September 27, 2016
週刊ダイヤモンド新日本酒紀行「仙禽」
「仙禽」醸造元せんきんの薄井一樹専務と、真人常務
栃木県さくら市の田圃にて。
この号の週刊ダイヤモンドは「歌舞伎特集」!読み応えがありました。知らないことばかり〜
特集伝統と革新が織り成す魅惑の世界 歌舞伎に誘う
そして連載ページは
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/17991
今号はP109です
これから木桶と樽がどんどん増えていくそうです!楽しみです
2015年2月7日の懐かし画像
厳寒の早朝。造り真っ最中の木桶前にて
現在、蔵内がここから進化!
というわけで、これはもう見られないお宝ショット☆
懐かし画像その2
その3
小さく輝く白い粒!!! 宝石のような
幻の7%精米(いまだ商品化されず。リリースが待ち遠しい)
↓仙禽さんの正面玄関
蔵は栃木名産の大谷石で出来ています。
ブロックひとつが大きい!ということで、横に立ってみました。
大谷石、地震には弱いそうです。
幻のカット
亀ノ尾の田圃でブラザーズをシューティング☆ちょっとモデルポーズ風?
帰りがけ、夕日で逆光のタイミングがきれいでパチリ☆
こちらを誌面で紹介。首元に巻いていたタオルをはずしてもらうのをウッカリ。一樹さんのタオルは体の一部です
ドメーヌさくら・雄町と亀ノ尾に酒の運命をかける!仙禽
クラシック仙禽 雄町&亀ノ尾
裏ラベルには、熱い言葉ぎっしりです!英語と仏語も併記
Topics: 新日本酒紀行 地域を醸すもの, 日本酒 | 2016/9/27 12:22:24
September 26, 2016
朝カル「ひやおろし」の純米酒とおつまみ
朝日カルチャー新宿教室で2013年7月10日から毎月開催していた「純米酒を識る 日本を味わう」連続講座が終了しました その後の会は記事下で紹介。
見慣れたドアも最後。じつは来月から新しいフロアへ移動!4階から10階へお引越しです。
講座最初に、次の講座と引越案内をする担当の伏木淳子さん
9月24日のテーマは
「一度火入れの熟成感を楽しむ!純米酒のひやおろし大特集」
「ひやおろし」とは、冬に醸造したお酒を一度だけ火入れ(加熱処理)して、タンクのまま、春~夏~秋口まで半年以上貯蔵させ、ボトルに詰めて出荷する酒のことを、昔はいいました。
今、どんどん発売が早まり、8月初旬に出荷される「ひやおろし」もあり…。
熟成期間を経て、どのように、お米の酒は変化していくのでしょう?
搾りたての荒い苦味を感じる新酒にはない、おだやかでまるみのあるやさしい味になるといわれています。
とはいえ、最近はオールシーズン製造する四季醸造の蔵が増えました。また、搾ったらすぐ瓶詰めし、冷蔵貯蔵する蔵も増えています。昔のようにタンクで寝かして熟成させる蔵は減りつつあります。
そんな今だからこそ、「ひやおろし」の面白さとは何か、飲んで考える企画!「ひやおろし」だからできる味比べを、9種類のお酒で楽しみました☆
ひ・や・お・ろ・し
そもそも「ひや」で「おろし」ってナニ?
「ひやお」ろし、と呼ばれたり、意味がわかりにくい
そもそも日本酒の種類とは?・・・複雑怪奇!これほどバラエティに富んでいる酒は世界中でも珍しいのです。日本酒は火入れのタイミングが様々にあることが、バラエティに拍車をかけています。「生」とつくお酒には「生酒」「生詰め」「生貯蔵」に「生もと」まで、あり(生もとを生の酒だと思っている方もたくさん!)
