January 8, 2019
organicの野菜&🍋オリーブオイルで爽やかに
近藤けいこ さんの無農薬無化学肥料栽培の野菜が届きました✨
寒い季節ならではの畑の旬がいっぱい!
サラダ🥗用ミックスサラダをオーガニックのペンネと合わせて楽しみました。濃い味のものが続いたあと生野菜や柑橘果汁(レモンやユズ、カボス)がさっぱりします!ペンネはペペロンチーノにしてから、フレッシュ野菜をオンしました。
オーガニックオリーブオイル専門の店・ベリタリア 藤本真理子さんがイタリアで選んできたオーガニック栽培のレモン🍋オリーブオイルをかけると、爽やかさが一段とアップ✨
真理子さんがどうしてオーガニックのオイルを輸入するようになったのかはこちらのblogを
近藤けいこさんの安全で美しい野菜。今回はミカンやキンカンも入っていました!
ふんわりふかふかの畑の土とけいこさんの優しい人柄が伝わってくるような一箱でした。
姉妹品のベルガモットのオリーブオイルも美味です。
けいこさんの野菜と真理子さんが選んだオイルで、オーガニック同士の幸せな組み合わせを満喫♡
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Topics: お取り寄せ | 2019/1/8 18:59:02
January 7, 2019
日本酒のおつまみはどんなものを?
日本酒のおつまみはどんなものを?前回の朝日カルチャー新宿教室でお出したものを紹介します。
その時のお酒は以下のblogを↓
●せんきん http://www.yohkoyama.com/archives/90674
●天の戸 http://www.yohkoyama.com/archives/90705
●龍力 http://www.yohkoyama.com/archives/90739
●松の寿 http://www.yohkoyama.com/archives/90761
●福千歳http://www.yohkoyama.com/archives/90776
●乳酸を添加しない酒 生酛のどぶなど
http://www.yohkoyama.com/archives/90818
おつまみは3部構成で提供
全てひとくちサイズで。その昔、良かれと思い、たくさん出し、食べきれない方が多くて反省。
なぜおつまみを出すかといいますと、お酒だけを飲んでいるときと、何かおつまみを合わせて食べたとき、お酒の味が変化します。単品では?と思っていたお酒が、食べ物と合わすことで素敵な味に変化することが多いからです。実際に体験してほしくて、ちょこっとずつ提供しています。
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今回の会は、最初にフレッシュな爽やかタイプの生酒なので、味を邪魔しないライトなおつまみを提供。油や脂、強すぎない発酵食品など、こざっぱりとしたもの中心で。酢を使ったものも。
まず、山形県の青大豆・ひたし豆!このおつま「め」は、みんなに知ってほしくて毎回、最初に出す私の大定番!
日本酒のおつまみというと、お刺身!と考える人が多いですが、それ以外に合うものが多いこと。特に地域に伝わる良い食材、伝統食を紹介しています。
◉1皿め
ひたし豆、黒豆(ともに白砂糖不使用)
大根の漬物、白菜の浅漬け(柑橘の皮多めで、ほろ苦)
ガーキンス&鱧ちくわ(以下のblog↓に詳しく。挽きたての黒胡椒が合います!)
●ガーキンスちくわに入る
・
次はしっかりした純米酒なので、おつまみもややしっかりタイプを
◉2皿め
佐賀県の郷土食・酒粕に魚介を漬けたもの
秋田県にかほ市の「いぶりいちじく」
チーズon味噌はちみつ。
スモーク鶏肉
伊藤漬物本舗さんの「いぶりがっこ」にオリーブオイルをかけて七味をふったもの http://www.aiakita.jp/itou.html
松阪赤菜のお漬物(三重県アンテナショップ三重テラスで販売しています!作り手は山上千づ子さん)
「いぶりいちじく」は、カット前はこんな形!ちょっと甘めでいぶしたスモーク香が特徴。香ばしさと甘さを生かし、お酒のおつまみには、ブルーチーズと組み合わせてもといいと思います そうするとにごりの燗酒にも合います。
勘六商店・いちじく屋で販売
お燗酒を出すときは、しっかりした味のものを。
◉3皿め
手前は、静岡県焼津のぬかやさんの鰹jerky 、その左はまぐろしぐれです。ぬかやさんは鰹節のほか、無添加でカツオやマグロを使った加工品を出しています→https://www.yaizunukaya.com/SHOP/121461/list.html
つぶつぶ、コロコロした形の茶色ものは静岡県浜松名産の浜納豆
その手前の白っぽいものが石川県金沢市のしら井・汐吹昆布「玉藻」(こちらの商品、特徴的な商品で面白いのですが、ちょっと残念なのが添加物入り…しら井の商品は石川県のアンテナショップいしかわ百万石物語江戸本店でもしら井玉藻販売)
そして「おでん」と、福井県産みしま豆など
来年の講座も依頼を受けているので、2019年も開催予定ですが、また違う形で楽しいお米の酒、日本酒を提案していきたいと思っています!
