Archive for November, 2013
« Previous Entries Next Entries »朝カルで純米お燗酒!
November 12, 2013月に一度、朝日カルチャー・新宿教室で純米酒講座を開催しています。
北国では雪、東京でも木枯らし1号が吹いて、いよいよ温かなお燗が嬉しい季節。
冷たいお酒のおいしさもあるけれど、温かなお酒は身体的感覚が違います。お燗酒が口から体内の隅々に流れ落ち、指の先までじょじょに染みわたってゆるんでいくあの感覚、醍醐味です!
今回は、純米大吟醸から〜純米古酒まで、温度違いで飲み分けて、ポカポカ味を楽しみます。
飲用温度でふくらみ方が変わるので楽しさ無限大! 料理にひとさじ入れたら出汁代わりにも。だから、まともな純米酒ってオ・ト・ク♡ きちんと火入した純米酒は管理がラクなのも嬉しい。
ゆるやか燗から、アチチ燗まで、ただ今、セレクト中 過去に特集組んだ秋田、静岡、鳥取の酒は今回抜きです〜。
純米燗酒に合わせるおつまみを考え中。秋梨、柿、柚子味噌、焼き味噌、塩海苔、厚揚煮+和辛子、イチジクとプルーンの古酒煮、柿太水産のおつまみ煮干から炒り、いぶりがっこ…etc.http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=219123&userflg=0
●来年からはご要望に答え、土曜日開催になります
純米燗酒にあうベジつまみを支度中。なめたけ、蕪の玄米麹漬け、赤峰勝人さんに教わった牛蒡のニンニク醤油漬け揚げ、北の椎茸煮、どれにも純米酒がたっぷり!
2013誉富士の稲刈り
November 11, 2013ほ・ま・れ・ふ・じ〜 ジュンプ!小畑幸治さん
2013年10月5日は静岡県の酒米・誉富士の稲刈りでした。この日がくるのを待って待って待っていた生みの親・宮田祐二先生。幸せいっぱいの笑顔です!
こうして見ると山田錦より丈が低いのがよくわかります
詳しくは↓コチラ
http://www.yohkoyama.com/archives/48670
大粒でたわわ! 嬉しいのは宮田先生だけではありません〜
もちろん、この方も!
一年間の成果に笑顔 焼津酒米研究会の梅原利浩会長。刈り取った稲がブーケのように見えます♡
静岡県庁の増井裕子さんは息子の正樹くんと参加。
すごいスピードで刈る人を発見!
それは、猛スピード!
動画でなく、残念
みるみるうちに、なくなっていきます。
それに引きかえ・・・
よっこらしょ、へへ
へっぽこ
道具だけは一人前!宮田先生のとっておきの鎌を使わせていただきました
鍛冶屋さんが作った鋼の鎌で、刃にギザギザがないのです。
へっぽこでも、スパっと切れました。
こうして、あっという間に刈り取られた誉富士
地面が見えていきます。稲同士の間隔もわかります。
この朝までヌクヌクと楽しく暮らしていたカエルさんもビックリ
なにがいったい!?と全身が言ってます。稲から稲へ、得意のジャンプで移り飛んでいきました。
つやピカボディです!
ガラーン
刈り取った稲は、すぐにコンバインにかけて脱穀
葉は田んぼにもどします。
共同の実験田は、焼津酒米研究会・松村さんの田んぼです。
ピース!
緑のじゅうたんを敷いたよう、田んぼが爽やかグリーン!
さあて、どれくらいとれたかな? 結果はドキドキ
稲刈り進行役の焼津酒米研究会イケメン・八木さん(独身)です〜冬は「I自慢」の蔵人
先ほど、素早い稲刈りを見せてくれたのは、県の農林技術研究所の中野亮平さん。稲刈りは機械ではなくいつも手刈りなので、手慣れて早いそうです!ファッションも参考になります。稲刈りではいろんなものが飛び込んでくるので目のカバーも大事です。
宮田先生とMy鎌の見せ合い中
スッキリでも、ちょっと寂しいスッカラカンの田んぼ
英君酒造の望月さん親子。収穫!?のカエルちゃんと
JAおおいがわでおつかれ様交流会。梅原会長が育てたトウモロコシ(品名「甘いんです」)と緑茶がふるまわれました。
へっぽこからもひとこと
参加者には酒米研究会メンバーが育てた新米がプレゼント!
特別に、メンバー全員の新米をいただきました。ありがとうございます!
刈取り終了後、行き場がなくなったカエルさんがいっぱいでした。何が起こったのかビックリしたことでしょう。人生とはそういうもんだ。
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●2012誉富士の田植えと稲刈り(米の特徴など↓)
http://www.yohkoyama.com/archives/48591
http://www.yohkoyama.com/archives/48626
http://www.yohkoyama.com/archives/48670
小畑幸治さんのコシヒカリと志太糯
November 10, 2013白米をいただくこともあります!