〜そもそも日本酒は、何で加熱するの?〜
(通常の酒は2回火入れ=加熱殺菌)をお伝えしました。
飲み比べたお酒
●秋田県・雪の茅舎 高橋藤一杜氏(山内杜氏組合・前組合長)が考えるひやおろし VS 同じスペックのタンク貯蔵バージョン
『雪の茅舎 純吟』
山田錦/酒こまち55%精米 自社酵母
日本酒度+2 酸度1.7 アルコール16度 瓶貯蔵
『雪の茅舎 純吟ひやおろし』
山田錦/酒こまち55%精米 自社酵母
日本酒度+2 酸度1.6 アルコール16度 タンク貯蔵
「秋田酒こまち」は、蔵人たちの手によって毎年地元で育てられた新米を使用。麹だけは山田錦を使用。
●秋田県・ゆきの美人 秋田醸造・蔵元杜氏の小林忠彦さんが考えるひやおろし VS スタンダードバージョン
麹の米違いが、しっかり味わえました!興味深い飲み比べとなりました。
『ゆきの美人 純吟 火入れ』
山田錦/酒こまち55%精米 14号系酵母
日本酒度+6 酸度1.8 Alc.16度 瓶貯蔵
『ゆきの美人 純吟 ひやおろし 愛山麹』
愛山/酒こまち55%精米 14号系酵母
日本酒度+5 酸度1.8 Alc.16度 瓶貯蔵
定番の純米吟醸は山田錦麹を使用。「ひやおろし」は麹に「愛山」米を使用。ひと夏を越して、熟成したふくらみがほど良く感じられました。とはいえ、どこまでいっても「ゆき美」はゆき美!
ゆきの美人は全量、びん貯蔵しています。こちらの「ひやおろし」の上槽は4月で、その後、12℃くらいで9月まで貯蔵。
お米の「愛山」は1949年に兵庫県で育成された米。山田と雄町などを祖先に品種改良したお米です。
以上、お酒は秋田県能代の天洋酒店・浅野貞博さんからお取り寄せしました。
天洋酒店さん、10月1日から新店舗です!
そして
●静岡県・開運 杜氏の榛葉農さん&社長の土井弥市さんが考えるひやおろし VS ひやづめとは?(この商品は、会長の土井清幌さんが発案!)
どちらも「ひや」がつく商品です。
さて、その違いとは?これがじつに面白く、毎年、定点観測のように飲み比べしている2種類。熟成感がよくわかります。ひやおろし、ひやづめともに、麹米・掛米は山田錦の55%を使用。
そして、ひやづめは上槽後、2週間くらいで、熱酒機で火入れをして急冷後、瓶詰め。ひやおろしは、本当にタンク貯蔵!さすがの開運さんのお酒と、毎年うなっております。
●静岡県・白隠正宗 高嶋一孝蔵元杜氏が考える ひやおろし VS きもと65%瓶貯蔵とは?
造り自体はまったく同じ仕込み方法の2種類!
造り時期も醸造後半、同時期の酒!どちらも酒米は「誉富士」65%精米。きもと造り。酵母はNEW5と協会11号を使用(その理由も杜氏から聞いた話しを披露)。
白隠ファンなら、この飲み比べを是非!そして、必ずお燗酒で(できたら蔵元杜氏が推奨する蒸し燗で!)
◯ひやおろしは、タンクで火入れ、蔵内10℃で貯蔵。9月に入ってから瓶詰め。原酒のAlc.17度
◯きもと65は、加水し、瓶入れ直後に火入れ。3℃で冷蔵貯蔵して出荷。Alc.15〜16度
ひやで飲み、お燗酒で飲み。お燗酒が、ことのほか大好評でした!
最後は
●福井県・梵さん
「梵 純米吟醸 ひやおろし」
兵庫県特A産地区の山田錦と、地元福井県産の五百万石使用。
”ブレンド”して、タンク貯蔵というので、ちょっと興味があって購入。類似のスペックはないとのことで、単独でご紹介。深みある熟成感で、独自のひやおろしでした。
以上、静岡県沼津の丸茂芹澤酒店・芹澤 直茂さんからお取り寄せしました。
●電話055-931-1514 静岡県沼津市吉田町24-15 白隠正宗は全種類勢揃い!
