Archive for July, 2017
Next Entries »酒縁川島「日本酒フェスティバル2017」
July 10, 2017◉酒縁川島「日本酒フェスティバル2017」へ。お会いしたお蔵さん左上から、段ごとに回った順番です。時間が足らず全蔵制覇ならず…ですが、いい出会いもたくさん!きれいな夏酒の出品が多く、素敵な2017夏酒に出会えました。以下自分メモ
川鶴さんの『Light』★ かろやかながら飲みごたも。コンセプトは「軽やかで爽快」まさにドンピシャ。酸味加減good、麹山田の掛け八反錦。https://www.facebook.com/kawatsuru/
車坂さんの『純吟』9号、『純米大吟40』18+14号はきれいでしっかり。また、お燗酒も用意され、地元向けの『五百万石 山廃』7号酵母。菊姫好きが泣いて喜ぶじんわり飲み続けたい1本。四合瓶で1350円は安い。この蔵は純米大吟醸40%の出品用仕込みタンクの四合瓶でも2100円!とありえない安価。杜氏に一番高いお酒はなんですか?と聞いたら純米大吟の袋吊りだそうですが、それも含めて、1万円を越える高額のお酒は無いそうです。
玄葉本店・あぶくまさんの『特別純米』福島ワールドの美酒!何を飲んでも酒質安定蔵、安心できます。
あざくらさんの『りんごちゃん』今年も爽やか青リンゴ風味。
りんごは入っておりません!味の雰囲気がりんごなのです(ホントに)
雪国酵母を使った香り系の杜氏の顔ラベルもありました!
愛知の白老さんの無農薬栽培の雄町米、味が複雑でおもしろい!!!(一反で2俵って・・・)
そして、山形の六歌仙さんの雪女神を使ったお酒は山形らしい品のよさ!雪女神のお酒はこうなるの~な見本のような1本。『五段仕込み』は初めて(全国他にもあるのかしら)もち米を4段と5段に分けたやや甘いお酒。
雪女神のニュース http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170420_52002.html
雪女神の動画? ひたすら音出ます https://www.youtube.com/watch?v=fdYZRFX1T88
長瀧さん 今年はまたきれいな酒質に変化!中身はいいのに、ラベルが素敵風だけど、ちょっと弱い~とまた余計なことをいってしまった(すみません)
fbページ https://www.facebook.com/choryofanpage/
御慶事(ごけいじ)さんの、純米吟醸・茨城県産ひたち錦とSYS酵母のお酒がまろやかでgoodバランス!ひたち錦と酵母を心にメモしました。
fbページ https://www.facebook.com/gokeijikoga/
天の戸さん 今年のLand of Waterはすこぶるきれい!なめらかで余韻もある夏のお酒。爽やかな風が吹くようです。吟の精も美酒、純米大吟は昨年と違う~。
fbページ https://www.facebook.com/asamaishuzo/
そして!
開春さんは初!長男さん登場。安定の美味しさは夏のお燗酒でもバッチリ。ここの杜氏は本当に腕が良いと実感します。生酛造りに、木桶仕込みにお燗酒しみわたります。長男さんには、一番好きなお酒をもってもらいました。
千代むすびさん 夏酒はブルーに赤い金魚!涼やかな味わいでした~。がんばって鳥取の酒。実家から一番のご近所蔵!
宮城の真鶴(まなつる)さんは初めていただきましたが、宮城県で唯一、生酛づくりをしているそうです。まろやか加減がよかった〜。宮城らしい!?美しいやさしい生酛の味でした。平成3年の古酒(おけい茶屋限定酒)も美味。知らない蔵はまだまだありますわ~。
栃木・松の寿さん 『純米八割八分』が抜群にヒット!!!酵母が今までと違う「K601」ほっとするやわらかさ、おいし~(しかも安いという)この方向の1本が出たのがとっても嬉しい!松の寿さん。
東光さんの洌 純米大吟醸、かっちりとして山形らしい骨格もあり。スタンダードなおいしさ。
fbページ https://www.facebook.com/Toko1597
・
最後に
臥龍梅さん 純米大吟醸45% 生原酒 富山県産の五百万石。南部杜氏の菅原富男さん。みなさんに受けていました。飲みごたえある純大と
生酒の出品が多かったです!
