にするには「もったいない…… 」
そのおかげでありえないほどうまい!蟹のブイヤベースかコンソメか。いや、もうおいしかったですわ。酒はいいものに限る。
宴たけなわ、料理も出し終えた美佐のオーナー料理長・濱野さん登場! 蟹ポーズでパチリ。もうお約束です。濱野さんは境港の魚食文化振興のため子供向けの料理教室をしたり、境港ベニガニ有志の会の会長をつとめ、境港ベニズワイガニ推進協議会の活動もがんばっておられます。濱野さんの想い(一部)
まずは「丈径」を一盃!
そして「王祿」も一盃!ありがとうございました
赤ワインも登場。最後は蟹雑炊!
いつのまにか蟹さんが増えて2人+脱皮中の人。そうこうするうち脱皮蟹さんからbodyの蟹Tシャツが奪われ
嬉しそうに着てる人がいて全員で記念撮影。最後にシャンシャンと〆!ごちそうさまでした
お茶をいただいたら! 甘く香ばしい茶色のお茶。蓋を開けてみるとやっぱり!「浜茶」でした カワラケツメイをブレンドしたお茶でこの地域ならではのもの。濱野さんのセンス、最後まで素敵だな〜と思いました。地の料理には地のお茶がピッタリです。
最終の境線で帰る田村さんと順子さん。電化されておらず電車ではなく列車です。目玉おやじに鬼太郎ねずみ男もありますが「ねこ娘」列車でした。さよ〜なら〜。二晩ありがとう!
おいしいは幸せだなあとあらためて。
いい人が原料から選んでつくるおいしいは幸せもイッパイつくります。おいしいイッパイ、蟹イッパイ、それに合わせたお酒もイッパイの紅蟹三昧ナイト★ 皆さまありがとうございました
●SAKE 王祿
丈径直汲 23BY
王祿純吟限定生原酒 23BY
●WINE マヴィ
Eugen Meyer クレマンダルザス Brut
Diwald ツヴァイゲルト&ポルトギーザー ロゼ (1L)
Eugen Meyer クレマンダルザス Brut (2本目)
Diwald グリューナーフェルトリーナー白
Chovin アンジュ白
Eugen Meyer アルザスピノノワール 赤
______________________________
●境港のベニズワイガニ
●川口さんの直営店 http://kani.ocnk.net/
●味処 美佐さん http://www17.ocn.ne.jp/~kuimono/
●美佐・濱野さんブログ http://ajidokoromisa.blog.ocn.ne.jp/blog/
やまよ蟹
蟹カブリの生地が意外にソフトで温か。顔にしっくりなじんでいい感じでした(笑)つけてる顔、その時は自分じゃ見ませんが〜っ
境港で紅蟹三昧!まずは焼き
May 9, 20135月2日の夜、境港へ。
じつはワタクシ「蟹にあう酒」がここ数年来のテーマなのです。先日、マヴィの田村さんと順子さんと”蟹にあうワインとは”の話になり、連休お互い近くにいることもわかり「それじゃ境港で試そう」と。ご指南いただくのは蟹の卸しの専門家、蟹博士こと川口利之さん。
すでに”ベニガニ川口”になって待っていてくれました!
場所は境港市内にある味処・美佐さんです。
川口さんにご指導いただきながら、生の新鮮!特級A・プレミアムクラスの紅ズワイガニを「焼き・蒸し・茹で」で味わいました! 調理法で風味が変わってきます。
●料理通信の取材でもお世話になりました。
●ベラビスタでも!ベニズワイガニと強力の会 at ベラビスタ
まずはマビィのオーガニック泡ワイン、Eugen Meyer家のクレマンダルザス Brutで乾杯☆
鳥取県境港で生まれ育った私にはカニはとっても身近なもの…なのですが、カニをよく知らない人の方が多いことを東京にきて知りました。東京出身の人が「家の食卓でカニが出たことはない」というのに驚き。カニの種類と地域名がごっちゃになっている人が多いのに驚き。冷凍のカニを鍋に入れる人がいてたいそう驚き(そんなのおいしいわけがないっ。冷凍カニなんて身がスカスカでっせ)
そこで、農林水産省affでも書かせてもらいました。
鳥取の松葉ガニ、京都の間人(たいざ)ガニ、福井の越前ガニと冬の日本海は百”蟹”繚乱。ところが、所変われば名も変わるで、実はこれらのカニはみんな同じズワイガニ。カニの種類は多そうで案外と少なく、日本で食べる大きめのカニは、ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニの3種類が主流。
多くの生ガニが地味な褐色の中、唯一鮮やかな紅色なのが、その名のとおり、ベニズワイガニ。ズワイガニの近縁で、表も裏も紅色をしています。
ベニガニの多くは800m以上の深海に棲みます。そのため漁が始まったのは戦後、それ以前は獲る方法がなく、知られていなかったのです。ゆえに近年、発見されたお宝! あまり知られていないのでリーズナブル。ミッドサマーの2ヶ月間が禁漁の紅ズワイガニは生で10ヶ月間食べられます。とはいえ紅ガニもピンからキリまであり。誰が選ぶかが重要なのです。
というわけで、まずは「焼き」で!
