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Archive for April, 2017

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「日本の伝統色を季節で味わう会・萌葱色のテーブル」山菜名人の山菜料理も

April 30, 2017

先週4月21日(金曜)、秋田県にかほ市の「六三五」店主、六平真 (むさか ただし)さんにご指導してもらい、山菜つみに挑戦しました。

「しどけ」があんな大変なところに生えているとは〜〜〜っでした。
日当たりの良い急斜面は絶好の山菜ポイントなんですね。普通の人には、まず、無理です。はい。
さて、そんな旬の山菜が登場するセミナーがあります。
◉5月18日(木曜)「紅赤」に続く第2弾は「萌葱色」!
「OnJapanCafe日本の伝統色を季節で味わう会 萌葱色(もえぎいろ)のテーブル」
http://cafe.onjapan.tokyo/event/20170518moegi/
「六三五」の六平さんに協力していただき、六平さんが調理した山菜もお出しします。
萌「葱」の語源となった葱も〜。
それに合う、純米酒もいろいろお出しします!

(↑カゴは、素人がつんだカゴをパチリ。食べられないものも含む。18日はプロがつんだ山菜が登場)

photo by 六平真さん4月30日(日曜)「本日の収穫。ホンナ 11わ。シドケ 2わ。ウド 20本。サシボ 少々。ぜんまい 少々。ワサビ 少々」
だ、そうです。本当に自然豊かな素敵な地域です!お料理も美味しいですよ。山菜の販売はしておりません。居酒屋さんです。お酒の種類はお見事です。
◉酌屋 六三五 (しゃくや むさご)
〒018-0402 秋田県にかほ市平沢字天ケ町34-1 2F
電話0184-36-2985
________________________

セミナーは他にも↓
OnJapanCafeでは
◉6月17日(土曜)「OnJapanCafe 三年熟成福来純・本みりんworkshop」
本物中の本物、国産の米だけで醸す「三年熟成福来純本みりん」醸造元、岐阜・白扇酒造の加藤祐基さんをお招きして三年熟成福来純・本みりんworkshopを、お昼と夜の2回開催。内容はガラリと違います!
・昼の会 http://cafe.onjapan.tokyo/event/20170617mirin/
・夜の会 http://cafe.onjapan.tokyo/event/20170617mirin2/
詳細は↑それぞれのHPをご覧ください!

●朝日カルチャーセンター新宿教室では
◯2017年 5/13 (土曜)自然派紅茶教室
「超新鮮!摘みたての春の新茶、ダージリンティーを畑のグレード別にteaスティング。3シーズンの旬の違いを徹底的に飲み比べます!」
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/8c855754-7bf6-4edd-5c26-58804ecfef82
http://www.yohkoyama.com/archives/84305
◉7月22日(土曜)10時30分〜「違いを知って楽しむ 純米酒粕の甘酒、米麹の甘酒」
健康や美容に良いと注目の甘酒は、原料に「酒粕」と「麹」の2種があり、製造方法が異なります。その違いや、飲み方のアレンジ、銘醸蔵が手掛ける逸品などを楽しみます。

◉8月6日(日曜)10時30分〜「自然派インド紅茶教室-2017年夏摘みマスカテル」
オーガニック栽培歴40年、ダージリン老舗茶園マカイバリのフレッシュな夏摘み紅茶「セカンドフラッシュ」をグレード別に味わいます。ペアリングの話、水出し紅茶の紹介も。
以上、速報含めて紹介。全て↑朝日カルチャーセンター新宿教室にて開催。講座の担当は馬場恭子さんです。