来年も楽しみにしています~。
2016年は↓
◉酒縁川島「日本酒フェスティバル2016」
https://www.facebook.com/yohkoyama/media_set…
Grisの料理とノンアルコールワイン
July 7, 2017~Grisの料理とノンアルコールワインのペアリング~
6月21日(水曜)、「世界唯一の“貴腐ワインビネガー”を造る 『トカイ ボル・エセット』Knotworkノットワーク – Tokaji Borecet トカイ ボル・エセット発表試食会に参加。人気若手の個性派シェフ4人がコラボする形でした。
◉そのコラボメニューは7月1日(土)から期間限定で提供
https://www.atpress.ne.jp/news/130200
そこで出会ったのが、代々木上原『Gris(グリ)』鳥羽周作シェフの料理と、ソムリエの外山 博之 (Hiroyuki Toyama)さんが考える、ペアリング対応の「ノンアルコールワイン」。自然派ワイン風だったり、シャンパン風だったり、ノンアルの日本酒風もあり。それぞれ、飲みごたえがあり!面白い。
お酒が飲める私でも、このノンアルコールワインで、鳥羽シェフの料理をペアリングさせたい!と思ったほど。
その話を白土 暁子 (白土暁子)さんに話したら、「グリに行きましょう!」とすぐ予約を。
発表会の席で、隣同士で共にノンアルコールドリンクに感激した江澤 香織 (Caori Ezawa)さんも一緒にGO!
今宵の日本酒は「長珍」
一緒のテーブルでお酒が飲めない人も、飲める人と同じ気持ち(気分?)で楽しく過ごせるよう、料理に合わせたノンアルコールドリンクが考えられているのです。
ワインの味を細かく分解して、苦味や甘み、ミネラル感など、近いものを集めて構築され、これが、とっても面白い!
(おまけに、昨晩は、渋谷のGengenanさんまでいらして、珍しいお茶をひとくち頂戴しました)
鳥羽シェフは発想も面白いけど、トークが面白い。ご自身の料理を、現代ハレンチ料理とも呼んでました。そして、これからの展開はフーゾクだそうです。なんじゃそれですよね。
地域食材を上手に取り入れてます。
日本の食を元気にするには鳥羽シェフみたいな発想を持つシェフが必要。最後のデザートはビーツに「梅干し」、緑の野菜がのったエクレアとか、いやもう、面白すぎました。
オリーブオイルは、勅使河原 加奈子 (Teshigawara Kanako)さんが紹介する、セドリック・カサノヴァの単一品種のオイル。セロリのポタージュにテーブルで垂らし、フレッシュで深いグリーンの味わいが、個性をそえていました。
力ある食材、それをうまく引立てるシンプル・クッキング。組み合わせはセンス。
昨晩は、中でも、「ハマグリと水と餃子の皮だけ」スープが、驚きの超シンプルうまい一品でした!
◉Gris
http://foodport.jp/people/27479.html
http://foodport.jp/people/27849.html
冷えは万病のもと。夏こそ温かいお茶を
July 6, 2017「冷えは大敵」「冷えは万病のもと」と、昔からよく言われます。
寒い冬だけでなく、冷房や冷たい飲み物が登場する、暑い夏こそ「冷え」を気をつけねばなりません。
私は冷房が大の苦手で、外出する時はカーディガンや靴下が欠かせないのです。
透ける素材の洋服や、ストッキングにサンダルは、見てる分には好きですが、おしゃれだな〜と思います。
足元から冷えてしまうので、めったに試しません(しかも、暑い日は足の裏がいっぱい汗をかくのにストッキングだと気持ち悪いです)。
先日、打ち合わせで冷房のきいたお店に長時間いたら、(しかもその後、透明な泡の出るものを飲んだら…コラッ)てきめんに不調に。気をつけねば〜〜と自戒。冷房は思うよりも、体の芯の芯まで冷やしてしまいます。
温かい生姜紅茶に、濃い味噌汁!飲んでほっとしています。
尊敬するイシハラクリニック院長・石原結實先生が、繰り返して言われる健康になる4つが「生姜紅茶」「人参リンゴジュース」「体温め」「少食」。
これこそ、夏こそ実践(一年中ですね)すべきこと!