誉富士の稲刈りで焼津酒米研究会のメンバーから、新米の白米を頂戴しました!
皆さん酒米が上手なだけあって食米もお上手。
高草ファミリー農産の小畑幸治さんは、酒米・食米のほか、もち米「金太糯」と「志太糯」も栽培しています。
誉富士の産みの親・宮田祐二先生が「志太糯という地元品種は、今や小畑さんしか栽培してないのです」と教えてくれました。えっ小畑さんだけ!絶滅寸前危惧品種ではありませんか。希少なもち米は、杉錦酒造さんの「純米本みりん飛鳥山」の原料にも使われているそうです。へ〜〜〜〜〜っ
「志太糯は先端がこんな風に実るんですよ」と小畑さん。とはいえ、想像があまりつかずで、きっと?な顔をしていたのでしょう、車を走らせてとってきてくれました。
●もち米 志太糯(したもち)
本当でした! 志太糯、先端が2つずつ ( ♥ᴗ♥ )仲良く実っています。Loveを感じるもち米品種じゃありませんか!
地の在来品種を守り育てる人がいて、種の命が続いていきます。小畑さんが地元品種を大切に思う気持があってこそ。杉錦さんのみりんが上質なのは存じておりましたが、あらためて「へ〜〜〜っ!」と見直しました(すみません〜。杉井さん)
世の中には、海外産のもち米を使っているみりん、それ以前になんちゃってなインチキみりんも多い中、地元の栽培農家さんと手を結び、地のもち米を大事に使う!杉錦酒造の杉井さん素晴らしいです☆ ラベルにもそれを書いて情報発信すればいいのに…と思いますね。それ以前にその地元もち米を使ったみりんの名前が「飛鳥山」でいいんですかねえ(おっと失礼)
小畑さんの米袋に貼られた顔シール ↑ ちょっとヤング!?
土鍋で炊いてお弁当に。甘いお米でした。次回は玄米でも食べてみたいです(笑)
*杉錦さんの「純米本みりん飛鳥山」は大塚屋さん芹沢酒店さんなどで販売しています。
玄米で海苔弁!
November 9, 2013ご飯は玄米が大好きです! しっかり吸水させ、時間をかけて炊きあげた玄米はモチモチ輝き、何ものにも変えられない力強いおいしさです。
玄米なら何でもいいかというとそうではありません。一物全体、丸ごといただく玄米だからこそ、おいしい米に限ります。
お気に入りの玄米!新潟の高澤大介さんに教わった佐渡の自然耕米トキひかり
毎年、この裏ラベルを見るのが楽しみなのです。
「私の田んぼの生きものたち」が毎年変わるからです。年々増えて、とうとうサギ、ツバメ、コウノトリ、トキ!が戻ってきました★ 応援しがいのある「トキひかり」です
●村山米店 佐渡のトキひかり
そして
今年は宮城県出身・今野典さんのオジサマが、身内用に栽培した「ひとめぼれ」を譲っていただきました。これがなかなか美味!冷めてもおいしい。家族愛を感じます。
大袋でいただいたので3合ずつ小分けにして保存。オジサマ★ありがとうございます!
玄米はじっくり浸漬するのがコツ。時間のかけかたで、炊きあがりがまるで違います!
というわけで、お弁当もおいしい玄米ご飯です。玄米と海苔はよくあうので海苔は毎回たっぷり使用。醤油をうすく塗りますが、ちょっと前までは秋田の羽場こうじ店で購入した「みそだまり」を塗ってました。コクがあって粘度もあって、海苔を塗るのにピッタリ。このみそだまり、数が少ないため売店のみの販売。しかもある時だけ。出会えたらハッピー❤ 濡れたように光る喜助味噌も絶品です。
お弁当は玄米ご飯だけでなく、おかずもあり(笑)。この日は小松菜の胡麻あえ、ししゃもの塩麹焼き、塩鮭、シメジとシラスの純米酒山椒炊き、カイワレのおひたし鰯削り節入り。底にはレタスをたっぷり敷いて
+有機納豆つき!
今、海苔に塗っているのは、梶田醤油の「再仕込み醤油 梶田泰嗣」です
再仕込み醤油とは、醤油を醤油で仕込む贅沢な製法
「再仕込み醤油 梶田泰嗣」
玄米のお相手選びは楽しい!
山梨・山角さん
November 8, 2013ひとつ前の続き。畑口ジャンさんによると、北杜市近辺は最近、いろいろなおいしいが集まっているとのこと。パンの山角(さんかく)さんは横浜から移住したパン屋さんという。
オリジナルの熊缶がカワイイ! コーヒーのテイクアウトもあり
そそられるパンの名前がいっぱい!