「俺はな、日本酒の戦後を終わらせたいんだよ」

April 28, 2017

2017年4月27日
神亀酒造・小川原良征社長(通称専務)の告別式でした。もうただひたすらに悲しい、寂しい、辛いです。早すぎます。
アキモト酒店・秋元 浩 (Hiroshi Akimoto)さんのブログを、皆さんに読んでほしくてシェアします。
小川原良征専務と、長いお付き合いの秋元さんだからこそ書けた深い内容です。日本酒を純米酒へ。その功績は凄いのひとことです。私もそれは多くのことを学ばせていただきました。
私の最初の著書「純米酒BOOK」の巻頭部分も、小川原良征専務に取材させてもらって書いたのです。
神亀酒造の純米酒へシフトチェンジした経緯を、あまりご存知ない方は、是非「闘う純米酒」を読んでください。神亀酒造の全量純米に至るまでの壮絶記録集です。著者は上野敏彦さん。共同通信の記者で、全国の新聞に逝去の知らせを配信したのも上野さんでした。
◉「闘う純米酒・上野敏彦さん」を紹介した私のblog
http://www.yohkoyama.com/archives/48545
上野さんの記者魂に火をつけた小川原専務ですが、克明な記録だけに、出版停止してほしいと真剣に言ってました。(出版前、奥様から私にその件で相談の電話をいただいたこともありました)
なのですが!上野さんにあの時の専務のことを、しっかり聞き書きしてもらい、本の形で残してもらって本当に良かったです。
上野さんが言ってましたが、メモをとると口をつぐむ専務なので、取材はそれは大変だったそうです。専務をご存知の方は想像つきますよね。頭叩かれたり、おしぼり投げられたりしましたもんね。上野さんの記者魂も凄し!というわけで、「闘う純米酒」は何年も通って得た記録集の一冊なのでした。
___________________
以下、アキモト酒店・秋元さんのブログより抜粋させていただきます。(ぜひ、クリックしてブログの全文を読んでください)
「神亀の小川原社長の告別式に行ってきました」
http://blog.livedoor.jp/sakeakmt/archives/65776583.html
「まだ純米酒という言葉さえ一般的でなかった1970年代、東京農大を卒業して間もない小川原社長は、アルコールや糖類で薄められた日本酒は造りたくないと純米酒を造りはじめ、取引の酒販店を回っては陽にさらされ日付の古くなったものを回収するなど品質管理にも努めました。それでもアル添、糖添全盛時代ではなかなか売れず蔵在庫が膨らむ中で熟成酒が増え、その熟成酒の美味しさが世に評価され始め、日本で指折りの早さで全量純米酒蔵になりました。
その純米酒への流れを大きく加速させたのが漫画「夏子の酒」でした。夏子の酒の作者、尾瀬あきらさんを純米酒ファンにし、この漫画を描かせたきっかけを作ったのも、様々なインスピレーションを与えたのも小川原社長です。
純米酒蔵を目指すも厳しい道のりの蔵を後押しするために純米酒ファンドを立ち上げ、酒米の産地を育てるために四国・阿波山田錦に深く関わり、10年ほど前からは全量純米酒蔵を目指す会を立ち上げ、代表幹事となっています。
日本酒の輸出が盛んになってきているここ数年は、日本酒親善大使のように世界中を駆け回っていました。食があっての日本酒、特に神亀は味がしっかりしているので油やクリームを使った料理でも、肉料理でも相性が良く、日本を代表する蔵として大きな評価を受けていました。
というように、現在の日本酒シーンを築き上げてくれた最大の功労者といっても過言ではありません。
(中略)
私の日本酒との関わりに大きな影響を与えてくださった小川原専務(みんなに専務、専務と呼ばれていました)にはまったくご恩しかありません。
本当にお世話になりました。
ごゆっくり、安らかにお休みください。
合掌」
___________________
埼玉新聞の記事を丹沢山・隆醸造元・川西屋酒造店の露木雅一さんが送ってくれました。
下に貼り付けますので、どうぞ全文をお読みください。
「俺はな、日本酒の戦後を終わらせたいんだよ」
神亀の小川原社長の告別式に行ってきました
border=”0″ alt=”IMG_8694″ hspace=”5″ align=”left” /> 今日は、23日に亡くなった神亀酒造の小川原社長の告別式に出席するために埼玉へ日帰りしています。…
アキモト酒店  走る大地 踊る農業 歌う酒 -秋田県

2017年4月27日
神亀酒造・小川原良征社長(通称=専務)の告別式でした。
もうただひたすらに悲しい、寂しい、辛いです。早すぎます。

アキモト酒店・秋元 浩さんのブログを、皆さんに読んでほしくてシェアします。
小川原良征専務と、長いお付き合いの秋元さんだからこそ書けた深い内容です。
日本酒を純米酒へ。その功績は凄いのひとこと。私もそれは多くのことを学ばせていただきました。

私の最初の著書「純米酒BOOK」の巻頭部分も、小川原専務に取材させてもらって、書いたのです。
神亀酒造の純米酒へシフトチェンジした経緯を、あまりご存知ない方は、是非「闘う純米酒」を読んでください。神亀酒造の全量純米に至るまでの壮絶記録集です。著者は上野敏彦さん。共同通信の記者で、全国の新聞に逝去の知らせを配信したのも上野さんでした。

◉「闘う純米酒・上野敏彦さん」を紹介した私のblog(是非お読みください!)
http://www.yohkoyama.com/archives/48545

上野さんの記者魂に火をつけた小川原専務ですが、克明な記録だけに、出版をやめてほしいと真剣に言ってました。(出版前、奥様からその件で私にご相談の電話も)
なのですが!上野さんにあの時の専務のことを、しっかり聞き書きしてもらい、本の形で残してもらって本当に良かったです。上野さんが言ってましたが、メモをとると、口をつぐむ専務なので、取材はそれは大変だったと。専務をご存知の方は想像つきますよね。頭叩かれたり、おしぼり投げられたり…。上野さんの記者魂凄し!というわけで、「闘う純米酒」は何年も通って得た記録集の一冊なのでした。

会葬御礼は神亀酒造の純米吟醸「小鳥のさえずり」。米生産者は田中農場の田中正保さん。ラベルに酒米生産者の名前を入れたのは、これが初めてだと思います。田中農場は酒販免許を取り、お酒も販売→ http://www.farm-tanaka.jp/products_sake.html

熟成させて出荷が基本
___________________

以下、アキモト酒店・秋元さんのブログより抜粋させていただきます。(ぜひ、クリックしてブログの全文を読んでください)
「神亀の小川原社長の告別式に行ってきました」
http://blog.livedoor.jp/sakeakmt/archives/65776583.html