石原先生の本のタイトルはズバリ「冷え」「温める」です。
例えば
●「冷え」をとれば女性の不調・病気は治る!
●「体を温める」と病気は必ず治る―クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法
●実践編「体を温める」と病気は必ず治る
。
などなど。
まさに、冷えは大敵! 体は温めて治す。医者である石原先生がいうので、真実味があります。
さて、ネットでこんな記事を見つけました↓
低体温でガンにつけこまれないために、誰にでもできる簡単な方法で体温をあげよう。高温期37℃を実現した「冷中毒」からの脱出
「ガンにつけこまれないように」というのは、おぉ〜っという感じですが、体温が下がるのは万病のもとだということ。
「冷えは万病のもと」夏こそ、肝に命じたいと思います。みなさんも!
手軽に楽しめる、おすすめの生姜紅茶を紹介します。
「厳選紅茶手帖」でも紹介した、オーサワジャパンの宮崎県の宮崎茶房の生姜紅茶と、奈良県の伊川健一さん率いる健一自然農園製。宮崎さんも伊川さんも、紅茶も生姜も、無農薬栽培です。
伊川さんは素晴らしい「薪火で炒った晩茶」も手がけています。こちらは飲んだ瞬間にボッと温まる感じです!
blog◉伊川健一さんの薪火晩茶
記事→ http://www.ci-kyokai.jp/pdf/LMvol18.pdf
秋摘み薪火晩茶
冬摘み薪火晩茶
↑web版は読み放題にもなってます!
楯野川 純米大吟醸 PHOENIX 黒田利朗さんを偲んで
July 5, 2017造るお酒全てが「純米大吟醸」だけという、最高品質を目指す酒蔵が山形の楯野川さん。平成22BYから、潔く!純米大吟醸のみを造り続けています。
http://www.tatenokawa.jp/ja/sake/
庄内産出羽燦々を使った「楯野川 純米大吟醸 PHOENIX(フェニックス)」4合瓶2000円を発売したと楯の川酒造株式会社マーケティングディレクター Masashi Togamiさんから教えてもらいました。
フランスのロックバンド「PHOENIX 公認の日本酒」です!
http://www.tatenokawa.jp/ja/sake/news/index.html…
ラベルに「偲んで」と、お名前がある黒田利朗さんは、パリで日本食品と日本酒の店とレストランを経営され、有名シェフたちに日本の伝統や上質を紹介した方です。惜しくも、2017年2月4日に、パリでご逝去されてしまいました。
楯野川さんが、黒田さんを偲んで醸した1本なのです。
◉私が黒田さんにパリでお会いした時のblog↓
http://www.yohkoyama.com/archives/24294
http://www.yohkoyama.com/archives/24327
◉東京でお会いした時のblog↓
http://www.yohkoyama.com/archives/61174
黒田さんの著書
「L’ art du saké 」
アート本ともいうべき、素晴らしい日本酒の世界が、誌面で繰り広げられています。
写真がそれは美しい!フランス人に日本酒を紹介するのは、こういう世界なのだと知りました。黒田さんには、もっともっと長生きして活躍していただきたかったです。残念でなりません。
https://www.amazon.co.jp/…/2732456…/ref=as_li_qf_sp_asin_tl…
味は、ロックなティストと思いきや、スッときれいで繊細な味わい
「楯野川 純米大吟醸 PHOENIX」
黒田さんを偲んで、献杯したいと思います。
*購入方法はPHOENIXのお酒に賛同した君嶋 哲至 さんの店「君嶋屋」で購入できます。
横浜君嶋屋
銀座君嶋屋
恵比寿君嶋屋
○PHOENIXメンバーの意向により、売上の5%は株式会社横浜君嶋屋を通じて、赤十字社に寄付されるそうです。
蔵元の佐藤淳平さんのインタビュー記事が、SAKETIMESで紹介されています。
https://www.facebook.com/saketimes/posts/1908470866032261
記事より
「TATENOKAWA 100年ビジョン」で目指したのは5つ!