ですが…伺ったのは午後2時半すぎで
棚はガラーン。すでにほぼ売切状態
行くなら午前中に。畑口ジャンさん&勇人さん親子と山角の奥さん。
「東京だと山角さんのパンは、Art & Scienceのカフェで出会えますよ〜♪」とジャンさん
http://www.arts-science.com/
「東京だと山角さんのパンは、Art & Scienceのカフェで出会えますよ〜♪」とジャンさん。お薦めは「黒丸」
http://www.arts-science.com/
山角さんは黒に赤い扉が目印! 向かいの畑にカエルちゃん
レーズンパンを買って帰りました。ビニール袋に食べ方や地図あり
これはgood idea! 情報が入っているのでお土産にもgood
思ったより風が強く、店の後ろに樹を植えているとのことでした。次回訪問する時は、また風景が変わっていることでしょう。
八ヶ岳はどこを向いても山が見えます。
●山角
山梨・ごぱんさん
November 7, 2013「せらひうむ」さんのあとは、近所にある「organic cafeごぱん」さんへ
編集者時代の雑誌「心地いい暮らしがしたい Vol.1」で取材させてもらってからのお付き合いです。1998年の開店時なので…え〜っとそんな前!?と驚く自分
イベントでカヨちゃんは不在でしたが、ダンナさんがいらっしゃいました。
名物の鉱泉マフィンに、玄米酵母ドーナツ! ごぱんのパンは植物性原料のみ使用。乳製品や白砂糖は使っていません。噛みしめるほどに、穀物のおいしさがじわじわと出てきます。ちなみに、ドーナツは”まったく”甘くありません。中国料理の揚げパンに近いかも。マクロビオティック食や穀物菜食の人にはこの味が好まれますが、普段、バターや砂糖、生クリームが好き〜という人には、ちょっと★ビックリかもです(笑)
●blog 玄米酵母に鉱泉を使ったごぱんのパン
余談ですが、カヨちゃんママが漬ける梅干はそれはそれは美味なんです。お店の玄米ご飯についてきますし、shopでも販売しています。おいしさの秘密をお母さんにたずねたことがあります。使う梅はお友達の無農薬栽培畑の梅、完熟の実のみ。そして自然塩。「でも、同じように作り方を教えても、皆さん同じ味に出来ないっていうんですよ。気がついたの。梅の実を畑で自分が取るからかしらね。お店で売っているのは、青いうちにとってしまうから、そこが違うのかもねえ」
流通にのせるためには、完熟の実は無理です。はい。
●organic cafeごぱん http://www.gopan.jp/
「ごぱん」前の風景
山梨・せらひうむさん
November 7, 2013山梨県のキャッチフレーズは「週末は山梨にいます。」
まさにその通りの週末を過ごしました!山梨に移住した畑口ジャンさんFamilyおすすめを巡る旅。名づけて「山梨*JANさんSelect Tour」
驚き体験は山ほどあり「蕎麦いち」の揚げ蕎麦もしかり。
この旅の集合場所は「せらひうむ」さんでした。店の外には樅の木、暖房用の薪が積んであり高原ムード満点。
名物の豆カレーランチを注文しました。
まず、テーブルにおかれたのは鮮やかな人参サラダ★ 今風でいうところのキャロット・ラペ
人参サラダでハイポーズ! 今回はolievelandの茅野夫妻も一緒です。人参は自然な甘さしっかり、食感がシャキシャキでなんとも気持いい。まるで極細麺。パスタでいえばエンジェルヘアパスタ! 人参は地元産だそうです。どうやって切っているのか質問したら、とある機械!な〜るほど〜でした。ヒントは刺身のツマ。体がきれいになりそうな爽やかさでした。
そして、ひよこ豆がゴロゴロ入ったカレー。スパイシーな辛味、やさしいおいしさ
デザートのタルトタタンを持つ畑口勇人さん。(右)奥の皿のケーキはチョコではなく黒胡麻です。
せらひうむさんのコーヒーは自家焙煎。暖炉が出番待ち〜
本日の↑ランチセット。ご店主が研究するシュタイナー本も各種
のんびりゆったり。経験豊富な店主とわいわい。静かな甲斐大泉の高原時間が過ぎていきました。
せらひうむさんから1番近い駅は甲斐大泉ですが(歩いたら相当大変です)
駅の標高は 1,158m!
ゆえに、いつもと違う空気と風。すでに冬を感じる北杜市でした。
◯山梨県北杜市観光協会大泉支部
静岡・ソビスケ
November 6, 2013お蕎麦のスタイルも様々です。ひとつ前のブログで紹介した「蕎麦いち」さんも、蕎麦マニアに閉口し、一時期蕎麦を辞めてカフェだったとか(驚)真意のほどは定かではありません
蕎麦マニアに閉口…というので思い出したのが
手打ちソビの店「ソビスケ」さんです!