「まだ純米酒という言葉さえ一般的でなかった1970年代、東京農大を卒業して間もない小川原社長は、アルコールや糖類で薄められた日本酒は造りたくないと純米酒を造りはじめ、取引の酒販店を回っては陽にさらされ日付の古くなったものを回収するなど品質管理にも努めました。それでもアル添、糖添全盛時代ではなかなか売れず蔵在庫が膨らむ中で熟成酒が増え、その熟成酒の美味しさが世に評価され始め、日本で指折りの早さで全量純米酒蔵になりました。
・その純米酒への流れを大きく加速させたのが漫画「夏子の酒」でした。夏子の酒の作者、尾瀬あきらさんを純米酒ファンにし、この漫画を描かせたきっかけを作ったのも、様々なインスピレーションを与えたのも小川原社長です。
・ 純米酒蔵を目指すも厳しい道のりの蔵を後押しするために純米酒ファンドを立ち上げ、酒米の産地を育てるために四国・阿波山田錦に深く関わり、10年ほど前からは全量純米酒蔵を目指す会を立ち上げ、代表幹事となっています。

日本酒の輸出が盛んになってきているここ数年は、日本酒親善大使のように世界中を駆け回っていました。食があっての日本酒、特に神亀は味がしっかりしているので油やクリームを使った料理でも、肉料理でも相性が良く、日本を代表する蔵として大きな評価を受けていました。
というように、現在の日本酒シーンを築き上げてくれた最大の功労者といっても過言ではありません。

・(中略)
私の日本酒との関わりに大きな影響を与えてくださった小川原専務(みんなに専務、専務と呼ばれていました)にはまったくご恩しかありません。
本当にお世話になりました。

ごゆっくり、安らかにお休みください。

・合掌」
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埼玉新聞の記事を丹沢山・隆醸造元・川西屋酒造店の露木雅一さんが送ってくれました。
下に貼り付けますので、どうぞ全文をお読みください。

「俺はな、日本酒の戦後を終わらせたいんだよ」

●毎日新聞の訃報より
小川原良征さん 70歳(おがわら・よしまさ<本名・祥匡=よしまさ>神亀酒造社長)23日、膵臓(すいぞう)がんのため死去。通夜は26日午後6時、葬儀は27日午後0時半、さいたま市見沼区深作934の1の東大宮葬斎センター。喪主は妻美和子(みわこ)さん。
蓮田市で江戸時代から続く蔵元に生まれ、東京農大醸造科で学び、醸造用アルコールの添加が主流だった日本酒業界に疑問を抱き、米と米こうじだけで造る「純米酒」の製造に取り組んだ。1987年から全量を純米酒に転換し、同じ志を持つ酒蔵と「全量純米蔵を目指す会」を結成し、代表幹事を務めた。

全量純米蔵を目指す会

2017夜の富山ニューコレクション

April 26, 2017

↑2017夜の富山探検隊(佐藤としひろ 徳光次郎 玉田 泉 山本洋子)」と事業者の皆さん。写真提供日本橋とやま館

2017.3.13開催「とやまから上質の暮らし 2017夜の富山ニューコレクション」
佐藤としひろさんと玉田泉さんからお声がけいただき、「夜の富山探検隊」の一員となり、新しい富山発のニューコレクションをお手伝いしました。
富山へ行き、やる気のある事業者さんたちと打ち合わせし、地酒とはなんぞやセミナーも開催。商品と地酒(すべて純米酒)のペアリング提案を行いました。そんな県は、今までなかったと思います!
「夜の富山探検隊」4人と事業者さんで、最終商品を時間をかけて選出。
東京の会場では、それぞれの商品に合う富山の純米酒とマッチングを試みました。お酒によっては温度を変えてお燗酒も提供(贅沢なお燗女将が3人)
特徴は、「県産物なら、なんでもいい~」ではなく、商品選定基準を設けたことにあります。

◉商品選定基準

無添加である(添加物を使わない)。
富山県の材料を使用している。
環境に配慮したものづくりをしている。
富山県の食文化を継承している。
東京初出品の商品である。

これが、全員で守った共通のルール!
とてもやりがいのある、そして、やったかいがあるお仕事でした。熱い人が集まると、熱い結果が出る。事業者さん同士でつながりも強固になり、コラボ商品も誕生。皆さまありがとうございます。
商品ラインナップは以下へ

とやまから「上質の暮らし」

(HPより↓)
立山連峰から富山湾まで、高低差4,000mを誇る富山県。ダイナミックな自然がもたらす豊かな水源と鮮やかに移り変わる四季は、いい米を育て、うまい酒を醸し、富山湾の魚たちは肴となって夜の富山を彩っています。そんな富山で、半世紀以上、「夜のオイシイ」を追求してきた「2017夜の富山探検隊」が、富山で一番おもしろい!味な品々を選りすぐり、この春、「とやまから『上質の暮らし』マッチング会」を開催。
全国を飛び回る敏腕バイヤーたちが続々と足を運び、会場は熱気であふれんばかりとなりました。一流の舌を持つ彼らを唸らせた「夜の富山ニューコレクション」は、すでに通の話題の品に。東京初お目見え商品も多数揃えて、日本橋とやま館で販売を開始します。
http://toyamakan.jp/newcollection

富山の「夜のオイシイ」を彩る逸品たち。すべて東京初出品の品ばかり

↑お披露目会では、すべての商品を富山の日本酒とマッチング
日本橋とやま館で、●印の商品を期間限定で販売中!
1 株式会社四十物昆布
●羅臼昆布うどん、煮昆布、白とろろ