さつまいも蒸し+フェタチーズオイル漬け+ひきたて黒胡椒をガリガリ。ズッキーニの塩麹漬け、きのこの酒煮、白菜の浅漬けスダチ入り
秋刀魚の塩焼き&広島・中川博さんトモコさん栽培の無農薬スダチ、紫玉ねぎのマリネ、ゴーヤの黒酢漬け、茄子の浅漬け
二十世紀梨、プルーン、落花生、ちりめんじゃこ、黒豆(能代産)、海老せんべい、などなど
秋田県出身の入江靖子さん、秋田酒ファンの原口亮さん
丹沢山・隆の醸造元、川西屋酒造店の蔵人である工藤恵美子さんも!
さて、次回は!
●12月は「2016年純米酒総決算」白熱居酒屋教室style!
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/681ffbfe-e812-07a5-bf39-5779f3163978
すでに10名が参加決定と伏木さんより。変わり酒、凄い古酒まで面白三昧の会です。
●11月は「自然派紅茶を楽しむ 2016年摘みの最高級ダージリン」
マカイバリジャパンのオーガニック紅茶、インドの季節を飲み比べます!石井道子さんと
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/d72bcd6e-72b6-ec47-e7ce-5790271e6480
を企画しています!
Topics: セミナー, 日本酒 | 2016/9/26 16:50:00
September 23, 2016
明日は朝カル「ひやおろし」特集です!
明日の朝日カルチャー新宿教室は「ひやおろし」特集です!
9月24日(土曜)18時30分〜「一度火入れの熟成感を楽しむ!純米酒ひやおろし大特集」
「ひやおろし」とは、冬に醸造したお酒を一度だけ火入れ(加熱処理)して、タンクのまま、春~夏~秋口まで半年以上貯蔵させ、ボトルに詰めて出荷する酒のこと。
熟成期間を経て、どのように米の酒が変化していくのか、搾りたての荒い苦味を感じる新酒にはない、おだやかでまるみのあるやさしい味が特徴です。
とはいえ、最近はオールシーズン製造する四季醸造の蔵が増えました。また、搾ったらすぐ瓶詰めし、冷蔵貯蔵する蔵も増えています。
昔のようにタンクで寝かして熟成させる蔵は減少。そんな今だからこそ、「ひやおろし」の面白さとは何か? 飲んで考えます。「ひやおろし」だからできる味比べを楽しみます。
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/a255072a-a276-0f92-a9f9-5715be0432a3
というわけで、「ひやおろし」だけ飲んでも、なんともわかりにくい…。
そこで、同じようなスペックの通常商品と飲み比べます
1「雪の茅舎 純米吟醸」VS「雪の茅舎 純米吟醸 ひやおろし」
2「ゆきの美人 山田錦麹」VS「ゆきの美人 愛山麹ひやおろし」
3「開運 ひやおろし」VS「開運 ひやづめ」どちらも山田錦55%、酵母は静岡酵母No.2
4「白隠正宗 ひやおろし」VS「白隠正宗 生もと65」どちらも誉富士65% 酵母は静岡酵母のNEW5と協会11号ブレンド
そして、山田と五百ブレンドをタンク貯蔵したという梵さんも!
5「梵 純米吟醸 ひやおろし」福井県鯖江市 兵庫県特A産地区(吉川)産契約栽培の山田錦 50%、福井県産の五百万石 55%をブレンド。こちらは類似商品がないので、単独で。
それにあう、おつまみと、ともにティスティングしていきます。
また「ひやおろし」…というと冷酒を思いがちですが、半年以上蔵で熟成させたお酒はふくらみがあり、お燗酒もいい〜〜〜! いろいろな温度で飲み比べを楽しみます
あと2名大丈夫です。お申込みは、お電話で担当の伏木淳子さんまで→TEL 03-3344-1946
Topics: セミナー, 日本酒 | 2016/9/23 18:00:43
September 20, 2016
境港の紅白魚(うお)合戦!
