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Archive for April, 2018

神亀酒造さんにHPができました

April 24, 2018

トトロの森と称される 神亀酒造株式会社 さん。
1年前に旅立たれた小川原良征さん(通称・専務)との出会いが、「日本酒は純米酒。燗ならなお良し」その世界の始まりでした。
今、こうして日本酒のことを書いたり、お話しているなんて…そのときは、思いもしませんでした。

神亀酒造さんは、米と水だけの酒造りをモットーとする、全量純米蔵です。
銘柄は「ひこ孫」と「神亀」。この2つの違いは、酒米と熟成年数の違いとされていますが、じつは3年よりもっと熟成させることもあり、10年古酒をブレンドすることも。「神亀」には、酒米「阿波山田錦」100%バージョンもあることなど…。
長年、飲み込んできたファンでさえ、少々わかりにくいことだらけ!の酒蔵さんですが、それが難でもあり、楽しみでもあります。
このたび、神亀酒造さんに待ってました!の公式ホームページができました。それぞれの銘柄のことが、グッとよくわかるように。英語の説明もあるので海外の方にもおすすめです!
http://shinkame.co.jp

HPより
〜神亀酒造は米と米麹と水から日本酒を造っています。何も足さず、何も隠さず、職人の技と農家と時間を味方として、じっくり丁寧に造り上げています~

お酒のラベルに米生産者のフルネームを入れたのも、神亀酒造さんが最初だと思います。
「ひこ孫 小鳥のさえずり」のラベルには、鳥取県八頭郡八頭町・田中農場、前代表の田中正保さんの名前が。

リーデルの純米グラス

April 19, 2018

リーデルの日本酒専用グラスといえば、「ヴィノム 大吟醸グラス」が有名です。2000年に発売されました。
それから、歳月が流れ、2018年、とうとう(やっと!?)「純米酒」を味わうための専用グラスが発売に。リーデル青山本店で開催された発表会へ行ってきました。

純米酒専用グラスの開発は、2010年に開始されたそうですが、答えが出るまで、8年間もかかったそうです。
日本酒はワインと違い、香りよりも、味わい重視だと思っています。
お酒によりますが、口がすぼまって、香りを溜め込む形状よりも、広く開いている方が、好みです(私は香りが強い日本酒が苦手なので特にです)

今回開発されたグラスは、口径がなんともワイド! そしてボウル状、ステムつき。
純米酒が愛おしく見え、最後の一滴までも大切に飲めるような雰囲気です。

研ぎ澄まされた大吟醸とは別世界にある、純米酒。そのまろやかでふくよかなボディあるうま味や質感を、口の中に留めるよう考えられているとのこと。

いただいてみると、菊姫や大七といった飲みごたえある純米酒が、クリアー感さえともなう、気品を感じる味わいになりました。
熟成したときに現れるひねた香りを感じさせず、うまみの世界へいざない、切れよくフィニッシュへ向かう感じです。

↑君嶋哲至さん
●「山廃&生酛グラスとと呼びたい!」
この純米グラスの開発に最初から関わった君嶋さんいわく、「純米酒といっても、山廃や生酛の酒に合うグラスと呼びたいのです」と。まさに!

↑リーデル家11代目当主、マキシミリアン・リーデルさん

HPの解説より
「研ぎ澄まされた味わいが魅力の大吟醸酒とは対照的に、複雑で奥深い旨味が魅力の純米酒のためのグラスは、その香り、味わいを最大限に引き出すために大ぶりで横長、飲み口の口径が大きい形状となりました」

●へびの形をしたデキャンタも登場!
この日、同時に、純米酒をよりいっそう、まろやかにするというデキャンタも紹介がありました。不思議なカーブと直線からなる、まるで「へび」!と思ったら、そのへびの形とのこと。そそられる音も。こちらのデキャンタも、菊姫、大七のような深い味わいの酒に良いと思います。ライトな純米酒では気が抜けてしまうかも・・・。
とはいえ、発想の面白さに乾杯です!