2 大衆割烹あら川
※商品開発中の為今回販売なし
ぶりいなだ、蛍いか沖漬け、魚卵からすみ風、白えびふわふわ揚げ

3 オーガニックキッチン
●オーガニックワイン、●林檎と葡萄の果実酒(シードル)、里山卵、オーガニック鶏

4 富山 奥田屋
●天然ぶりかま旨煮、天然ぶりふと味噌煮、●氷見ぶりほぐし味噌

5 株式会社かねみつ
●こぶじめ・ひとりじめ、富山湾マリアージュ、氷見産干物昆布蒸焼き

6 民宿 中の屋
●どぶろく「まごたりん」
(オリジナル(901号酵母)、岩魚酵母、ソバの花酵母)

7 南幸鮮魚店 ●さばの熟ずし

8 ねこのくら工房
●五箇山ぎょうざ、五箇山とうふの平家漬、畑のソーセージ、畑のテリーヌ

9 畑醸造株式会社
●レンガ麹室造り 畑彰の醤油

10 株式会社ハマオカ海の幸
●熟成寒の汐ぶり、●魚津寒はぎの干物

11 フェルヴェール(株式会社セイアグリーシステム)
●厚焼き(2種)、卵どうふ、クリームパン

12 フラワーンダフル千華園
●エディブルフラワーパック、美食花アイスキューブ

13 メツゲライ・イケダ(有限会社池多ファーム)
ビーフジャーキー、●コンビーフ、ソーセージ、ローストビーフ

14 Mederche メデルケ(株式会社上市屋)
ジビエイノシシカレー、里芋ポタージュ、●Medercheドレッシング

15 悠牧豚株式会社
※生鮮食品の為、今回販売なし 悠牧豚オリジナル2017ポーク

16 Y&Co(有限会社吉田興産)
●ヤギチーズのラ・カプラ、●ラ・カプラ [...]

オンジャパンカフェのおすすめカレーとイベント

April 25, 2017

本日、オンジャパンカフェへ
野菜だけの本格スパイスカレーを発酵玄米ごはんでいただきました!このカレーは動物性原料は不使用。スパイシーでおいしい 🌟

ご飯は発酵玄米(スタンダードは白米、追加料金100円で玄米に変更可)。この玄米ご飯は小豆入り、食感はモチモチです。18時まで食べられるので、お昼を食べ損ねた時も重宝!

シェフで店長のアサコさんです。ごちそうさま~。個人的に「おむすび2つセット(味噌汁と自家製ぬか漬け付き)」も小腹がすいた時におすすめ。 他のメニューもあり→ http://cafe.onjapan.tokyo/menu/
さて、来月と再来月、オンジャパンカフェでイベントしますよ〜✨
その1◉日本の伝統色を季節で味わう会
5月18日(木曜)は「萌葱色のテーブル」を開催します!
http://cafe.onjapan.tokyo/event/20170518moegi/?lang=ja
その2◉6月は!白扇酒造5代目・加藤 祐基さんに教わる「三年熟成福来純本みりん」の会を開催します。
●昼の部「本みりんsweet・workshop」
http://cafe.onjapan.tokyo/event/20170617mirin/
●夜の部「白扇酒造のDeepな世界を楽しむ宴」
http://cafe.onjapan.tokyo/event/20170617mirin2/
盛りだくさんの内容で、お待ちしています!

桜で北上。鶴ヶ城の花見会

April 20, 2017

東京のソメイヨシノは葉桜となりました。これからは八重の桜のシーズンです!
東北はそろそろ満開のニュースが出始めました〜。

というわけで、4月19日(水曜)は、福島県の会津若松へ。
鶴ヶ城の桜の花見会に初参加!

あいにくの雨で桜の花びらも濡れて、肌寒い夕方でしたが、熱い日本酒の人たちでホットな花見に

鶴ヶ城と若松城、なるへそ

雨がしとしとの夜桜。故に誰もいません〜。貸切状態

最後に記念写真を撮る、奈良萬の東海林さん!
花見会は暗すぎて、日本酒も人もなかなかパチリできず

帰る頃の、鶴ヶ城のライトアップ。オペラピンク!
そして夜はまだまだ続くのでした。

二次会はイタリアンのフェリーチェで。九州の蔵元さんも参加してました。左は「世界の鈴木先生」

三次会はTHE・居酒屋「はいらんしょ」で!2度目の訪問。
磐城寿の鈴木大介さん

今後のセミナー&イベント情報

April 17, 2017

OnJapanCafeイベント詳細がカフェHPにUP!
◉5月18日(木曜)日本の伝統色を季節で味わう会
「紅赤」に続く、第2弾は「萌葱色」です。
「日本の伝統色を季節で味わう会 萌葱色(もえぎいろ)のテーブル」
http://cafe.onjapan.tokyo/event/20170518moegi/

全国の「葱」、旬の山菜と純米酒を楽しみます!
萌葱色の語源をご存知ですか?
萌 + 葱
萌葱色は、萌えいでる「葱」の芽のような緑色のこと。
萌「黄」色とも書きますが、「黄」の場合、黄色味がかった明るい緑をさします。ひと口に「もえぎ色」といっても、「萌黄」と「萌葱」は違う緑色なのです。「萌葱」色で有名なのは、歌舞伎の定式幕(じょうしきまく)で「黒、柿、萌葱」の縦ストライプ3色から構成されています。
「萌黄」色は、平安時代から使われている伝統的な色名で『源氏物語』にも以下のように登場する古い色なのです。
「柳の織物の細長、萌黄にやあらむ、小袿着て、羅の裳のはかなげなる引きかけて、ことさら卑下したけど」~『源氏物語』「若菜下」紫式部 ~