境港のベニガニ先生こと、境港ベニズワイガニ料理推進協議会・会長の 川口商店・川口利之さんにお願いして開催!
写真は私と、皆さんからのUPを拝借
9月16日金曜日@OnJapan CAFÉ
「境港の魚で、紅白魚(うお)合戦!」
紅組代表!紅ズワイガニ
そして海辺の蔵の純米酒とマッチング
今回は、imadeya の白土暁子さんにご協力をお願いしました。通称「しらとちゃん」です!ワインにも日本酒にもビールにも詳しい頼もしい女子♡
さて境港の魚介類にあうお酒!
今回は、うまみが多い魚介類なので、味わいしっかりのリッチタイプ…ではなく、辛口系で、こざっぱりめのグイグイ飲めるディリーな純米酒をセレクト。口中さっぱりとさせ、飲むたびに、次なる魚介にむかわせる〜!!いわば邪魔をしない食中酒タイプ。この飲み比べも以前より試したかったので、超嬉しい!
じつは、ベニガニに合う酒はなんだ!?が、昔から、永遠のテーマでして、シャンパン、白ワイン、ロゼを合わせたり、日本酒も、にごり、発泡からもう様々にあわせてみたのですが、いまだ、ドンピシャにお会いしたコトなし!なのです。
今回は、何も考えずするするっと飲めるタイプばかり!しかも、私が愛してやまない蔵ばかり!
海に近いということで(一部、やや遠し!?)
宮城・墨廼江・特純
宮城・日高見・超辛口
秋田・ゆきの美人・純米
秋田・一白水成・良心
富山・満寿泉・純米
広島・竹鶴・純米にごり
広島・雨後の月・純米
なんと素敵ラインナップ☆
魚の生まれ故郷、千代むすび酒造さんからも「強力」をお取り寄せしています!発売したばかりの「強力 氷温ひやおろし」など。強力米生産者=武本淳さん(米子)、内田茂さん(南部町)、寺田農場さん(南部町)。さて、産地との相性はいかに、たこに!?
山葵もビッグなのを用意。これは静岡産。ベニガニ、ひとりいっぱいずつ配り歩くの図
伝えたかったのは「蟹の種類も様々」「ベニガニとひとくちで言っても、加工用から贅沢品まである」ことです。
ズワイガニと紅ズワイガニの違いとは!(顔がひょっとこだよ)
affで取材→ http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1201/otakara.html
100分の1の選ばれしベニガニは甘さもジューシー感も格別☆☆☆であること!なぜ、100分の1なのか
そして「蟹フォークやハサミを一切使わず、おいしく食べる方法」もお伝えしたかったこと。
鮮度の良い蟹は香りもよく、身がするっと取れる!これを体験してほしかったのでした〜
紅ズワイガニの漁期、資源保護の取り組み、好物などもお伝えしました。マリンエコラベルの取得第一号漁業も境港の紅ズワイガニです。 http://melj.jp/fishery/index.cfm
解禁直後のベニガニだけでなく、川口カニ先生から、この季節ならではの「紅」「白」の対決を!という提案もいただき、珍しい紅白魚介類が勢揃いしました。
紅ズワイガニのあとは
お刺身!紅組からは赤海老!白組からは白バイ貝登場
川口さんの赤いTシャツは「境港新カニめし」のもの
川口さんはいつでもどこでもカニの姿で横歩き
ベニガニ・ブログより↓
真面目なスーツ姿でも、頭は紅ガニ!
「新かにめし」の新規提供店として、御宿野乃境港が加盟し、ますますお店が増えました。
http://digital.asahi.com/articles/ASJ17349HJ17PPZB003.html
境港市観光ガイド も配布。鳥取・境港を召し上がれ〜。
「ぜひ境港へ食べにきてください!」と川口さん
以上、境港からの情報でした
紅といったら、錦織圭さんが「山陰に戻ったら、ノドグロを食べたい」といったばっかりに値段が高騰したノドグロちゃん。干物で!