リーデルHPの紹介記事より
https://www.riedel.co.jp/whatsnew/180419_junmai/
↓ ↓ ↓
(以下、HPより)
純米酒に特化したグラス形状を約8年かけて開発 <エクストリーム シリーズ> 純米(1個入)発売
同じワインでも異なる形状のグラスで飲むと香りや味わいが変わるという事実に着目し、ブドウ品種ごとに理想的なグラス形状を開発してきたリーデル。
2000年には日本酒の中でも大吟醸酒に注目し、その魅力を最大限に引き出す専用グラスを生み出しました。
それまで小さな盃で飲まれていた大吟醸酒は、ワイングラスのようにすぼまりのある卵形の器に入れることでよりフルーティな香りが際立ち、新たな楽しみ方として定着しました。しかしそのグラスはオールマイティではなく、大吟醸酒以外の日本酒を注ぐとその魅力が伝わらないという残念な結果を引き起こしてしまいます。
そこでリーデルは2つ目の日本酒グラス開発に向けたプロジェクトを2010年に立ち上げました。
かつて大吟醸グラスの開発にご協力いただいた蔵元の方をはじめ、日本酒の専門家の方々と共に様々な形状のグラスで純米酒を飲み比べ、約8年の開発期間を経て専用グラスが完成しました。
研ぎ澄まされた味わいが魅力の大吟醸酒とは対照的に、複雑で奥深い旨味が魅力の純米酒のためのグラスは、その香り、味わいを最大限に引き出すために大ぶりで横長、飲み口の口径が大きい形状となりました。
2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界でも和食文化への関心が高まる中、日本酒の需要も高まりつつあります。
単に“SAKE”としてひとくくりにされていた時代からさらに一歩進み、大吟醸酒とは違った個性を持つ純米酒は食中酒としても注目されています。
『純米』グラスは純米酒の魅力を最大化し、日本酒愛好家の方へ、そして世界に向けて新たな楽しみ方をご提案いたします。
それまで小さな盃で飲まれていた大吟醸酒は、ワイングラスのようにすぼまりのある卵形の器に入れることでよりフルーティな香りが際立ち、新たな楽しみ方として定着しました。しかしそのグラスはオールマイティではなく、大吟醸酒以外の日本酒を注ぐとその魅力が伝わらないという残念な結果を引き起こしてしまいます。
そこでリーデルは2つ目の日本酒グラス開発に向けたプロジェクトを2010年に立ち上げました。
かつて大吟醸グラスの開発にご協力いただいた蔵元の方をはじめ、日本酒の専門家の方々と共に様々な形状のグラスで純米酒を飲み比べ、約8年の開発期間を経て専用グラスが完成しました。
研ぎ澄まされた味わいが魅力の大吟醸酒とは対照的に、複雑で奥深い旨味が魅力の純米酒のためのグラスは、その香り、味わいを最大限に引き出すために大ぶりで横長、飲み口の口径が大きい形状となりました。
2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界でも和食文化への関心が高まる中、日本酒の需要も高まりつつあります。
単に“SAKE”としてひとくくりにされていた時代からさらに一歩進み、大吟醸酒とは違った個性を持つ純米酒は食中酒としても注目されています。
『純米』グラスは純米酒の魅力を最大化し、日本酒愛好家の方へ、そして世界に向けて新たな楽しみ方をご提案いたします。
以上、引用終わり

リーデルは開発に際し、生産者や専門家とのワークショップを大事にしているそうです。
この↑ずらり並んだボトルの蔵元さんたちはアドバイザーの一員。このほかに、酒販店の方など、それは多くの方が関わったようです(ファイナルのワークショップのビデオを見せてもらいましたが、相当数の意見を聞いていることがわかりました)
このデザインに決まるまで、8年間! 息の長い開発です。

いすみ市・土着菌完熟堆肥の酒米プロジェクト

April 17, 2018

20180417 千葉県いすみ市では、環境保全型農業「有機の里いすみ」を目指し、自然栽培の取り組みを続けています。学校給食のお米を無農薬栽培の天日干し米に変えてから、ご飯を残す児童が0になったそうです(それまでは6~7割が残していたという)。
そのプロジェクトの一貫で、次にいすみ市が考えたのが「土着菌完熟堆肥」の製造です。

落ち葉や孟宗竹を市民から買い取り、稲わら、米ぬか、海藻を加えて、堆肥を作りはじめました。
「いすみ市土着菌完熟堆肥センター」を見学させてもらいました。

堆肥はH32年3月までは無料。その後は1kg50円で販売予定(ただし買えるのは市内の生産者のみ)
その「土着菌完熟堆肥」を活用し、今度は酒米を栽培することに!
堆肥も市内産とは、資源循環!

土着菌完熟堆肥の指導は、豊重哲郎先生。
先生が監修した鹿児島県の「やねだん」集落の取り組みが成功。
サツマイモや唐辛子生産に加え、サツマイモ焼酎の加工品販売の売り上げで、自主財源を確保しているそうです。

醸造先は、市内の酒蔵、木戸泉酒造さんです。

蔵元杜氏の荘司 勇人 (Hayato Shoji)さんも!

