Archive for January, 2016
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January 8, 2016http://www.okome-yamazaki.com/news/2008.html
https://www.facebook.com/events/935137309905825/permalink/943382792414610/
昨年秋の鬼怒川決壊で甚大な被害があった山﨑 瑞弥さん=やまざきさんの田んぼ、そして農機具たち。無農薬栽培を実践していたやまざきさんの米づくりを応援するチャリティ・キャラバンが週末の三連休に開催されます。
私は1月11日(月曜日)に、日本酒番・白土暁子さんのアシスタントを努めます。
温かい純米酒で、やまざきさんを応援!(^o^)
皆さんお待ちしていますね!
『お米農家やまざき チャリティ・キャラバン神楽坂』
開催日 2016/1/9(土)~11(日・祝日)
会場 神楽坂フラスコ
東京都新宿区神楽坂6-16
時間 12:00~19:00
【チャリティマーケット】
アッシュコンセプト(雑貨)
AIR ROOM PRODUCTS(シャツ生地雑貨)
石川昌浩・jokogumo(硝子・生活道具)
エムピウ(革製品)
おおいしれいこ+出口真理(米みくじ)
大沼ショージ(ブロマイド)
大沼ショージ+ミルブックス+渡辺朋子(ポストカード)
kakapo(テキスタイル)
カキモリ(文具)
金網つじ(金網工芸)
木村硝子店(硝子)
gris souris(洋服)
ko’da-style(バッグ)
工房イサド(木工品)
こばやしゆう(本)
サルビア(エコバック)
しゅんしゅん(カレンダー他)
JEUJYEI (ニット・アクセサリー)
SEKI DESIGN STUDIO(木工小物ほか)
田代淳(漆)
田村一(陶磁器)
CHICUCHICU5/31 山中とみこ(布製品)
砥部焼 岡田陶房(磁器)
nukkua(手織り)
のぐちようこ(こくばん)
傳 tutaee(手ぬぐい)
マザーツール(日用品)
松野屋(荒物雑貨)
丸川商店(松阪木綿ほか)
ヤマサキデザインワークス(文房具)
山﨑義樹(朱肉入れ・真鍮製品)
ゆかい社中そらぐみ(日用品)
RARI YOSHIO(ポストカード)
Liten Lycka (日用品、雑貨)
お米農家やまざき(米・本・米粒Bag)
ヤマコヤ(米粒シルクプリント協力)
【チャリティランチ&スナック】
1/09 野菜農家キレド
1/10 アベクミコ、ラ・ボンヌ・ヌーベル
1/11 ごはん同盟、VIVA COFFEE
コエドブルワリー(COEDOビール)
ろばの家(ワイン)
白土暁子(日本酒)
aalto coffee(珈琲豆提供)
いりこのやまくに(いりこのあられ)
上原麗(高知より干物・柑橘・生姜などの食材提供)
セトキョウコ(焼き菓子ほか)
カオリーヌ菓子店(グルテンフリー焼き菓子)
cafe tojo(天然酵母パン)
希望のりんご(林檎ジュース)
グラウベル・狩野知代(ドリップパックコーヒー)
紅茶と食と台所「糸」(紅茶とスコーン)
チーズのこえ(北海道産ナチュラルチーズ)
松本愛(父親が釣ってくる魚)
もくや(マフィン)
ちどり(おからベーグル)
馬喰町ART+EATさん(ジンジャークッキー)
1 ROOM COFFEE(珈琲豆)
詳細はHP、fbを↓
http://www.okome-yamazaki.com/news/2008.html
https://www.facebook.com/events/935137309905825/permalink/943382792414610/
『おこめやま応援金プロジェクト』http://www.okome-yamazaki.com/project
近藤けいこさんのカラフル切干し大根
January 7, 2016農薬と化学肥料は使わず、自然栽培でカラフル楽しい野菜を育てる三重県鈴鹿の近藤ファーム・近藤けいこさん。この時期限定で登場するのが、カラフルなソフトタイプの干し大根♡
まるで春のブーケみたいです!
以下の7種類を混合
黒大根・・もっちりした食感の辛味黒大根
青首大根・・すっきりとした甘口大根
赤サラダ大根・・赤色のさわやかな甘口大根
カザフ辛味大根・・ソフトな辛味でワサビ味
ビタミン緑大根・・ビタミン豊富な緑大根
紅時雨・・アントシアニン含有量が多く紫色
紅芯大根・・綺麗なピンク色の甘口大根
●blog 2008年12月カラフル切干し大根
↑この時から、8年が過ぎました〜。
甘みが凝縮しています。すぐもどって便利。このままでマリネによし、スープによし、少しもどしてオリーブオイルで炒めてよし、豆と合わせても楽しい
皮ごと使う干し大根だからこそ、皮ごと安心安全な野菜が嬉しいのです。安全安心に「楽しい」が加わったけいこさんの野菜たち。
東京はNarisawa、mus mus、しち十二候で食べられます!