炭火焼の網の上にアルミホイルを敷き、その上にのせて焼きます。
川口蟹博士いわく、おいしい焼き蟹とは
「透明だった身がやや白っぽくなり、ちょっとだけ、ぷっくり膨らんだ状態」
何度も「焼き過ぎ、焼き過ぎ」と注意をうけました
今の今まで、ずっと焼きすぎてましたーっ。懺悔。
それにしても、そうだったのか〜〜っと、完全焼きすぎてましたよ。
指導通りにいただくと、トロッとしたレアな部分、火が通ってプルッと弾力が出て、甘さが増した部分の両方が楽しめます。そして焼かれた殻が温まるとグンと香ばしさUP!そそられる香りとはこのこと。う〜ん、これはおいしいじゃあ〜りませんか! このままで、これだけで充分おいしい。
以前、順子さんが試して感動した”焼き蟹とアルザスのピノ・ノワールはあう”というのはおおいなる間違いで
「焼きすぎた、焼き蟹にはあう」・・・でした
____________________
味処・美佐さん、紅カニのコースならいっぱいのいっぱい食べて5000円! ホント良心的です(美佐さんには川口さんがカニを納品しています)
素材がよければ調理はほんのちょっとで良いのですね。まったく調味料不要。便利な魚介です。
つづく
____________________
●川口さんの直営店 http://kani.ocnk.net/
●味処 美佐さん http://www17.ocn.ne.jp/~kuimono/
●美佐・濱野さんブログ http://ajidokoromisa.blog.ocn.ne.jp/blog/
勝山・御前酒さんの町へ
May 8, 20135月2日の午後、京都を出て一路、西へ。向かうは岡山県勝山です。↑ 快晴の青空でくっきり映える、御前酒蔵元 辻本店、蔵の鏝絵(こてえ)。
鏝絵のメンテナンスは大変だと思いますが、いつまでも見たい大切な風景です。
さて今回の訪問は、1年前に旅立たれた辻 均一郎さんのお墓参りでした。今でも「よっ! 」とか「よござんすね〜」という声が、のれんの奥から聞こえてきそうです。
その前の4月27日(土曜)慶應落研OB・OG有志による”六代目 林家助平を偲ぶ会”が北沢タウンホールで開催。奥さんの智子さんから遺影を頼まれ、在りし日の姿を飾らせていただきました。
六代目 林家助平さん演じる「鰻の幇間」乃木坂寄席にて
宮﨑で開催の「日本の大吟醸を楽しむ会」にて
ホールに貼られた歴代メンバー紹介。辻さんこと林家助平さんは右端に。
ご学友の皆さんが助平さんの得意とする噺や思い出を語ります。
それにしても皆さん、本業かと思ってしまうほどマジウマ!下手なプロよりよっぽど上手(って当たり前田のクラッカー。ふるっ)
幕間に奥様の智子さんからご挨拶も。
〜勝山・出雲街道〜
辻さんの親友だったひのき草木染織工房の加納容子さん=通称「ヨンちゃん」です。出雲街道沿いの店や家々に、雰囲気合わせたオリジナルのれんを制作。勝山を一躍「のれんの町」として有名にした行動力ある素敵な女性です。各家それぞれに染められたのれんは見て歩くだけで楽しい! 詳しくは→●のれんの風景
そしてこの二人にも再会 ガイア代々木上原店で店長だった小林里和子さん=通称コバちゃんと夫の池ちゃんです。コバちゃんは御前酒に勤務。池ちゃんは勝山駅前2階のおしゃれなバーでピザを作ったり、オリジナルパン作りに励み中。先月は岡山市で開催されたアースデイに出店したとか。町の皆なから可愛がられている二人。元気で楽しく仲良く過ごしている様子、何よりです!