・
まだコチラ↓をお読みでない方はぜひ!
日本酒はじめてさんに!いちからするするっと楽しく理解できます〜★
情報収集にも役立ちますよ!
今さら聞けないことも、盛りだくさん!
酒造年度っていつからいつまで? 1月じゃないんですよ〜
・
日本酒の銘柄をたくさん知りたい〜という方はこちらを↓どうぞ
・
厳選日本酒手帖の中国語版が登場!
Topics: ゼロから分かる!図解日本酒入門, 日本酒 | 2019/1/7 16:44:22
2019新年は雪の大山で幕開けを
新年あけましておめでとうございます!
故郷の自慢の山、雪をかぶった大山・DAISEN
そして日本海と飛行機。ブルー&ホワイトの、クールな美しさ❄️
冬の山陰の広がりある景色を見て、冷たい空気を吸い込んで気持ちも穏やか💙
こちらのblogは更新がのんびり・・・。
Instagram が早いです!
facebookは雑多なイベント情報や日常アレコレ、お知らせなどが中心です(友達申請は実際お会いした方でお願いしていますm(_ _)m )
2019が楽しいこといっぱいの充実した一年になりますように!
2020までカウントダウン始まりました
Topics: ご当地もの, 季節もの | 2019/1/7 13:17:32
December 31, 2018
朝カル2018日本酒総決算の日本酒紹介・乳酸を添加しないお酒・「生酛のどぶ」
あっというまに大晦日!今年の漢字に「災」が選ばれましたが、自然災害が各地で多発しました。プライベートでは両親揃って入院したりと、いろいろなことが起こった1年でした。
そんな中、今年もたくさんの出会いがありました。新しい取り組みにもチャレンジできました! お世話になった皆様、温かく見守っていただき、ありがとうございました〜
ですが、お伝えしきれていないことだらけで・・・。来年は時間の使い方をうまく効率的に(ボーッと飲んでばかりじゃダメ!)を肝に命じ、一年を終えたいと思います。
皆々様に大感謝です!!
さて、朝カル2018日本酒総決算のお酒、後半は市販の乳酸を添加しないお酒シリーズでした
まずは、岐阜県・大塚酒造の「竹雀」生酛のにごり酒です。1年たっても、まだ、若若しさがあります。蔵元杜氏の大塚清一郎さんと亜希子さんの若くて美男美女のベストカップルが手がける酒造り。これからますます頼もしいです。
酒米生産者さんの項を注目ください!
野網謙さん 瞬さん 豪さん
父!兄!!弟!!!
初めてみました、この表記
このお酒は、三重県鈴鹿市の安田屋の店主・安田武史さんがおすすめしてくれました。
こちらは千葉県いすみ市の木戸泉さんの「自然舞」です。裏ラベル↓
全量高温山廃仕込みです。
そして、新政酒造さんの貴醸酒・陽乃鳥も!
2014年のOak樽バージョンです
裏ラベル、ボトルを氷水で冷やしたところ、禿げてしまいました・・・
美しい写真を新政酒造さんのHPから拝借↓
こちらです〜!
いや、それぞれが個性あふれる味ばかり!