●blog
近藤さんと獺祭・桜井社長がmus musで会った時のこと
http://www.yohkoyama.com/archives/19603
__________________
『近藤けいこ*ナチュラルベジタブル』
●blog 2009年 5月の畑
●blog 2009年12月の野菜
●blog 2010年8月の野菜
●blog 2011年1月の紅芯大根
●blog 2011年6月の赤空豆
●blog 2011年8月の畑
●blog 2012年5月の野菜
●blog 2012年12月の野菜
●blog 2013年7月の野菜
●blog 2014年8月の野菜
●blog 2014年12月の野菜
伊川健一さんの薪火晩茶。その2
January 6, 2016ひとつ前のつづき
健一自然農園・伊川健一さんの「薪火晩茶」
健一自然農園の茶畑がある大和高原。
おだやかな里山が広がっています。
「茶樹はかまぼこ型」だと思っている人も多いですが、刈らずにいると、こんなに伸びるのです! 健一さんの身長は170cm
3年以上、自然に生長させた茶樹は葉が大きく、茎は太く、丈は大人の背丈以上にも。
葉や茎、細部にエネルギーが充満。「薪火晩茶」では、この茶樹を葉と茎、丸ごと使います。
カットすると、そこから新しい葉が次々に出てきます。
訪問した11月5日の茶畑。茶の花がたくさん咲いて、いい匂いでした。
焙煎小屋
刈ったばかりの茶樹は、きれいに整えてから裁断機へ
茶樹は、私の身長よりも高いのです。
燃料は
「薪火晩茶」の名の通り、薪を使って鉄釜でじっくり煎りあげます!
クリアな味と香ばしい風味で、朝昼晩、子供からお年寄りまでOK
具合の悪い時でもするする喉を通る茶色いお茶です。
このお茶のいいところは、耕作放棄された茶畑が活かせることにあります。
耕作放棄された茶畑は、動物のすみかになることが多く、近所迷惑にも。
とはいえ、茶樹を抜くにも、体力がないお年寄りには大変な労力(抜いてもお金になりません)。
健一さんは10年以上、放ったらかしの茶樹を刈り、茶畑を再生していきます。
https://www.facebook.com/kenichishizennouen/posts/952024081530574
蘇った茶畑を見た人から「うちの茶畑もお願いします」と頼まれることが、増えているそうです。
お茶を煎る火力が、お茶と同じ山の薪ということが良いのです。
放置林の薪を、お金を出して買うことで、森林再生に!
一杯の「薪火晩茶」を飲むことで、無農薬無化学肥料栽培の茶畑が増え、安全安心な身体を温めるお茶ができる。
里山の環境が改善され、茶畑と森林の再生につながる!
+
冬仕事が出来て雇用の促進にもプラス!
健一さんは無農薬栽培で、緑茶、烏龍茶、紅茶も手がけています。
ですが、これらのお茶は、冬仕事がほとんどありません。
20151105(木曜)
「薪火晩茶」を作ることで、冬仕事ができ、通年雇用の人数が増えました! 異業種からこの大和高原に集まった若者たち。
伊川さんいわく
「茶畑がある限界集落はおまかせください(笑顔)」
う〜ん、頼もしい!
飲む人も、作る人も元気になる薪火晩茶
「奈良を薪火晩茶を柱とした、自然調和型循環地帯の雛形にしたいのです」と健一さん
↑加工工程
お茶は葉と茎を別々に煎り、熟成させます。そして再度、煎り直し、葉と茎をブレンドして製品に。
●伊川健一さんオススメのおいしい飲み方
ポットに茶葉と熱湯を注ぐだけ!