今は移転し備前へ→畑から育てるパン &BREAD
tyketyke.exblog.jp
あっという間の1年間! 毎日精一杯生きていこう。
●blog 20120516 コバちゃん送別会 at PURE CAFE
撮影 RICOH GXR A16 24mm-85mm
変わらぬ魅力。京都で思う
May 7, 20135月2日。旬和食をいただいた翌朝、ホテルモントレ京都から(目の前のスタバを除き)最も近い珈琲店、イノダコーヒ本店へ。あまりにも有名店!朝7時から営業の早起き喫茶です。
変わらぬレトロメニューを見て「そうそうこれこれ」的な安堵感。まるで過ぎた時間を確認するよな京都のタイムスリップ喫茶店。この店ともなると、味は問題ではありません〜。
とはいうものの、ミルクと砂糖入りコーヒーが苦手なので、スタンダードではなくちょっと上のエクストラ560円を注文。ストレートで味わうようにブレンド、焙煎されていないのでやはり濃いぃ〜。
中庭の池には亀さんがちょこん(勿論、置物。こんなところもニクイじゃありませんか)
京都のお店で感心するのは中庭のつくりこみです。わずかなスペースに遠近感、清涼感が盛り込まれ、日陰に強い植物と石を上手に生かしてあります。日本は小さなスペースと日陰の美しさを大事にしてきたのだとあらためて。
陰翳礼讃を再読しよう。
旧態然としたケーキ群。レトロです。子供が描きそうなケーキのデザイン(いや、今の子供は違うのかも?)
そのすぐ近くにある三条のイノダコーヒは、本店から遅れること3時間レイトスタートの10時オープン
その隣の隣に昔から薬系実験関連の道具店あり。今回見に行ったら、まだありました!(笑) ただし、開店前でウィンドウを覗くのみ
磁器の薄手ビーカーを発見!これ欲しい!
店外観
次回の課題に
ホテルモントレ京都の室内壁は赤白ストライプと洋風ですが、備え付けのお茶は京都が誇る宇治茶のリーフがセット。ティーパックではありません。
急須にタイマーまで。
初めて飲む人向けに、丁寧な煎れ方説明もあり。しかも日本語と英語両方。さすが京都。
持ち帰ってもちゃんと煎れられるように、いちいち説明があります。お茶産地の皆さん、これ大切だと思います。
お昼はかるくお蕎麦
京都御苑の真向かいにある小さな蕎麦店・手打ちそばの花ももさんへ。(右)出汁の後の鰹と昆布で箸休めな佃煮も。
海苔好きなので花巻そば800円を注文。花巻そばは店によりスタイルが様々。こちらは海苔が正方形カットでシンプルかつ大胆。味はやさしい系。
窓から見える京都御苑の緑が爽やかで足をのばす。
御苑で空を見上げると満天のモミジ
ひたすらに広い道!東京にも、地方にもない光景です。
24時間出入りできる京都御苑には
抱きつきたくなるような素敵な樹がいっぱいです!
●京都御所
●京都御苑
最高の2013GW★まずは京都で旬和食
May 7, 2013長期の休みはいつも車で”行き当たりばっ旅”ですが、今回は違います。目的がいっぱい! photoは京都御苑のモミジ・シャワー
まずは5月1日、京都へ
はんなりときれいな和食をいただきました。こごみ、稚鮎、ホタルイカ。お酒はマビィのワインと純米酒!
ご店主ひとりで美しい料理を提供するお店(店舗名はUPしない約束で撮影)。整理整頓美しく、店主のきれいな所作にいちいち惚れ惚れ。そしてワインもお酒も素敵なラインナップ!
酒器もお見事。勉強になりました。(右)うぐいす豆のすり流しは筍しんじょうと蕨。
鰹のたたきと金目鯛。どちらも目の前で火を通して。
瞬時の素晴らしい技を丸ごと見ることができました!カウンター席の醍醐味たっぷり。
炊合せは鯛の子と筍、わかめ。山椒がいい香り! 出汁の味だけの時と、山椒が口に入ったときと合わせるワイン、お酒が変わってくると隣の隣席に座る田村安さんのレクチャーつき(笑)
桜えびが入った白身の揚げ物と干しぜんまいの滋味。この組み合わせも初めて!
焼物は鱒です。ひとつのお皿で魅惑的な組み合わせでした。自分では思いつかない美味セットは勉強になります。
ワインはマビィの様々なタイプをいただきましたが、中でもスーパードライタイプのセガン家の白ワイン、シャランテとロゼがよく合いました。シャランテはブランデーになるワインで独特の強い辛口酸味派。そのキリッとした酸味は「フランス人は好まない」と田村さん。ですがその酸とドライさが和食には良しと。上のワインではありません。今のラベルはちょっとなあ〜と個人的に思って撮る気が起こりません〜(失礼ながら)。↑上のワインはボルドー・アントル ドゥー メール ピヴァ家です。
(右)ビックリ珍味・カラスミが入ったちまき!
和え物。最後は金目鯛ごはん!これも初めて
最後の甘味です。爽やかな香りで〆
というわけで、楽しく学んで贅沢な時間から、2013のGWがスタートしたのです。
撮影 RICOH GXR A16 24mm-85mm