ひとつひとつの酒蔵さんに個性がある。みんな違ってみんないい!それだから、面白いのです。
・
そして「生酛のどぶ」です。全国各地に”どぶレンジャー”と呼ばれる熱烈ファンがついているお酒。最近はこの生酛のどぶが人気すぎて、買いにくくなりました
なんとも不思議な魅力をもつ酒で、70度に燗してもヘコタレルどころか、辛さとうまさが増します。以前、真夏の車移動の時に選んだお酒がこれでした。しっかりつくってありまして、ヘタレません。
そのままでも、割ってもおいしい個性派のお酒、それが「生酛のどぶ」!
このお燗酒をセミナー後半で出したところ、「あ〜〜〜っ」という声があがりました。「しみじみ、おいしい」という声も聞きました。食欲がわくお酒と言われています。
左から2人めのお髭さんが加藤杜氏です!
日本酒の原料はお米だけ!
デリケートかつ重労働、いくつもの工程を経て、ようやくできる尊いお酒。
杜氏をはじめ、造り手たちのこの笑顔に会いたくて!蔵の設計思想を聞きたくて、来年も、誠実な良いお酒と、その原料が生まれる田んぼとお米のつくり手たちに取材し、その意義を伝えていきたいと思います。
凄いお酒です!
奈良県宇陀市大宇陀 久保本家酒造 生酛のどぶ
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/22471
週刊ダイヤモンドでもご紹介しました
http://www.yohkoyama.com/archives/88071
久保本家蔵元の久保さんご夫妻です。カフェも併設しています。
この「生酛のどぶ」号は↓
G-Search ミッケ!で、連載ページが1ページ100円で購入できます〜
新日本酒紀行 地域を醸すもの Number 056
Topics: セミナー, ゼロから分かる!図解日本酒入門, 新日本酒紀行 地域を醸すもの, 日本酒 | 2018/12/31 17:57:53
December 28, 2018
朝カル2018日本酒総決算の日本酒紹介「福千歳 PURE RICE WINE、福 山廃純米大吟醸」
朝日カルチャー新宿教室で開催した
講座でお出ししたお酒の後半をご紹介!
いよいよ変わり種登場!!!
このゴールド色に輝くお酒は・・ワイン!? ではなくて
福井県産のコシヒカリで造ったPURE RICE WINEです★
山廃の酒造り一筋の福井県福井市の福千歳醸造元・田嶋酒造さん
杜氏の田嶋雄二郎さん渾身の作なんです!
ブラインドで飲んだら、「???」という爽やかな味わい。そしてどこかに米の風味。ワイン酵母を使用しています。アルコール度数が低い12度でお酒が苦手な人にも好評
■原料米 コシヒカリ(福井県産)100%使用
■精米歩合 90% (飯米と同じ精米歩合)
■日本酒度 -25 ■ アルコール度 12度 ■酸度 5
「私がつくっています!」杜氏を務める田嶋雄二郎さん
字もおちゃめです
最近、福井市産のもち米で本みりん=みりんちゃんも手がけています
そして!飲み比べてもらったのが正統派の
お正月によく出る福の酒ロングセラー商品
■原料米 越の雫(こしのしずく)100% (福井県産)
■精米歩合 麹40%・掛50%
■日本酒度 +3
■アルコール度 16
■酸 度 1.7
■使用酵母 田嶋2号(自家酵母)
雄二郎さんは(どんな)お酒も大好き!リーデルのグラス各種で飲み比べさせてもらいました
おばあちゃんも酒蔵から嫁いできたんですよ!酒造り一筋の素敵な田嶋ファミリーです♡
酒蔵でお酒が購入できます。福千歳醸造元 田嶋酒造
週刊ダイヤモンド 2018年12月22日号で、紹介させてもらいました
特集は「超訳! 学問のすすめ」日本最大の思想家とも評される福沢諭吉。多数の著作で日本人を啓蒙し、日本という国家を近代化に導きました。そして、その教えはいつの時代にも色あせることはありません。いや、むしろ現代に働く人にこそ役立つアドバイスばかりなのです。さあ、早速、学問のすすめ!