養生茶としても抜群。風邪でぐったりしている時に「梅醤晩茶」を飲むとキリッとしてオススメ
↑LMの表紙の茶畑は、奈良市と山添村の境界にある神野山(こうのさん)山頂にある茶畑。
神野山は「神の宿る山」と言われ、古代人が神と交信した古代祭祀の場と伝えられています。なだからなスロープ状の円錐形をした山で標高618m。県立月ヶ瀬神野山自然公園に指定され、自然豊かな環境が守られています。撮影/内藤 暁さん 編集デザイン/ICM 北川千岳さん
LMはリマ池尻大橋店・新宿店・オーサワジャパン商品取扱い店で無料配布。PDFでも読めます↓
http://www.ci-kyokai.jp/pdf/LMvol18.pdf
↑20150314(土曜)訪問時
「薪火晩茶」はオーサワジャパンで販売。直営店が新宿と、池尻大橋にあります。
今後、商品パッケージがリニューアル予定。
健一自然農園の緑茶・紅茶・烏龍茶は以下のshopでも扱っています。
http://kencha.jp/shop.html
編集した「厳選紅茶手帖」でも健一さんの紅茶を紹介しています。
奈良・桃谷樓 ヘルシーガーデン店では健一さんの烏龍茶が飲めます。
http://www.tokokuro.jp/shop/healthy/index.html
伊川健一さんの薪火晩茶。その1
January 5, 2016http://www.yohkoyama.com/archives/75453
日本の農が明るい未来へつながる!そう感じた健一自然農園・伊川健一さんとの嬉しい出会い
「薪火晩茶(まきびばんちゃ)」
このお茶のポイントは
1火力は薪を利用。エネルギー源がお茶と同じ山であること。
2冬に摘む「晩茶」であること。
3無農薬無化学肥料栽培であること。
4熱湯で香ばしく簡単に入れられること。
5カフェインが少なく、身体を温める陽性なお茶であること。
他所で作られた肥料や、エネルギーも一切不使用!
すべて ”ひとつの山で完結したお茶” なのです。
オーサワジャパンのフリーペーパー季刊誌 Life is Macrobioticの最新号で書かせてもらいました。
LMはリマ池尻大橋店・新宿店・オーサワジャパン商品取扱い店で配布。PDFでも読めます↓
http://www.ci-kyokai.jp/pdf/LMvol18.pdf
常々、日本酒と日本茶の状況は似ていることを感じます。
近年の日本酒は、いい酒米で原材料「米・米こうじ」だけの、クラフト的な造りの酒が増えました。お酒が足らなくなった人気蔵も登場し、いい酒は一定の評価を得ています。
そのクラフト的な米の酒は、一般に販売されている”マズイ日本酒”とは味が雲泥の差!
味より値段優先の「合成清酒」や「普通酒」は、売上が下がり続けていますが、クラフト的造りをした「特定名称酒」は右肩上がり(微量でも)まさに日本酒は二極化しています。
では同じ「日本」が冠についた「日本茶」はどうでしょう?
茶畑、茶工場が大型化され、品種は「やぶきた」がメイン。慣行栽培は当たり前。深蒸し茶が流行ればみな、その方向。消費者には、茶産地の地域差が感じられにくい状況です。
最も高値をつける新茶・一番茶も、2015年は、とうとう一番茶の値が下がってしまいました(二番茶、三番茶はいうに及ばず)
今、お茶は茶葉(リーフ)ではなく、ペットボトルに入った「液体」で買う時代に突入。急須がない家も多く、「自宅でお母さんがお茶を入れたところを見たことがない」という高校生も。温かい日本茶は、おばあちゃんちか、和食店でしか飲んだことがないといいます。
インスタント食品や肉料理、お菓子は脂肪分が多い洋菓子が増えた現代の食。
アミノ酸たっぷりの緑茶の味は、時代にあっているのでしょうか。
そもそもお茶の原料は「茶」だけですが、合成アミノ酸など調味料入りや、青海苔が入ったものもあり…そのあたりも日本酒とよく似ています。
また、緑茶の中で高級地位にある「玉露」は、温度も難しい(60℃をどう計る?)
”ぬるくて旨味が中心”の味は、淹れ方も、食のパートナーも難しいのです。
「いいお茶」の解釈が、変化しています。
そもそも緑茶が日本茶の主流というのも、近年のこと。
普段飲みは「ばんちゃ」でした。
その「ばんちゃ」の解釈は地域によって差があるので、またややこしいのです。
つづく
●追記
マクロビオティック本・編集者時代からの長い付き合いオーサワジャパン綿貫恭子さんが笑いながら「仙人の薪火番がいるんですよ〜」と教えてくれたことがきっかけ! 会いに行きたくなったのです。
伊川健一さんが薪火晩茶を作るきっかけのおおもとは、葛素麺で有名な坂利製麺所の坂口利勝さん!いい人がいい人をつなぐの法則
仙人、遠くからパチリ
仙人、近くでパチリ、自作の竹製茶器で飲むとまたうまいそうです。
話してみると、どこか同じムードを感じ(笑)
生まれ年を確認したら、
お・な・い・ど・し だった (きゃー)
つづく