また、「萌黄」色は、JR北海道のコーポレートカラーにも採用されています。
「萌黄」と「萌葱」がありますが、「もえぎ色」は、春に萌え出る若葉のような、鮮やかな黄緑色を表すというわけで
次回の日本の伝統色を季節で味わう会、5月18日(木曜)は「萌葱色(もえぎいろ)のテーブル」と題し、色にちなんだ全国各地の「葱」と、季節の「山菜」、純米酒などをご用意します。
春を満喫するフレッシュな緑~黄色は、葱と、この時季は何と言っても「山菜」。ふき、ふきのとう、わらび、ぎょうじゃにんにく、うど、たらのめ、ぜんまい、あさつき、こごみ など、ここぞというプレミアム山菜地域の生産者さんと、料理人の協力もお願いする予定です。
採れたての山菜、全国の葱、その「酒肴」など、たっぷりご紹介します。図鑑のように「萌黄」と「萌葱」を味わいます! この山菜の名前はナニ? このネギの名前はナニ? など、名前当てクイズも。純米酒各種、飲み放題! ■定員:16名(先着順) ■ 参加費: お一人様 6,000円

◉6月17日(土曜)「OnJapanCafe 三年熟成福来純・本みりんworkshop」
本物中の本物、国産の米だけで醸す「三年熟成 福来純 本みりん」醸造元、岐阜・白扇酒造の加藤祐基さんをお招きして「三年熟成福来純・本みりんworkshop」を、お昼と夜の2回、開催。内容はガラリと違います!

◯昼の会 http://cafe.onjapan.tokyo/event/20170617mirin/
国産の「もち米」「米麹」そして「米焼酎」の3つの米原料だけで造られる「本みりん」をご存知ですか?
「本みりん」は、江戸の昔から岐阜・美濃では、寝酒として愛飲されてきた「飲み物」でした。老舗の酒蔵、白扇酒造さんは、昔から変わらない伝統的な手法で、本物の「本みりん」を手がけています。それは、90日かけて仕込み、熟成に3年間も待つ、うまみたっぷりのとろりとした琥珀色のみりんです。長期間の熟成を経ることで、深みのある甘みや、複雑なうまみが醸し出されてくるのです。もちろん、化学調味料や砂糖、食品添加物は使いません。スーパーで売られている「みりん」と「本みりん」では、月とスッポンほど、原材料と味が異なります。
また、「本みりん」の基準も、原材料から製法の内容まで、様々に許されているのが現状です。
白扇酒造さんのみりんは、国産原料100%を3年熟成させて醸す、飲んで美味しい本物の本みりん。ひと味もふた味も違う本みりんなので、料亭などプロの料理人がこぞって愛用する逸品です。その本格的な「本みりん」を、いろんな角度から知り、味わってみませんか?製法の秘密と、使い方、飲み方など、5代目・加藤祐基さんに教わります。
●本みりんのworkshop
~内容~ 本当のみりんの原材料とは? 本みりんはこうしてできる どうして熟成させるの? + 熟成違いを飲み比べる(新酒、3年もの、10年もの) 使い方のヒント みりんを使った簡単ドリンク、スイーツ いろいろ*「三年熟成福来純本みりん」のお土産付き
■定員:10名(先着順)■ 参加費:お一人様 3,000円
◯夜の会 http://cafe.onjapan.tokyo/event/20170617mirin2/
白扇酒造さんは、本みりん、日本酒、焼酎の3種の酒を手がけています。それは、国内でも、もちろん海外でも、珍しい酒蔵といえます。白扇酒造さんの本みりん、米焼酎、純米酒を、いろんな角度から学び、楽しく味わってみませんか? 製法の秘密と、使い方、飲み方など、5代目・加藤祐基さんに教わります。
白扇酒造のDeepな世界を楽しむ宴
~内容~
白扇酒造は、珍しい3種類の米の酒を手がける蔵!
白扇酒造の加藤祐基さんにその理由と、それぞれの特徴、製法などを詳しく教わります
「三年熟成福来純本みりん」
+ 熟成違いを飲み比べる(新酒、3年もの、10年もの)
+珍しい!本みりんの酒粕も食べてみましょう
+米の酒の飲み比べ!
「純米酒 花美蔵」
「純米料理酒 花美蔵」
「焼酎 米」
それぞれのお酒を、「本みりん」を使った様々なお料理や漬物など、3タイプの米の酒と一緒にじっくり味わいながら、楽しく学びます。
*三年熟成福来純本みりんお土産付き
■定員:16名(先着順)■ 参加費:お一人様 6,000円
詳細は↑それぞれのHPをご覧ください!