干物対決は
白ハタ(の中でもトロハタ) VS ノドグロ
活きた白バイ貝は壺焼きに!
そして、フレッシュ・トロハタ!生きの良いピチピチを煮つけに。
仲卸の川口カニ先生ならではの目利力発揮で、特上品が集まりました。トロハタもノドグロもこの会のために、厳選し、干物に加工した逸品(干物担当は、私の従姉妹のミッちゃん浜橋水産。見事な美しさでした!)。売ってる干物をただ買ってきたのではありません。オーダーメイド☆
スダチは川口家の庭で育った無農薬栽培
蟹の身をきれいに出して、甲羅に詰める人が2人いました。このまま奪って逃げたくなりましたとさ(笑)
ハサミを使わず、蟹フォークも使わず、するんと身をとります。鮮度が良いと、とれるんです。
左)蟹シスターズ。右)活きている白バイ貝を見せるワタクシ
白バイ貝は網焼きに!
カニの最後はしっかり甲羅酒!
甲羅酒・幸せの図
地元境港の唯一の酒蔵、千代むすび酒造の酒。甲羅酒に合うと評判
そして、デザートは二十世紀梨☆
デザートは湯梨浜町産の二十世紀梨!鳥取県観光連盟の岩成哲彦さんからグッドタイミングで到着!酸味と甘味がしっかり、果汁がそれはたっぷり☆ ひときわジューシィな青梨です。
岩成さんより「ベニズワイガニに集まられた皆様、鳥取にお出かけいただければ嬉しいです! カニのキャンペーンが始まりました。泊まって応募で、カニが当たるかもです https://www.kanitoriken.jp/」
ひとつの魚種であっても、誰が、どう選ぶかでまるで別物だということ。農産物みなそうですね。
試したかった海辺の蔵の純米酒と紅ズワイガニのマッチングもできて嬉しい!
ありがとうございました! 左がOnJapan CAFÉ主宰の原田有紀子さん
また企画します!
動画
https://www.facebook.com/yohkoyama/videos/vb.100001088115260/1170043556375237/?type=2&theater
https://www.facebook.com/yohkoyama/videos/vb.100001088115260/1170231956356397/?type=2&theater
皆さんUPありがとうございます(投稿、新しい順。自分備忘録)
福島 頼子さん
https://www.facebook.com/yoriko.fukushima/posts/1113950018696417
水野 喜之さん
https://www.facebook.com/yoshiyuki.mizuno.1/posts/1113253728753675
松本 恭子さん
https://www.facebook.com/kyoko.matsumoto.0102/posts/1156229357785871
会田 裕美さん
https://www.facebook.com/hiromi.aida/posts/1469689879714509
Masami Suwabeさん
https://www.facebook.com/yohkoyama/posts/1169914473054812
木村 岳史さん
https://www.facebook.com/takeshi.kimura.71271/posts/1077029972411288
白石 智子さん
https://www.facebook.com/tomoko.shiraishi.92/posts/1259742484089693
原田 有紀子さん
https://www.facebook.com/yukiko.harada.182/posts/10154569518986204
Topics: cafe, event, 日本酒 | 2016/9/20 14:06:57
September 15, 2016
朝日カルチャー新宿教室「純米酒を識る。日本を味わう」9月24日はひやおろし!