太田洋市長も一緒に、今朝、田んぼで田植えをしました。

田んぼに入って、感じたのは、土(泥)がとろとろのふかふかであること! なんとも気持ちのよい、なめらかな土でした。
この田んぼは、昨年も有機堆肥だけでコシヒカリを作っていたそうです。栽培を担当するのは、峰谷営農組合の皆さんです。こちらの営農組合は、分配方式をとっています。
今から、お酒になるのが楽しみな田んぼです! 来年2月~3月を予定。

●峰谷営農組合
http://www.maff.go.jp/j/kobetu_ninai…/n_kouhyou/zirei/l.html
https://www.pref.chiba.lg.jp/…/docu…/einou10kitanakamura.pdf
http://hoshizora-space.koto.blue/?p=985

●木戸泉酒造
http://www.kidoizumi.jp

いすみ市役所の取り組みメンバーの皆さん。私は「いすみブランド認定委員」を務めています。私の左が太田洋市長です。
●いすみ市

いすみ市の水鏡

April 17, 2018

千葉県いすみ市に来ています。夕方、高いところから見た田んぼは水鏡のように空を映しこんでいました。美しいこの光景が、これからも続きますように。
いいお米を食べて、いいお米の酒を飲んでいきたいと思います!

2018/4/13 19:00~酒好きトーク「京珍味と熱燗の魔力」

April 9, 2018

SAKESpring品川で4月13日金曜日の19時から登壇します!
珍味と熱燗の関係についてお話ししますよ〜
2018/4/13(金)19:00~19:45(45分)
酒好きトーク「京珍味と熱燗の魔力」
「ゼロから分かる! 図解日本酒入門」の著書、日本酒伝道師、そして地域の食のアドバイザーとして全国を駆け巡る山本洋子が語る、熱燗の魅力、そして相性抜群の京珍味。講演の前後には自ら熱燗をふるまう「日本酒バー山本」も展開!

●蔵元ラインナップは→ http://sakesp.com/#panel4

●開催概要は→http://sakesp.com/#panel1

http://sakesp.com

5/13本屋B&Bで「日本の米の酒の価値ってなんだ?」を開催

April 4, 2018

2018/05/13 Sun
山本洋子×高嶋一孝
「日本の米の酒の価値ってなんだ?
多様性を純米の蒸シ燗で識る」
『ゼロから分かる!図解日本酒入門』刊行記念

B&Bでイベントを開催します!
新刊『ゼロから分かる!図解日本酒入門』(世界文化社)

「特定名称酒ってどう違うの?」「ラベルの用語って難しすぎる」「日本酒と料理の合わせ方は?」「このお酒は、冷やと燗どっちで味わうのがいいの?」
こと複雑怪奇でわかりにくい日本酒のギモンを、図解で分かりやすく解説した一冊。

この本に込めたメッセージは、
「日本の米の酒の価値を高めたい!」
「世界中を見ても、並行複発酵という高度な技術で醸し、デリケートかつ幅広い温度帯で楽しむ酒は、日本酒以外にありえません」。
米の酒の魅力のひとつは温度!
とはいえ、なんでもいい酒ではダメ!
感動を味わうには、誠実に醸された純米酒の燗酒!
しかも、熱々でもへこたれない酒。

そこでゲストに呼ぶのは、全量純米酒を醸す、静岡県沼津市の高嶋酒造、蔵元杜氏・高嶋一孝さん。高嶋さんは「蒸シ燗酒」を提唱するお燗名人でもあります。

実際に、純米大吟醸から生酛造りの純米酒などを、蒸シ燗で、リアルに味わいます。
地酒とはなんぞや、本来の燗酒とはなんぞやを、みなさんと味わいつつ、問いかけていきます。

【出演者プロフィール】
山本洋子(やまもと・ようこ)
酒食ジャーナリスト/地域ブランドアドバイザー
鳥取県境港市・ゲゲゲの妖怪の町生まれ。出版社で「素食」「マクロビオティック」「郷土料理」「長寿食」「米の酒」等のムック本の編集長を経て独立。身土不二、一物全体を心がける食生活を提案し、「日本の米の価値を最大化するのは上質な純米酒」をモットーに「一日一合純米酒!」を提唱。地域ブランドアドバイザー、純米酒セミナー、6次産業化セミナー講師、ジャーナリストとして全国へ。「地方のお宝探し」がライフワーク。朝日カルチャーセンター新宿教室や、OnJapanCafe&で純米酒講座を開講。週刊ダイヤモンドで『新日本酒紀行 地域を醸すもの』を連載中。著書に『純米酒BOOK』グラフ社、 『厳選日本酒手帖』『厳選紅茶手帖』世界文化社がある。総務省地域人材ネット登録アドバイザー。境港Fish大使。http://www.yohkoyama.com