●朝日カルチャーセンター新宿教室
レギュラー化しつつある、自然派紅茶教室、次とその次の日程決定!
◯2017年 5/13 (土曜)自然派紅茶教室 摘みたて春の新茶・ダージリンティー

「超新鮮!摘みたての春の新茶、ダージリンティーを畑のグレード別にteaスティング。3シーズンの旬の違いを徹底的に飲み比べます」
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/8c855754-7bf6-4edd-5c26-58804ecfef82
http://www.yohkoyama.com/archives/84305

◉7月22日(土曜)10時30分〜「違いを知って楽しむ 純米酒粕の甘酒、米麹の甘酒」
健康や美容に良いと注目の甘酒は、原料に「酒粕」と「麹」の2種があり、製造方法が異なります。その違いや、飲み方のアレンジ、銘醸蔵が手掛ける逸品などを楽しみます。

◉8月6日(日曜)10時30分〜「自然派インド紅茶教室-2017年夏摘みマスカテル」
オーガニック栽培歴40年、ダージリン老舗茶園マカイバリのフレッシュな夏摘み紅茶「セカンドフラッシュ」をグレード別に味わいます。ペアリングの話、水出し紅茶の紹介も。
*以上、速報含めてご紹介。全て↑朝日カルチャーセンター新宿教室にて開催。
●朝日カルチャーセンター 新宿教室  東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビル10階   Tel  03-3344-1946/ Fax 03-3344-1930
講座の担当は馬場恭子さんです

週刊ダイヤモンド連載「新日本酒紀行 地域を醸すもの」熊本/亀萬

April 16, 2017

photo by 亀萬酒造

亀萬(KAMEMAN)/熊本県津奈木町
「米、酵母、氷で、熊本の魂を込めた純米酒造り」
週刊ダイヤモンド 2017年4月1日号

(本文より)
熊本と鹿児島の県境近く、「酒といえば焼酎」という地で、日本酒造りをする亀萬酒造。大正初期、竹田珍珠さんが地産地消の酒造りを志して創業した。熊本の冬は、雪が降ることもあるが、総じて気温が高く、発酵して熱を発する酒のもろみが冷えにくい。故に、蔵独自の技術が様々に工夫された。その一つが「南端氷仕込み」だ。

週刊ダイヤモンド2017年4月1日号
この号は「美術とおカネ全解剖 アートの裏側全部見せます」

蔵元の竹田珠一さん。九州の南端という環境が、様々な醸造技術を生み出しました。

↑珠一さんの息子で、現在、杜氏をつとめる竹田瑠典さん。
この地で、自らが酒を造る意味を問う、熊本の地酒に挑みます。
熊本の米で、酵母で、水で、人で。

それが「野白金一式 九号酵母 亀萬」です!

連載ページが1ページ単位で購入できます。100円↓
http://mikke.g-search.jp/QDIW/2017/20170401/QDIWDW00399887.html

この号から、連載デザイン背景を描いてくださっている、もとき理川さんのイラストが春バージョンになりました。
もときさんも九州生まれ。
http://www.motoqui.com/news_nihonsyu-spring/

過去ブログ
●2016o4 熊本・亀萬「野白金一式 亀萬 九号酵母 純米酒」
●201212 酒造道具もいろいろ!熊本・亀萬酒造

亀萬・facebookページ

おいしい酒粕は、いいお酒から「醸は農なり」

April 13, 2017

酒粕はおいしい酒からと、しつこく言っているわけですが(笑)
「でも、よくわからない。そんなに違うの? だって粕なんでしょ?」
という人のために、さらに説明したいと思います

一般的に売られている酒粕は板状になったものです↑こんな感じ!
板 粕(いたかす)です。
板状で、堅いためすぐに使えません。水につけて柔らかくする必要あり。
日置桜さんのHPによると
「純米酒の新酒をしぼった板粕です。なめらかでしっとりとした上品な味わい」500g 400円+税
それをさらに熟成させたものがコチラ↓

熟成純米酒粕
「春にしぼった純米酒の酒粕を半年ほどじっくり寝かせています。そのため柔らかなペースト状で、お玉やスプーンですくって使えます。料理にコクや旨味を加える、天然の発酵調味料です」400g 648円+税
寝かすとやわらか〜くなります。甘みも増えます。熟成の力はスゴイ! 酒蔵で酒粕を買うときは質問するといいですね。

商品付属のしおりに酒粕の詳細あり。
酒粕Q&A そこには↑↓こんな一文が
「少ない原材料で効率よく酒を搾り切るために、米を溶かす人工的な

酵素剤を添加しているところもあり」

良い酒から、良い酒粕!
もろみから分けた液体が酒、固体が酒粕です。おいしいお酒からしか、おいしい酒粕ができないのは当然です。
日置桜さんの基本は、ひと農家さんから、ひとつのお酒を醸すこと。ブレンドしないシングル醸造! 日置桜の蔵元、山根さんのことを20年前から見て、飲んでおりますが、年を追うごとに素晴らしい!と感じています。
酒粕はインターネットでも注文できますが、大塚屋さんなど、酒屋さんでも扱っています。送料かからず。

週刊ダイヤモンドの「新日本酒紀行 地域を醸すもの」でも、蔵元の山根さんを紹介しています。
*なんとこの連載、1ページ単位で販売しているのです(いろんなサービスがあるもんだ)→ http://mikke.g-search.jp/QDIW/2016/20161008/QDIWDW00389932.html
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HPに↓良いことが書かれているので、ぜひ読んでほしいです。
農家さんと深く強く連携する酒蔵を応援したいと思っています。
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日置桜さんHPより(以下、引用)
よい酒はよい⽶から―農家と酒蔵
日本酒の原料は米です。小学生でも知っている常識かもしれませんが、もう少し掘り下げると米でも“酒米(さかまい)”という原料を使います。さらに掘り下げると、酒米にも酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)という、よりお酒に適した米が存在します。
酒造好適米は、純米酒や吟醸酒といった付加価値の高い日本酒に使用されることが多く、現代の高級清酒を支えている絶対的存在と言っても過言ではありません。おそらくそれはこれからも変わることがなく、その必要性はさらに高まるものと思われます。
ところが、この絶対的存在であるはずの酒造好適米の生産者、つまり酒米農家のほとんどは、それらがお酒になるというイメージを持って生産していないという現実があります。収穫された米は農協に出荷しますが、どこの酒蔵が使うか分からずとも等級検査で1等が取れればいいというのが、多くの農家さんの実情ではないでしょうか。