というわけで、朝日カルチャー新宿教室「純米酒を識る。日本を味わう」セミナーのお知らせです。
次回、9月24日(土曜)のテーマは
「一度火入れの熟成感を楽しむ!純米酒ひやおろし大特集」
「ひやおろし」とは、冬に醸造した酒を一度だけ火入れ(加熱処理)して、タンクのまま、春~夏~秋口まで半年以上貯蔵させ、ボトルに詰めて出荷する酒のこと。
熟成期間を経て、どのように、米の酒は変化していくのでしょう。
「ひやおろし」の特徴は、搾りたて独特、新酒の荒々しさや苦味を感じたりせず、おだやかでまるみのあるやさしい味わい。
とはいえ、最近は、オールシーズン製造する四季醸造の蔵が増えました。
また、搾ったらすぐ瓶詰めし、冷蔵貯蔵する蔵も増えています。
昔のようにタンクで寝かして熟成させる蔵は激減しています。
そんな今だからこそ、「ひやおろし」の面白さとは何か? じっくり味わって考えます。
「ひやおろし」だからできる味比べを、全国から選んだ純米酒で楽しみます。
詳細は↓
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/a255072a-a276-0f92-a9f9-5715be0432a3
なお、朝日カルチャー新宿教室の連続講座は、次の9月24日でいったんお休みとさせていただきます。
12月は恒例企画の
「2016 純米酒総決算」があります。
白熱☆居酒屋教室的に、お酒が続々登場!これはスゴイです(自分比)
お申し込みは↓
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/681ffbfe-e812-07a5-bf39-5779f3163978
2015年に、本当にお出ししたお酒の写真です↓
同じお蔵さんから2本ずつ!合計13本(うち新政さんのお酒2本は、それを搾った酒粕2種も登場!)
これができるのも12月の醍醐味です☆
参加人数が多いと、種類もどんどん増えるの図
3皿お出ししましたが、これは熟成燗酒用のおつまみ!
茶色〜ワールド!
2013年 http://www.yohkoyama.com/archives/59928
2014年 http://www.yohkoyama.com/archives/70102
2015年 http://www.yohkoyama.com/archives/76525
思えば3年間、毎月、無事に開催してこられたことに感謝です!
Topics: セミナー, 日本酒 | 2016/9/15 15:18:37
September 13, 2016
9月10日はSAKE2020松崎晴雄先生「9号酵母と熊本の酒」
9月10日(土曜日)SAKE2020 セミナーが開催されました。
松崎晴雄先生による新しい講座がスタートしました。題して「日本酒ヒストリア」!「近現代酒造史を探るシリーズ1」
今回のテーマは
「吟醸酒質の確立〜9号酵母と熊本の酒」
セミナー後半では、dancyu神吉加奈子さんのリアル現場からの香露(熊本酵母発祥)レポートあり。
酒文化研究所・山田聡昭さんからは、季刊酒文化秋号の巻頭研究「立ち上がる熊本の酒ー飲んで、出かけて、熊本から買って応援ー」の紹介あり(後述)
藤田千恵子さんの熊本菓子博を巡る、松崎先生と熊本の昔話しあり。熊本9号を軸として、様々な熊本酵母を巡るヒストリーが盛り沢山でした。
参加いただいた皆さんの投稿はこちらにシェア↓
https://www.facebook.com/sake2020/
◎酒文化研究所山田聡昭さんの投稿です↓
https://www.facebook.com/sakebunka/posts/1213508212004440
日本酒ヒストリア” 近現代史を探る① 「吟醸酒質の確立~9号酵母と熊本の酒」と題して、熊本酵母にフォーカスしたワークショップが開催されました。(もちろん「飲んで応援、行って応援、熊本から買って応援」のメッセージの発信の意図もあります)。
江戸期には清酒づくりが許されず、清酒の後進地だった熊本が吟醸酒のメッカに変わる話は、これまでいくつもの書籍で採りあげられたところです。
松崎さんはそこに自身の利き酒経験を被せて、東日本で吟醸酒づくりにこの酵母が広がっていった時代を振り返ります。実体験に引き付けてこの話しができることに、松崎さんの凄みを感じました。
さらに震災直後に「香露」を訪ね、その後もやり取りを続けている、雑誌「dancyu」の神吉さんが現状を報告。
第2部では熊本酵母を使った酒や熊本独自の赤酒の試飲、熊本縁の膳で懇親会とと盛りだくさん。赤酒も製造する瑞鷹の吉村照明さんの赤酒の説明には皆興味津々でした。
弊社の『季刊 酒文化』の「飲んで応援くまもとの酒」もちょっぴりアピールしてまいりました。
【おまけ】
熊本の吟醸酒づくりについて、温暖な九州だからこそ確立された高温糖化酛など、より詳しい話はこちらがおすすめ。『醸造協会雑誌』に香露の故萱嶋昭二先生が寄稿された論稿です。
Topics: セミナー, 日本酒 | 2016/9/13 10:30:31
9月9日はムスムスで熊本Night
9月9日はムスムスで熊本Nightでした!