福千歳(FUKUCHITOSE)/福井県福井市
福井の米で、福を呼ぶ米の酒を
(本文)
この続きは誌面で!
↑G-Search ミッケ!から連載ページが100円で購入できます
Topics: ご当地もの, ゼロから分かる!図解日本酒入門, 新日本酒紀行 地域を醸すもの | 2018/12/28 12:35:46
December 26, 2018
朝カル2018日本酒総決算の日本酒紹介「まつのことぶき八割八分」
最近いただいたお酒の中で、予期せぬおいしさで、驚いたのがこの松井酒造店さんの「まつのことぶき八割八分」です!
「松の寿」さんというとスレンダーな味の酒というイメージがありましたが、こちらは、まろやかでふくらみがあるブランデーのような芳醇さも感じます。
「燗美味し」と肩ばりのコピーに書いてありますが、冷酒、常温、燗酒とさまざまな温度で楽しめる1本なのです。
私が思いますに、今、このタイプのお酒は少数派になっていると感じています。
原料の酒米は「とちぎ酒14」。ひと昔前に栃木県で開発されたお米で、今までこのお米のことを褒める酒蔵関係者を、聞いたことがありませんでした。
それが蔵元杜氏の松井宣貴さんは「いいお米です!」ときっぱり。
購入したのは松井酒造店さんの蔵売店(棚の隅にひっそりと地味に売られていました。昔から造っていた銘柄だそうです)
とちぎ酒14+88%精米+6号酵母の組み合わせ+半年以上の熟成=による底力を初めて知りました!
松の寿さんといえば、スレンダー、香り系のキレイ系・・・もちろん、そっち側の酒も、こっち側の八割八分で6号酵母の熟成酒も、上手に醸す松井さん!器用です。凄いなあ
6号酵母は秋田県の新政酒造さんのもろみから採取された日本最古の市販の現役酵母です。1号から5号、また12号は亡失扱い。
しかも信じられないほど、安いのであります。安すぎますっ!(お値段は蔵売店でご確認を。聞くだけの電話はやめてくださいね)。この「八割八分」はもっと値段を上げるべきっ!!
高品質なまるみのある味は、甘みも酸みもうまみも全てにおいて落ち着きあるバランスのよさ★ いやもう、ここまで期待せず(失礼)家で飲んで驚いて、その後、大人買い発注!
・
「この蔵の味はこの傾向」と決めつけてはならぬと肝に命じました(チーン)
松井宣貴さんと真知子さんご夫妻
「新日本酒紀行 地域を醸すもの」でご紹介しました!
◉blog http://www.yohkoyama.com/archives/90421
Topics: セミナー, 新日本酒紀行 地域を醸すもの | 2018/12/26 13:03:58
December 25, 2018
朝カル2018日本酒総決算の日本酒紹介「龍力」コウノトリ育む農法の純米とアル添の2種
続き。この季節だけリリースされる新酒の面白さが味わえる2種類もティスティング!
兵庫県の本田商店さんが醸す
龍力 特別純米 しぼりたて
コウノトリ育む農法 特別栽培米 五百萬石
龍力さんの酒造りは10月上旬に酒造好適米(=酒米)の「五百万石」の入荷と共にスタート。精米後、下旬から仕込みが開始。
そのお酒の出来上がりは11月の下旬!
そんな搾りたてのお酒は、ピチピチとかすかに炭酸ガスを含み、フレッシュさが楽しめる生酒です。アルコール度は18度。加水なしの原酒で、味わいがギュギュッ!
ポイントはお米にもあり。龍力さんといえば「山田錦」の酒造りが有名ですが、こちらは五百万石。それはなぜかといいますと、山田錦は晩生の稲なので、蔵への入荷が遅くなり、年内の新酒に間に合わないのです。
お米は兵庫県の「コウノトリ育む農法」です!
兵庫県豊岡市で推進される農法です。
そして同じタンクのお酒を、1本は醸造用のアルコール(蒸留酒)を添加しています。
純米酒とアルコール添加、どのように味わいが変わるのか、ティスティングしてもらいました!