これは農家だけの問題ではありません。酒造りをする米として、どのようなクオリティを求めているのかを伝えてこなかった酒蔵の怠慢と、農協という組織が両者の関係を見えにくくしてしまったこともその一因でしょう。
酒造好適米は、食用米の旨(うま)みの素となるタンパク質や脂肪が日本酒にとっては雑味の原因になるため、それらの成分が少ないものが品種登録されています。しかし、それを知らずに栽培を続ける農家は意外と多いのです。
また商社でもある農協は、肥料や農薬といった資材販売もしているため、普及員はそれらを使った栽培を提案します。結果、酒米には過剰なタンパク質が土壌に加わり、本来のポテンシャルを発揮できない米が生産されてきました。
ある時、ふと脳裏に浮かんだのです。これらの問題は、それぞれの農家のみなさんに米が発酵によって生まれ変わっていくイメージがしっかり刻まれるなら解消されるのではないか・・・、と。

契約栽培―酒造りのよろこびを
90 年代の初頭、私たち山根酒造は、この考えのもと、農家との直接対話に踏みきりました。具体的には窒素系(化学)肥料と農薬使用を、一般的な栽培の半分に抑えてもらうこと。さらには田植えを1か月程度遅らせて稲の登熟期をずらし、高温障害を減らすこと、2点の提案でした。今でいう特別栽培農産物の先駆けですが、当時このような取り組みをする生産者はまだなく、当然なかなか理解はされません。
「栽培方法を変えることで酒がどう変わり、飲み手がどんな反応をするのか知りたくはありませんか?」「普通にお米を作っているより面白いと思いませんか?」
そんなやりとりを重ねて散々ねばったところ、根負けした3つの農家さんがつき合ってくれることになりました。これが弊社の契約栽培の始まりです。
平成 7 年秋、結果はすぐに現れました。
天候不順の影響もあり、この年の等級検査の 1 等米比率は過去二番目に悪い状況のなか、この3軒の農家は 1 等米となったのです。1 等米は平年の特上(6 段階の最上)に匹敵すると言われたほど出来の悪い年だったので、これはかなり大変なことでした。
農家さんの喜びもさることながら、その米で仕込まれた酒はやはり素晴らしいものでした。私どもが酒の味を表現する際に「弾力性」「跳ね」という言葉を使うきっかけとなったのも、この酒との出会いだったように思います。
またこの出来事は、私どもにとっても農家さんにとっても、明るい波紋となり、大きな励みとなりました。明らかに違う作用が起き、違うものが生まれている。やっていて楽しいし面白い。さらにはできたものを一緒に喜んでくれる相手がいる。
「よい酒にしてもらえよ」 そんな気持ちで送りだされる米、それをありがたく受けとる醸造家。モノづくりの醍醐味ってこれなんだな。

あれから20年、新しい契約農家も加わり、その輪は大きく広がりました。私たちは、それぞれの農家で栽培が始まる春の苗作りから実りの秋まで、何度となく訪れては田んぼを観察しています。
そして収穫された酒米が玄米となって手渡され、それまで見てきた稲の育ちの記憶を辿りながら、その米がどうしてほしいのか、どうすればその米を最大限に活かすことができるのか、感性で判断する習慣も備わりました。
生産者も違えば育った環境も違うそれぞれの米たちは、おのずと性格も異なります。酒の再現性にはこだわらず、米の力を感じとり、その仕上りの完成形を先にイメージして製造設計を立てています。

↑photo 山根酒造場

この⽶がこの酒になる―シングル醸造の採⽤
現在の山根酒造場は、米の生産者ごとに仕込桶をたてています。基本は他の生産者の米と混ぜない「シングル醸造」です。非常に煩雑で無駄もともない、蔵人にも負荷がかかる方法ですが、やった者だけが得られる成果もありました。それまで製造工程で起きると思われていた要因が、実は米に由来するもので、その田んぼの土壌によるものだったり、除草剤の影響だったり――ずっとブラックボックスの中で片づけられていたことへの様々な発見がありました。
さらには、日置桜を愛飲してくださる方のなかに米生産者のファンも生まれるという現象も起き、農家さんのモチベーションの向上にもつながっています。これこそがシングル醸造の大きな成果だと感じています。

私たちが提唱する「醸は農なり」は、以上のような経緯で生まれた言葉です。当たり前のことをきちんと向き合ってやることの大切さ、伝統産業の誇りを失わないよう、自らを戒める意味でも使っている言葉です。