熊本の地酒「花の香」「瑞鷹」「香露」を手にするムスムスの三人娘。真ん中が今田篤子さんです。コンちゃんと呼ばれています。
熊本出身者が2名参加、そして9月9日=熊本9号酵母
◎dancyuムック「日本酒ポップス」六号、七号、九号。酵母の旅
企画したのも久間(くま)さん!というわけで、熊本の食と酒で楽しい時間を過ごそうとコンちゃんにお願いしました。
まずは熊本の日本酒で
そして、熊本が誇る球磨焼酎を!
ムスムスの佐藤俊博さんに教わった日本酒のチェイサーは「球磨焼酎の白(吟醸系)」をプレーンソーダで割る」これが、こざっぱりとして、透明感あるすっきりティスト。日本酒の合間に飲むと、口中がさっぱりして、また飲めるという(笑)ムスムスでは高橋酒造さんの「銀しろ=吟醸 しろ」を推奨。愛称は「ギンシロ」
同じ米でも、醸造と蒸留でまったく違います!
◎球磨焼酎 http://www.kumashochu.or.jp/
コンちゃんがアンテナショップで購入した「辛子蓮根」これがなくちゃね!
◎銀座熊本館 http://www.kumamotokan.or.jp/
熊本県産あおさのりを揚げ出し豆腐にたっぷりのせた一品
乾杯!日本酒は「花の香」が美味しいと評判でした。
◎花の香酒造 http://www.hananoka.co.jp/
熊本のこだわり卵でTKG。醤油は野村さんの三ツ星醤油
私が愛している
徳利イカも登場!
これには、アツアツの泉橋酒造さんの純米酒を注ぎました。
すごい☆ 日本の楽しい技術!
使ったあとはおつまみにも(笑)
右は全国でもムスムスしかないという、ミニチュアサイズのかめびし醤油ボトル
ろくでもない醤油があまりにも多いので(特に地方!添加物だらけ)ムスムスの醤油のセレクトは本当に嬉しい!
ムスムスは調味料にもこだわっています!
本みりんは白扇酒造、醤油はかめびし、酢は飯尾醸造さんの富士酢、ゆずぽん酢など、全国からいいものを取り寄せています。
店内には郷土の食にまつわる図書が
私がその昔、編集した「心地いい暮らしがしたい」シリーズも揃ってします!