お米の話は以下をクリック↓
◉JAたじま
たじまとコウノトリの関係
(HPより引用)
日本のコウノトリは昭和46年に絶滅しています。最後の生息地となったのは、兵庫県北部・たじまの中心に位置する豊岡市。豊岡の人々は「コウノトリを再び空へ」という強い想いを胸に、生息地域の保全活動を中心とする野生復帰への取り組みを開始。それから約50年を経た現在までに、100羽を超えるコウノトリが野生復帰を果たし、かつてのようにたじまの空で優雅に羽ばたいています。
「コウノトリ」とは
「幸福を運ぶ鳥」として知られるコウノトリは、ロシア極東地域から中国、韓国、日本などに約2,000羽あまりしか生息していない貴重な鳥です。ツルやサギのような姿で、大きさは、立った状態の体高で約1m、両翼を広げると約2m。体重は4~5kgほど。体全体は白く、くちばしと羽のうしろ側にある風切羽が黒いことがコウノトリの特徴です。おもに川や田んぼに住むフナやドジョウ、カエルやヘビ、バッタなどを食べて生きています。
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コウノトリ絶滅の原因
明治時代以前、コウノトリは日本各地に生息していましたが、明治から昭和初期の乱獲でその数は大きく減少。戦後には農薬・化学肥料の使用、水田の乾田化、河川の護岸コンクリート化などが進み、エサとなる生き物の多くが姿を消しました。さらに、エサとなる生き物にも有機水銀が蓄積されており、それを食べて命を落とすコウノトリも現れるようになりました。そして昭和46年、豊岡市で最後の1羽が死に、日本のコウノトリは絶滅したのです。
・
「コウノトリ育む農法」
「コウノトリ育む農法」とは、おいしいお米と多様な生き物を育み、コウノトリも住めるゆたかな文化・地域・環境づくりを目指すための農法です。たとえば、生き物が生息しやすい環境づくりのために、冬の田んぼにも水を張る「冬季湛水」の実施、育苗段階からの有機質肥料の使用、無農薬または減農薬(魚毒性の低いものに限る)での安全・安心な栽培など、様々な技術を採用。コウノトリのエサとなる生き物を育て、コウノトリを守り、ゆたかなたじまをつくります。
もちろん酒米以外、食べるお米も育てています。G-GAPも取得。素晴らしい取り組み!豊岡市。
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おいしい農産物と多様な生きものを育み、コウノトリも住める豊かな文化、地域、環境づくりを目指すための農法です。(安全な農産物と生きものを同時に育む農法)
Topics: ゼロから分かる!図解日本酒入門, 日本酒 | 2018/12/25 11:07:40
December 21, 2018
朝カル2018日本酒総決算の日本酒紹介「天の戸」麹違い3種
「日本酒総決算」講座では、天の戸さんの「麹」違いもティスティングしました!
天の戸さんには、以前から白黒黄麹のお酒はあったのですが、今回は、すべて同じ酒米、東北電力さんが研究・開発した「星あかり」での飲み比べです!
東北の気候風土での栽培に適した酒造原料米ゆえに、東北でしか栽培されていない耐冷性が強い品種。親は「初星」と「美山錦」です。
黄色、白色、黒色と変えて醸した個性派3種類の裏ラベル
お酒の色も違います。
白麹の「シルキー」 別名「絹にごり」
黄麹は「夏田冬蔵」の純米大吟醸
黒麹は「天黒」
酸味の出方がそれぞれに異なります。
同じお米を使っても、麹や造り方が変われば味も複雑に変わってくるといういい見本でした。
私はシルキーを2011年から飲んでいます
天の戸・絹にごり Silky 2011
こちらでも選ばれていました↓
http://www.yohkoyama.com/archives/56061
天の戸さんは蔵から半径5km以内のお米と水だけ。すべて純米造りで手間のかかる槽搾り。
田んぼの水と仕込み水が同じで、まさにドメーヌ蔵!