SAKE2020セミナー「河村傳兵衛先生を偲ぶ~静岡酵母と静岡吟醸の30年~」

April 13, 2017

SAKE2020 Projectの新しいイベントのお知らせです!
http://peatix.com/event/256004/

開催概要
◆日 時 2017年5月21日(土)15:30 – 19:30

◆内 容
講演 「河村傳兵衛先生を偲ぶ~静岡酵母と静岡吟醸の30年~」 松崎晴雄
映画上映 「吟醸王国しずおか」(パイロット版)
講演 「静岡吟醸の魅力」(仮題) 鈴木真弓
静岡酒のきき酒
懇親会
◆参加費 6,500円
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長い歴史を誇り、日進月歩で進化を遂げていく日本酒。
今日の洗練された酒質の基礎を築き、また密度の高い技術革新が続いたのは、近代以降の酒造史にあると思います。
SAKE2020 Projectでは、高度に発展していく現在の日本酒が辿ってきた道のりを、歴史的な視点から紐解くセミナー・ワークショップをシリーズで展開します。
昨年9月に開催した第1回(吟醸酒質の確立と熊本酵母)に続き、第2回目は静岡のお酒を取り上げます。
1986年(昭和61年)の「全国新酒鑑評会」で、静岡の酒蔵が金賞10点を獲得しました。当時はまだ金賞受賞蔵数が100から120場程度の時代。全く無名のダークホースだった静岡勢の快挙に、日本酒業界は沸き立ちました。
この躍進の原動力となったのは、「静岡酵母」といわれる一連の吟醸酵母です。
それから約30年が経過していますが、この酵母から生み出される爽やかなスタイルの吟醸酒は、「静岡吟醸」という言葉で括られるほど今なお多くの日本酒ファンの人気を集めています。
また静岡酵母のセンセーショナルなデビューは、各県が吟醸酵母の開発を進める嚆矢であり、以後の吟醸酒や鑑評会の動向を変える、大きな節目になったともいわれています。昨年末、静岡酵母の生みの親として知られる、元静岡県工業技術センター主管・河村傳兵衛さんがお亡くなりになりました。
今回は、静岡酵母が果たした役割を、日本酒ジャーナリストでSAKE2020プロジェクト代表の松崎晴雄と「しずおか地酒研究会」主催のコピーライター鈴木真弓さんの講演、そして鈴木真弓さんが2008年に制作したドキュメンタリー映画『吟醸王国しずおか』にて振り返りながら、その偉大な功績を称えたいと思います。
映画に登場する静岡の有名蔵元も多数ご参加頂きますので、酒を酌み交わしながら、大いに語り合いましょう。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

◆お申し込みは、下記URLからお願いいたします! 当イベントページの「参加」ではお申し込み受付とはなりませんので、ご注意ください。
http://peatix.com/event/256004/

鈴木真弓さんのプロフィールと映画「吟醸王国しずおか」については、下記をご参照下さい。
http://sakuyahime.jp/?post_type=sakuyahime&p=199

◆日 時  2017年5月21日(土)15:30 – 19:30
受付開始 15:15
◆場 所  HUB TOKYO
JR山手線・東京メトロ南北線 目黒駅より徒歩10分
東京都目黒区目黒2-11-3
◆内 容
講演 「河村傳兵衛先生を偲ぶ~静岡酵母と静岡吟醸の30年~」 松崎晴雄
映画上映 「吟醸王国しずおか」(パイロット版)
講演 「静岡吟醸の魅力」(仮題) 鈴木真弓
静岡酒のきき酒
懇親会
◆参加費 6,500円
◆人 数 60名

3月18日開催の朝カル「桜酒」特集レポ・その4「出羽桜 出羽の里」

April 11, 2017

というわけで、講座用に「桜の花見にふさわしい、春満点の桜銘柄」を楽しく探したのです。
山形県のお酒に強い朝日屋酒店さん。こちらでのお目当ては「出羽桜」。中でも山形県の酒米「出羽の里」を使った純米酒は、講座で絶対に出したいと思った1本。こちらです。

蔵HPより→ 世界が認めた純米酒「出羽の里」、インターナショナル・ワイン・チャレンジのSAKE部門にて1282銘柄の頂点「チャンピオン・サケ」に輝いた1本です。大吟醸クラスの出品が多い中、純米酒での受賞は快挙。味のコンセプトは「大味必淡(たいみひったん)」、時代を超えて愛される大いなる味わいは、濃すぎず、必ず程良い淡さがある、という意味です。

週刊ダイヤモンドの連載「新日本酒紀行 地域を醸すもの」2017年04月08日号 でも紹介しました!

【Number 028】
出羽桜(DEWAZAKURA)/山形県天童市
山形から世界へ。古式醸造を貫く世界一の純米酒
桜の名が付く酒蔵は全国にあるが、吟醸酒で名高いのが「出羽桜」だ。桜の名所、天童市の舞鶴山の麓で明治25(1892)年に酒造業を開始した。昨秋、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隈良典・東京工業大学栄誉教授が「出羽桜 一路」を安倍晋三首相に贈り、話題になった。
続きはwebか誌面で!
このお酒が 720mlで1,300円は安すぎます。飲みごたえあり、レベルが高し。
山形の酒米、山形の酵母、水も人も。まさに地酒というお酒。
◉出羽桜の酒造り

◉ポリシー
「山形を世界に誇れる産地に」と出羽桜蔵元の仲野益美さん。山形県酒造組合会長も努めます。昨年末、「山形」が清酒で地理的表示(GI)指定を受け、地域ブランドとして認定を受けました。
●国税庁 酒類の地理的表示一覧

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