「玄米がおいしい」「素食がおいしい」「米の酒がおいしい」など
というわけで
9月9日は、9(ク)マさん主催の、9(ク)まもと酵母の9(ク)まもとナイト☆
9(ク)まも県出身の2人も喜んだ熱い熊本ナイトとなりました! 甲斐先輩、杉さま、上さま、クマさん、淑恵さん、佐藤社長、今田コンちゃん、熊本のお酒と食材のご調達!あたたかいおもてなし、ありがとうございました
Topics: およばれ, ご当地もの | 2016/9/13 8:30:18
September 12, 2016
連載「新日本酒紀行 地域を醸すもの」竹泉・コウノトリ米
週刊ダイヤモンド●連載「新日本酒紀行 地域を醸すもの」http://dw.diamond.ne.jp/category/sake はP143です。
今号は、田治米 博貴 (Hirotaka Tajime)蔵元が醸す「竹泉・コウノトリ米」について紹介しています。
●新日本酒紀行【Number 006】
竹泉(CHIKUSEN)/兵庫県朝来市
飲めば幸せ? コウノトリ復帰を願う米の酒
(本文より)
「幸の鳥」コウノトリは、吉兆の鳥。赤ん坊を運んでくるという伝説もある。日本最大の野鳥で背丈は人より少し低いが、翼を広げると2メートルを超える。江戸時代まで全国にいたものの、乱獲と環境悪化により、昭和40年代に野生種は絶滅。最後の1羽が生息していた兵庫県豊岡市は、その後野生コウノトリ復帰活動をスタートした。http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/17920
Topics: 新日本酒紀行 地域を醸すもの, 日本酒 | 2016/9/12 13:14:07
10月1日は『カンパイ!世界が恋する日本酒』先行上映&トークセッション「静岡の酒で広がるカンケイ」
静岡の地酒を追いかけて20年!しずおか地酒研究会・鈴木真弓さん(右)が10月1日(土曜)に主催する
『カンパイ!世界が恋する日本酒』先行上映&トークセッション「静岡の酒で広がるカンケイ」
松崎晴雄先生、里見美香さん、私も参加します
13:35~15:15 『カンパイ!世界が恋する日本酒』先行上映 (本編尺95分+予告編5分程度)
15:10~15:40 映画レビュー「世界と地酒の素敵なカンケイ」
映画に出演した松崎晴雄氏、映画レビュー執筆者の山本洋子氏に作品の魅力をたっぷり伺います!
ゲスト/松崎晴雄氏(日本酒研究家) 、山本洋子氏(酒食ジャーナリスト) 聞き手/鈴木真弓(しずおか地酒研究会)
15:50~17:00 トークセッション「静岡の酒で広がるカンケイ」
吟醸王国と評される静岡の地酒を、第一線の酒類ジャーナリストが熱く語ります!
登壇/里見美香氏(dancyu主任編集委員・静岡市出身) 松崎晴雄氏(日本酒研究家) 山本洋子氏(酒食ジャーナリスト) コーディネーター/鈴木真弓(しずおか地酒研究会)
◎この会の経緯がわかる鈴木真弓さんのblog↓
しずおか地酒研究会20周年秋の特別企画「あなたと地酒の素敵なカンケイ」ご案内
そして!
同夜は「第29回 静岡県地酒まつり in 静岡2016」開催★
*色文字部分はリンクがはってあります!詳細はクリックを
Topics: event, 日本酒 | 2016/9/12 13:00:23
September 8, 2016
埼玉・農業女子キャリアアップ講座終了
8月31日〜9月1日は地域食ブランドアドバイザーの仕事でした。
埼玉県主催の「農業女子キャリアアップ講座」で2コマ担当。会場は、初日が大宮、次の日、熊谷(初めて下車)。湘南新宿ラインのグリーン車でGO(グリーン代は自腹、超快適☆)
こちらの講座は、様々なカリキュラムがギッシリ!
http://www.yohkoyama.com/archives/80990
私の担当は
その1●マーケティング 商品企画、開発
だれに・何を・どのように伝えるのか? 販路開拓・新商品開発・マーケティングを考える上で必要なターゲティングを学びます。 農産物を販売し規模拡大していく上で必要なPRや販売手法を勉強。
その2●ワークショップ (農産物の販売PR・手法)
グループワーク・演習を通じて模擬商談の仕方を学びます。 自らの考えや取り組みをどのように相手に伝えるか組み立てを考えます。
セミナーは朝から夕方まで!
米、麦、トマト、ブルーベリー、ハーブ、観葉植物と様々な農産品を手がける頼もしい農業女子の皆さんにたくさん会いました♡
受講の皆さん!自ら伝えなければ、誰にも何にも伝わりませんよ〜。情報発信は自分自身で!
楽しく美味しく元気よく、引き続きがんばりましょう
Topics: ご当地もの, セミナー | 2016/9/8 18:04:26