天の戸3種類は天洋酒店の浅野貞博さんから取り寄せました。
016-0803 秋田県能代市大町8-16
天洋酒店 店主・浅野貞博さん
TEL 0185-52-3722 FAX 0185-74-7252
mail asano@shirakami.or.jp
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前回のblogでも紹介した製品スペックこちらにも↓
純米大吟醸 天の戸・夏田冬蔵 《星あかり仕込み》
黄麹
この品種で初めての純米大吟醸。星あかりはよく磨くとエッジの効いた独特のキレが。いろんな料理で楽しめる酒。
アルコール度 : 16.8% 日本酒度 : -2 酸度 : 1.7
720ml : 1,810円(税別)
天の戸 天黒 黒麹仕込 純米原酒
黒麹
鹿児島の焼酎蔵「大海酒造」さんとのコラボ。まろやかさとすっきりした後味の黒麹仕込みの原酒。
アルコール度 : 16.4 日本酒度 : -8 酸度 : 3.0
720ml : 1,650(税別)
天の戸・シルキー 絹にごり〈生〉
白麹
ビン内二次発酵の炭酸のシュワシュワ感。焼酎用白麹を使い、まるでレモンのような爽やかなのど越しが楽しめます。ワイングラスで飲みたい発泡日本酒。
アルコール度 : 15.2 日本酒度 : -2
720ml : 1,600円(税別)
Topics: 未分類 | 2018/12/21 12:59:43
December 19, 2018
朝カル2018日本酒総決算の日本酒紹介「せんきん」搾りのタイミング違い3種
年内の講座は12/15の 朝日カルチャーセンター新宿教室「ゼロから分かるリアル日本酒入門-2018年日本酒総決算」で終了しました。
本の中身をリアルで体験する講座。ご参加の皆さまありがとうございました。
日本酒はお米、酵母、麹、酒母の造り方や酒粕歩合まで、様々な組み合わせで味が無限大に造れます。
それ以外にも! 同じ「もろみ」でも、搾り方のタイミング違いひとつで、味の印象がガラリと変わります。(一般の日本酒は、ほとんどの場合、混ぜてひとつにしています)
こちらは栃木県のせんきんさんのファーストタンク!
名物の「あら、なか、せめ」の3種類!
毎年、ファーストタンクだけで商品化される搾り違いの3種です(搾り分けるのはとても大変な作業のため、ファーストタンクだけ)
せんきんさんはドメーヌ蔵
以下、説明はHPより引用↓
ある時は同じ雨を浴び、ある時は同じ風を感じ、
めぐる季節を呼吸して、その酒の個性は醸される。
「ドメーヌ」というイノベーション。
それは自然に逆らわず、土地の個性に身をゆだねること。
栃木県さくら市、この地でしか出逢えない
「風土」「水」「米」「蔵」のすべてが響鳴しあうとき。
ほかの何者でもない、唯一無二の個性が光りだす。
日本酒の生命は「水」。だからこそ、
仕込みの水と同じ水で育てた米にこだわる。
原料米の「亀ノ尾」「山田錦」「雄町」は、
蔵の地下水と同じ水脈上に限定して作付けされた
選ばれしドメーヌ・さくらのセパージュ=品種。
同じ生育環境であることは自然への敬意であり、
最良のマリアージュを生み出してゆく。
この土地の個性こそが、仙禽の個性である。
「ドメーヌ」とはフランスのワイン用語で自社畑のブドウを使用し、
自社内で製造・瓶詰まで一貫して行う製造者を指す言葉。
上から見ると、オリのからみ加減がよくわかります
最初に出てくる「あらばしり」はオリがよく絡んで、お酒の色がトレーシングペーパーをかけたようなスモーキーなホワイト。お酒の中に沈んだら、吹雪の中のホワイトアウトな感じでしょう。
甘酸っぱいフルーツのような味わいに、元気な炭酸ガスがチリチリと舌を刺激します。
完熟には遠いまだ青いフルーツのような、ですが、飲み終えると、口中からさーっとあとかたもなく消えていく・・・フレッシュな新酒らしさが、しっかり五感で味わえます。この「あらばしり」が最も香りを感じます。
そして、次に出てくる、一番バランスが良いといわれる「なかどり」になると、オリは減り、甘味と酸味の厚みが増してきます。まろやかなバランス感が最も楽しめるのがこのなかどり部分。
そのあとの「せめ」になると、色はクリアーに。ジューシィ感も強く、かつ、あとくちに苦味も感じ、酸味が弾けるようにも感じます。
日本酒は搾るタイミングで、香りも味も異なることがよくわかる素敵な事例の3本です!