ソビスケさんには2011年に初訪問。
感動しましたねえ。その考え方に!
http://www.yohkoyama.com/archives/36090
今は、便利な静岡市内にお引越!誉富士の稲刈り後にお邪魔しました。20131005
テーブルに置かれた「ソビオカミの個人的な食べ方講座」
左・ソビオカミ
左・ソビ店主
まずは ソビガキ
そして カケソビ!
テーブル席からカウンター席をのぞむ
「ヌル できます」
この店の特徴は「マゲワリ」があること! マゲをかぶって食べれば割引です!
ゴハソ
ゴハソ カミアカリ
巨大胚芽! 栽培家の松下明弘さんが発見したカミアカリを玄米で提供しています。
●松下さんの田んぼ↓ 松下語録は必見!
http://www.yohkoyama.com/archives/19472
サイン〜〜〜っ
喜久醉の青島孝さんのサインも〜!「酒造りは道なり」青島さんらしいです。名前は杜氏名の「傅三郎」
せっかくなので、マゲワリに挑戦してみました(笑)
適当にかぶったら「マゲはうんと下げてかぶるのがコツ」というので、かぶり直してパチリ★ 確かに楽しいっ!て自分じゃ見えませんが〜
かぶりながら食べている人を見るのはそれだけで楽しい。
楽しい=おいしい=おもしろい! わはは!何かツライことがあったらここでマゲかぶってソビ食べるよろし!
眉間にシワよせて蕎麦食べちゃいかんです(まずかったら別)
変身グッズもあり。 facebookではマゲワリを楽しむお客様で溢れかえっております。食事終了後、ソビオカミが撮影にまわります。
https://www.facebook.com/sobisuke.japan
蕎麦にとてもマジメなふたり。マジメゆえ、このソビ・スタイル!
この夜も、蕎麦と日本酒について熱く語っておりました。
静岡行ったらぜひお立ち寄りください〜
http://www.sobisuke.com/
引越す前のソビさん http://www.youtube.com/watch?v=suDrHbOt7DY
八ヶ岳南麓・蕎麦いち
November 5, 2013畑口ジャンさん(plain peopleデザイナー) がセレクトしてくれた山梨とっておきを巡る旅。標高700m八ヶ岳南麓にある「蕎麦いち」さんへ。勇人さんが駐車場まで迎えにきてくれました。
お店入口手前に看板にあり
「時間のない人、せかす人はご遠慮ください」
味のある建物は築140年!元は診療所だったということです。
ジャンさん、勇人さん、和巧さんの畑口ファミリー!
テーブルにあったお願いごとメッセージ。お茶とお水はセルフサービス。
そうこうするうちに!やってきました!
名物の「揚げおろし蕎麦」
野菜が器からはみ出るボリューム!すべて八ヶ岳野菜だそうです
なんともボリューミィ!
人参、茄子、ごぼう、大根、サツマイモ、れんこん、カブ、カボチャ、ブロッコリー・・・歯ごたえよく揚げてあります。加えて青菜・小松菜、春菊は茹でたものが。
食べ方は「まず野菜を少し食べて、スペースができたら、そこに蕎麦をつけて食べる」そうです!
野菜はそれぞれの味がしっかり感じられておいしい! 大根おろしは野菜の下に隠れてました。鬼おろしで粗くおろしてあり、食感が楽しい!
食べても食べてもなかなか減らず、お蕎麦は見た目よりボリュームがあり、もうお腹いっぱい〜
最後にポタージュのような蕎麦湯も登場
窓辺席も素敵でした。「のんびりしていってくださいね」という店主の思いが伝わってきます。
季節の庭の花が飾られて、本もいろいろおいてあります。
田舎のひいおばあちゃんちにおよばれしたような気分
気持の良いご店主、忙しそうでした!
お店を出たら、お待ちの方がいっぱい。人気です。
日本の秋の空を彩る柿の色。絵になります〜!
裏庭でジャンさんと2ショット。撮影は畑口和巧さん(プロカメラマンです!)
和功さんを恐れ多くも、My camera リコーGXR レンズA16でパチリ★
お庭も素敵な「蕎麦いち」さん。食べたあとは満腹のお腹をさすりながら、お庭で和むのがおすすめ。
●蕎麦いち
http://www.ichi-yatsugatake.com/
秋深しのカエルくん
November 4, 2013さて、ど〜こ〜に〜いるでしょう!なカエルくん
山梨県北杜市の畑口家新居予定地にて。
こんなカエルに私もなりたい!