高嶋一孝(たかしま・かずたか)
高嶋酒造・蔵元杜氏
静岡県沼津市生まれ。地域社会へ貢献していく為に、平成24年から普通酒と醸造アルコール添加の酒を全廃。より多くの米を使う純米酒のみを造る酒蔵となる。
酒造りのコンセプトは「この地でしか造れない地酒を、最高のコミュニケーションツールに」。酒は奇をてらった味わいではなく、地域の食文化などによって育まれる多様性を大切にする。
だらだらと飲みつづけられる酒を目指す!
燗酒が再評価されることにより、日本酒の需要回復のカギがあると考え、試行錯誤する中で「蒸シ燗酒」を提唱。
造り手としてエゴイスティックにならないよう心がけ、エゴイスティックな心を捨て、オープンマインドになるために、DJという顔も持つ。http://hakuinmasamune.com

http://bookandbeer.com/event/20180513a_nihonsyu/

ご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら

●5月13日(日曜)
●時間 15:00~17:00 (14:30開場)
●場所 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1
●入場料 前売 2,000yen +(1 drink order 当日現金払い) 当日店頭 2,500yen + 1 drink order

ぴあMOOK おとな図鑑『日本酒こだわりの純米酒』に寄稿しました

April 2, 2018

寄稿しました『日本酒こだわりの純米酒』 ぴあMOOK おとな図鑑 1 Culture ムック 2018/3/29発売

フリーの編集者で大好きな!江澤 香織 (Caori Ezawa)さんに、お声がけいただき、
「一日一合、純米酒」について、どうしてこの数字なのか、その理由をしっかり書かせてもらいました。

本文より
「江戸時代、武士の給料が米で支払われていた頃、大人一人が1年間に食べる米の量は、一石だったという。加賀百万石というのは、100万人が食べていける生産量で、一石がとれる田んぼの面積を、一反と言い表した。
米にまつわる単位はそれほど、人の暮らしに密着してきたのだ。
昔と比べ、日本人が米を食べなくなった。
ピーク時の半分まで減り、米の余剰分を減らそうと生産調整(減反)が始まった。その面積は約100万haだ」

水田は連作障害がない唯一の圃場
「永続性ある生産システムが田んぼの米作り。ダムの機能もあり、自然環境が蘇る」と静岡で酒米・誉富士を開発した宮田祐二さんに教わった。

大雨が降っても、田んぼがあればダムの代わりになり、カエルやドジョウが増え、それを目当ての鳥が降り立つ。
ひとつの生態系が、田んぼひとつで蘇ってくるのだ。

〜この続きは誌面で!〜

目次にも「一日一合、純米酒」の文字が!感激

天の戸 浅舞酒造株式会社 森谷杜氏に、蜘蛛の巣がはったダイナミックな田んぼの写真をお借りしました!

続きは本を読んでくださいね~

ぴあMOOK おとな図鑑『日本酒こだわりの純米酒』

一般紙が純米酒で一冊特集する時代!嬉しいじゃありませんか

もちろん、これもまだの方、読んでね〜〜↓

日本酒のいろいろいろはが、まるわかりです!

ことわかりにくい、複雑怪奇な日本酒のことが、なるほど!と膝打つはず。
酒販店、蔵元の皆さん、お店に置いてみませんか?

ゼロから分かる!図解日本酒入門 ・世界文化社

新日本酒紀行 地域を醸すもの「花巴」

April 1, 2018

週刊ダイヤモンド 2018年3月31日号

新日本酒紀行 地域を醸すもの
【Number 063】奈良県吉野郡吉野町の酒蔵「花巴(HANATOMOE)」さんを紹介しています。
http://www.hanatomoe.com

「全量酵母無添加。吉野の地力を生かす個性豊かな酒造り」
(本文より)
一目千本と称され3万本以上の山桜が広がる奈良の吉野山。源義経と静御前の別れや、大海人皇子の挙兵、後醍醐天皇の遷都、太閤の花見まで、数々の歴史の舞台を彩った。この吉野の地で「花巴」を醸すのが美吉野醸造。銘柄の由来は、山桜の花が渦巻くように咲き広がる様。

~この続きは誌面で~
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/23083

住吉 久仁雄 (Kunio Sumiyoshi)さん たちの、人力搾りに驚きました!

#新日本酒紀行地域を醸すもの

http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/23083

全量酵母無添加!どのお酒も素敵な個性派です。↑こちらは水酛の花巴

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