・
開栓して2日後、あらためて3種類を飲んでみると、「あらばしり」で感じた青いフルーツが、白桃やぶどうのような熟したフルーツに変化していました。炭酸ガスは消えていますが、かわりに味がしっかり落ち着いて、開けたてよりも美味しい!
せんきんは1日で飲みきってはもったいないです。
「なかどり」も「せめ」もいい感じにまるみを増しておりました。
この商品、2〜3年前までは、やや安定しない年もありましたが、ファーストタンクならではなのか、いろいろトライしすぎなのか? と感じていました。
ですが、そのことも、人と微生物が関わった”生きてきた酒”として楽しんでおりました。
なのですが!
今年の「あら・なか・せめ」は今までの集大成的な印象を受けました★
29BYは「ナチュール」も「仙禽」も「プレミアム」もよかったですし、今シーズンの30BYも楽しみです!
HPより拝借↑ せんきんオールスターズ。
蔵の壁に使われているのは栃木県名産の大谷石です。
週刊ダイヤモンドでも紹介【Number 007】
http://www.yohkoyama.com/archives/81766
↑G-Search ミッケ!で、連載ページが1ページ100円で購入できます。ページをクリック
・
ライバルはgrand vin!? ソムリエ蔵元の原始に戻る酒造り
ナチュール=自然派を意味する酒。驚くべき甘酸っぱさだが不思議な生命力がある。11代目蔵元・薄井一樹さんが設計する古代製法の酒で、地元米をあえて磨かず、天然酵母で生酛(きもと)造り、かつ木桶仕込みする。「生酛、木桶、樽熟成に可能性がある」と熱く語る。
つづく
Topics: セミナー, 日本酒 | 2018/12/19 12:49:32
December 14, 2018
いすみ市・木戸泉さんで無農薬酒米の酒造り
千葉県いすみ市の酒蔵 木戸泉さん
関東では一番、日本でも2番目に大きい酒林。先週新しくしたばかり!
蔵近くの杉山で、枝打ちされたものを使っています。じつは、杉山の再生にもひと役買っているんです。
http://www.yohkoyama.com/archives/82928
今年の重さは750kg‼︎
日本一の杉玉は岩国市の金冠黒松醸造元の村重酒造さんです。
環境保全型農業「有機の里いすみ」を目指し、自然栽培の取り組みを続ける千葉県いすみ市。
そのプロジェクトの一貫で、市が次に考えたのが「土着菌完熟堆肥」の製造です。
落ち葉や孟宗竹を市民から買い取り、稲わら、米ぬか、海藻を加えて、堆肥を作りを開始。
http://www.yohkoyama.com/archives/88597
その土着菌完熟堆肥で、今年度から酒米にも取り組みはじめました!
写真のメンバーは「いすみ市ブランド認定委員」。真ん中の男性が太田洋市長です。支援学校の生徒さんと一緒にちょっぴりお手伝いしました。
千葉県の酒米「ふさの舞」精米80%!
留め添え用の麹米の洗米、70kg。1回10kgずつ洗います。冷水を注いで、手で洗い、今回80%精米は2回洗い。
というわけで
#いすみ市 市内唯一の酒蔵 #木戸泉 で無農薬栽培の酒米 #ふさの舞 による酒造りがスタート!
12月10日、ほんのちょっぴり(お話にならないくらいのちょっぴり)お手伝い。
#いすみ市酒米プロジェクト を出来上がるまで見届けます!
#木戸泉酒造 #高温山廃酛 の酒蔵 #五代目 #蔵元杜氏 の #荘司勇人 さん!
1合瓶もカワイイ! #千葉県いすみ市 #sake
http://www.kidoizumi.jp
Topics: ご当地もの, 日本酒 | 2018/12/14 17:18:49