Archive for September, 2018
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September 4, 2018ゼロから分かる! 図解日本酒入門でも書きましたが…
日本酒でよく聞かれることが
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「去年買った日本酒って、飲めるんですか?」
「古いお酒だから、もうダメですよね? 捨てた方がいい?」
「もう、お酢になってしまっていますか?」
などなど
日本酒のラベルの製造年月日は、基本は「蔵を出た日」と思ってください。
同じ醸造酒のワインには、製造年月日なんてものは、ハナから書いてありません!
それどころか、ワインは古ければ古いほど、値段も高くなり、価値が上がって、ありがたがられているのです。
・
同じ醸造酒なのに、この違いはいったいなんでしょう?
日本酒の賞味期限と消費期限は
(ワイン同様)ハッキリいってありません!
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「じゃあ、あの日付ってなに?」
と思われる人もいるでしょう。
ゼロから分かる! 図解日本酒入門でも紹介したのが
コチラの図↓
製造年月日は、基本的に、蔵を出た日!出荷日です。
2018年の冬に醸造された同じタンクのお酒でも、
1月に出荷されたら、2018年1月
10月に出荷されたら、2018年10月 になるのです。
10月の方が、新しく醸造されたお酒・・・とは、一概に言えないのです。
また、最近は一年間を通じて、冬でも春でも夏でも酒を醸造する蔵も登場し、醸造してすぐに出荷する夏の新酒もあります。
日本酒も、ワイン同様、古い酒こそ面白い!
そう思ってもらえると嬉しいです
というわけで、古い日付の日本酒でも、飲めなくなっていることは、まず、ありません。
長期熟成した日本酒を見つけたら、ぜひ!飲んでみてくださいね。
意外や意外、ま〜るく円熟し、よりいっそう、おいしく化けている可能性も大!なのです。
古くて、お酢になっていることはありません。
〜長期熟成酒の魅力がわかる店もあり!〜
酒茶論という古酒だけの日本酒Barも、あるんです。
お店では記念美酒というのも出しています。
友達に赤ちゃんが生まれたら、その年に出来たお酒をプレゼントして、二十歳の記念日に開栓するのも素敵です!
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●「完熟純米」
純米酒と純米吟醸酒を、あえて3年間熟成させた「完熟純米」というお酒を造っている千代むすび酒造さんもあります。
蔵元さんのコメント↓
「古酒ビギナーの方に特にオススメ。燗温を上げてもお酒が崩れません。天婦羅料理や中華料理などと相性抜群。意外なところでバニラアイスクリームにかけると大人のデザートとして楽しめます。栗きんとんにも合いますよ!」
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●古酒で有名な木戸泉さんの
「アフス オールドリザーブ」
1970年代!の原酒をベースにブレンドした長期熟成酒です。
●玉川さんも!長期熟成酒あり。
その名も
Time Machine!
蔵元さんより
「新酒のときには、どこかみたらし団子を思わせる香りも時間とともに変化し、干しブドウ、イチジク、奈良漬けといった要素も加わって、複雑な香りの競演を楽しんでいただけます」
古酒の面白さも日本酒の魅力です★
◉続き↓
日本酒の賞味期限と消費期限その2
週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・初亀
September 4, 2018週刊ダイヤモンド 2018年 9/1 号
新日本酒紀行 地域を醸すもの【Number 078】
初亀(HATSUKAME)/静岡県藤枝市岡部町
玉露の里を酒米の里にも。
静岡で最古の酒蔵の純米酒
岡部町朝比奈地区に伝わる伝統行事、朝比奈大龍勢で名高い朝比奈地区。
江戸時代には東海道の宿場町として栄えました。町村合併して今は藤枝市です。
この朝比奈地域に初亀醸造さんが契約栽培している静岡県のオリジナル酒米「誉富士」の田んぼがあります。
17代目の橋本康弘さんに田んぼの取り組みのことなどいろいろ教えてもらいました。
近い将来、この地域を「酒米の里にしたい」と康弘さんは考えています。
岡部町に三輪の神(みわ)神社があり、なんと今から1374年前の644年に、この地にお祀りされたそうです。日本最古の神社 奈良県桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)の御分社です。
朝比奈地域は「玉露の里」でもあります。京都の宇治、福岡の八女と並ぶ三大産地で、朝比奈地区で採れた茶葉が味わえる茶室「瓢月亭」もあります。
初亀醸造さんの「瓢月」の名前の由来になった茶室。
池も瓢箪形をしています!
純米吟醸 初亀 Blue
純米酒 岡部丸!
そして一番右は、初亀さんのフラッグシップの酒である純米大吟醸「亀」。1977年からのロングセラー!
初亀醸造さんは麹はすべて木の箱を使い、吟醸酒や純米酒用にはチタン製のタンクを使っています。
初亀醸造さん静岡県酒造組合HP
週刊ダイヤモンド 2018年 9/1 号
新日本酒紀行 地域を醸すもの
本文より
静岡で最古の酒蔵が初亀醸造。3代将軍徳川家光の時代、1636年に駿府で創業した。明治期に東海道五十三次の宿場町、岡部の地へ移転し、今に至る。
山あり、川ありの豊かな自然環境に恵まれ、上質な玉露の産地で玉露の里を名乗る。~この続きは誌面で~
ご紹介はP66
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秘蔵写真!?2014年の9月 静岡県のお酒の会にて
橋本謹嗣社長と3shot★
地中海の港町と島の調味料
September 4, 2018「旅する食のセレクトショップ」を主宰する、お料理上手の、オカモトキヨミさんから注文していた調味料が届きました。キヨミさんが地中海の港町と島を巡る旅で選んだ調味料たちです!
開ける前からワクワク★
左から、塩、バルサミコ酢(ペットボトルに見えない!)、イタリアのコラトゥーラは魚醤です。そして蜂蜜。眺めているだけで楽しい!
それにしても「魚醤」のボトルとラベルのデザインは、日本の魚醤とはかなり違いますね。
商品は、開ける前から、ワクワクドキドキさせるのが大事!