日本酒の美味しさで人々を幸せに
上質で愛される酒造り
2030年 世界を代表するSake TATENOKAWAに
社員の成長により、100年以上成長し続ける会社に
2110年 世界中の高級日本食レストランで提供される日本酒に
「背水の陣で美酒を造り、販売し、新しいブランドを確立していくんだという気迫を伝えたかったんです」と蔵元の佐藤さん
お米は山形県の酒造好適米「出羽燦々(でわさんざん)」
秋田から夏の日本酒
July 5, 2017秋田から夏が旬の日本酒が到着!天洋酒店の浅野 貞博 (Sadahiro Asano)さんセレクト! 気になっていたお酒ばかりで、次々に開栓。なんと~っ、全部!美味しいっ!しかも個性がみんな違って、みんな美味。
味わいに、それぞれのお米の持ち味が特出しています。
ロングセラーの商品も、2017バージョンはさらにクリアー感が突き抜けて、感激。
特に天の戸 浅舞酒造株式会社の「Land of Water(生)」がその名の通り、みずみずしさに溢れて素晴らしい出来あがり。酒米は美山錦55%精米。天の戸の水→ http://www.yohkoyama.com/archives/81063
白瀑・山本の「ドキドキ」はメリハリ感がさらに出ています。文句なく上手!リンゴ酸を多く生成する酵母使用。
福小町・角右衛門・シロクマはプリント瓶になって、見た目も味もさらにcoolで涼しげ。酒米は美山錦55%精米。酵母は協会1801他
やまとしずくの ”待ってました” の1本。杜氏さんが育てた特別な復活米「陸羽132号」(親は「亀の尾」と「愛国」)。なんとも底力あるきれいな方向に(昔は素朴さ感じるハーブタイプだったのに)。
ゆきの美人から、初の「貴醸酒」!これが、気品感じるエレガントさあり。やるなあ~~~。酒米は美郷錦に秋田酒こまち。どちらも精米歩合は55%。
今年のこの蔵のこの夏酒、全部GOO~~OOD★★★
新政酒造の頒布会のプレゼントが、今回はカレンダーでした。デザインがスリムロングでお酒のイメージ通りのかっこよさ!
もちろん、7月始まり。新政酒造の頒布会は、毎回びっくりさせられますが、今回も楽しい驚き満載。
祐輔さんの視点はユニークで面白い。日本酒の良さをあらゆる角度から伝えています。新政酒造の方針
「厳選日本酒手帖」台湾版が!
July 4, 2017以前、世界文化社から出版した「厳選日本酒手帖」が台湾で翻訳されました。
じつは、翻訳が進んでいるというのは知ってはいましたが、いつ出るのかまったく知りませんでした。
なんと、昨日、ご対面!
Sake2020ミーティングの時に、松崎 晴雄 (Haruo Matsuzaki)先生が台湾で購入されたという一冊を、見せてくれました~~っ。
日本版よりもやや大判で、紙も印刷もいい感じです。誌面のラベル印刷もきれいに上がっています。
故 名智健二さんにお借りした酒蔵や米の写真も美しく……(涙)
台湾で発売中(らしい)です。
松崎先生、ありがとうございました。びっくりしました。
海賊版が先に出た!?ことはないと思いますが、出版社の方に聞いてみます。
日本版はweb版も出ています。アマゾンの読み放題にも入っています!
◉次回のsake salonは → http://peatix.com/event/276963
Next Entries »